SEOライティング10days集中講座 Day3
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
一昨日、昨日のメルマガ講座はすでにご覧頂けたでしょうか?
本講座は「記事を書く手順」に従って詳しい内容を紹介しているので、必ず前の内容を読んだ上で今日の講座を読んでくださいね!
今日の講座では、記事を書く際に最も欠かせない「リサーチ」の全技法をお伝えします。
たとえば、あなたが「SEOライティング」について記事を書くことになったとしましょう。その際に「今すぐ執筆を始めてください」と言われる場合と、「1週間あげるのでSEOライティングについて調べてから、執筆をしてください」と言われる場合。
どちらの方が記事のクオリティが高くなるでしょうか?考えるまでもなく、1週間入念にリサーチをしてから書く記事の方が良いものになりますよね。
そしてこれは記事を書く際も同じです。ぶっつけ本番でとりあえず記事を書き始めるのと、入念にリサーチを行ってから記事を書き始めるのでは、そのクオリティに圧倒的な差が生まれます。
もしあなたが「クオリティの高い記事」を望むのであれば、今回の講座の内容は絶対に押さえておくべきです。ぜひ今日の記事も最後まで目を通してみてください。
何のためにリサーチを行うのか?
まずは、記事を書くにあたってリサーチが必要な理由を2つご紹介します。
リサーチは、究極的には前述したように「記事のクオリティをあげるため」に行うものですが、具体的には主に2つの目的があります。
- 読者が望むものを把握するため
- 知識、情報を収集するため
リサーチは重要ですが、やみくもに行っても意味がありません。リサーチを行う際は常に、上記2つの目的を常に意識しましょう。
読者が望むものを把握するため
そもそも、なぜ読者は検索を行うのでしょうか?自分が検索エンジンを使う時のことを考えると、すぐに答えが分かりますね。
答えは、自分が抱える何らかの疑問や悩みを解決するため。そのために読者は手間をかけて検索窓にキーワードを打ち込み、表示された記事を読むのです。
つまり、読者はあなたの記事を読みたいから読んでいるわけではなく、自分の抱えている問題を解決するために”仕方なく”記事を読んでいるにすぎないわけです。
となると、記事の内容は「読者の疑問を解決するもの」である必要があります。つまり「検索意図を満たす記事」ですね。この検索意図を正確に把握するために、リサーチを行う必要があるのです。
※「検索意図」は、SEOライティングの最重要キーワードの一つです。「検索意図って何だっけ?」という方は、今すぐに「web+ SEOライティングBook【無料版】」でおさらいをしておいてください。
知識、情報を収集するため
当たり前の話ですが、自分が知らない情報を記事に書くことはできません。よって、リサーチのもう一つの目的は、知識や情報を収集することとなります。
キーワードに関する知識や情報を集めるためのリサーチは、以下の2つのパターンに分けられます。
- 自分の知識を蓄えるリサーチ
- 読者の知識レベルを知るリサーチ
それぞれのリサーチ法に関して、それぞれ詳しく解説します。
自分の知識を蓄えるリサーチ
自分の知識を蓄えるリサーチは、主に自分が知らないキーワードの記事を書く場合に行います。特に、自分でキーワードを選ぶわけではなく、依頼者からキーワードを指定される「ライター」に強く求められますね。
例えば「三重県 夏 観光名所」というキーワードで記事を書いてくださいという依頼を受けて、何も調べずにささっと記事を書き出せる人はほとんどいないでしょう。
となると、このキーワードの執筆依頼を受けた場合、「三重県にある夏におすすめな観光名所」について、まずはライター自身が知識を蓄える必要があります。
このような話をすると、「自分の得意なジャンルをブログテーマにしている私は、リサーチする必要がないですね」と言い出す人がたまにいます。
たしかに、元々自分の趣味や得意分野をブログテーマにしている場合、元からある程度の知識があるわけですから、知識や情報に関するリサーチはあまり必要ないかもしれません。
ですが、その場合でも絶対にリサーチをサボってはいけない理由があります。それが後述する読者の知識レベルを知るリサーチの存在です。
読者の知識レベルを知るリサーチ
自分にとって馴染み深いキーワードの記事を書く場合は、そこまで知識や情報のリサーチは必要ありません。なぜなら、すでにあなたには、かなりの知識が備わっているわけですから。
ただ、この「すでに知識がある」という状態が、実は質の良い記事を書く際に邪魔になることがあるのです。
例えば、ブログをやっている人なら「アフィリエイト」という言葉は、よく見かける言葉でしょう。ですが、そこら辺を歩いている人を捕まえて「アフィリエイトって知っていますか?」と質問したら、おそらく半数以上の人が「知らない」と答えます。
同じように、バスケットボールの「トラべリング」、サッカーの「オフサイド」、テニスの「フットフォールト」などの用語も、意外と「どんな反則なのか」を説明できない人は多いでしょう。
このようにそのジャンルに詳しいが故に、自分では当たり前だと思っていても、実は読者の理解できない言葉を使ってしまうという失敗を犯してしまうことがあるのです。
自分が知らない単語だらけの記事を読みたいと思う人はまずいません。そのため、記事を最後まで読んでもらうためには、「読者がそのキーワード周りについて、どれくらい知識があるのか?」という点もあらかじめリサーチをしておく必要があるのです。
※こちらのリサーチは、ライター・ブロガーにかかわらず必須です。
読者のニーズを丸裸にする4つのリサーチ手法
リサーチの必要性を理解したところで、ここからは具体的に「どうやってリサーチをしていくのか」についてご紹介します。
リサーチはどこまでも突き詰められるため明確な終わりはありませんが、以下の4つの手法を実践すれば十分なリサーチができたと言えるでしょう。
- 検索上位の記事を参考にする
- サジェストワード、関連キーワードを調べる
- 質問サイトを使う
- キーワードから洞察する
検索上位の記事を参考にする
リサーチで絶対に欠かせないのが、検索上位の記事を参考にすることです。検索上位の記事は、読者の検索意図を満たし、Googleに評価されているからこそ、検索上位に存在しています。
言うなれば、あなたが狙うキーワードで記事を書く際に参考にするべきお手本記事ということです。とはいえ、記事の内容をまるパクリするのは当然NGです。
検索上位の記事をリサーチする際は、以下2つの項目に注目しましょう。
- リード文(記事の導入部)
- 記事のまとめ
記事の冒頭と最後には、「あなたのこんな悩みを解決するための内容を書いていますよ」といった内容の文章が書かれています。
検索1ページ目(検索1位〜10位)にある記事の冒頭、最後を一通り読めば、全体として「このキーワードで検索する読者が何を知りたがっているのか」が浮かび上がってきます。
この上位10記事に共通する内容が、ずばり「検索意図」です。
私たちが攻略するべきGoogle自体が評価している記事を参考にしているため、もっとも正確な情報を手に入れやすいリサーチ方法と言えるでしょう。
リサーチに困ったら、とりあえず「検索上位の記事を参考にする」を選んでおけば間違いありません。
サジェストワード、関連キーワードを調べる
続いて紹介するのは「サジェストワード」「関連キーワード」に注目するリサーチ手法です。ちょっとややこしいので、それぞれ個別に解説をしていきますね。
サジェストワードとは
サジェストワードは、検索窓にキーワードを打ち込んだときにスペースキーを押すことで、検索窓の下に表示されるキーワード群のことです。
これらは、検索されやすい「検索候補キーワード」であり、「ライター 仕事」と調べる人がよく検索するキーワードです。
※サジェストキーワードは、自分が検索したキーワードによって表示が変わることがあります。一般的なサジェストワードを調べたい場合は、検索エンジンの「シークレットウィンドウ機能」を使うと良いでしょう。
(本題から外れるので、シークレットウィンドウ機能については、ご自身で検索してみてください。)
関連キーワードとは
関連キーワードとは、検索をしたときに画面の一番下に表示されるキーワード群のことです。
関連キーワードは、完全に検索エンジン側で自動で表示されるので、人によってキーワードが変わることはありません。(ただし、時間が経つにつれて表示されるキーワードが変わる可能性は十分にあります。)
サジェストワードは、キーワードを含んだ類似キーワードが表示されるのに対し、関連キーワードは必ずしもキーワードを含んだ類似キーワードが表示されるとは限りません。
ですが、サジェストワードも関連キーワードも、狙っているキーワードと一緒に検索される言葉が表示されるという点で共通しています。(どちらも「ライター 仕事」をキーワードにしています。)
上記の表示キーワードから考えると、「ライター 仕事」と検索する人は、「ライターになるためには?」「未経験でもライターになれるの?」「ライターって辛い仕事なのかな?」といった内容が気になっていると推測できますね。
サジェストワード、関連キーワードも、読者の検索意図を把握するヒントになるので、リサーチの際はぜひ活用してみてください。
質問サイトを使う
「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの、質問サイトを使ってリサーチをする方法もあります。質問サイトの良いところは、悩みを直接見ることができる点にあります。
前述した検索上位の記事を参考にする方法や、サジェストワード・関連キーワードを使った方法は、内容を元に悩みを「推理」する必要があります。
一方で、質問サイトは悩んでいる人が直接、悩みを相談しているので、読者の悩みをストレートに把握することができるのです。
またこの手のサイトは「ベストアンサー」を選ぶ機能があるので、悩みを抱えた読者が「どんな回答を望んでいるのか」も同時に把握することができます。
ただし、自分が狙うキーワードに関連する悩みが、必ず投稿されているとは限らないので、いつでも使える方法とは言えません。あくまでリサーチの選択肢の一つとして覚えておくと良いでしょう。
キーワードから洞察する
最後に紹介知るリサーチ手法は「キーワードに使われている言葉を洞察する」です。
たとえば「アフィリエイト とは」で検索する人は、アフィリエイトという言葉は知っていても内容についてはあまり知らないと推測できますよね。
ということは、アフィリエイトという言葉の意味や仕組みなど、基本的な情報を書いてあげる必要があるわけです。
一方で、「アフィリエイト 稼ぎ方」で検索する人の場合はどうでしょう?
このキーワードで検索をかける読者は、アフィリエイトの仕組みなどはすでに知っており、稼ぐための具体的な方法を知りたがっていると推測できます。
この場合、記事に書くべきはアフィリエイトに関する具体的なノウハウであり、「アフィリエイトとは?」という内容は蛇足になります。
このように、「自分の頭で洞察する」ことも、検索意図を把握するのに役立ちます。
ただし、自分の頭で考えたことは的外れになる可能性もあるので、必ず前述した他3つのリサーチ手法とセットで使ってください。
リサーチ まとめ
今回は、記事を書く前の準備にあたる「リサーチ」について詳しく解説しました。
少し話が複雑になったので、最後にもう一度内容を整理しておきましょう。
- 読者が望むものを把握するため
- 知識、情報を収集するため
- 検索上位の記事を参考にする
- サジェストワード、関連キーワードを調べる
- 質問サイトを使う
- キーワードから洞察する
今回紹介した方法を使って丁寧にリサーチを行えば、もう2度と「この記事内容で本当に良いのだろうか?」と悩むことはなくなります。さらに執筆中に手が止まることもなくなるので、実はライティングのスピードが上がるというオマケもあるのです。
しっかりと検索意図を押さえることができるので、自分が書いた記事が検索上位に表示される可能性もぐっと高くなるでしょう。
最初にも書いた通り、このリサーチの質によって、記事のクオリティが決まります。なので、ぜひ今回紹介した4つの方法を使って、丁寧なリサーチを行ってから、執筆に進むようにしてみてください。
明日のメルマガの内容は?
今日も「SEOライティング10days集中講座」を最後まで読んでくれてありがとうございました。
明日の集中講座は「見出しの作成」に関する具体的なノウハウを解説していきます。記事を書く準備を終えて、いよいよ執筆のパートに入りますね!
記事における見出しの構成は、家を建てる際の設計図作りに似ています。設計図もなしにいきなり木材をトンカンし始めた家なんて、怖くてとても住めませんよね…
記事も同じで、見出し構成がないまま記事を書き始めると、柱がグニャグニャで非常に不安定な記事になってしまいます。
自分の思い通りの記事を書くためにも、明日は記事の「設計書作り」についてしっかりと学んでいきましょう。
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