今回はライターの収入事情が気になっている人に向けて、副業ライターの経験者が実際収入を公開しながら、どのくらいお金を稼ぐことができるのかを紹介していきます。
ライターは初心者でも始められるため、副業として考える人は多いかもしれません。ただ、収入事情についてはある程度先に知っておいたほうが、後々のためにもなります。
「お金を稼ぐために」副業をするわけですから、しっかりとライターの収入事情を把握し、収入をアップさせるためのコツも学んでいきましょう!
収入は毎月変動するケースがほとんど
まず初めに言っておくと、基本的にライターの収入は毎月変動します。例えば今月は10万円稼ぐことができたけど、来月には5万円になってしまった、ということもよくあります。
なぜ収入が変動するのかというと、ライターには「固定給」という概念がほぼないからです(場合によってはあります)。
ライターの収入というのは
にて割り出されるのですが、仕事を受注する相手によっては文字単価が変わります。もし、同じ文字単価の仕事であっても指定された文字数に変動があったり、1記事ごとに報酬が変わることが理由です。
副業ライターとして活動してみた
僕自身は以前からライティングの経験があり、ライターの仕事に関する記事も書いていたのですが、実際のところ「ライター」としての活動はありませんでした。
そこで、ライターが一体どんな仕事なのかを体験するために5ヶ月間だけ副業ライターとして活動していた時期があります。
副業ライターを目指している人や、副業ライターがどのくらい稼げるのか知りたい人はぜひ1つの参考にしていただけたらと思います。
ライターとして活動していた5ヶ月の収入
それでは早速僕自身がライターとして活動していた5ヶ月間の、収入をまずは公開しようと思うのですが、こんな感じです。
- 1ヶ月目:¥31,985
- 2ヶ月目:¥69,789
- 3ヶ月目:¥37,740
- 4ヶ月目:¥28,123
- 5ヶ月目:¥30,326
副業ライターにしては比較的多めなのかもしれませんが、当時の僕は多い月で40記事以上を納品していました。1日あたり3記事の納品をすることもあったのですが、非常にきついので、おすすめしません。
紹介した5ヶ月間の収入は、どれもクラウドソーシングの手数料を抜いた手取りになっているので、実際のところもう少し稼いでいることになります。
副業ライターとして活動した期間で感じたこと
先ほど紹介したように僕は5ヶ月間副業ライターとして活動していましたが、その活動期間中に感じたこととしては
- 思ったよりも稼げない
- 文字単価が上がらない
- ライターの実力を評価してもらえない
上記3点です。もちろん仕事の取引先との関係もあるのですが、やはり収入の面でなかなか稼ぎにくいなという印象を受けました。
副業でライターを目指している場合には、収入の面でなかなか思い通りに稼げないというもどかしさを感じることになると思いますので、頭に入れておいてください。
ライターが収入アップのためにやっておくべきこと
ここまでは僕の体験談を少し紹介しましたが、実際に副業ライターとして活動している間に「これをすればライターは収入が上がるかもしれない」と気づいたことがあるので紹介していきます。
ライターはただ「文章を書く仕事」とは言っても、やり方次第で収入面でも評価の面でも大きく差がつくことになります。
収入をアップさせたり、高評価をもらうためのやり方を覚えておくのは非常に大切ですが、ほとんどの「稼げない」ライターは気づいていないでしょう。
ですので、収入をアップさせたい・稼ぎたいと考えている人は、次の章から紹介する3つの内容を必ず実行してください。
「ジャンル選び」がライターの収入アップに直結する
まず、ライターの場合には「ジャンル選び」が非常に重要です。収入アップを目指しているのであれば、高い報酬をもらうことができるジャンルを選んで仕事をしましょう。
高い報酬をもらうことができるジャンルというのは、例えば「金融系」「転職系」などです。一方で、「エンタメ系」や「スポーツ系」は比較的報酬が低いことで知られています。
報酬を多くもらいたい人・収入を少しでも高くしたい人は「金融系」や「転職系」の仕事を探してみてください。
Webサイトの収入源を考えてみよう
そもそも、あなたがライターとしての仕事を請け負うということは、Webサイトに記事を投稿してほしいと考えている人がいるわけです。
そして、あなたに報酬を支払うのは当然Webサイトを運営している人ということになりますよね。その人たちは、Webサイトからの収入を元に、あなたに報酬を払い出します。
Webサイトを用いた場合の収入源は主に広告収入となります。例えばGoogleアドセンスやアフィリエイトですね。そして、このGoogleアドセンスやアフィリエイトに出稿をする広告主もたくさんいます。
金融系や転職系のジャンルは、高い広告費を出したとしても成約が見込めるため、広告主も高い広告費を出す傾向にあります。結果的にライターの元に払い出す報酬も高めに設定することができるというわけです。

専門知識があると収入はアップする
前章で「ジャンル選び」の重要性を紹介しましたが、専門知識というのも少し似通った内容になります。
例えば「金融系」ジャンルの中でもクレジットカードに関する知識を豊富に持っているなど、さらに細かい知識を持っている場合には、あなたが仕事を探さなくても自然と仕事の依頼が舞い込んでくる場合があります。
もちろんはじめのうちは自分から仕事を探し、実績を作ったり「僕はこんな記事が書けます!」という証明もしなければなりませんが・・・。
もちろん「金融系」や「転職系」である必要はありません。低い報酬であったとしても、「エンタメ系」や「スポーツ系」などの専門知識を持っていると、継続的に仕事をもらえるケースもよくあります。
文字単価が上がると収入もアップする
ライターの収入アップには、120%「文字単価」が関係してきます。単純に、文字単価が¥1の場合と¥1.5の場合、同じ1,000文字の記事を書いたとしても¥500の差になることはわかりますよね。
僕がライターをしていた時は、文字単価は¥0.65のままでした。仮に「この文字単価が¥1になっていたら」と考えると、文字単価の重要性が非常によくわかったんです。
ただ、文字単価はそう簡単に上がるものではありません。取引先の費用の都合もありますし、経験をしっかりと積み重ねていないと評価してもらいにくいのが現状です。
文字単価はいわば「ライターとしての評価」の数値にもなり得ますので、しっかりと評価を積み重ねるための努力が必要なんです。
まずはクラウドソーシングで仕事を受注しよう
正直なところ、副業ライターとしてデビューをした月に¥50,000も稼げる人というのは、非常に少ないでしょう。はじめのうちは、しっかりと経験を積み評価を積み重ねていくことが大切です。
その点、クラウドソーシングはしっかりと目に見える形で評価が積み上がっていきますし、仕事を取りやすいので非常におすすめです。
登録・退会も簡単なので、副業ライターは基本的にクラウドソーシングサイトへの登録は必須と言えます。
ライターは直接契約を結んだ方が収入アップに繋がる
もしライターとしての収入をさらにアップさせたいということや、副業ライターから専業ライターになりたいと考え始めた時には、企業と直接ライターとしての契約を締結する方がいいでしょう。
ライターから「契約したいです。」と言ったところで契約ができるわけではないのですが、継続的に仕事を任せてもらえる他、クラウドソーシングサイトを仲介していないので手数料も取られることがありません。
いきなり企業との直接契約を結ぶのは到底不可能ですが、クラウドソーシングサイトでしっかりと評価を高めておけば、誰にでもチャンスは巡ってくるものです。
実際のところ、僕はクラウドソーシングサイトで出会った企業さんと、現在も仕事を継続的に行っています。将来的なことも見据えて、しっかりとクラウドソーシングサイトを活用することをおすすめします。
まとめ
今回記事にしてきたように、ライターの収入事情・収入をアップさせるための内容をまとめると、以下のようになります。
- ライターの収入は毎月まちまち。
- 高い報酬をもらえるジャンルを選ぶ。
- どのジャンルでもいいから専門知識を持つ。
- 文字単価を上げるための工夫をする。
副業か専業かによってもライターの収入は当然変動しますが、「ライター」という仕事の収入事情には上記4点が必ず関係してくることになります。
しっかりと頭に入れておきながら、ライターとしての収入を増やす工夫を実際に行ってみてください。
