この記事では、ライターを独学で目指す場合の注意点や、収入を増やすためのヒントをご紹介します。
先に言っておくと、独学でもプロレベルのライティングスキルを手に入れることは十分に可能です。でも、ライティングスキルはライターの収入にはあまり関係がないって知ってましたか?
独学でライターを目指す人ほど、実はライティングスキル『以外』に注目することが大切です。
独学でライターを目指している人が本当に手に入れるべきものの正体。それは…
独学でもライターになれますか?
結論から言いましょう。独学でライターになることは確かに可能です。
webライターとして活動している人も、最初は独学でライターとしてのスキルを磨いている場合がほとんどです。
そもそも、実はライターにはそこまで難易度の高いライティングスキルは求められていません。
むしろ、『読みやすい文章が書ける』など、基本的な文章力さえあればライターとして活動を始めることは可能なのです。
独学でライターになるための必須スキル
そうはいっても、やはりライターとして活躍したいのであれば、ある程度のスキルを持っておくに越したことはありません。
中でも『SEOライティング』と『営業力』の2つのスキルは、持っておくと案件の獲得や報酬の面で有利になる場合が多いです。
SEOライティングはともかく、ライティングに直接関係しない『営業力』が必須スキルというのは驚いたかもしれませんね。
しかし、ライターの報酬はスキルよりもむしろ、営業力(交渉力)によって決まることの方が多いのです。それぞれの必須スキルの詳細については、次の文章を読んでみてください。
ライターの必須スキル1【SEOライティング】
ライターに仕事を依頼するメディア運営者は多くの場合、検索エンジンでの上位表示を目指しています。
つまり、あなたがSEOに強い記事を書けるのであれば、より好条件でライティングの仕事を受注できるようになります。
ただし、本当に結果の出るSEOライティングのスキルを独学で身につけるのは、かなり難しいのが現実です。
ただ文章を書けるだけのライターを目指すなら独学でも問題ないですが、プロのライターを目指すなら本当にSEOの事を理解している人から直接学ぶ事も考えるべきでしょう。
ライターの必須スキル2【営業力】
残酷な話ですが、ライターはライティングスキルがあるだけでは、満足のいく収入を得ることはできません。
むしろ、ライターの収入や労働条件に大きな影響を与えるのは、条件の良い案件の取り方や、単価交渉のやり方といった『営業力』です。
この営業力がないと、「毎日休みなく記事を書き続けても、月の収入が10万円未満なんて…」という負のループにはまってしまいます。
独学でライターを目指す人ほど、自分の理想とする生活や食べていけるだけの収入を確保するためにも『営業力』を身につけるべきなのです。
独学でどれくらい勉強したらライターとしてやっていける?
「私は初心者なので、まずは半年くらい勉強してからライターを始めます。」こういう人は残念ながら、ライターとして成功することはできません。
なぜなら、ライターとしてのスキルは『実践』をする事でしか手に入れることができないからです。
半年間、ライティングの教本を読むだけでライティングのスキルが上達すると思いますか?そんなワケないですよね。
極論ですが、ライターになるのに勉強期間は必要ありません。勉強ではなく、ライターとして仕事をしながらスキルやノウハウを吸収していきましょう。
初心者ライターのための独学方法
では、ライターとして仕事をする中で、どのような点を意識してライティングの勉強をすればいいのでしょうか?
先ほど、ライターに必要なスキルとして『SEOライティング』と『営業力』の2つを挙げました。営業力は相手ありきなので、まずはSEOライティングのスキルを身につけるのが良いでしょう。
SEOライティングに関しては、ライターとして仕事を受注した時にクライアントから『ライティングのルール』に関する資料が渡されるはずです。
その資料は基本的に『SEOライティング』のノウハウを盛り込んだものである場合が多いので、まずはルールに沿ってライティングを行い、SEOライティングのコツを掴みましょう。
ライターの仕事はどこから取ってくるのか?
ここまで、ライターには『SEOライティング』と『営業力』が必要なこと。そして、それらのスキルはライターとしての実務の中で身につけるべきという話をしました。
そのためには当然、ライターとして仕事を受注する必要がありますよね。ですが、この仕事探しで挫折する人も多いのです。
手っ取り早くライターとしての仕事をしたければ、まずはクラウドソーシングサイトでライティングの案件を探してください。
初心者ライターの仕事の取り方やおすすめのクラウドソーシングサイトに関しては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
なぜ独学でライターになった人の収入は低いのか?
冒頭でもお伝えしたように、独学でもライターになること自体はそんなに難しくありません。しかし、それは必ずしも、「ライターとして十分な収入を得ている」とイコールではないのです。
例えば、僕が実際にみたことのある案件では、2000文字の記事5本で2000円というものがありました。文字単価で言うと、たったの『0.2円』です。
クラウドソーシングサイトでは、このような『超低単価』の案件がたくさんありますが、独学でライターになった人は、これを『相場』と勘違いしてしまう可能性が高くなります。
そのため、理不尽な報酬金額で仕事をせざるを得なくなり、「仕事をしても仕事をしても生活が楽にならない…」という悪循環にハマる人が多いのです。
独学でも豊かなライター生活を送るヒントは”つながり”
独学は確かに自分のペースで進めることができたり、費用をあまりかからないというメリットがあります。一方で、業界の流れや常識に疎くなるというデメリットもあります。
そのため、独学でライターになった人ほど、多くのライターたちとのつながりを作って、業界の知見を広く持つことが大切です。
僕を含めたweb+のライターも、自分の学びやライティングに関するより良い情報を互いに交換しあって、ライティングのクオリティや最新の業界知識を常にアップデートしています。
あなたが本当にライターとして、それなりの収入を得たいのであれば、最初は独学でも良いですが、いずれは『仲間』を集めることでより豊かで充実したライターになれるはずです。
ライターは独学でもなれるのか? まとめ
今回は、独学でライターになれるのかという疑問や、独学でライターを目指す際に絶対に押さえておきたいポイントについて紹介しました。
この記事の内容をざっくりまとめると、『独学でもライターにはなれるけど、プロのライターを目指すならしっかりとスキルを身につけて仲間を増やしましょう』となります。
僕自身、ライターとして仕事をすればするほど、ライティングのスキルよりも人脈や業界の動きを知ることが大切だと痛感することになりました。
仲間と一緒に「今日は3記事書いた!」などと盛り上がれる方が、楽しいライター生活を送れる気がしてきませんか?