「Webライターの年収は低いって本当?」「もうWebライターで稼げないのでは?」と思っていませんか?
未経験から始められる副業として人気のWebライターですが、一方で低単価な案件に疲弊し、途中で挫折する人も多いのが現実です。
そこで今回は、Webライターの年収について実態を紹介しながら、年収を上げるコツをお伝えします。
この記事を読むことで、Webライターとしての第一歩が踏み出せ、理想の生活に近づきます。ぜひ最後までご覧ください。
Webライターの年収はどれくらい?稼げてる?
2022年9月現在、求人ボックによると正社員Webライターの平均年収は446万円です。これは日本の平均年収である433万円よりも若干高い水準です。
(参照:求人ボックス「ライターの仕事の年収・時給・給料」;国税庁「民間給与実態統計調査」P15)
またWebライターの中には、会社に勤めながら副業として仕事を受注している人もいます。
パーソル総合研究所が行った2021年度の調査では、副業Webライターの平均月収は3.5万円です。
(参照:パーソル総合研究所「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」P45)
筆者も副業Webライターとして活動しており、年収にすると約40万円の副業収入を得ています。
ちなみに先ほどのパーソル研究所の調査によると、副業Webライターの平均時給は1,861円と、アルバイトの平均時給である1,134円よりも高い水準です。
(参照:リクルートジョブズ「最新市場データ 平均賃金レポート」)
ですのでWebライターは、時間の使い方次第で稼げる可能性を秘めています。
Webライターの年収は仕事の受注方法でも異なる
年収を上げられる可能性を秘めたWebライターですが、実際に仕事を始めるにはどうすれば良いのでしょうか?
ここではWebライターの仕事を受注する方法として、下記の2つを紹介します。
- 間接取引型
- 直接取引型
間接取引型
間接取引型は、クラウドソーシングのような仲介業者を利用して仕事を探す方法です。
間接取引型の特徴として、手数料として報酬の10〜20%が差し引かれる上に、文字単価が0.4〜1.0円と低単価な案件が多いことが挙げられます。
そのため間接取引型のみで活動しているWebライターは、効率よく稼ぎづらく、収入が低い傾向です。
ちなみに間接取引型では発注元との間に第三者が仲介するので、報酬の未払いや連絡が途絶えるといったトラブルが少なく、初心者でも安心して仕事を受注できます。
直接取引型
一方で直接取引型は、ライターとして企業から直接オファーをもらう方法です。
企業から直接依頼されるため仲介手数料が発生せず、さらに文字単価も平均2.0〜3.0円と高水準なので、間接取引型に比べて収入が高くなりがちです。
ただし直接取引型は実績がないと仕事を受注するのが難しく、高いスキルが求められるため、未経験者にはおすすめできません。
初心者のうちは間接取引型で実績を積み上げ、仕事に慣れてきたら直接取引型に挑戦し、徐々に収入を上げるのが良いでしょう。
副業年収40万円!Webライターである筆者の仕事内容
未経験者が知っておきたいWebライターの仕事内容として、主に下記の5つが挙げられます。
- 企業サイトのメディア記事
- ニュースサイトの記事
- ネット広告の紹介文・コピー
- インターネットメディアのコラム
- ECサイトの紹介文・説明文
そもそもWebライターは、インターネット上にあるメディアに文章を配信するライターの総称で、Webを活用して集客したい企業からの依頼が多いです。
実のところ筆者も、企業サイトのメディアで記事を執筆したことで、未経験でもWebライターになれました。
ただWebライターを始めてから4ヶ月目までほとんど稼げず、収入ゼロの月が続きます。
それでも、毎日記事を執筆したことでWebライティングのスキルが身につき、5ヶ月目にようやく月1万円を達成しました。
そして6ヶ月目以降は3〜5万円と、副業Webライターの平均並に稼げるようになり、年間に換算すると約40万円の年収アップに繋がっています。
最初は稼げない?Webライター初心者の年収が低い原因
一般的に初心者Webライターは稼ぐのが難しいといわれ、筆者も最初の数カ月間は稼げませんでした。
ここからはWebライター初心者の年収が低い原因として、下記の3つを解説します。
- 提案や行動量が少ない
- プロフィールを作成していない
- Webライティングの勉強をしていない
提案や行動量が少ない
初心者Webライターの年収が低い原因として、まず提案や行動量が少ないことが挙げられます。
筆者も経験したのですが、特に初心者は「たくさん応募して全部通ったらどうしよう…」と考え、案件への提案を控える人が多いです。
ただ、気になった案件の全てに応募したとしても、実績のない初心者が採用される確率はかなり低いです。
筆者もWebライターを始めて半年の間、クラウドソーシングで累計100件ほど提案しましたが、実際に獲得できた案件は約10件でした。
したがって初心者の間は気にせず、自分が執筆できそうな案件へ積極的に提案し、実績を積んでいきましょう。
プロフィールを作成していない
初心者Webライターの年収が低い原因として、2つ目にプロフィールを作成していないことが挙げられます。
初心者の間はクライアントにアピールする実績がなく、プロフィールを作成せずに案件を探すケースが多いです。
しかし相手にとってプロフィールは貴重な情報源です。それが無いと性格や人柄が把握できず、安心して仕事を依頼しようとは思わないでしょう。
そのため初心者の間は、まず自分の人物像が伝わるプロフィールを作成し、発注する側のハードルを下げるのが最優先です。
ちなみにプロフィールに記載する内容として、下記の項目を記載すると良いでしょう。
- 過去の経験(仕事の経歴など)
- 保有している資格
- 得意なジャンル
- 執筆可能な曜日や時間帯
Webライティングの勉強をしていない
初心者Webライターの年収が低い原因の3つ目は、Webライティングの勉強をしていないことです。
副業やフリーランスなどで活動するWebライターは、基本的に誰も仕事の進め方を指導してくれないので、自主的に勉強しなければなりません。
そこで何が正しいのか理解せずにWebライター活動していると、記事に対する修正指示が減らず、クライアントと良い関係を構築しづらくなります。
そうなると継続案件に繋がらず、文字単価を上げるのが難しくなり、結果的に年収を上げるのも困難になるでしょう。
Webライターに向いている人の特徴
Webライターの実態を把握したところで、ここではWebライターに向いている人の特徴を4つ紹介します。
- 文章の読み書きが得意
- 好奇心が旺盛
- 地道な作業が好き
- スケジュール管理ができる
Webライターの仕事はインターネット上で文字を書く時間が長く、リサーチ作業にも労力を必要とします。
そのため普段からブログを書く習慣がある人や、ネット記事の文章を読むのが好きな人はWebライターに向いています。
またリサーチ作業が毎回発生するため、本やインターネットで主体的に情報収集でき、何にでも興味を持てる人もWebライターにふさわしいでしょう。
そしてWebライターの仕事は、文字の装飾や修正箇所のチェックといった細かい作業が多いです。したがって地道な作業が好きな人もWebライターに向いています。
さらにWebライターは納期を厳守しなければならず、日頃から自分でスケジュール管理できる人でないと、Webライターは務まらないでしょう。
Webライターに必要なスキルや知識
前述したとおりWebライターには適正がありますが、Webライターとしての年収を上げるには、さらに下記の3つのスキルが必要です。
- 基本的なパソコンスキル
- 文章を書くスキル
- コミュニケーション能力
また下記の知識もWebライターには求められます。
- SEO・著作権に関する知識
- WordPressの操作方法
Webライターに必要な3つのスキル
Webライターは主にパソコンを使って仕事を進めるので、ブラインドタッチといった基礎的なパソコンスキルがないと、効率よく執筆が進みません。
また読者の疑問をスムーズに解決へと導く構成力や、やさしい言葉づかいで端的に伝えられる文章力もWebライターには求められます。
さらにWebライターはクライアントとのやりとりが頻繁に発生するので、コミュニケーション能力も必須のスキルです。
SEO・著作権に関する知識
Webライターに必要な知識として、SEO・著作権が挙げられます。
SEOとは、特定のキーワードでGoogle検索したときに上位表示される仕組みのことです。
SEOのスキルを身につけたWebライターは、多くの読者を獲得できる記事が書けるため、集客を目的としている企業から重宝されます。
また記事内で外部から情報を引用する際、著作権に配慮した適切な記述をしないと、法律に触れたとして訴えられる可能性が出てきます。
WordPressの操作方法
さらにWebライターは、WordPressの操作方法も身につけると良いです。
WordPressとは、Webサイトやブログの作成ができる管理システムのことで、Web上にある多くのサイトがWordPressによって作成されています。
文章の装飾や図表の挿入もできる上に、インターネット上で直接納品できるので、WordPressが扱えるとクライアントから一目置かれる存在になれるでしょう。
Webライターとしてスキルアップする方法
前述したスキルや知識を身につけるには、どうすればよいのでしょうか?
Webライターとしてスキルアップする方法として、下記の6つが挙げられます。
- ジャンルを絞らず執筆する
- 講座やセミナーで学ぶ
- 記事や本をたくさん読む
- 写経する
- ブログを書く
- SNSで発信する
Webライターの案件は、ジャンルを問わず様々な分野があります。初心者の間は気になった案件へ応募し続け、経験を積んでいきましょう。
初めは執筆に時間がかかるかもしれませんが、実践を重ねることで経験値が蓄積され、自然にスキルアップしていきます。
また案件をこなすと同時に、Webライティングの講座やSEOに関する書籍で勉強することで、Webライターとしての成長が早くなります。
さらに検索上位の優良な記事を写経したり、ブログやSNSなどで情報発信したりすれば、表現の幅が広がり執筆にも活かせるでしょう。
収入を増やして年収を上げる方法
Webライターとして年収を上げるには、さらに下記の行動を意識しなければなりません。
- 実績を積み上げる
- 単価交渉する
- 専門性を高める
- 影響力・拡散力を高める
- インタビュー・取材ができるようになる
継続して実績を積み上げれば、クライアントへ実績をもとに単価交渉できるようになり、おのずと年収も上げられるでしょう。
また特定のジャンルに特化して深い知識を身につけることで、専門性のある高品質な記事が書けるようになり、年収も上げられます。
さらに誰よりも詳しいジャンルがある場合、その分野を代表するライターとして認知されるように情報発信するのも、収入アップに効果的です。
そして一次情報を盛り込んだインタビュー記事も書けるようになると、他の記事と差別化でき、記事単価アップにも繋がります。
Webライターを始めて年収アップを目指そう!
これまでWebライターの実態について解説しましたが、果たして自分にはWebライターが務まるのか、不安に感じていませんか?
ここでは、実績のない未経験者でもWebライターが始められるサービスとして、下記の3つを紹介します。
- クラウドソーシング
- オンラインサロン
- スクール
クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネット上で不特定多数に業務を発注できるサービスで、副業やフリーランスの方が仕事を受注する際にも利用されています。
またWebライターが集まるオンラインサロンに入会し、そこで案件を紹介してもらうことで、Webライターの仕事を始めるのも可能です。
このように今では、未経験者でもWebライターを始める環境が整っていますが、筆者としては断然スクールがおすすめです。
筆者が通ったのはWeb+というスクールで、そこではプロのWebライターから添削を受けられ、Webライティングスキルが効率よく身につけられます。
またWeb+は自社のメディアで執筆すると、21記事目から報酬が支払われるので、自力で稼ぐ経験を積みたい未経験者には最適のサービスです。
Webライターは努力次第で年収アップも夢じゃない仕事!
これまで筆者の経験を交えながら、Webライターの実態について解説しました。要約すると下記のとおりです。
「Webライターの平均年収」
- 正社員:446万円
- 副業:42万円(平均月収3.5万円)
「Webライターに必要なスキルや知識」
- 基本的なパソコンスキル
- 文章を書くスキル
- コミュニケーション能力
- SEO・著作権の知識
- WordPressの操作方法
「Webライターの収入を増やす方法」
- 実績を積み上げる
- 単価交渉する
- 専門性を高める
- 影響力・拡散力を高める
- インタビュー・取材ができる
不景気が続く日本で会社に長く勤めていると、このまま年収を上げられずに定年を迎えるのでは?と不安に感じるのも無理はありません。
しかし筆者のようにWebライター未経験でも、自分が勤めている会社に頼らず副収入を生み出せ、将来への不安がなくなりました。
また継続して実績を積み上げれば、収入が青天井に伸びていく夢のある仕事です。
この記事を参考に、あなたもWebライターを始めみてはいかがですか?