SEOライティング10days集中講座 Day7
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
本メルマガ講座は連続での講義形式なので、まだ以前の講座を読んでいない方は先にそちらをご覧ください。
今回解説するのは「記事タイトル」について。検索上位を取る記事を作るにあたって、もっとも重要な要素です。
そもそも、この記事タイトルで読者の興味を引けなければ、誰も記事を読んでくれないということになってしまいます。せっかく頑張って書き上げた記事の存在価値がなくなってしまうのです。
この「記事を見て、クリックしてもらえるかどうか」が、記事にアクセスを集める上で最も高い壁になるので、今回紹介するテクニックを駆使して、「クリックされる記事タイトル」の作り方をマスターしましょう。
記事の中で最も重要なのが「タイトル」
「記事の中でに一番大事なパートはどこですか?」と聞かれたら、私は「記事タイトルです」と答えるでしょう。
なぜなら記事タイトルがつまらないと、記事の内容以前にそもそも記事を読んでもらえないからです。
例えば、以下の2つの記事タイトルを比べてみてください。(キーワード[SEO 書き方]の場合)
- SEOに効果のある記事の書き方
- 【初心者ブロガー向け】SEOに効果的な記事の書き方を5つのポイントで解説!
もし記事の内容が全く同じだったとしても、後者の記事の方が圧倒的にアクセス数が多くなりそうですよね。
残酷な話ではありますが「記事の内容はいいけどタイトルがつまらない記事」と「記事の内容はクソだけどタイトルが魅力的な記事」では、後者の方がより多くの人に読まれる記事になるわけです。
そういう意味でも、まずは興味性のある記事タイトルでクリックさせる。そこを超えて初めて「中身」で勝負ができるようになるのです。
クリックされる記事タイトルの7つのポイント
ここからは「クリックされる記事タイトルの作り方」を7つのポイントに分けて解説します。
- 28文字以内に収める
- キーワードをタイトルに含める
- 数字やデータを入れる
- 誰に向けた記事なのかをはっきりさせる
- 記事の内容に合ったタイトルをつける
- 読者の検索意図を満たす記事タイトルにする
- 読者の興味を引く要素を盛り込む
web+でもリライト(公開した記事の手直し)をする際は、内容には触れずに「記事タイトル」だけを修正することが多いです。
たったそれだけでも、リライトから数日で急に検索順位が上がることもよくあるので、SEOの中でも即効性のあるノウハウと言えるでしょう。
なので数が7個と少し多いですが、自分なりのペースで一つ一つ確実にインプットしていってください。
28文字以内に収める
最初に紹介するのは、記事タイトルを28文字以内に収めるというテクニックです。その理由は、Googleの検索結果を見れば分かります。
上の画像を見てもらうと分かる通り、記事タイトルの文字数が多くなると途中で「ポイント…」「上位表示させる…」と途切れていますよね。
このように記事タイトルの文字数が長くなると、途中で表示されなくなってしまうのです。もしこの省かれた部分に読者の目を引くキーワードが入っていたとしても、実際の検索画面では見えなくなってしまいます。
逆に記事タイトルが短ければ、全て表示される可能性が高いです。しかしそれだと「読者の興味を引くタイトル」を作るのが難しくなってしまいます。
Googleの検索エンジンで表示されるタイトルの文字数は大体28文字前後です。そのため、記事タイトルは原則「28文字以内」に収めた方が良いでしょう。
少し前までは、記事タイトルは32文字以内に抑えておけば、基本的にタイトルが全て表示される仕様でした。
しかし最近のGoogle側の仕様変更によって、表示される文字数が少なくなっているようです。
キーワードをタイトルに含める
記事タイトルには必ず、キーワードを含めてください。見出し作成に関するところでは「できれば入れましょう」という言い方をしましたが、記事タイトルには”必ず”キーワードを入れてください。
なぜなら、読者は「キーワード」を使って検索をかけるからです。
「何を当たり前のことを」と思うかもしれませんが、こちらも具体例をあげるとイメージしやすいでしょう。
例えば読者が「SEO ライティング 勉強」というキーワードで検索をかけたとしましょう。その際に、以下の2つの記事のうち、より上位に表示されるのはどちらだと思いますか?
- SEOライティングがグングン身に付くおすすめの勉強法4選
- 検索上位が取れるようになる記事の書き方の学習法4選
「SEO-検索上位が取れる」「ライティング-記事の書き方」「勉強法-学習法」と、内容自体はほぼ同じタイトルです。
しかし「SEO ライティング 勉強」で検索した時にヒットしやすいのは、どう考えても前者ですよね。
また読者としても、「自分が検索したキーワード」が使われている記事タイトルの方がより目につくでしょう。
だからこそ、記事タイトルにはキーワードを盛り込むことが必須なのです。
数字やデータを入れる
数字やデータを入れるだけでも、かなり興味性のある記事タイトルを作ることができます。まずは例を挙げて説明しますね。
- SEOを意識したタイトルを作るいくつかのコツ
- SEOを意識したタイトルを作る7つのコツ
ほとんど同じタイトルですが、「いくつかのコツ」とぼかした前者と比べて、「7」という明確な数字を入れた後者の方が、読者の興味を引くことができます。
「いくつか」という表現は、具体的にどれくらいの数のコツが紹介されるのがが掴めません。このモヤモヤが記事を読む時のストレスになり、読む気を無くさせるんですね。
一方で「7つのコツ」という表現は、どれくらいの情報量なのかがすごくイメージしやすくなります。さらに、記事の内容が綺麗に整理されている印象を与える効果もあるでしょう。
同じように
- 上手くいかない人の特徴→上手くいかない人の3つの特徴
- 経験豊富なブロガーが教える→ブロガー歴8年が教える
- 大金持ちになった理由→1億3,000万を手に入れた理由
と数字を意識するだけで、かなり具体的でイメージしやすい記事タイトルを作ることができるのです。
ただし、数字を使うのは非常に効果的ですが、それが逆効果になる場合もあります。
例えば、「〜が上達する25のコツ」というタイトルだと、「25個も覚えるなんて無理だよ…」というネガティブな感情を引き出してしまうこともあります。
心理学的に、人は項目が7つ以上になると「数が多くて覚えきれない」と思う人が多くなるため、できれば数は“7個以下”(できれば3〜5個)に抑えるのがベストです。
誰に向けた記事なのかをはっきりさせる
以前の講座でもお伝えした内容ですが、記事タイトルを作る場合にも「誰に向けた記事なのか」がはっきり分かるようにする必要があります。
一番簡単な例だと「【ブログ初心者必見】〜」といった形ですね。この一言を入れておくだけで、ブログを始めたばかりの人は「自分にぴったりだし、ちょっと記事を読んでみようかな」という気持ちになるでしょう。
同じようなパターンとしては
- 30代の会社員必見!
- そろそろ投資信託をお考えの方へ。
- ブログが続かない…そんなあなたに知って欲しい〜
などが考えられますね。(これ以外にも無数にパターンは作れます。)
読者から「もしかして自分のこと?」という反応を引き出すことができれば、高確率で記事をクリックしてもらえるようになります。
そのためにも、記事を書く前の段階から「この記事は誰に向けて書くのか」を明確にしておくことが大切ですね。
記事の内容に合ったタイトルをつける
タイトルは記事の内容に合ったものにするのが大前提です。さもなければ、読者は「タイトルに騙された!詐欺タイトルじゃん」というネガティブな感情を持つことになります。
例えば「ブログ初心者でも3日で42万円を稼いだライティング術を4つのポイントで解説!」みたいなタイトルは、確かに「インパクト」はあるでしょう。
にもかかわらず、記事の内容が「そんなものはありません。毎日コツコツと記事を更新しましょう」みたいな内容だったらどうですか?「は?ふざけんな」って思いますよね。
たしかにタイトルをクリックさせるための工夫は大事です。ですが、タイトルはあくまで「記事にどんな内容が書いてあるか」を伝えるものなのですから、当然記事の内容から大きくずれたタイトルはつけるべきではありません。
いわゆる「釣りタイトル」は最初こそアクセスを稼げるかもしれませんが、次第にあなたのブログの信用が下がり、検索順位もずるずる落ちていくので絶対にやめましょう。
読者の検索意図を満たす記事タイトルにする
続いて紹介する記事タイトルのポイントは、読者の検索意図を満たす記事タイトルにすることです。
このメルマガ講座でも再三いっていますが、読者は自分が抱える問題を解決するために”仕方なく”記事を読みます。
そんな読者に興味を持ってもらうためには、記事タイトルの段階で「この記事なら自分の問題を解決する情報がありそう!」と思ってもらうことが大切です。
例えば、読者が手っ取り早く問題を解決する方法を知りたい!と思っているのであれば、記事タイトルに「10分で解決」みたいな言葉を入れてあげるだけでもクリックされやすくなるでしょう。
そのためにも、丁寧にリサーチを行い、読者の検索意図を正確に掴むことを心がけましょう。
読者の興味を引く要素を盛り込む
記事タイトルの役割は、読者に興味を持ってもらい、記事を開いてもらうことです。そのために使えるテクニックはできる限り使いましょう。
例えば、人には「禁止をされると、余計にやりたくなる」という心理傾向があります。(=カリギュラ効果)
他にも、「みんなが使っているなら安心(=バンドワゴン効果)」や、「自分は他の人よりは優れている(=レイク・ウォビコン効果)」といった現象も存在します。
こういった心理をうまく活用すると、記事タイトルを以下のように工夫することもできます。
- 禁止されると、余計にやりたくなる:「〇〇注意」「閲覧厳禁」など。
- みんなが使っているなら安心:「1万人が読んだ」「〜と評判」
- 自分は他の人よりは優れている:「全部知ってたらプロ級」「ワンランク上の〜」
このような「心理トリガー」と言われるものはたくさんあるので、少しずつレパートリーを増やしていくと、記事タイトルがどんどん魅力的なものになっていくでしょう。
記事タイトルの作り方 まとめ
今回は、記事を読んでもらえるかどうかを決定付ける「記事タイトル」についてご紹介しました。
たった数十文字ですが、その出来次第で記事が読まれるかどうかが決まると考えると、決してないがしろにはできない部分であることが分かりますね。
今回紹介した7つのポイントを意識するだけで、読者の目を引く記事タイトルを作ることができます。
実際にやってみると、最初は意外とうまくいかずに苦戦するかもしれません。ですが、何回も記事タイトルを作っていくうちにどんどん上手くなっていくものなので、ぜひ今回のポイントを押さえてどんどん記事タイトルを作ってみてください!
明日のメルマガの内容は?
今日解説した「記事タイトル」まで終われば、一通り記事は完成したと言えるでしょう。ですが、そのままでは全体的に黒文字だけの文章がずらっと並んだ堅苦しいイメージの記事です。
そこで明日のメルマガ講座では、完成させた記事をより読みやすくするための「デザイン(見た目の整え方)」について解説します。
完成した記事の見栄えをよくすることで、読者はストレスなく最後まで記事を読み進められるようになります。内容はいいのに、見栄えが悪くて記事から離脱されるなんて勿体無いですよね。
明日紹介する内容は、知っていればすぐに実践できるものなので、作った記事の完成度をさらにワンランク引き上げたい人は、ぜひ明日のメルマガも読んでみてくださいね。
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