「情報収集に時間がかかって大変…ほかのwebライターはどうやってやっているんだろう?」
「情報収集が記事のできを8割決める!だから重要なんだ、、、って聞くけど、それってなんでなの?」
こんな疑問をお持ちではないですか?
情報収集が大事とは聞くものの、ライターはその名の通り「文章を書く」のが仕事ですから、当然疑問を持っても不思議ではありません。
実は「情報収集に時間がかかる」のは、そもそも「なぜWebライターは情報収集が8割なのか」という真意を知っておけば、解消できます。
そこで本記事では、現在もwebライターとしてお仕事を頂いている私の、情報収集の効率的なやり方や本文執筆への移動の仕方、情報収集の注意点を紹介します。
「質の高い情報収集をもっと速くしたい!」と思っている方は、この記事を参考にして、ぜひ実行してみてくださいね!
情報収集でwebライターに必要な3つの心構え
記事に盛り込む情報を収集する際に、webライターがまずすべきことが3つあります。
以下の3つは、webライターの情報収集における心構えとして覚えておいてくださいね!
- クライアントの考えや目的の理解
- 読者のイメージ
- 情報は妥協せず理解
①クライアントの考えや目的の理解
webライターは、クライアントの考えや目的を理解して情報を収集すべきです!
クライアントが運営するメディアには目的があり、メディアを運営するクライアントには、読者に伝えたいことがあります。
目的やクライアントの考え、読者に伝えたいことをないがしろにした記事は、読者やクライアントが求める記事ではありません。
考えや目的は、メディアを見たりクライアントに直接聞いたりして、必ず共有するようにしましょう!
②読者をイメージ
情報収集は、その記事を訪れる読者をイメージしながら行いましょう!
「なぜその読者は記事を訪れたのか(検索意図) 」や「読者の現在の背景」、「記事を読んだあとの姿」をイメージすると良いですよ。
つまり、読者の目線に立ちながら、webライターとして情報収集するということです。
これらのイメージを持ちながら情報収集すると、読者が欲しい情報を集めることができるので、結果として読者に満足感を与えることができるでしょう。
③情報は妥協せず理解
自分がわからない分野や苦手な分野だからといって、情報の理解を妥協してはいけません!
情報を理解して飲み込んでいないと、結果として記事の質は落ち、読者の満足感を削いでしまいます。
苦手な分野は、むしろ深くリサーチして、自分で咀嚼して執筆しましょう!
オリジナルリサーチ内容メモを作ろう!
「情報収集したのはいいんだけど…情報をまとめられなくて時間がかかる…」という方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたのために、私が使用している「リサーチメモ」の内容を共有します!
特にwebライター初心者の方は、情報が整理でき可視化できるので、ぜひ試してみてください!「リサーチメモ」のテンプレートの項目は以下の8つです。上から順番に実行しましょう。
- 検索意図の仮定
- 検索上位記事のタイトル、URL、見出しとその概要
- サジェストキーワードや関連キーワード、その内容
- 顕在ニーズと潜在ニーズ
- 読者の現在地点と読了後の地点
- 検索意図
- 見出し構成の案
- 雑記スペース
体裁はどのようなものでも構いません。あなたにとってわかりやすく、視覚的に理解できるようにするのが良いでしょう!
始めのうちはテンプレートがびっしり埋まるくらい記入することになりますが、だんだん慣れてくると頭の中で処理できるようになり、テンプレートが空白だらけになっていきます。
つまり、頭の中でサクッと整理できるようになるための練習を、テンプレートを利用して行うということですね!
現役webライターがやっている4つの情報収集法
ここからは、現役webライターの私が日頃行っている情報収集の方法を、よく利用する方法順に4つ紹介します!
- インターネットを利用
- SNSを利用
- 専門書を利用
- 詳しい人へ質問
①インターネットを利用
インターネットを利用して情報収集するときは、シークレットモードで行いましょう!シークレットモードにしないと、あなたの日常の検索履歴が反映されてしまいます。
検索窓にキーワードを入れて検索し、上位に表示されている10記事を参考にします。この10記事こそ、検索意図を満たしている記事なのです。
検索上位記事のリード文やまとめ部分を参考に「読者にどのような悩みがあるか」「どのような人物なのか」を考えて、読者像を鮮明にしていきましょう。
特に知恵袋系のサイトはよく参考にします!知恵袋系のサイトには、読者の悩みがダイレクトに書いてあるので、読者の悩みを探るのにピッタリなのです!
②SNSのチェック
TwitterなどのSNSもチェックします!インターネットと同様、キーワードで検索します。
SNSも知恵袋系のサイトのように、読者の悩みや疑問がダイレクトな表現で記載されているので、記事に盛り込むべき内容が把握しやすいですよ!
③専門書を利用
特に初めて触れるジャンルにおいては、基礎知識を得るために専門書を読みます!
最近では初心者向けのわかりやすい専門書も出ていますから、2〜3時間程度で読み終えられます。
図書館に行ったり、電子書籍で読んだりしても良いですね!
1冊に何日もかかるわけではないですし、今後同じジャンルの記事を執筆するときに役立ちますので、ぜひ読んでくださいね!
④詳しい人へ質問
もし身近に、扱うジャンルに詳しい人がいたら、質問して理解を深めましょう!
ネットで見つからないような情報が得られる可能性が高いため、オリジナリティのある文章が書けますよ!
webライターが情報収集の質を高める方法3選
では次に、情報収集の質を高める方法を3つ紹介します!情報収集の質は、読者からの信頼に繋がりますので、ぜひ取り入れてくださいね!
- 信頼性の高いサイトを参照
- 一次情報を参照
- 情報の偏りに注意
①信頼性の高いサイトを参照
扱うジャンルの資格を持っている人や専門家が書いているサイト・記事を参照します。
ただし鵜呑みにしてはいけません。必ず他の記事(専門・非専門問わず)と読み比べ、情報に差があれば、その差についても調べましょう!
②一次情報を参照
官公庁や企業のホームページを見て、信頼性の高い一次情報を引用・参照します。
調査のデータや法律などを、記事の説得性や信ぴょう性を示したい部分に盛り込みましょう!
③情報の偏りに注意
メディアには「商品を売る」や「サービスの契約を促す」など、それぞれに目的があります。
そのため、メリットやデメリット、良いところや悪いところの情報が偏る場合があります。「売りたい!」と思っている商品のデメリットは、できるだけ読者に伝わってほしくないですからね。
他サイトの記事と見比べつつ、情報が偏っていないか注意しながらリサーチしていきましょう!
webライターが情報収集の量を増やす方法3選
次に、情報収集の量を増やす方法を3つ紹介します。情報収集の量を増やすことで、検索意図を網羅した記事を作ることができますよ!
- サジェストキーワードをリサーチ
- 関連キーワードをリサーチ
- 共起語をリサーチ
①サジェストキーワードをリサーチ
サジェストキーワードは、検索窓にキーワードを入力したときに一緒に表示されるワードです。
読者は、キーワードで調べたあとに、一緒に表示されるワードを含めて再度調べる可能性があります。
つまり、読者が再度調べる必要がある部分も網羅すれば、読者の手間が減り満足感に繋がるということですね!
②関連キーワードをリサーチ
関連キーワードは、検索結果画面の下に表示されているキーワードです。
読者の潜在的な欲求が現れている部分なので、サジェストキーワードと同様に網羅すれば読者の満足感に繋がりますよ!
③共起語をリサーチ
共起語は、ある1つのキーワードと一緒に、記事に登場しやすい言葉です。
共起語は「共起語検索」や「共起語調査ツール」など、共起語を分析できるツールがありますので、そちらで調査しましょう!
ブックマークで情報収集を効率的に
情報収集するときは、内容が分かりやすいサイトや、1つのジャンルでよく見るサイトをブックマークしておきましょう!
「このサイトには、このジャンルや内容が書いてある」と把握できれば、記事を執筆するときに効率的に作業を進められますよ。
たとえば「占い関係はこのサイト」「不動産の基礎知識はこのサイト」というように、必要なときにすぐい引っ張り出せるようにしておいてくださいね!
情報収集でwebライターが注意すべき2つのこと
次に、情報収集するときにwebライターが注意すべきことを2つ紹介します!
この2つは、少しでも許してしまうと読者に満足していただけない記事ができあがってしまうので、必ず注意してくださいね!
コピーアンドペースト
リサーチの段階で検索上位記事を参考にしますが、検索上位記事の内容を自分の記事にコピーアンドペーストするのは禁止です!
コピーアンドペーストは、著作権を侵害していますし、SEOの観点から見てもペナルティになります。
コピーアンドペーストをして信頼性が低くなった記事は、質の低い記事として評価されてしまうのです。
情報は正確で新しいものであるか
インターネットや書籍、SNSで入手した情報は、正確で新しいものであるか確認しましょう!
誤った情報や古い情報を記載すると、読者にもクライアントにも悪影響です。こちらの場合も信頼性が失われ、読者が記事へ訪れなくなりますよ。
スムーズに本文執筆ができる方法
ここまでで、情報収集するときの方法やコツ、注意点が分かりましたね!しかし、記事の執筆は情報収集だけでは終わりません。
この項目では、リサーチが完了してからスムーズに本文執筆に移るための方法・コツを4つ紹介します!
- 該当する構成に情報を箇条書き
- 情報に過不足がないかチェック
- 推敲を前提に執筆する
- 校正を前提に執筆する
該当する構成に情報を箇条書き
構成を作成した後、あるいは構成がすでにある場合、該当する見出しに情報を箇条書きにしていきます。
このとき、箇条書きを作りながら、各見出しに含める文章の構成を考えられるとベストです!
箇条書きにするときは、単語のみで書かず、短い文章にして書いておきましょう。文章の関係性や構造を考えながら進められるのでオススメです!
情報に過不足がないかチェック
各見出しに情報を箇条書きにしたら、それぞれに過不足がないか確認します。
箇条書きの数が少ないなら、改めてリサーチしたり、他の関連性のない見出しに混ざっていたりしないか確認しましょう。
箇条書きの数が多ければ、見出しを分けます。関係のない内容が含まれているかも知れないので注意しましょう!
推敲を前提に執筆する
スムーズに本文執筆へ移るには、後で推敲することを前提にしておきましょう。
推敲とは「より良い記事に仕上げるための文章の練り直し」のことです。質の高い記事をクライアントに提出するために、プロのWebライターなら必ず行っている工程です。
後で推敲することを前提にすれば、初めから完璧な文章を書く必要がなくなり、最初の一文をスムーズに書き始められます。
初心者にありがちな「書き出しの文章が思いつかない」という事態が防げるので、本文執筆の際は必ず取り入れましょう。
推敲についての詳しい内容は「無駄のない文章が書けるようになる推敲(すいこう)4つのポイント」で紹介していますので、気になった方はご覧くださいね。
校正を前提に執筆する
スムーズに本文執筆へ移るには、後で校正することも頭に入れておきましょう。
校正とは、誤字脱字・誤植といった文法上の間違いを修正する作業のことです。記事の提出前に欠かせない工程で、校正を重ねることで質の高い記事に仕上がります。
後で校正することを前提にすると「まずは間違えてもいいから書いてみよう」といった具合で気が楽になり、スムーズに本文執筆へと移行できます。
質の高い情報収集ができたものの、肝心の本文執筆が遅れてしまい、クライアントに迷惑をかけてしまうと本末転倒です。初心者の間は後で校正することを意識しながら、本文執筆へと移行しましょう。
ちなみに校正のコツは「[編集が教える]Webライターなら取り入れたい文章校正4つのポイント」で紹介しています。クライアントから高評価を得たいのなら、ぜひご覧ください。
どうやって文章にオリジナリティを出すの?
他のコンテンツを参照している限り、記事はオリジナリティに欠けてしまいます。では、どのようにしてオリジナリティを出したら良いのでしょうか?
結論、オリジナリティを出すには、自分の言葉で述べるのがいちばんです!
小手先のテクニックで他の記事の文章を変えても、読者に伝わる文章にはなりません。
リサーチの段階から情報を自分の中に落とし込んで、本文執筆時に自分の言葉で記述していくべきなのです!
webライターなら丁寧かつ効率的に情報収集して執筆!
今回は、記事執筆時の情報収集の方法やコツ・注意点、スムーズに本文執筆に移る方法について紹介しました。要約すると下記の通りです。
- インターネットを利用する
- SNSをチェックする
- 専門書を読む
- 詳しい人に質問する
- 信頼性の高いサイトを参照する
- 一次情報を参照する
- 情報の偏りに注意する
- サジェストキーワードをリサーチする
- 関連キーワードをリサーチする
- 共起語をリサーチする
- 該当する構成に情報を箇条書きする
- 情報に過不足がないかチェックする
- 推敲・校正を前提に執筆する
質の高い情報を素早く集めるには、まずクライアントの意向を把握し、執筆するメディアの想定読者について理解を深める必要があります。
今回紹介した情報収集法を実践すれば、読者の検索意図が理解でき、質の高い記事が書けるようになります。クライアントからも高評価が得られ、貴重なWebライターとして重宝されるでしょう。
ちなみに「Webライターの時給目安はどのくらい?執筆スピード爆上がり方法5つを紹介!」では、執筆スピードを上げる方法について解説しています。
情報収集の質を高めた上で執筆スピードも上げられると、より稼げるWebライターへと進化し、理想の生活に近づけます。ぜひ参考にしてみてくださいね。