「キャッチコピー作りの参考にしたいから、有名なものを教えてほしい」という要望に応えるために、本記事を作成しました。
何か広告を作るときや、クリエイティブを作るとき、セールスレターを作るときは何かと目を引くキャッチコピーは必要になってきますよね。
「でも、自分にはセンスがないから、0から作るなんてできない」と思っていませんか?
その考え方は間違いです。なぜなら、キャッチコピーを作るにあたって、「センス」は必要ないから。
じゃあ何が必要なのかというと、「うまいキャッチコピーの作り方の共通点・ノウハウ」です。
そこで本記事では、有名なキャッチコピーを11個厳選し、そのコピーを分析していきます。
「うまいキャッチコピーの作り方の共通点・ノウハウ」を学べる内容になっているので、最後まで読んで、そのエッセンスを掴み取ってください。
※キャッチコピーではなく、セールスコピーライティングについて知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
超有名なキャッチコピーライティングの事例11選
では早速、あなたも必ず一度は聞いたことがあるであろう「有名なキャッチコピーライティング」の事例をご紹介します。
ぜひ、「なぜ、このようなフレーズは頭に残りやすいのだろうか?」というコピーライターの視点で、1つ1つ分析してみてください。
余談ですが、本当はキリ良く「10選」にしようと思ったのですが、どうしても選びきれずに「11選」になってしまいました。
ファミリーマートの有名なキャッチコピー
あなたとコンビにファミリーマート
「あなたとコンビに」というフレーズから、いつでもお客さんの隣にいますよというメッセージが伝わってきます。
口に出すとリズム感も良いため、ついつい口に出したくなるフレーズです。
吉野家の有名なキャッチコピー
「うまい、やすい、はやい」
非常にシンプルながら、力強いメッセージ性が感じられます。
キャッチコピーのほとんどは、「最も伝えたい内容」に絞るのが一般的です。
ところが、吉野家のキャッチコピーは、言葉を極限までシンプルにすることで、3つの利便性を一度に伝えることに成功しています。
ニトリの有名なキャッチコピー
お、ねだん以上。
家具を扱う二トリですが、キャッチコピーを見るだけで、「なんか値段に対して性能の良い家具が揃ってるんだろうな」という印象を与えることができます。
「おねだん以上」ではなく、「お、ねだん以上」という、ちょっと驚いた表現を再現できているのも、記憶に残りやすいポイントですね。
ライオンの有名なキャッチコピー
おはようからおやすみまでくらしに夢を広げる
他のキャッチコピーに比べると文章は長いものの、非常にイメージがしやすいため、記憶に残りやすいフレーズです。
1日を「おはようからおやすみまで」と、消費者が普段よく使う言葉で表現しているのも、親近感を覚えます。
カルピスの有名なキャッチコピー
カラダにピース
カラダにピースというキャッチコピーだけで、体にいい商品を扱っているんだなというイメージを浮かべることができます。
また、カラダにピースとカルピスという、語呂が似た言葉を採用している点も印象に残るポイントとなっています。
サントリーの有名なキャッチコピー
水と生きる
シンプルなキャッチコピーですが、「水」にこだわっていることが感じられますね。
飲料水の会社のイメージ的にもぴったりなキャッチコピーです。
ライザップの有名なキャッチコピー
結果にコミットする。
ライザップがこれだけ有名になった背景には、この「結果にコミット」というキャッチコピーがありました。
消費者が何を求めているのかをしっかりとリサーチすることで、「うまいキャッチコピー」が作れるようになるという良い例ですね。
ロッテの有名なキャッチコピー
お口の恋人 LOTTE
キャッチコピー「お口の恋人」で有名なロッテですが、実は、企業名想起率のランキングで10年以上にわたり1位となっています。
つまり、「日本で一番有名な企業のキャッチコピー」ということです。
ありきたりな表現ではないのに、すごくイメージが湧いてくるキャッチコピーですね。
キャッチコピーに「イメージのしやすさ」が大切なことがよくわかります。
ホンダの有名なキャッチコピー
The Power of Dreams
英語のキャッチコピーは「洗練されている」「かっこいい」といったイメージがあります。
ただし、日本語のキャッチコピーに比べて、パッと見たときに記憶に残りにくいというデメリットもあります。
コスモ石油の有名なキャッチコピー
ココロも満タンに
”ココロも”という言葉で、本来の「石油(ガソリン)を満タンにする」以上のサービスをイメージさせます。
商品だけではなく、お客さんの焦点を当てたキャッチコピーは、多くの人から支持される傾向にありますね。
コジマの有名なキャッチコピー
安値世界一への挑戦
コジマの一番の長所を、ストレートに打ち出したキャッチコピーです。
家電屋さんで最も値段が安いというイメージを強烈に印象づけることができます。
事例に学ぶ上手いコピーライティングの共通点
このように多くの人に「知ってもらえるキャッチコピー」には、以下のような共通点があります。
- 簡単な言葉を使っている
- イメージがしやすい
- 伝えたいことを1つに絞っている
これらの要素を意識することで、あなたも多くの人の印象に残る「うまいキャッチコピー」が作れるようになります。
これらの要素について、それぞれ詳しく解説していくので、最後までしっかりついてきてください!
簡単な言葉を使っている
キャチコピーは「短い時間でフレーズを印象付けること」が求められます。
そのためには、「簡単な言葉を使う」ことが絶対に必要なのです。
上記で挙げた例も、基本的には小学生でも意味がわかる言葉しか使われていません。(ホンダのキャッチコピーだけは英語なので例外ですが。)
キャッチコピーに最も大切なのは、「シンプルでわかりやすい」言葉を使うことです。
イメージがしやすい
上記で紹介した企業のキャッチコピーに共通するのは、「聞いただけでイメージができる」という点です。
コピーライターであれば1度は聞いたことがあるかもしれませんが、この業界では「相手の頭にイメージできる文章を作りなさい」とよく言います。
キャッチコピーは結局のところ、「いかに印象に残るか」です。
そして、人の印象に残すためには、「イメージができるかどうか」が非常に大切な要素なのです。
伝えたいことを1つに絞っている
キャッチコピーは基本的に、短い文字数で最大限のインパクトを与えることが必要です。
そのためにも、「最も相手に伝えたい内容」だけに絞って、メッセージを発する必要があります。
例えば、前述した「ニトリ」や「コジマ」のキャッチコピーは「値段」に焦点を絞って、キャッチコピーが作られています。
言葉は基本、「内容を絞る」ほどに、「力強いメッセージ」になると頭の中に留めておいてください。
上手いキャッチコピーライティングの事例 まとめ
今回は、有名な企業のキャッチコピーを例に、「うまいキャッチコピーの作り方」についてご紹介しました。
この記事では解説の都合上、有名企業のキャッチコピーの中でも特に有名なものだけに絞りましたが、それ以外にも「うまいキャッチコピーの例」はたくさんあります。
Googleで [キャッチコピー 例] などのキーワードで調べると、たくさんの事例を見つけることができるでしょう。
いきなり1から「うまいキャッチコピー」を作るのは難しいので、まずは「うまいキャッチコピーの事例」をたくさん見ることから始めてみるのがオススメです。