「Webライターって文章力がないと務まらないよね。。どうしても自分の文章力には自信が持てないんだけど、どうやってアップさせればいいの?」とお悩みではないですか?
Webライターは文章で内容や魅力を伝える仕事ですから、文章力が高くないと務まらない気がしますよね。
そんなWebライターに「文章力がない自分がなれるか不安」と思う気持ちもわかります。
そこで今回は、Webライターに必要な文章力や、文章力がアップするテクニックをお伝えします。
紹介する考え方やテクニックを身につけて、次回の執筆に役立ててくださいね!
webライターに必要なのはストレスのない文章を書く力
Webライターの文章力として必要なのは、読者にとってストレスのない文章を書く力です。
ストレスのない文章を書くためには、テクニックを駆使するのも良いですが、まずは「読者に視点に立つこと」が必要ですよ!
読者にストレスを感じさせる文章は、面倒くさがりの読者が記事から離脱する原因になります。
せっかく書いた文章が読まれずに終わってしまうので、読者の目線に立ち、ストレスのない文章を書くことを意識しましょう!
「ストレスのない文章=読者ファーストな文章」ということです!
文章力が高いWebライターの3つの特徴
ストレスのない文章が書ける、つまり文章力が高いWebライターには下記の3つの特徴があります。
- シンプルな文が書ける
- 読者に伝わる文が書ける
- 読者に共感する文が書ける
以下からは、これらの特徴について深掘りしていきますね。
シンプルな文が書ける
文章力が高いWebライターの1つ目の特徴は「シンプルな文章が書ける」点です。
内容が非常に簡単に書かれていて簡潔で読者に意味が伝わりやすい文章は、読者にストレスをあまり与えないと考えられる文章なので、記事の文章を書く時は内容を簡潔に伝えられるように書きましょう。
上記の文章を見て、どう思いましたか?おそらく「長いな…」「見づらいな…」「何を伝えたいの?」と思ったでしょう。
そもそも読者は記事を読みません。ですから、このような冗長な文章があると、記事を見る気すら失せてしまうのです。
文章はシンプルに書き、伝えたい意味がすんなり理解できるよう心がけましょう!
読者に伝わる文が書ける
文章力が高いWebライターの2つ目の特徴は「読者に伝わる文章が書ける」点です。
記事は読者に情報を伝え、行動を促し、読者に喜びを感じてもらうためにあります。
どれだけ良い内容が書いてあっても、伝わらなければ意味がまったくありません。
読者に情報を伝えられる文章を書くために、覚えておいてほしい方法を2つ紹介しますね!
読者に伝わる文を書く方法:SDS法
SDS法は以下の単語の略で、文章を「要点→詳細→要点」の順にすることで、内容が伝わりやすくなる方法です。
- Summary(要点)
- Details(詳細)
- Summary(要点)
先に要点を述べることで、読者の集中力が高まり、文章の大事な箇所を共有できます。
要点を共有したあとに詳細を述べれば、書かれている内容が理解しやすくなるのです。
そして最後に要点を記載すれば、読者は「つまりこういうことね!」と詳細をまとめることができるので、内容を落とし込みやすくなりますよ。
ちなみにこの見出しの文章はSDS法を用いて記載しました!SDS法を用いるときは参考にしてくださいね。
読者に伝わる文を書く方法:PREP法
PREP法は「結論→理由→具体例→結論」の順に文章を書くことで内容が伝わりやすくなる方法で、以下の単語の略です。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(具体例)
- Point(結論)
PREP法を用いた文章が読者に伝わりやすいのは、最初に結論を述べることで、読者が文章の全体像を把握しやすいからです。
最初に結論を述べると、読者は内容を理解する姿勢を整えることができ、最後の結論で話をまとめられるのです。
そのためPREP法を用いると、読者に内容が伝わりやすくなるのです。
こちらの見出しの文章も、PREP法を用いて記載しましたよ!
読者に共感する文が書ける
文章力が高いWebライターの3つ目の特徴は「読者に共感する文章が書ける」点です。
共感する文章があると、読者は当事者意識を持ちやすくなります。
当事者意識とは、読者が記事を見て「これは自分にピッタリだ!」「自分の疑問を解決してくれそうだ!」と思う意識のこと!
当事者意識を持つと、読者は行動に移しやすくなります。そして行動に移せば理想の姿を手に入れ、読者の満足感が高まるのです。
文章力がないと思われる文章の特徴
ここまでで、Webライターに必須の文章力がどのようなものなのか分かりましたね!
では次に、文章力がないと思われてしまう文章の特徴を紹介します。
今のあなたに当てはまる項目がないか、一緒に確認してみましょう!
- 語彙力がない
- 文章が長くて読みづらい
- 指示語が多い
- 結論が分からない
語彙力がない
語彙力がないと、冗長な表現になりやすいです。読者に訴えかけるインパクトのある表現ができず、決め手に欠けてしまいます。
語彙力を鍛えるなら、他の人が書いた記事を読んだり、本を読んだりすると良いでしょう。
特に記事は、ジャンルによって文章の表現や使用する語彙が異なるのでオススメですよ!
ちなみにWebライターの語彙力が鍛えられるおすすめの本は、下記の記事で紹介しています。
今のあなたに最適な本が必ず見つかるので、ぜひご覧ください。
文章が長くて読みづらい
さきほどの「文章力が高いWebライターの1つ目の特徴」でもお伝えしまたことですが、語彙力はあっても一文が長いと読みづらくなります。
読者は基本的に面倒くさがりなので、文章を読もうとはしません。
そのため、文章はできるだけ簡潔にまとめ、無駄な表現は使用しないようにしましょう!
指示語が多い
文章中に指示語(こそあど言葉)が多すぎると、どの名詞を指しているのかわからなくて読みづらくなります。
そのため、こそあど言葉は単独では極力使用しないようにしましょう!
たとえば「この場合」「その方法」のように、名詞に繋げる形で使用すると、どの名詞を指しているのかがわかりやすくなりますよ。
結論が分からない
結論がわからない文章は内容が把握しづらいため、読者が記事から離脱する大きな原因になります。
読者は面倒くさがりで、いち早く結論を知りたいと思っていますからね。
先に紹介したSDS法やPREP法を使用し、結論が明確に分かる文章や構成を作りましょう!
最初に構成を作れば文章が書きやすい!
Webライターに必要な文章力や、文章力がないと思われる文章の特徴を紹介してきました。
ここであなたは「今知った方法を取り入れて、早速文章を書こう!」と思っているはずです。しかしその前に、記事の構成を作ってしまいましょう!
webライターとしてお仕事を頂くと、あらかじめ構成が作られている場合もあれば、自分で構成を作る場合もあります
特に自分で構成を作る場合は、文章を書く前に構成を作ったほうが、文章を考えやすくなりますよ!
「どの部分に何をどう書く」というイメージを持ちやすいですからね!
闇雲に文章を書き始めてしまうと、どの部分で何を主張したら良いかわからなくなり、読者にとって分かりづらい記事になってしまいます。
Webライター初心者でも文章力が向上するテクニック3選!
それではここから、Webライター初心者でも文章力が向上するテクニックを3つ紹介していきます!
Webライター初心者の方は、次に記事を執筆する際、ぜひ使ってみてくださいね。
- 理由を述べる
- 具体的な数字を使う
- 1文は60文字以内にする
理由を述べる
主張の理由が明確に記載されていると、読者にとって納得のしやすい文章になります。
そもそも根拠のなかったり薄かったりする文章は、信じるに値しないですよね。
主張に納得していただければ、読者は記事を読み進めてくれるでしょうし、行動にも移してくれやすくなりますよ!
具体的な数字を使う
「少し」や「たくさん」といった、個人によって尺度が異なる表現は使用しないようにしましょう!
具体的な数字を伝えれば、読者はイメージがしやすくなります。イメージを持てないと、読者は行動に移そうとは思わないのです。
1文は60文字以内にする
1つの文章は60文字以内に収めましょう!文字数が60文字以上だと、内容が伝わりにくい冗長な文章となってしまいます。
さらに、面倒くさがりの読者にとって、見るのが疲れる文章や記事となるでしょう。
記事を見る方法にもよりますが、特にスマホで記事を見る人にとっては、60文字以上あると行数が増えて読みにくくなってしまいますよ!
Webライター初心者の文章力が向上する日本語テクニック6選!
続いて、Webライター初心者でも文章が向上する日本語のテクニックを6つ紹介します!
- 主語と述語のねじれを無くす
- 口語表現を使わない
- 「てにをは」を意識する
- 同じ文末表現を使わない
- 読点を一文に3回以上使わない
- 漢字とひらがなの割合を3:7にする
主語と述語のねじれを無くす
主語と述語がねじれてしまっていると、読者は混乱してしまい、記事を離脱してしまいます。
主語と述語がねじれている文章は、たとえば「あのお店はコーヒーが美味しいのが有名で、よく雑誌で紹介している」のような文章。
主語は「お店」で、述語は「紹介している」ですね。「お店」側から見ると「紹介されている」のが正しいため、この文章は主語と述語がねじれているのです。
口語表現を使わない
口語的な表現は使用しないようにしましょう。口語表現として、たとえば「ちゃんと」や「やっぱり」などが挙げられます。
あなたが書いているのは文章なので「きちんと」や「やはり」といった文語表現を使いましょう。
ただし、記事を書くメディアによっては口語表現が好まれる場合があります。
どちらの表現を使ったら良いのか、クライアントに確認してから執筆に臨みましょう!
「てにをは」を意識する
助詞「てにをは」に意識を向けると、格段に文章力が向上しますよ!
多くのWeb記事で「てにをは」が適切に使われていない文章を見かけます。
ですからあなたも、文章を書いたあと「てにをは」が正しく使われているか確認しましょう。
確認するときは、文章を書いてから3〜4時間空けて、音読してみると間違いを見つけやすいですよ!
同じ文末表現を使わない
「〜です」や「〜ます」、「〜だ」といった文末表現は、3回以上続けないようにしましょう!つまり、連続は2回までです。
3回以上続いてしまうと冗長な印象となり、読みづらくなってしまいますよ。
しかし、どうしても3回以上連続してしまう場合があるでしょう。
その場合は、「〜ですね(よ)」や「〜ますね(よ」のように変化をつけてみると読みやすくなります!
読点を一文に3回以上使わない
読点(、)の使用は、1つの文章につき2回までにしましょう!
3回以上登場する文章は、内包する意味が多く、2つの文章に分けることができます。
読点が3回以上登場してしまっている場合は、不適切な部分の読点を削除するか、文章を分けるかしましょう!
漢字とひらがなの割合を3:7にする
文章を書く際は、漢字とひらがなのバランスを意識しましょう。
漢字の比率が3割以上になると、文章内の文字の隙間が狭くなり、全体的に余白が少なく窮屈な印象を与えてしまいます。
一方で「ひらがな」の比率が7割を超えると、今度は単語の区切りを判別するのが困難になり、文章の意味を理解するのに時間がかかってしまいます。
読者がストレスを感じずに読み進められる、理想的な漢字とひらがなのバランスは「漢字7割:ひらがな3割」です。Webライターとして文章を書く際は、必ず意識しましょう。
Webライターが文章力を上げるための5つの方法
これまで紹介した文章力向上のテクニックを身につけるには、一体どうすれば良いのでしょうか?
Webライターが文章力を上げるための方法として、一般的に下記の5つが挙げられます。
- 良い文章を写経する
- 本や映画の内容を要約する
- ブログを立ち上げて記事を書く
- Twitterで情報発信し続ける
- Webライターに関する資格を取る
良い文章を写経する
Webライターの文章力が上げられる最も手軽な方法は「写経」です。
「写経」と聞くとお経のイメージを抱く方が多いですが、Webライターにおける写経とは、良い文章をそのまま模写することを指します。
プロの作家が書いている文章を、実際に手を動かして写経することで、自然と文章力が引き上げられるのです。
まずはベストセラー本で使われている文章の書き方や、検索上位に表示されるWeb記事を参考に、自分が「読みやすい」と感じた文章を写経してみましょう。
本や映画の内容を要約する
Webライターの文章力を上げるには、本や映画の内容を要約するのも有効です。
これまで紹介したテクニックを練習するのも大事ですが、実際に目に見える形としてアウトプットしていかないと、いつまで経ってもゼロから文章を書き上げることはできません。
とはいえ、題材が一切無い状態で文章を書き始めるのは、少々ハードルが高いですよね…
そこでまずは、身近にある本や公開されている映画の重要な部分を要約し、要約した内容を自分の言葉で新たに書き出してみましょう。
写経である程度文章の「型」が身についた後、アウトプットの練習として取り入れるのがおすすめです。
ブログを立ち上げて記事を書く
Webライターとして文章力をさらに上げるには、ブログの立ち上げも有効な手段です。
ブログで記事を書くと、自分の書いた文章がどれだけの人に見られたのかがPVとして数値化され、その数値があなたの文章力としてクライアントから評価されます。
独りよがりな文章を書き続け、いつまでも本当の文章力が上がらない悪い状況に陥るのを防ぐためにも、Webライターならブログの立ち上げも経験しておきましょう。
Twitterで情報発信し続ける
ブログと同様にTwitterでの情報発信も、Webライターが文章力を上げる方法として有効な手段です。
Twitterは1ツイートあたり140文字の制限があるものの、その文字制限がかえって簡潔な文章を書く練習になります。
またTwitterで情報発信していると、自分が投稿したツイートに「いいね」がつくようになり、ブログと同様にユーザーからの反応が得られます。
スマホさえあれば簡単に投稿できるので、スキマ時間を利用してツイートする習慣を身につけ、簡潔な文章が書けるよう心がけましょう。
Webライターに関する資格を取る
Webライターの文章力を上げるには、資格を取るのも有効な手段です。Webライター向けの資格を取得するなら、下記の3つがおすすめです。
- Webライティング技能検定
- Webライティング能力検定
- SEO検定
上記の検定には、どれも日本語の使い方に関する内容が含まれているため、資格取得に向けて勉強を重ねるだけでも文章力が上がります。
ちなみに下記の記事では、Webライター向けの資格についてさらに詳しく解説しています。
情報発信を続けている中で「最近、文章力が上がっている気がしない…」と限界を感じたら、資格の取得も検討に入れると良いです。
Webライターの文章力に関してよくある質問
ここからはWebライターの文章力に関して、よくある質問を紹介します。
Webライターはどんな内容を書く?
Webライターが仕事として書く内容は、企業の運営しているWebメディアに関係することが多いです。
具体的には企業のサービス紹介をはじめ、インタビュー記事・商品のセールスレター・トレンド記事など、クライアントの業界によって多岐に渡ります。
中には個人で運営しているブログ記事や、最近ではYouTube動画の台本を作成するケースも増えており、今後も新しいジャンルでWebライターが活躍する機会が増えてくるでしょう。
文章力が高い人の特徴は?
Webライターとしての文章力が高い人の特徴として、本記事で紹介したとおり「結論優先で書いている」「常に具体的な表現を使っている」等が挙げられます。
また誤字脱字が少ない、もしくは全く見当たらない文章を書ける人も、文章力が高いといえるでしょう。
それらの特徴を持ったWebライターになるには、やはり普段から何度も推敲する習慣を身に付け、地道に文章力を磨き上げる必要があります。
『web+』で文章力のあるwebライターになろう!
ここまでで、Webライターに必要な文章力や文章力が向上するテクニックをお伝えしました。
知識が得られたから、今から私は文章力の高いwebライターだ!
そう思うのはまだ早いです!知識がついただけでは、読者にストレスを与えない「良い文章」は書けません。
では、どうしたら「良い文章」が書けるようになるのでしょうか。その答えは「実践的に学べる環境に身を置く」です。
『web+ Media School』では、webライティングの知識や技術を実践しながら学べます。
実際に記事を執筆していただいて、その記事を私たちスタッフが添削するのです。添削は、厳しく熱量をもって行っていますよ!
添削を受けることで、自分の文章の弱点や良いところがハッキリと分かり、誰でも最短距離で成長できます!
さらに、20記事執筆の練習期間を経たあとは、『web+ Media School』が持つメディアで記事を執筆していただけます。
執筆した記事はあなたの実績として利用でき、仕事を取るときに「私はこの記事を書きました!」とクライアントに公開してOKですよ!
正直、「執筆した記事を実績として公開できる」という点は、仕事を取り始める時にかなり有利です。
「この記事を執筆しました!と外部に公開しないでください」と定めている企業やメディアが多いですからね。
『web+ Media School』で学べば、あなたが不安に思っている文章力の悩みを解消できます。
一緒に学んで、短い距離・短い時間でスキルや経験・実績を手に入れ、よりストレスのない文章を書けるwebライターになりましょう!
読者ファーストな文章を書く力をつけよう!
今回は、Webライターに必要な文章力や、Webライター初心者でも文章力が向上するテクニックについてお伝えしました。
Webライターに必要な文章力とは「読者にストレスを与えない文章を書く力」のこと。
冗長な表現をしたり、根拠や結論が分からない文章だと、読者は見る気がなくなり記事から離れてしまいます。
「文章力に自信がない…」と思うなら、この記事にあるテクニックを身につけたり『web+ Media School』で学んだりして、読者ファーストな記事を書けるWebライターになりましょう!