「webライターを始めたけど、作業が遅くて時給が低い感じがする…」と不安に思っていませんか?
比較対象がいないと、どのくらいの時給が高いと言える範囲なのかもわからず、自分の時給は低いのではないかと不安に思いますよね。
稼ごうと思ってwebライターを始めたのに、稼げていないと感じる状況はもどかしいもの。
そこで今回は、webライターの時給換算の方法や、執筆スピードを上げる方法を紹介します!
「もっと時給の高いwebライターになりたい!」と思う方は、この記事を読んで、紹介する方法を実践しましょう!
webライターの収入は時給ではない!
実は、webライターの収入は、時給で頂くものではありません。
執筆した記事の1文字あたり◯円(=文字単価)や執筆した記事1つあたり◯円(=記事単価)で頂く場合がほとんどです。
しかし、1記事あたりにかかる執筆時間を把握し「時給換算」するのは、webライターとしてお仕事を頂いていくうえで必要になります。
自分の執筆ペースや、それに伴う報酬を把握することで、現状や次のレベルを把握できるからです!
では、時給換算はどのように考えるのでしょうか?実際に例をあげて解説します。
webライター時給換算のやり方
webライターの時給換算のやり方は簡単です!たとえば、以下のような条件のwebライターで考えてみましょう。
- 提案する文字単価:1.0円
- 1日の稼働時間:8時間
たとえば、1記事4,000文字のお仕事を頂いたとします。その記事を、1日の稼働時間である8時間で書き上げたとすると、以下のようになります。
- 4,000(文字)×1.0円(文字単価)=4,000円(報酬)
- 4,000円(報酬)÷8時間(1日の稼働時間)=500円(時給)
このwebライターの時給は「500円」でしたね。この「500円」、高いと感じますか?それとも低いと思うでしょうか?
webライターの「時給」は、実際のところ「執筆のスピード」に依存しています。つまり「時給」を上げたいなら、執筆スピードを上げれば良いのです。
では、どのようにして執筆スピードを上げていったら良いのでしょうか?
webライターの執筆スピードを上げる5つの方法
ここからは、webライターである私が実際に行っている、執筆スピードを上げる方法を5つ紹介しますね!
- リサーチの時間を決める
- 得意ジャンルを執筆する
- 構成パターンを把握する
- サイトをブックマークする
- 単価交渉して時給アップ
執筆スピードを上げる方法①リサーチの時間を決める
webライターの執筆スピードを上げる1つ目の方法は「リサーチの時間を決める」です。
記事作成作業の中で、リサーチは特に時間がかかります。であれば、作業のなかで割合の高いリサーチの時間が短くなれば、執筆時間も短くなりますよね。
まずは、時間を1時間と決めてリサーチしてみましょう。そして、1時間でどこまでリサーチを進められたか記録するのです。
1時間経ったら一度手を止めます。リサーチ作業のどの地点まで到達できたかを計るため、大まかにリサーチ作業の手順を記載しておきますね。
- キーワードで検索
- 検索上位10記事のリード文やまとめをチェック
- 検索意図の考案
- 検索上位10記事の見出しをチェック
- サジェスト・関連キーワードをチェック
- 記事に含める内容の考案
たとえば上記のリサーチ手順のうち「③検索意図の考案」という時点まで到達したとしましょう。
この時点はリサーチ作業の半分くらい、残り3項目残っていますね!
では、リサーチが時間内に終わらなかった理由を模索しましょう。たとえば以下のような理由が考えられますね。
- リサーチ内容の整理に時間がかかった
- 検索意図の考案に多くの時間がかかった
- 非効率なリサーチをしていた
どの理由が当てはまるかを考えたら、その理由をつぶす方法を考えます。以下のような方法が考えられるでしょう。
- 内容の整理に使用するツールの見直す
- 情報の取捨選択ができるようになる
- まだ慣れていないから数をこなす
そして考えた方法を「1つずつ」試してみましょう。すべて一挙に行ってはいけません。
このようにして、執筆作業において多くの時間を占める「リサーチ」の時間を縮め、執筆スピードを上げていきましょう!
リサーチ方法は『【現役webライター直伝!7つのリサーチ方法】記事の質と速さが上がる!』で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
執筆スピードを上げる方法②得意ジャンルを執筆する
webライターの執筆スピードを上げる2つ目の方法は「得意ジャンルを執筆する」です。
webライターのお仕事を探すときに、得意なジャンルのお仕事に絞りましょう。
得意なジャンルは、すでにある程度知識を持っていますし書き慣れているので、ほかのジャンルより記事作成に時間がかかりません。
さらに、ジャンルを絞ることでそのジャンルについてより深く知れますし、知識が蓄えらて
より執筆が速くなりますよ!
得意ジャンルを執筆するメリットは『専門性がないとwebライターは稼げない?手に入れる方法5つも紹介!』で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
執筆スピードを上げる方法③構成パターンを把握する
webライターの執筆スピードを上げる3つ目の方法は「構成パターンを把握する」です。
記事で扱うジャンルやそのテーマによって、構成がパターン化できてきます。
パターンを把握するには、そのジャンルの記事をたくさん執筆するしかありません。つまり経験を積むしかないのです。
そもそも執筆の時間が長くなるのは、webライティングの一連の流れに慣れていないのが原因です!
経験を積んでwebライティングに慣れれば、おのずと記事執筆の時間が短くなるでしょう。
また把握した構成パターンが、すべての記事に100%当てはまるわけではありません。
しかしパターンを知っておけば、構成や記事に含める内容の予測をしながらリサーチができるので、執筆時間を減らせるのです!
構成パターンを把握するコツは『【時速2,000文字必達】ライティングのスピードを上げる15の方法』の【見出し構成編】で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
執筆スピードを上げる方法④サイトをブックマークする
webライターの執筆スピードを上げる4つ目の方法は「サイトをブックマークする」です。
この方法も、執筆を繰り返して経験していく中で、どんどん分かっていく方法です。
各ジャンルや似たキーワードにおいて、よく検索上位記事になっているサイトがあります。
よく検索上位記事になっているということは、情報に信頼性があり、読者に満足感を持たせられる記事やサイトであると言えますよね。
そのようなサイトはブックマークしておくと便利です!該当するジャンルやキーワードで執筆するとき、信頼のできる情報を集めやすくなりますよ。
執筆スピードを上げる方法⑤単価交渉して時給アップ
webライターの執筆スピードを上げる5つ目の方法は「単価交渉して時給アップ」です。
1つの仕事で継続して30記事ほど執筆したら、クライアントに単価をあげてもらえないか交渉しましょう。
単価交渉はなかなか成功しにくいですが、伝える価値は十分にあります。
ただし、単価を上げてもらうには、ただ記事を書いているだけでは足りません。
クライアントやメディアのために、考えたり提案したりできるかどうかが重要になっていきますよ。
webライターの平均的な執筆スピードは?
ここまで執筆スピードを上げる方法を紹介しましたが、webライターの平均的な執筆スピードは実際どれくらいなのでしょうか?
ライターとして仕事を成り立たせるには、一般的に1時間あたり平均2,000文字だと言われています。
文字単価0.5円の案件を請け負った際に、1時間で2,000文字執筆しないと時給1,000円を稼げないからです。
最初は無理だと感じると思いますが、経験を積むことでライティングスキルが向上し、自然と執筆スピードは上がっていきます。
webライターの平均的な執筆スピードは『平均的なライターの1時間当たりの執筆文字数、気になりませんか?』で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
webライターの執筆文字数は1日どれくらい?
webライターの時給を上げるには、執筆スピードはもちろん大事ですが、最終的に執筆文字数を増やさなければ意味がありません。
さきほど提示した「1時間2,000文字」の執筆スピードに到達したとして、1日8時間稼働した場合、16,000文字書くのが妥当だと考えられるでしょう。
しかしwebライターが記事を完成させるには、リサーチの時間も考慮に入れなければならず、1日で16,000文字書くのは現実的に難しいです。
実際は1日7,000〜10,000文字執筆するwebライターが大半で、1日8時間・月20日稼働したとすると、文字単価1.0円で月収14〜20万円という計算になります。
会社員の給料と比べると低い金額だと感じますが、経験を積めば文字単価が2〜3倍と跳ね上がり、月収もぐんと上がりますよ!
さらに詳しい内容は『【1日の執筆文字数を増やす方法】稼げるwebライターになるには?』で解説していますので、ぜひご覧くださいね!
webライターの時給を下げるタスク案件は受注しない
お仕事を頂きはじめのwebライターの方で、まずは簡単で手軽そうな「タスク案件」からやろうとしている方はいらっしゃらないでしょうか。
タスク案件とは、口コミやレビューの執筆、エピソードの回答をするお仕事のことです。
1件500文字程度でサクッとできますが、同時に文字単価も低いことがほとんどで「文字単価0.1円」などというお仕事も多くあります。
1件やっても50円!?
確かにタスク案件はサクッとできます。しかしこれほど報酬が低いのであれば、1,000文字0.5円のプロジェクト案件やったほうが良いです。
このプロジェクト案件だと、報酬は500円になりますね。つまり文字数2倍で、報酬が10倍にもなるのです。
タスク案件は、確実にあなたの時給を下げますので、やらないようにしましょうね!
webライターは時給を意識しすぎてはいけない!
ここまで、時給をアップさせるために執筆スピードを上げる方法をお伝えしてきました。
しかしここで断言します。時給を意識しすぎるのはダメです!
その理由は、記事作成にかかる時間を短くしようとしすぎると、記事の質が落ちかねないから。
記事は読者に満足感を与えるためにあり、満足感を与えるためには質の高い記事を執筆する必要があります。
記事の質が落ちては元も子もありません。時給は「意識する」までに留め、執筆スピードのアップは、あくまで「効率化を図る方法」と捉えましょう!
webライターは時給換算して執筆スピードアップ!
今回は、webライターの収入を時給換算する方法や、執筆スピードを上げる方法を紹介しました。
収入を時給換算すると、報酬とは異なる視点や数字で「どれだけ稼げているか」が分かるので、現状や次のレベルの把握がしやすいです。
ただし、時給を意識しすぎて「早く書かなきゃ!」となり、記事の質を落とさないように気をつけてくださいね。
今回紹介した「執筆スピードを上げる方法」を、次回執筆する記事から早速実践しましょう!