SEOライティング10days集中講座 Day6
今日もSEOライティング10days集中講座をご覧いただきありがとうございます。
本メルマガ講座は連続での講義形式なので、まだ以前の講座を読んでいない方は先にそちらをご覧ください。
今回解説するのは「リード文(=記事冒頭の導入文)」です。
たった数行の文章ですが、このリード文の出来次第で、記事を最後まで読んでくれるか、すぐにページを閉じられるかが決まると言っても過言ではありません。
たった数行で読者の興味を引き出さなければいけないので難しいパートではありますが、今回紹介するポイントさえ押さえれば、続きが読みたくて仕方がないという読者を増やすことができるでしょう。
「読者の途中離脱を防ぎたい」「せっかく頑張って書いた記事だし、最後まで読んでいってほしい」という方は、今日の講座で紹介するテクニックを実践してみてくださいね!
リード文が担う、たった一つの重要な役割
読者は、ページを開いて数秒でその記事を読むかどうかを判断すると言われています。つまり、数秒という短い時間の間に、ガチっと読者の興味を引く必要があるのです。
つまり、タイトルに興味を持って記事を開いてくれた読者を、記事本文に誘導することがリード文の役割なのです。
また、リード文はタイトル以外で読者が最初に触れる記事の文章でもあります。そのため、記事の第一印象という面でも重要な役割を担います。
このリード文で興味を引けなければ、その先の本文は1文字たりとも読まれないのですから、どれだけリード文が記事において重要な役割を持っているかがわかりますね。
興味を引くリード文を作る4つのポイント
ここからは、読者をグッと惹きつける魅力的なリード文を作るためのポイントを4つ紹介します。
- 誰向けの記事なのかを明確にする
- 記事の内容をざっくりとまとめる
- 何が解決できるのかを明らかにする
- 読者への共感を入れる
誰向けの記事なのかを明確にする
リード文を作る際の1つ目のポイントは「誰向けの記事なのかを明確にする」ことです。
そもそも記事は、万人に読んでもらう必要はありません。自分がターゲットとする人に読んでもらえればいいわけです。
なので、リード文では「この記事はどんな人に読んでほしい内容なのか」を明確に打ち出すことが重要です。
例えば、「足を細くしたい」という読者に向けて記事を書く場合、以下のどちらの文章の方がより興味を引くでしょうか?
- ダイエット方法を知りたい人は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
- 「最近、足のむくみが気になる…」という方は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。
前者の方が当てはまる読者は多いかもしれませんが、後者のように「ピンポイント」でターゲットを絞った方が「続きを読んでみよう!」と思ってもらえる可能性が高くなります。
なのでリード文を作る際は「誰に向けて書いた記事なのか」を読者にはっきりと伝えましょう。
記事の内容をざっくりとまとめる
続いて紹介するリード文のポイントは「記事の内容をざっくりとまとめる」です。
読者はいきなり記事を読み始めることはありません。読者はまずリード文を読んで「この記事を読む価値があるかどうか」を品定めします。
であれば、リード文には「この記事に大体どんなことが書いてあるのか」を明記する必要があるわけです。「この記事の内容は秘密です。実際に本文を読んで確かめてくださいね!」みたいな記事は、まず読まれないと思った方が良いでしょう。
また、先に「こんな内容を紹介しますよ」という情報を読者に伝えることで、読者側も内容を予測した上で記事を読み進めることができます。
すると、内容が理解しやすくなるので、「読みやすい記事だった」と思ってもらえる可能性も高くなるのです。
ただし、リード文で「SEOライティングで大事なのは、検索意図を把握することです」のように具体的な内容まで書いてしまうと、それ以上記事を読み進める理由がなくなってしまいます。
なので、記事の内容を”ざっくりと”伝えるくらいに留めておくのがポイントです。(例:SEOライティングで最も大事なポイントについてご紹介します。など)
また内容が複数になる場合は、箇条書きをうまく使うと情報が整理された印象を与えられるのでおすすめです。
何が解決できるのかを明らかにする
このメルマガでも何度か話してきましたが、読者はあなたの記事を読みたくて、記事を読むわけではありません。読者は、自分が抱えている問題を解決するために“仕方なく”記事を読むのです。
例えば、ありきたりな内容でも、その記事を読むことで読者の問題が解決するなら、その記事は「質の高い記事」です。逆に、どんなに専門的で高度な内容も、読者の問題を解決できなければ「価値のない記事」でしかありません。
この「自分の問題を解決できそうな記事かどうか」を、読者は記事を開いて数秒で判断します。
だからこそ、最初に目に止まるリード文で「この記事を読むと、こんな問題が解決できますよ」という点を、読者に伝えることが必須なのです。
読者への共感を入れる
前述のように、「ターゲット」や「記事の概要」「解決できる問題」といった適切な情報をリード文に盛り込むのは大切です。ですが、人は正論だけではなかなか動こうとしないという側面もあります。
確実に記事を読み進めてもらうために一番重要な要素。それが「共感」です。
より具体的にイメージしてもらうために「ダイエット」に関するリード文で比較してみましょう。あなただったら、どっちのリード文の記事を読みたいかという視点で考えてみてください。
本気でダイエットをしたいなら、甘いものは絶対に断つ必要があります。
チートデイと称して、好き放題食べて良い日を設けるなんてダイエット法が流行っていますが、まさかあなたはそんなデマを信じではいないですよね?
最初に言っておくと、甘いものを食べたいなんて考えている間は、絶対にダイエットはできません。そんな中途半端な覚悟なら、どうせ失敗するので、最初からダイエットなんてしない方がまだマシです。
意志の弱い人にはどうせ効果がないので、本気でダイエットを成功させたい人だけ読んでください。
ということで、この回の記事では、甘いものを断つ方法について紹介します。
本気でダイエットをしたいなら、甘いものは絶対に断つ必要があります。
って頭ではわかっていても、たまにはケーキやアイスを思いっきり食べたいという衝動に駆られることってありますよね。
痩せたいけど甘いものも我慢したくない。ちょっとわがままだと自覚しつつも、抗えない誘惑。私もダイエットする前は同じだったので、気持ちはすごくよくわかります。笑
でも実はちょっとしたコツを抑えるだけで、無理なく甘いものの誘惑を振り払うことができるようになるんです。
というわけで今日は、私がどうやって甘いものの誘惑を跳ね除けられるようになったのか。その時に行った工夫について紹介しますね。
どちらも最終的には「甘いものを断つ方法」を紹介する内容に繋げてはいますが、そこに行き着くまでの過程がまるで違いますね。
リード文Aの内容は正論ではありますが、「なんで赤の他人にそこまで言われなきゃいけないんだ」という反感を持つ人も多いでしょう。
一方でリード文Bは「この人は自分のことを分かってくれてる!」という共感が生まれるので、「この人の話なら聞いてみようかな」という気分になる可能性が高いです。
なので、リード文には「情報」だけではなく「共感」を呼ぶ内容も取り入れる必要があるのです。
リード文が雑だと、どんなに良い記事も読まれない
今回解説したリード文ですが、記事の中に占める割合はたったの数%でしかありません。
しかしそのたった数%のリード文で興味を引けなければ、その先の数時間かけて書いた数千文字の文章は全て読まれないということになってしまうのです。
その意味では、リード文は本文の内容以上に力を入れて書くべき部分なのです。
せっかく頑張って書いた記事を最後までしっかり読んでもらうためにも、今回紹介した4つのポイントを押さえて全力でリード文を作りましょう。
明日のメルマガの内容は?
明日の21時にお送りするメルマガ講座では、記事の入り口でもある「記事タイトル」について詳しい解説をします。
リード文が雑だと記事本文が読まれないのと同様に、記事タイトルが雑だとそもそもリード文すらも読んでもらえません。
そういう意味で言えば記事タイトルは、リード文や記事本文の内容以上に重要な要素ということになります。
なので、明日のメルマガ講座を読んで、読者が思わずクリックしたくなる興味深い記事タイトルの作り方をマスターしましょう。
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