SEOライティング10days集中講座 Day4
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
もしまだ過去の講座を読んでいない人は、先にこちらを読んでから今日の集中講座を受けてくださいね!
さて今日の集中講座では、執筆のパートで一番初めに手がけるべき「見出しの作成」について、基本から具体的なノウハウまでを徹底解説します。
今日の内容からはテクニカルな内容も多くなってくるので、紹介するポイントが7つと少し多いです。その分、これらのポイントを押さえれば、これまで以上に検索上位を狙える可能性がアップします。
いきなり全てのポイントを覚えるのは難しいと思うので、まずはざっと眺めて「へー、こんなテクニックがあるんだ」というのを掴んでみてください。
SEOに大きく関係する見出しの役割
見出しは、SEOにおいてかなり重要なウエイトを占める要素です。まずはその重要な見出しの役割についてみていきましょう。
- 手っ取り早く記事の概要を掴んでもらう
- 検索エンジンに記事の内容を把握してもらう
手っ取り早く記事の概要を掴んでもらう
見出しがあると、読者が記事を読む際にぱっと見で「その記事に何が書かれているのか」を簡単に把握することができます。
たとえば、サービスAに関する記事があるとして、「サービスAの利用料金」という見出しがあったらどうでしょう。サービスAの料金体系を知りたい人は、真っ先にその見出しに飛んで自分の知りたい情報を最短で手に入れることができますよね。
逆に見出しがなかったら、記事を全て読まないと「この記事でサービスAの料金が紹介されているのかどうか」が分かりません。
もしそんな不親切な記事があったら、ほとんどの読者は記事を最後まで読むのではなく、もっと手軽に自分に知りたい情報が見つかりそうな別の記事を探し始めるでしょう。
検索エンジンに記事の内容を把握してもらう
見出しはGoogleをはじめとした検索エンジンに、記事の内容を判断してもらうためにも重要な役割を果たします。
例えば私たちweb+の実例として、新しい記事を書くときに見出し構成のポイントを押さえて書くことで、記事を公開した段階から上位表示されたこともあります。
また、リライトをする際にも、見出しを追加したり見出しの言葉を変えたりするだけで、順位が上がっていくことも実はよくあるのです。
リライト:すでに公開されている記事を手直しすること。
見出しを作る際に大事な7つのポイント
ここからは、記事の見出しを作る際に押さえておくべきポイントを7つに厳選してご紹介します。
あなたのブログ記事も、以下の点を踏まえてリライトするだけで、検索順位がググッと上がることも十分に起こり得ます。ぜひ一つずつ着実に押さえるべきポイントを把握していきましょう。
- 検索意図を満たした見出しを作る
- 検索意図に合わせて見出しの順番を変える
- 上位記事の見出しを参考にする
- 上位記事に足りない見出しを追加する
- 見出しにはh2〜h4タグを使う
- 30文字以内で見出しを作る
- h2タグにキーワードを使う
1、検索意図を満たした見出しを作る
このメルマガでも再三お伝えしていますが、SEOの原則は「検索意図を満たすこと」です。なので、見出しを作る際も当然、「検索意図を満たしているかどうか」という視点で考えることが必要になります。
例えば、「フリマアプリA 使い方」というキーワードを狙って記事を書くとしましょう。この場合、読者はフリマアプリAの具体的な使い方を知りたい(=検索意図)と思っているはず。
逆に言えば、フリマアプリAの概要についてはすでに知っている可能性が高いでしょう。
ということは、「フリマアプリAとは?」という見出しは必要ないことが分かりますよね。(読者からしたら「いや、それはもう知ってる」となる。)
たまに「情報は多ければ多いほど良い」と信じている人もいますが、これは幻想です。
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」という言葉もあるように、余計な情報は徹底して削ぎ落とした方が、記事のクオリティはあがります。
2、検索意図に合わせて見出しの順番を変える
見出し作成のポイント2つ目は「検索意図に合わせて見出しの順番を変える」ことです。
昨日、ネットサーフィンをしていて、たまたま以下のような見出し構成のブログ記事を見かけました。
- サービスAとは?
- サービスAの申し込み方法
- サービスAの4つの特徴
- サービスAの返金保証制度
- サービスAの料金
(以下省略)
大多数の人は、サービスの特徴を調べて、料金などを確認し、「そのサービスは良さそう!」と思ってから、申し込み方法を調べます。
そう考えると、サービスの特徴紹介や料金の話の前に、いきなり申し込み方法の見出しがくるのは、読者の心理とずれていることに気づくはずです。
このように、見出しはただ作れば良いというわけではなく、順番も非常に重要なポイントなのです。常に「次に読者が知りたい内容は何かな?」という点を考えながら見出しを作りましょう。
上位記事の見出しを参考にする
「検索意図を満たした見出しを作りましょう」「検索意図に合わせて見出しの順番を変えましょう」
先ほど紹介した2つのポイントですが、特にライティング初心者の場合、理論だけ知っていても実際に見出しを作ろうとすると手が止まってしまう人が多いでしょう。
そんな時は「上位記事の見出しを参考にすること」から始めるのがおすすめです。
ちなみに、昨日のメルマガ講座「リサーチ編」でも、検索上位の記事を参考にするという内容が出てきたのを覚えていますか?
この上位記事を参考にするというテクニックは、とにかく学べることが多いです。徹底して行うと、ライティングスキルの上達が早くなりますよ!
ただ言うまでもなく、見出しの文章や順番を「まるパクリ」するのは絶対にNGです。
ただ表面をなぞるのではなく、「なぜこの記事はこの順番で見出しが展開されているんだろう?」「この見出しを入れた理由はなんだろう?」といった背景を見ようとすると、見出し作りのセンスが磨かれていきます。
上位記事に足りない見出しを追加する
見出し作成4つ目のポイントは「上位記事にたりない見出しの追加」です。
先ほど、上位記事の見出しを参考にするという話をしましたが、いくつも記事を書いているとたまに「自分だったらこんな情報も知りたいのに、上位記事には書いていない」という内容が見つかることもあります。
例えば、とあるサービスの申し込みでオンライン申込の方法は書いてあるけど、電話での申し込み方法が紹介されていない、みたいな時ですね。
読者の中には、「ネットは苦手だから、電話で直接申し込みをしたいわ」という人もいるでしょう。なので、そのような人に向けて上位記事にはなかった「電話での申し込み手順」という見出しを入れてあげると、より記事が評価されやすくなります。
とはいえ、上位記事にないオリジナルの見出しは、毎回必ず作る必要はありません。術での見出しを網羅した上位記事もあるでしょうし、検索意図から外れるから”あえて”書いていない見出しの可能性もあります。
前述したように情報を詰め込めば良いというわけではないので、あくまで一つの選択肢として覚えておきましょう。
見出しにはh2〜h4タグを使う
※ちょっと技術的で小難しい話なので、今はとりあえず「そんなポイントもあるんだ」程度に押さえてもらえればOKです!
見出しは読者からすると、ちょっと装飾がしてあって文字サイズが大きい文章にすぎません。ですがGoogleの検索エンジン側から見ると、見出しかどうかの判断は、<h2></h2>といったタグで囲われているかどうかで決まります。
h3のタグは、h2のタグをより細分化したもの。h4のタグはh3のタグをより細分化したものです。
- h2→野菜
- h3→ジャガイモ、レタス、にんじん、など(野菜の種類)
- h4→男爵芋、メークイン、など(じゃがいもの種類)
ワードプレスというブログを使っている場合は、編集画面ツールバーから見出し設定を行うことができますね。(他のブログでも、基本的に見出し設定のツールは最初から置いてあります。)
このh2〜h4タグを使わずに、ただ文字を大きくしたり色を変えたりするだけでは、読者からは見出しに見えても、検索エンジンからすれば「ただ文字が大きい文章」でしかありません。
つまり、検索エンジン的には「この記事は見出しがない記事」という判定になってしまうのです。
見出しの有無はSEOに大きな影響を与えるので、かならずh2〜h4タグを使って見出しを設定しましょう。
他にもh1タグやh5、h6タグなどもあります。
h1は、検索エンジン的には記事タイトルを表すタグなので、本文中で使う見出しタグはh2からとなります。
またh5やh6のタグも使用できますが、そこまで行くと分類が細かすぎて内容が複雑になりすぎる可能性が高いです。記事の読みやすさという点で、記事の内容はh4で表せるくらいまでに抑えた方が良いでしょう。
30文字以内で見出しを作る
続いて紹介するのは、見出しの文字数に関するポイントです。結論から言うと、見出しは長くても30文字以内に押さえるのが良いでしょう。
見出しは本でいう「目次」のようなもの。目次で文章がずらっと並んでいる本はありませんよね。前述したように、見出しは「ぱっと見で記事の概要を掴んでもらうため」のものです。
なので、ぱっと見で見出しの内容が読み取れないほど長い文章は、見出しとしては適していないということになります。
逆に、短すぎるタイトルもできるだけ控えたいですね。
例えば、サービスAの料金について紹介する内容を読むとして、あなただったらどちらの見出しがより「読みたい」という気になるでしょうか?
- サービスAの料金
- サービスAの料金を紹介!【業界と比べてもコスパ良し】
記事の内容は同じでも、後者の見出しの方が興味をそそられますよね。
見出しの文章は長くても30文字以内。ただし、短すぎる見出しだと興味を引けないという点を徹底して、読者が思わず読んでしまうような見出しを作ってみましょう。
h2タグにキーワードを使う
最後に紹介する見出し作成のテクニックは「h2タグにキーワードを使う」です。
前述したように、Googleなどの検索エンジンはh2タグに囲われた見出しを読み取って、この記事がどんな内容のものなのかを判断します。
よって、できる限りh2タグにキーワードを使い、「この記事は「〇〇〇(キーワード)」に関する内容ですよ」ということを、Google側に伝えてあげる必要があるのです。
ここら辺はいろんな意見がありますが、web+が実験を行った結果、見出しに対するキーワードの数は6割以上にしたほうが良い結果が得られやすかったです。
※見出しが5個なら、そのうち3つの見出しにキーワードを使う。(見出しが10個なら、6個以上の見出しにキーワードを使う。)
ただし、あくまで一番意識しなければいけないのは、Googleの検索エンジンではなく、実際に記事を読んでくれる読者の存在です。
なので、キーワードを入れることで見出しの文章が変になるくらいなら、キーワードを省いてでも「自然な文章」を優先すべきですね。
見出しの作成 まとめ
以上が、見出しを作る際に押さえるべきポイントです。数が多かったり、h2タグといった小難しい用語も出てきたりと、なかなか理解するのが難しかったかもしれませんね。
念の為、今日解説した7つのポイントをおさらいしておきましょう。
- 検索意図を満たした見出しを作る
- 検索意図に合わせて見出しの順番を変える
- 上位記事の見出しを参考にする
- 上位記事に足りない見出しを追加する
- 見出しにはh2〜h4タグを使う
- 30文字以内で見出しを作る
- h2タグにキーワードを使う
本文には全く触れずとも、見出しをSEOに適した形に変えるだけで検索順位が大幅に上がることもあります。
もしこれまで「なんとなく自分の感覚」で見出しを作っていた方は、ぜひこれらのポイントを踏まえた見出しを作ってみてください。
SEOにも効果があるのはもちろん、記事全体の論理がスッキリするので、記事の執筆スピードも早くなりますよ。
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