SEOライティング10days集中講座 Day8
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
本メルマガ講座は連続での講義形式なので、まだ以前の講座を読んでいない方は先にそちらをご覧ください。
前回の「記事タイトル」までで、一通り記事を書き終えるところまでの解説を終えました。ただ、今のままだと、全体的に黒文字だけの文章がずらっと並んだ堅苦しいイメージの記事です。
そこで今回は完成した記事の見栄えを良くしたり、読みやすくしたりするための「デザイン」についてのポイントを解説していきます。
デザインというと難しそうなイメージですが、記事のデザインは決して難しくありません。今日の講座で紹介するルールに則れば、誰でも読みやすい見た目の記事に仕上げることができます。
集中講座Day5(本文編)でちらっと紹介しましたが、文章は改行を一つ入れるだけで、読みやすさが段違いになります。ストレスなく記事を最後まで読んでもらうためにも、ぜひ今回の講座を読んで「読みやすい見栄えの記事」の作り方をマスターしましょう。
ブログ記事のデザインは2種類
ブログ記事のデザインといっても、実は大きくは2種類に分けることができます。
- 画像に関するデザイン
- 文字装飾に関するデザイン
アイキャッチ画像や記事中に挟む画像に関するデザインと、赤文字や太字といった文字を装飾するデザインですね。
「見栄えに関するもの」として一括りにしても良いのですが、この2つは分けて考えた方がすんなり理解できるでしょう。
なので、次の章からはこの2つのデザインについて、それぞれ個別にポイントを解説していきます。
画像に関するデザインのポイント
まず、画像に関するデザインのポイントですが、以下の3点を意識しましょう。
- 見出しの直下に画像を挿れる
- 記事内容のイメージと合わせる
- 著作権に注意する
見出しの直下に画像を挿れる
もし、イメージ画像などを記事に挿れる場合は、見出しの直下に挿れるのがおすすめです。(下図はイメージ例)
実際に自分が記事を読む立場になると分かりますが、一字一句じっくりと記事を読むことはほとんどありません。大体は記事全体にざっと目を通して、気になった部分だけを拾い読みしていくはずです。
その際に一番目に留まるのが「画像」です。つまり、画像の前後は特に「読まれやすい箇所」ということになります。
しかし、せっかく目に止まった箇所がもしも「話の途中」だったらどうでしょう?読者は話についていけずに、そのまま読み飛ばされる可能性が高いです。
だからこそ、途中からでも話についていける場所(=見出し)の直下に画像をおくことで、画像に目が止まる→見出しを読んで興味を持つ→本文を読み進めてくれるという流れを作りやすくなるのです。
ちなみに、見出し直下におくべき画像はイメージ画像の話です。
前に挿れた画像のように「文章の説明・補足のために挿れる画像」については、見出し直下ではなく、その内容の前後に画像を挿れるのが正解です。
記事内容のイメージと合わせる
中には「とりあえず画像をいくつか挿れておけばいいんでしょ?」と考える人もいますが、これは間違った考え方です。
画像はただ挿れるだけではダメで「記事内容にマッチしているかどうか」も重要です。
例えば、「旅行に行ってきました!すごく楽しかったです!」という文章の近くに、以下の画像が使われていたらどうですか?
「え?本当に楽しい旅行だったの?」と疑問が湧いてきますよね。
このように文章の内容と画像のイメージがズレると、読者の脳は混乱を起こします。そして「なんだか気持ち悪い記事だな」とその時点で、離脱されてしまいかねません。
特に画像が読者に与える印象は、文章以上に強烈です。なので、適当に画像を選ぶのではなく、記事の内容にマッチしたイメージ画像を使いましょう。
著作権に注意する
画像を使う際に忘れてはいけないのが「著作権」の存在です。初めに言っておくと、ネットでググって出てきた画像を使うのはNGです。
意外と「Google画像検索」で出てきた画像をそのまま使っている人を見かけますが、厳密に言えばそれは違法です。
有料で画像を購入して使うのが一番安全ではありますが、ブログを始めたばかりの頃で画像に費用を使うのは難しいでしょう。その場合は、利用が許可されている画像サイトを活用するのがおすすめです。
例えば、「pixabay」という画像サイトは、無料のアカウント登録をするだけで多種多様な画像をダウンロードすることができます。
このサイトの画像は「商業利用も可能」なので、アフィリエイト目的でブログをやる場合などにも利用できます。
※この情報はあくまで執筆時時点での内容です。今後、規約が変わる可能性もあるので、ご利用の際は必ずご自身でも利用規約等の確認を行ってください。
著作権は画像に限らず、ブログ運営をするのであれば、一度は自分なりに勉強をしておきましょう。
文字装飾に関するデザインのポイント
続いて、文字装飾に関するデザインのポイントも3つに分けてご紹介します。
- 文字装飾を使いすぎない
- 色の役割を統一する
- 箇条書きを活用する
文字装飾を使いすぎない
文字装飾をする際も「使いすぎ」には注意しましょう。特にライティングの初心者は、無意識のうちに自分の文章力を誤魔化そうとして、文字装飾を多用する傾向にあります。
例えば、こんな具合ですね。
記事を書くときに大切なのは、相手がどんなことを知りたいのかを把握することです。このことを「検索意図」と言います。
ですが、上の例のように文字装飾を使いすぎると、書き手が何を強調したかったのかが分からなくなってしまいます。
そもそも、文字装飾を行う目的は「重要な内容を強調すること」。つまり、文字装飾は「ここぞ」という箇所でのみ使うべきなのです。
最初はどれくらいの頻度で文字装飾をすればいいのかも分からないと思うので、「1つの見出しに2つまで」のようなルールを設けるのがおすすめです。
使える回数を制限すると、「どこで文字装飾をすべきか」を真剣に考えざるを得なくなるので、文字装飾のセンスを磨くことができますよ!
(web+では、「『太字』および『赤色』と『青色』のみ使用可能」を基本ルールにしています。)
色の役割を統一する
文字の色を変える場合には、色の役割を統一しましょう。一例を挙げますね。
- 赤色:重要なポイント、メリット、ポジティブな内容
- 青色:デメリット、ネガティブな内容、リンク
記事の前半では「〜がおすすめです!」という装飾をしているのに、後半文章では「〜もおすすめですよ。」と無闇に色を変えると、読者が混乱します。
要は「なぜその色を使ったのか(なぜ赤文字ではなく、青文字にしたのか)」が説明できるようにしておくことが大切です。
箇条書き、BOXを活用する
ここまでは、文字の装飾についての話でしたが、もう少し視野を広く取ると「箇条書き」や「BOX」の利用も装飾の一つと言えます。
装飾をする前と後で、見栄えを比較してみましょう。
文字の装飾には3つのポイントがあります。それが「文字装飾を使いすぎない」「色の役割を統一する」「箇条書き、BOXを活用する」です。
文字の装飾には、以下のように3つのポイントがあります。
- 文字装飾を使いすぎない
- 色の役割を統一する
- 箇条書きを活用する
同じ内容でも、少し装飾を加えるだけで、段違いに読みやすくなりますよね。
箇条書きに関しては、基本どのブログにも標準の機能として備わっているはずです。
BOXについては、web+のメディアはワードプレスを使っているので「AddQuicktag」というプラグインを利用しています。
ここら辺は、使っているブログやプラグインの知識などにもよると思うので、「こんな方法もあるよ」程度に覚えてもらえればOKです。
記事のデザイン まとめ
今回は、完成した記事のクオリティを一層引き上げる「デザイン」についてのテクニックをご紹介しました。二つの項目に細分化して少しややこしくなったので、改めて整理してみましょう。
- 見出しの直下に画像を挿れる
- 記事内容のイメージと合わせる
- 著作権に注意する
- 文字装飾を使いすぎない
- 色の役割を統一する
- 箇条書きを活用する
この各3つ、合計6つのポイントを押さえれば、読者が最後までスラスラ読める見栄えの良い記事を作ることができます。
今回紹介した部分以外にも、たとえば「ブログ全体のデザイン(=テーマ)」などもこだわると、より見栄えの良いブログができるでしょう。
しかし、実はブログがどれくらい格好いいかやオシャレかというのは、検索順位にはあまり影響しません。
そのため、早く結果を出したいのであれば、最低限の読みやすさを確保した上で、ひたすら(質の高い)記事を増やしていく方が効率的です。
読者が記事を読む理由は「自分の問題を解決するため」であることは、常に頭に入れておいてください。
明日のメルマガの内容は?
明日の21時にお送りするメルマガ講座では、完成させた記事をより完璧なものにする「記事の校正・校閲・推敲のコツ」について解説します。
どんなに記事の内容が良くても、文章が誤字脱字だらけだったら読む気がなくなってくるでしょう。「本当に誤字脱字だらけの文章を書くライターの言っていることを信じていいのか?」という不信感も生まれます。
どんなに優秀な書き手でも、1記事書き上げるまでに少なくとも1〜2個のミスはあるもの。つまり、最初からミスのない記事を書くことはほとんど不可能なのです。
ですが、一流と呼ばれる書き手の記事には、ほとんどミスがありません。それは、記事を書き終えた後に見直しを『徹底的』に行っているからです。
もしあなたが本気でブログで結果を出したいのであれば、徹底的に細部までこだわることが重要です。そのための具体的な方法は、明日のメルマガでお伝えするので楽しみにしていてください。
web+運営部