「Webライターとしての副収入が欲しいけど、実際どれくらい稼げるの?」と気になっていませんか?
Webライターは最近人気が高まっている仕事の一つですが、身近にWebライターをしている人がいないとイメージが湧きにくいですよね。
この記事では、筆者の実際の収入も含め、Webライターがどれくらいの収入を得ているのかを紹介します。また、Webライターの始め方や稼げるWebライターになるために必要なスキルを解説します。
ぜひこの記事を最後まで読んで、稼げるWebライターを目指してみましょう。
Webライターの収入はどのくらいなのか
まずはWebライターの平均的な収入がどれくらいなのかを調べました。
パーソル総合研究所2021年の調査「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、副業をしている人の中で、ライター・Webライターの割合は8.6%です。(参考: https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/sidejob02.pdf 37ページ)
そのなかで、ライター・Webライターの副業での平均月収は3.5万円(回答者数:146人)となっています。(参考: https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/sidejob02.pdf 45ページ)
副業の職種ランキングでは3位、月収ランキングでは10位です。副業として始めやすい一方で、月収は上がりにくい職種と言えそうです。
ちなみに副業以外の働き方でライター活動している方の収入は、下記の記事で詳しく解説しています。
将来的にフリーランスとして独立したい、と考えている方は、ぜひご覧ください。
次の項目からは、筆者の実際の収入を紹介します。
Webライターである筆者の収入を紹介
前の項目で、副業Webライターの平均月収は3.5万円と紹介しました。
筆者の場合は約10万円です。直近では週に15時間程度をライティングに充てており、継続案件と個別案件を受注しています。
もちろん、ライティングに充てる時間や案件毎の文字単価、記事単価によっても稼げる金額が変わります。筆者の場合だと、もう少し受注案件を増やして稼働時間を伸ばせばもっと稼げるはずです。
ちなみに下記の記事では、他のWebライターの事例が確認できます。
リアルな収入事情が垣間見えますので、Webライターで本当に稼げるのか気になる方は、ぜひご覧ください。
次の項目からは、実際にWebライターの仕事はどのようなものかを紹介していきます。
Webライターの仕事内容はどのようなものか
Webライターの仕事内容は「Webサイト上に掲載する記事を書く」というものです。
お客様から依頼を受け、それぞれのお客様が持つメディアやブログ、メールマガジン、ニュースサイトなどに載せる記事を執筆します。
Webサイト上に載せる記事は、なるべく多くの人に記事を読んでもらう必要があります。そのため、検索サイトで上位に表示されることを意識した記事が求められるのです。
さまざまなジャンルの記事の募集があるので、自分が興味関心がある分野や、経験があり得意とする分野に絞って執筆することもできます。
Webライターの報酬の決まり方
先述したとおりWebライターは、Webサイト上に掲載する記事の執筆を生業としています。
では実際に記事を執筆した際の報酬は、どのように決まるのでしょうか?Webライターの報酬の決まり方は、下記の2通りが一般的です。
- 文字単価制
- 記事単価制
文字単価制とは、1文字〇〇円といった形で報酬を決める方法です。記事の文字数によって報酬額が変動するため、収入を安定させるまで一定期間を要します。
一方で記事単価制とは、1記事あたり〇〇円として報酬を決める方法で、収入額が比較的安定しやすいのが特徴です。
筆者の所感だと、未経験からWebライターを始める場合、文字単価制で仕事を請け負うのがほとんどです。
収入が不安定になりやすいですが、まずはWebライター未経験を脱するために、という意識で取り組むと良いでしょう。
Webライターに向いている人の特徴
この項目では、Webライターに向いている人の特徴を4つ紹介します。自分に当てはまっているのかを確認してみましょう。
- 文章の読み書きが得意
- 好奇心が旺盛
- 地道な作業が好き(苦手でない)
- スケジュール管理ができる
文章の読み書きが得意
まず、文章の読み書きが得意な人はWebライターに向いていると言えます。
Webライターは名前の通り「文章を書く」仕事をします。しかし文章を書くためにはさまざまな情報を集め、読み込み、まとめていく作業が必要です。
従って、文章を読んだり書いたりすることが得意な人はWebライターとして活躍できる可能性が高いです。
好奇心が旺盛
わからないことをわからないままにしたくない人、知らないことをどんどん自分で調べていくことができる好奇心旺盛な人は、Webライターとしての才能があると言えます。
実際にWebライターの仕事をしていくと、執筆する中でわからないことがたくさん出てきます。そのわからないことこそ、読者が求めている情報なのです。
そうした情報を信頼できる情報源から集めてまとめる力もWebライターには求められます。
地道な作業が好き(苦手でない)
Webライターの仕事は、地道な作業の積み重ねです。
読者が必要とする情報は何かを考え、インターネットや書籍で調べ、わかりやすくまとめていくことで読者が求める文章が出来上がります。
そうした地道な作業が好き、もしくは苦手意識がないという方もWebライターに向いていると言えるでしょう。
スケジュール管理ができる
スケジュール管理ができる人もWebライターに向いています。
Webライターの仕事はお客様によって納期が違うので、受注した案件の納期をしっかり把握し、優先順位をつけてスケジュール管理をする必要があります。
収入を得るには必須!Webライターが持つべきスキル
続いて、Webライターに必要なスキルを4つ紹介します。
- 簡単なパソコン操作
- 情報収集力
- 文章を書く力
- クライアントとのコミュニケーション能力
簡単なパソコン操作
Webライターはパソコンを使って記事を執筆するので、簡単なパソコン操作スキルは必須です。
ただし、ハイレベルなパソコンスキルは不要です。インターネットで情報を検索する、文字入力ができる、メールの送受信ができるといった最低限の作業ができるスキルがあればWebライターには十分です。
情報収集力
先述の通り、Webライターの仕事はさまざまな情報を調べ、読み込み、まとめていく仕事です。
執筆する記事に役立つ情報を集める力、信頼できる情報源から情報を集める力もWebライターとして持つべきスキルです。
文章を書く力
集めた情報を基に、文章を書く力もWebライターの必須スキルです。
読者が持っている疑問や悩みを解決、解消するためには、どのような構成がわかりやすいのか、どのような表現で伝えるのかといった点を意識して執筆する必要があります。
クライアントとのコミュニケーション能力
Webライターは個人で進める範囲が広い仕事ですが、クライアントとのミーティングやメール、チャットツールを使ったコミュニケーションが必要となる場面もあります。
執筆記事の内容についての相談や提案、交渉を行う際には、コミュニケーション能力が求められます。良好な人間関係を築くためのコミュニケーションは円滑な仕事を進めるために重要なスキルです。
ちなみに下記の記事では、Webライター初心者の年収が低い原因を解説しています。
初心者がやりがちな行動パターンに気づけないと、低単価な案件しか受注できず、モチベーションを維持できなくなります。
結果的にWebライターを辞める原因となりかねないので、Webライターを始める前にぜひ上記の記事をご覧ください。
高収入Webライターになるには?
Webライターで多くの収入を上げたいという方も多いと思います。収入の高いWebライターはどのような特徴があるのでしょうか。
- 実績がある
- 専門性が高い
- 知名度が高い
- 執筆スピードが早い
- ディレクター業務ができる
- インタビューや取材ができる
高収入なWebライターには上記の6つの特徴があります。それぞれ詳しく紹介します。
実績がある
既に多くの記事を執筆しているWebライターは収入が高い傾向があります。Webライターは始めやすい複業だからこそ、実績のないライターが多いため、高品質な記事が書けるライターの報酬は上がりやすいです。
初心者のうちは記名記事の執筆が難しいため、個人でブログを並行して執筆しブログ記事を実績として提示することで、クライアントからの案件受注を目指しましょう。
専門性が高い
特定の分野に精通している、専門性が高いWebライターも高収入につながりやすいです。素人が書いた記事と、その分野の専門家が書いた記事とでは記事自体の信頼性に差が出るためです。
特定の分野に絞って記事執筆を続けることで、より深い知識を得ることができ、専門性が高まります。
ちなみに専門性が高く、高収入にも繋がりやすい分野として、主に下記の4つが挙げられます。
- 転職系
- 金融系
- 美容系
- 不動産系
例えば宅建・FP(ファイナンシャルプランナー)・薬機法といった資格を持っていると、専門的な知識を有しているとみなされ、高単価案件に繋がりやすいです。
また転職エージェントや人材派遣会社などでの実務経験があれば、転職業界に強いWebライターとして、より高単価な案件を獲得できるでしょう。
知名度が高い
先述した通り、Webライターの仕事は「より多くの人に読んでもらえる記事を書くこと」です。
知名度が高く、SNSでのフォロワー数も多いWebライターの場合、執筆した記事を読んでくれる読者の数も増えやすいです。従って、高単価の案件の依頼が入りやすくなります。
執筆スピードが早い
執筆スピードを上げることでも、高収入Webライターへ一歩近づけます。
質の高い記事を短い時間で納品できるようになれば、その分時給単価が上がり、収入も必然的に上げられます。
例えば、記事単価6,000円の記事を納品するのに6時間かかっていたとすると、時給単価は1,000円です。
一方で質を保ったまま執筆スピードを上げ、1記事仕上げるまで半分の3時間に短縮できれば、単純計算で時給は2倍の2,000円になります。
高収入Webライターを目指すなら、執筆スピードも必ず意識しましょう。
ディレクター業務ができる
ディレクター業務ができるようになると、Webライターとしての収入が飛躍的に向上します。
ディレクターは編集者とも呼ばれ、複数のWebライターへ指示出しをしたり、執筆された記事を編集・校正したりしてWebメディアの運営を支えています。
通常のWebライターよりも多くの記事を納品するため、ディレクターの報酬もその分高くなる傾向です。
将来的に稼ぎたいWebライターになりたいなら、ディレクターというポジションも検討に入れておきましょう。
インタビューや取材ができる
インタビューや取材ができるWebライターも高収入につながります。人に直接接して情報を入手するので、インターネットで情報収集するライティング以上のスキルが求められます。
インタビューや取材ができるようになると、より幅広い案件に対応することができ、ライターとしての幅が広がります。一般的なWebライティングよりも、移動のための時間も手間もかかるため、相応の報酬が支払われます。
ちなみに「Webの副業ライターの収入事情とは?稼ぐための3つのコツ」では、実際に副業ライターとして活動した方が感じた、収入アップの秘訣を紹介しています。
低単価案件で疲弊しないために、未経験の今から確認しておくと良いです。
Webライターになる方法
ここまでWebライターの収入や仕事内容、Webライターに向いている人などについて紹介してきました。「Webライターになりたい」と思っている方向けに、Webライターになる方法を紹介します。
Webライターは資格ではないので、Webライターを名乗ることは、今この瞬間から可能です。しかし、実際に案件を受注したり、スキルを持ったWebライターになるには、以下のような取り組みが必要です。
- サロンに入る
- 通信講座やスクールで学ぶ
- クラウドソーシングで案件を受注する
オンラインサロンと呼ばれる会員制のコミュニティに参加して、ノウハウを学んだり交流したりしながら、Webライターとしての活動の幅を広げてみましょう。
また、Webライターとしてのスキルアップのために通信講座やスクールで学ぶことも有効です。そこで培ったスキルを活かして、実際にクラウドソーシングサービスで案件を受注して報酬を上げていきましょう。
初心者におすすめのクラウドソーシング3選!
これからWebライターを始める人におすすめのクラウドソーシングを3つ紹介します。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- ココナラ
ランサーズ
ランサーズは日本で最初に登場したクラウドソーシングサービスです。累計で35万社以上の利用実績があり、ライティング案件も豊富です。
タスク形式と呼ばれる単発のライティング案件も豊富なので、Webライターとしての仕事がどのようなものか確認してみるといいでしょう。
クラウドワークス
クラウドワークスは登録者数200万人、200種類以上の仕事を取り扱っている、ランサーズに並ぶ日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
初心者向けの案件も多く、これからWebライターを始めようという人におすすめです。
ココナラ
ココナラはクライアントが案件を募集し、ワーカーが応募する形ではなく、ワーカーが自身の強みをアピールしてクライアントに買ってもらう形式のクラウドソーシングサービスです。
自分の強みや長所を買ってもらえる喜びは非常に大きいです。
Webライターを始める前の注意点
これまでWebライターの収入事情・始め方を紹介しましたが、実際にWebライターを始める際の注意点も紹介しておきます。
- 源泉徴収
- 確定申告
- メンタルケア
初心者Webライターが必ず直面する障壁なので、今のうちに確認しておきましょう。
源泉徴収
源泉徴収とは一般的に、会社勤めの従業員が支払う必要のある税金を、会社が代わりに納税する仕組みのことです。
Webライターの業務も例外なく源泉徴収の対象で、報酬の約1割が納税金額に値します。
したがって「報酬が額面どおりに振り込まれていない!」といった誤った認識で、クライアントに問い合わせないよう注意しなければなりません。
またクライアントによって源泉徴収の有り・無しが分かれてますので、案件を受注する際は、必ず事前に確認しましょう。
確定申告
確定申告とは、1年間に得た収入を税務署に申告する制度のことです。
会社員だと馴染みの薄い確定申告ですが、Webライターとして収入を得たら、年間の所得額を国に必ず申告しなければなりません。
例年だと3月15日が確定申告の期限で、申告された所得額に応じて所得税が決定されます。申告漏れが発覚すると法律によって罰せられ、追加徴税の対象となるので注意が必要です。
したがって確定申告の知識は、Webライターを始める前に必ずインプットしておきましょう。
メンタルケア
Webライターとして活動し続けるには、メンタルケアにも気を配る必要があります。
基本的に一人で作業する時間が大半を占めるWebライターは、仕事上の悩みを誰かと共有する機会が作りにくく、不安を抱え込みやすいです。
結果的にメンタルを病んでしまい、仕事を継続できない初心者Webライターの方が後を絶ちません。
メンタルを病まずに仕事を継続するには、Webライターが集うオンラインサロンに参加するのがおすすめです。
まずはインスタやFacebook、TwitterなどのSNSを活用し、自分の雰囲気にあったオンラインサロンを探してみましょう。
稼げるWebライターになって収入アップを目指そう!
この記事では、Webライターの仕事内容、始め方、収入などについて詳しく紹介しました。
Webライターはパソコン1台あれば始められる、始めやすい副業です。この記事で紹介したクラウドソーシングサービスに早速登録してみましょう。
稼げるWebライターになるためには、継続的な学習とスキルアップも必須です。専門性を高め、実績を積み重ねていくことで収入アップにつなげていきましょう。