「Webライター初心者におすすめのパソコンが欲しいけど、どれを選んでいいかわからない」と悩んでいませんか。パソコン選びはWebライターを始めるときに誰もが最初に直面する悩みです。
家電量販店にはたくさんのパソコンが並んでいるし、スペック表も専門用語ばかりで、見慣れていないと何を基準に選んでいいのか迷ってしまいますよね。
この記事ではそんなあなたのために、現役Webライターとして活動している私が、オススメのパソコンと周辺機器の選び方を紹介します。
ぜひ最後までこの記事を読み、お気に入りのパソコンを片手に、一緒にWebライターとして頑張っていきましょう。
(アイキャッチ画像出典: https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/npxXWgQ33ZQ)
Webライター初心者向け!パソコン選びの基準
まず、初心者Webライターがパソコンを選ぶ際の基準を8つ紹介します。
高スペックなパソコンが必要なのではないかと思ってしまいがちですが、Webライターをするにあたり、過度に高スペックなパソコンは必要ありません。
以下で紹介する8つの基準さえ満たしていれば、あとはデザインや価格で好きなものを選ぶことができます。
- ノートパソコン
- 重量
- インチ
- ストレージ
- CPU
- メモリ
- バッテリー
- USB端子
ノートパソコン
まず1つ目の基準として、デスクトップパソコンではなく、ノートパソコンを選びましょう。持ち運びが簡単で、充電さえあれば場所を選ばずにいつでも作業することができます。
特に副業でWebライターに取り組むという人は、忙しい日々の中で、いかに時間を確保するかが活躍できるかどうかのポイントです。
ノートパソコンなら、移動時間の作業や出張先のホテルでの作業もできます。そのため、時間を確保しやすく、Webライターとしての成長スピードもアップします。
また、デスクトップパソコンに比べて料金が安い点もメリットです。お財布にも優しく、買い替えもしやすいためです。配線も少なくスッキリするので、スペース効率を高めることもできます。
重量
2つ目の基準は「重量」です。2キロ以下のパソコンを選びましょう。
Webライターはパソコンを持ち運ぶ機会が多いため、少しでも軽いパソコンを選ぶのが重要です。身体的な負荷も軽減でき、精神的にも持ち運びが苦になりづらいです。
会社員時代に支給されたパソコンは2.5kgくらいだったので、持ち運びだけで疲労感がありました。疲れた状態だと作業も捗らないので、結果的に効率も悪くなっていたと思います。
インチ
3つ目の基準は「モニターのサイズ」です。13〜15インチ程度のものから選びましょう。
サイズが小さいと、リサーチや執筆作業をする際に画面が見にくく、目の疲れにつながります。一方で、大きくなればなるほど重たくなるので、13〜15インチのパソコンが使いやすいです。
ストレージ
4つ目の基準は「ストレージ」です。ストレージはデータを保管する場所を意味します。机で例えると引き出しに当たる部分です。
HDDではなく、SSDのものを選びましょう。
SSDはHDDよりもパソコン自体やソフトの起動が速く、衝撃にも強いという特徴があります。消費電力もSSDの方が少ないので、その点もメリットです。
容量は256GBあれば十分にWebライターとしての活動が可能です。
CPU
5つ目の基準は「CPU」です。CPUはパソコンの頭脳にあたり、さまざまな指令を処理する機能があります。CPUの性能によってパソコン動作の速度が変わるため、作業効率に与える影響が大きいです。
CPUは「作業をする人」に例えることができます。CPUの性能が高いということは、作業をする人の能力が高いということです。
性能比較にはPassMarkと呼ばれる指標がよく用いられます。点数が高いほど、処理能力が高いと言えます。
Intel | PassMark | AMD | PassMark | 用途 |
Core i3 1005G1 | 5,072 | Ryzen3 | 9,941 | ネット閲覧 |
Core i5 1135G7 | 10,065 | Ryzen5 | 14,343 | ブログ、Webライティング |
Core i7 1165G7 | 10,486 | Rizen7 | 26,564 | 画像・動画編集 |
PassMarkスコアが10,000を超えていれば、Webライターの仕事には十分です。
「Intel入ってる」のフレーズで有名なIntelのCPUであればCore i5以上のもの、AMDのCPUであればRyzen5のものを選びましょう。
メモリ
6つ目の基準は「メモリ」です。メモリは机で例えると、机の広さと言えます。机が広い方が作業はしやすいですよね。メモリが大きいほどパソコンの処理速度が速くなるため、作業効率が上がります。
メモリは8GB以上のものを選びましょう。Webライターとしての活動だけであれば、16GBまでは必要ありません。8GB以上を確保した上で、お財布と相談しましょう。
バッテリー
7つ目の基準は「バッテリー」です。理想は駆動時間10時間以上のものですが、少なくとも5時間以上のものを選びましょう。
Webライターは自宅以外の場所での作業も多いので、バッテリーの持ちが良く、長い時間作業できるものがおすすめです。充電切れを気にせず安心して使用できます。
USB端子
8つ目の基準として「USB端子の数」を確認しましょう。後の項目「パソコン以外に必要(おすすめ)なアイテム」で紹介する外付けアイテムを使うのであれば、USB端子の数は多い方が良いです。
USB端子の種類も色々ありますが、使用頻度を考えるとTypeAの端子が複数ついているパソコンが便利でオススメです。
選ぶべきパソコンはMac?Windows?
MacとWindowsのどちらのパソコンを選ぶのがいいか迷っている人もいると思います。
私はスマホ、タブレットとのデータ同期の都合でMacBook Airを使っています。しかし、こだわりがないのであれば、Windowsの方がオススメです。市場占有率が高いので汎用性が高く、使い勝手が良いことが理由です。
もちろんMacでもWebライターとしての活動は問題なくできるので、操作性やデザイン、価格などを考慮して、自分のお気に入りのパソコンを選びましょう。
Webライター初心者は中古パソコンでも良いのか
初期投資を抑えるため、中古パソコンの購入を検討している人もいるかもしれません。確かに価格だけを考慮すれば、中古パソコンでも問題ありません。
しかし、中古パソコンの場合は注意が必要です。付属品が不足していたり、機能やスペックが古く、時代遅れになっていたりするものがあるためです。
修理やスペックアップのための部品交換で費用がかさみ、新品を買った方が安かったというケースもあります。中古パソコンを購入する場合には、慎重に検討しましょう。
Webライターが使うならタブレットやスマホよりパソコン
「パソコンを買わなくても、タブレットやスマホでも執筆作業はできるんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。
確かに作業はできますが、オススメはできません。なぜなら、作業効率が圧倒的に下がるためです。
タブレットやスマホは気になったことをサッとメモするときなどには便利です。しかし、メインでの使用は難しいので、パソコンを購入しましょう。
フリック入力が速いと言われている私でも、パソコンとスマホとでは執筆スピードに少なくとも5倍程度の差が出ます。また、画面も小さく、スマホで執筆するととても疲れてしまいます。
Webライター初心者向けパソコン①画面が大きいもの
この項目からは、Webライター初心者にオススメのパソコンを紹介していきます。
まず1つ目は「Lenovo IdeaPad Slim 170」です。
先の項目でモニターサイズが大きい方が目が疲れにくく作業がしやすいと紹介しました。
このパソコンは画面が15.6インチと大きめなので外に持ち出さずに作業することが多く、目が疲れやすいと感じている人におすすめのパソコンです。
Webライター初心者向けパソコン②タイピングがしやすいもの
2つ目に紹介するのは「LAVIE Direct N14」です。
このノートパソコンはタイピングが快適なことで有名になりました。Webライターは長時間文字を打ち続ける仕事なので、タイピングの快適さでストレス具合が大きく変わります。
静音設計のキーボードで、シリンドリカル形状と呼ばれるキートップを凹ませた形状のキーを採用、画面を開くと自然に傾斜がつくリフトアップヒンジを搭載しており、快適なタイピングが可能です。
Webライター初心者向けパソコン③自宅以外で作業しやすいもの
続いて自宅以外で作業しやすいおすすめのパソコンを知りたい方向けに紹介したいのが「LG gram」です。
14インチの画面サイズながら、約999gと軽量なモデルです。ロングライフバッテリーを搭載しているため、カタログ値で最大31時間の連続駆動を誇ります。
厚さが約1.7cmで持ち運び性に優れており、長時間作業も可能なため、Webライターとして自宅以外での作業が多くなりそうな方が安心して使えるパソコンです。
Webライター初心者向けパソコン④とにかく安いもの
4つ目に紹介するのは「SOOYA U937」です。特にデザインやブランドにこだわりがなく、機能や操作性よりも「とにかく安くて最低限の機能があればいい!」という方におすすめのノートパソコンです。
税込50,000円を切る価格でありながらも、この記事で紹介した8つのスペック基準を全て満たしています。初期設定も終わった状態で配達されるので、受け取り次第すぐに執筆作業に入ることが可能です。
パソコン以外に必要(おすすめ)なアイテム
この項目ではWebライターとして活動するにあたり、パソコン本体以外に必要なアイテムを紹介します。
- マウス
- 外付けキーボード
- 外付けテンキー
- ディスプレイ
- セキュリティソフト
- モバイルルーター
マウス
まず外せないのはマウスです。ほとんどのノートパソコンにトラックパッドがついているので、マウスは不要と思う方もいるかもしれません。しかし、外付けのマウスがあるかどうかで作業効率が大きく変わります。
トラックパッドだとクリックやドラッグ操作が難しいのがデメリットです。何度も同じ動作のやり直しになったり、気づかないうちに手首が触れて思ってもいない場所に入力をしてしまったりと、非常にストレスが溜まります。
手首が触れないように意識するとタイピングがしづらくなってしまうので、いずれにしても作業効率やストレス軽減を考えるとマウスは必需品です。
マウスを選ぶ際には「戻る/進む」ボタンがついているものがより便利です。1つ前のページに戻りたいときにマウスにあるボタンを押すだけでページを行き来できるので、作業性が向上します。
外付けキーボード
外付けキーボードも持っておきたいアイテムです。ノートパソコンを普通に机に置くと、どうしても目線が下がり猫背になってしまいます。その状態で長時間作業をすると、慢性的な肩こりに繋がります。
クライアントに迷惑をかけないよう、心身ともに健康を保つのもWebライターの仕事の1つです。
外付けキーボードを使えば、画面とキーボードを分けて配置できるので、目線を上げて良い姿勢で作業を続けることができます。
外付けテンキー
外付けテンキーも便利なアイテムです。テンキーレスのキーボードを使う場合、数字の入力の際にはキーボード上部に横一列に配置された数字キーを用いることになります。
この数字キーを使うと、どうしても入力のたびに指を動かす範囲が広くなり、大量の数値データを打ち込む場合に手間がかかってしまいます。
ディスプレイ
余裕があればディスプレイも外付けで大きめのものを用意しておくと重宝します。ライティングをしていると、様々な資料を見ながら執筆したり、画面を切り替える必要が出てきたりします。
その際に、ディスプレイを複数設置しておけば、片方の画面に資料を映しながら、もう一方の画面で執筆といった作業方法が可能です。
いかに効率よく執筆作業を進められるかは、ライターとしての成長や報酬にも影響してくるので、ぜひ持っておきたいアイテムです。
セキュリティソフト
リサーチや納品などで多くのWebサイトへアクセスする必要があるWebライターの責任として、セキュリティソフトは必ず導入しておきましょう。
クライアントのデータが流出したり、ウイルスに感染してデータが消えて納期に間に合わなかったりすると、多大な迷惑をかけます。最悪の場合、損害賠償という話に発展してしまう可能性もあります。
Webライターはクライアントからの信頼が生命線です。セキュリティ対策をしていないと、せっかくスキルを身につけて活躍し始めた矢先に全て仕事を失ってしまうリスクがあります。
おすすめのセキュリティソフトは「ESET」です。ウイルスの検出力が高く、特に未知のウイルスの検出力が随一です。高性能にも関わらず比較的動作が軽いので、迷ったらESETを選んでおけば間違いありません。
モバイルルーター
Webライターとして活躍していきたい人は、モバイルルーターの導入も検討しましょう。
先ほどのセキュリティにも関連しますが、公共のWi-Fiを使うことはセキュリティの面で大きなリスクです。自宅外での作業が増えそうな場合にはモバイルルーターを持っておきましょう。
自宅で作業する場合であっても、いざというときのバックアップになります。家族が同時に使用すると通信速度が遅くなったり、家の構造によっては電波が入りづらくなったりするケースがあるためです。
数あるモバイルルーターの中でも、特にオススメなのが「カシモWiMAX」です。契約期間の縛りがなく、通信容量も実質無制限で利用できます。モバイルWi-Fiなので届いたらすぐに使える手軽さもメリットです。
筆者の実際の作業環境
この項目では、Webライターとして実際に私が使っているアイテムや作業環境を紹介します。
- PC
- 外付けモニター
- 外付けテンキー
- ワイヤレスマウス
- マウスパッド
- USBハブ
PC
PCはMacBook Air M1の2020年モデルを使っています。モニターサイズは13.3インチ、メモリ8GBです。
スマホがiPhone、タブレットもiPad Proを使っているので、データの同期の容易さからMacBook Airを選びました。
後の項目で紹介しますが、MacBook AirにはUSB TypeAのポートがないので、USB TypeAからUSB TypeCに変換するためのハブを使っています。
外付けモニター
自宅では24インチのモニターを使用し、デュアルモニターで作業しています。PC本体が13.3インチで少し作業性が悪いので、執筆時にはパソコン画面とモニター画面に編集画面とリサーチデータを表示しています。
以前は外付けモニターを持っておらず、何度も画面を切り替えながら執筆していたので、モニター導入後は作業スピードが大きく改善しました。
外付けテンキー
外付けテンキーはMicrosoft Number Padを使用しています。数値入力の多い作業時にはテンキーが便利ですが、パソコン本体のキーボードにテンキーがあるとパソコンのサイズが大きくなり、重量も増えるので外付けにしました。
本業でも数字を扱うことが多かったので、Bluetoothで簡単に接続できてコンパクトなNumber Padを選びました。
データの整理や分析をしたり、請求書を発行したりするときに重宝しています。強いていえば入力から反映までにラグがある点に少し不満があるのと、「=」のキーがあればもっと便利です。
ワイヤレスマウス
ワイヤレスマウスは「Microsoft Surface Arc Mouse」と「Logicool M185」の2種類所有しています。
Surface Arc Mouseは、使わないときはスマホのような平べったい形をしていて持ち運びの際の収納性が良いです。そのため、家の外で作業をするときにはMicrosoft Surface Arc Mouseを使っています。
家での作業時には、Surface Arcよりもスクロールがしやすいので、Logicool M185を使っています。
マウスパッド
作業用にガラス製のテーブルを使っているので、マウスパッドは必須です。人間工学に基づいた疲れにくいと宣伝されていたものを購入しました。
USBハブ
先ほども少し触れましたが、MacBook AirはUSB TypeAのポートがないので、TypeAからTypeCに変換するためのUSBハブを使用しています。ELECOM U3HC-A429Bという製品です。
MacBook AirはTypeCのポートも2つしかなく、モニターとUSBハブで埋まってしまいます。
夜間に充電をしておかないと翌日の作業性が下がってしまう点に不便さを感じているので、近いうちにTypeCのポートもついた以下のようなUSBハブを購入予定です。
初心者におすすめのパソコンを手に入れてWebライター開始!
この記事では、Webライター初心者にオススメのパソコンや周辺機器の選び方を紹介しました。
初心者で知識がない状態でも、この記事で紹介した8つのポイントを押さえておけば、問題なくライター業務を始めることができます。
お気に入りのパソコンを見つけることができると、パソコンに向かって作業すること自体楽しくなって、どんどん執筆が捗ります。
ぜひあなたもお気に入りのパソコンを見つけに、早速家電量販店に足を運んでみましょう。