SEOライティング10days集中講座 Day9
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
本メルマガ講座は連続での講義形式なので、まだ以前の講座を読んでいない方は先にそちらをご覧ください。
今回の講座は、完璧な記事を仕上げる最後の工程「校正・校閲・推敲(=記事の見直し)」について解説をします。
本題に入る前に、この見直しに関して面白い話があったので、ちょっとだけ紹介させてください。
ちょうど先日、Twitterで面白い投稿を見つけました。その投稿はある高額なコンサルの募集をするページだったのですが、その値段表記が「3000,000円」になっていたのです。
つまり、300万円という超高額なコンサルだったわけですが、表記がおかしいのに気が付いたでしょうか?
普通、数字のカンマ(,)は3桁ごとに打つのが決まりです。つまり、300万円なら「3,000,000円」と表記しなければいけないはずなんです。
にもかかわらず、実際の表記は「3000,000円」とカンマが一つ足りません。
あなただったら、このコンサルを受けてみたいと思いますか?
いえ、おそらくほとんどの人は私と同じで「本当にこの人のコンサルに申し込んで結果が出るのか?」と不安になるでしょう。
このように、“たかがカンマ一つ”で、信用がガタ落ちになることも珍しくありません。
なので、あなたも記事が完成したら、急足で公開する前に「記事の見直し」をしましょう。
そのためのチェックポイントを細かく紹介していくので、今回の内容を最後まで読んで「ミスのない完璧な記事」を目指してください。
記事の見直しは3種類に分けられる
記事の見直しと一言で言っても、実は直す箇所などによって3つの種類に分けることができます。
- 校正(こうせい):誤字脱字や文章表現に誤りがないかを確認すること
- 校閲(こうえつ):記事の内容にミスがないかを確認すること
- 推敲(すいこう):文章をより読みやすくするための修正
ただし、実際に記事の見直しをする際は、ここら辺はまとめてチェックしてしまうことが多いです。なのでここではシンプルに「見直しには3つのポイントがあるんだ」とだけ理解してもらえればOKです。
では、それぞれのポイントについてざっくりと修正例を交えて、解説していきます。
校正(こうせい)
校正は、誤字脱字や文章の表現といった主に「文章のミス」をチェックすることを言います。
校正の例をいくつか紹介しますね。
- こんにちわ→こんにちは(誤表現)
- 私ライターです→私はライターです(助詞の不足)
- 優しい正確→優しい性格(誤変換)
- 彼では役不足だ→彼では力不足だ(間違った言葉の使い方)
何千字も書いているライター側からすると、これくらい仕方ないと思いがちです。
しかし、冒頭でも紹介したようにたった1文字のミスが、その記事全体への不信感につながることもあるのです。
記事の文字数にもよりますが、見直しといっても10分前後でできるはず。その10分の手間が記事のクオリティを左右するので、多少面倒な気持ちはわかりますが、徹底的に誤字脱字等を取り除きましょう。
校閲(こうえつ)
次に紹介するのは、記事の内容のミスをチェックする「校閲」です。よくあるのが、記事で紹介したサービスの申し込みリンクを設置する際にリンクを間違えて貼っていたみたいなパターンですね。
こういったミスを防ぐためには、一度自分が書いた記事に掲載したリンクを全て自分で踏んでみて、ちゃんとリンクが正常に作動するかをチェックする必要があります。(※アドセンスの広告を自分で踏むのはNGです。)
そのほか、本来は15,000円の料金のサービスを「5,000円」と表記してしまうといったミスもあり得ますね。
前述した校正のミスは、まだ「ちょっと読みづらい」程度ですみますが、内容のミスは場合によっては大きなトラブルになる可能性もあり得ます。(「5,000円って書いてあったから登録したのに、15,000円も請求された。差額はお前が払え!」など。)
そのため、校閲はより慎重かつ丁寧に行う必要があると言えるでしょう。
推敲(すいこう)
最後に紹介する「推敲」は、前述した校正・校閲とは違い、「間違いではないけど、もっと読みやすくするため」の見直しです。
例えば「記事の見直しをするということは、あなたが書いた記事をより良いものにすることができるということなのです。」みたいな文章があったとしましょう。
この文章は文法的には間違いではないのですが、非常に読みづらいですよね。では、この文章を少し読みやすくしてみましょう。
「記事の見直しをすることで、あなたが書いた記事をより良くすることができるのです。」
意味は変わっていないですが、段違いに読みやすくなったのではないでしょうか?
無駄な言葉を削って、スラスラ読める文章にすることでストレスがなくなり、読者が最後まで記事を読んでくれる可能性が高くなります。
記事の校正・校閲・推敲 まとめ
記事が一通り完成したら、「早く公開したい」と気持ちがはやるのはよく分かります。ですが、今回の記事を最後まで読んだあなたは今後、記事を書き終えた後の見直しを徹底してください。
どんなに優秀な書き手でも、1記事書き上げるまでに少なくとも1〜2個のミスはあるもの。つまり、最初からミスのない記事を書くことはほとんど不可能なのです。
ですが、一流と呼ばれる書き手の記事には、ほとんどミスがありません。それは、記事を書き終えた後に見直しを『徹底的』に行っているからです。
この細部までこだわるかどうかが、記事のクオリティを左右します。記事の見直しは「やった方が良いこと」ではなく「義務」であると心得ましょう。
次回のメルマガの内容は?
今回までの内容で、完璧な1記事を仕上げるまでの手順は全て紹介しました。本当にここまで読んでくれてありがとうございます!
ですが正直なところ、このメルマガ講座の内容を完璧にマスターできた!という実感はあまりないのではないでしょうか?
「色々なポイントがあるのは分かったけど、ちょっと情報が多くて消化しきれない」という方の方が多いのではと思います。
そこで、明日の21時にお送りするメルマガでは、ここまで話してきた内容なども踏まえて、「ノウハウを本当の意味で自分の血肉とするために何をすればいいのか?」という内容をお伝えします。
良く言われるように知識は知っているだけでは意味がありません。その知識を使いこなせて初めて意味があります。
このメルマガを読んで「なんかいい話だったな」で終わるのではなく、これらのテクニックを実際に使いこなすための方法を、明日のメルマガでは丁寧にお話ししていくので、楽しみにしていてください。
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