「Webライターが仕事獲得するには、やはり資格検定を受けたほうが良い?」と疑問に思っていませんか?
無資格のままWebライターを始めたものの、思うように案件が獲得できず、想定よりも稼げていない方が多いのが現状です。
そこで今回は、Webライターが資格を持ったほうが良い理由を解説しながら、Webライターにおすすめの資格11選を紹介します。
この記事を読むことで資格取得の第一歩が踏み出せ、Webライターとして稼げるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
Webライターは資格があると仕事獲得しやすい?
Webライターは資格があると仕事を獲得しやすい、というのは事実です。
資格が無くても始められるWebライターですが、資格を持つと下記の理由で仕事が獲得しやすくなります。
- 周りと差別化できる
- 資格保有者限定の仕事に応募できる
- 専門性が高い記事が書ける
周りと差別化できる
Webライターが資格を持つと、周りと差別化できるようになります。
インターネットが発達した現代では、リモートワークに最適なWebライティングの仕事が増加傾向ですが、それ以上にWebライターの数が増えている状況です。
実際にクラウドワークスでWebライターを探すと、30,000名以上見つかります。一方「Webライティング」で案件を検索すると、約3,000件に留まります。(2022年11月現在)
(参照:クラウドワークス|Webライターのメンバー検索結果;ライティング・記事作成の仕事・求人を探す)
案件の数に対してWebライターが供給過多のため、差別化できないWebライターは自然に淘汰されている状況です。
またWebライターは資格が無くても始められる仕事で、無資格のままWebライターを続けている方も数多く存在します。
したがってWebライターが資格を持つと、周りのWebライターと差別化でき、仕事も獲得しやすくなると言えます。
資格保有者限定の仕事に応募できる
資格を持ったWebライターは、資格保有者限定の仕事に応募できます。
Webライターの間でよく利用されているクラウドソーシングサイトには、資格保有者限定の仕事が見受けられ、通常の案件よりも競争率が低い傾向です。
(参照:クラウドワークス|ライティング・記事作成の資格保有者限定の仕事・求人を探す)
実際に契約したWebライターの数が募集人数を満たさず、継続募集している案件も見受けられます。資格を持っているだけで、募集人数を満たしていない案件に高確率で採用されるでしょう。
専門性が高い記事が書ける
Webライターが資格を持つと、専門性の高い記事が書けるようになります。
資格を持っているWebライターは、その分野の専門知識をもとに、無資格のWebライターよりも専門性の高い記事執筆が可能です。
たとえばFP(ファイナンシャルプランニング)は金融系の分野に特化した資格で、保有すると保険・税金・投資といった知識が身につき、執筆する記事に専門性が備わります。
専門性の高い記事が書けるWebライターは少なく、クライアントから重宝されるため、資格を持つと仕事獲得に有利に働くのです。
ただし闇雲に資格を取得するだけでは、必ずしも仕事が取れるわけではありません。次の項目では、Webライターが資格を選ぶポイントについて解説します。
Webライターに有利な検定や資格を選ぶポイント
Webライターが資格を選ぶ際のポイントとして、下記の3点が挙げられます。
- 資格・検定により何をアピールしたいのか
- 長期的に考えて取得するメリットがあるのか
- 目指すライターの種別にマッチしているのか
資格を選ぶ際はクライアントへ専門知識をアピールしたいのか、それとも得意ジャンルや趣味などを伝えたいのか、明確にするのが重要です。
自分と相性が良い執筆ジャンルの案件に出会えるよう、資格の選別理由をはっきりさせるのです。
また選んだ資格が高単価の案件に直結するのか、その資格が将来にわたって需要があるのかを長期的に考えないと、せっかくの受検費用が無駄になってしまいます。
ちなみにWebライターに関する資格は多種多様で、コピーライターやSEOライター、取材ライターといった種別に適した資格が存在します。
自分が目指したいライター像に合わせて、Webライターに有利な資格を取得しましょう。
初心者Webライターの仕事獲得におすすめの資格5選!
ここからは初心者Webライターの仕事獲得におすすめの資格として、下記の5選を紹介します。
資格名 | 費用(税込) | 受験方法 | テスト方式 | 合格基準 | 対象者 |
Webライター検定 | 3級:無料 2級:10,000円 1級:25,000円 |
オンライン | 3級:マーク式 2級・1級:記述式 |
非公開 | 初心者向け |
Webライティング能力検定 | 13,500円 | 現地 (全国17ヶ所) |
選択問題 + ミニ論文 (記述式) |
3級:53〜69点 2級:70〜79点 1級:80〜88点 |
初心者向け |
Webライティング技能検定 | 6,000円 | オンライン | 選択問題 + ライティング問題(記述式) |
非公開 | 初心者向け |
SEO検定 | 4級・3級:各5,500円 2級:6,000円 1級:8,000円 |
現地 (全国11ヶ所) |
選択式 | 各級:得点率80%以上 | 初心者向け |
SEOマーケティングアドバイザー | 11,000円 | 在宅受験 | 択一式 + 記述式 |
70点以上 | 初心者向け |
Webライター検定
Webライター検定は、クラウドソーシングサービス最大手のクラウドワークスで提供されている検定です。
コンテンツマーケティングのプロ集団である「株式会社グリーゼ」が監修しており、Webライターとして活躍するために必要な知識が問われます。
合格後はクラウドワークスのプロフィールに合格証が表示され、資格保有者としてクライアントから一目置かれる存在となり、仕事獲得の可能性が広がります。
ちなみにWebライター検定3級は受験料が無料で、Webライター検定用の講座を受講する費用もかかりません。
クラウドワークスを利用しているWebライターなら、挑戦すべき資格といえます。
(参照:クラウドワークス|スキル検定)
初心者Webライターの登竜門的存在であるWebライター検定3級については、以下の記事でも詳しく解説しているので、併せて読んでみましょう。
出題内容
webライティングに関する知識を問われる選択問題と、2級以上では実務テストも課されます。
選択問題だけの3級でも合格率5%以下の高難度の試験ですので、2級以上の合格はさらに厳しいものになるでしょう。
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
1級 | 25,000円 |
2級 | 10,000円 |
3級 | 無料 |
興味がある方は、クラウドワークス公式サイトから詳細をご確認ください。
Webライティング能力検定
Webライティング能力検定は、わかりやすい文章を書く技術が問われる資格試験です。
勉強するとWebライティングが体系的に理解できるため、どんな資格を取れば良いのか分からない初心者Webライターにおすすめの資格です。
合格すれば仕事獲得に有利になる認定書が発行され、運営元の日本Webライティング協会から文章制作の仕事が斡旋される可能性があります。
Webライターの案件を受注するのに苦労している方に、ぜひ取得してほしい資格です。
(参照:一般社団法人日本WEBライティング協会|Webライティング能力検定)
出題内容
出題内容は以下表にまとめたの6科目です。ライティング能力だけでなく、法律なども試される内容となっています。
国語 | 誰でも理解できる平易で正しい日本語 |
ウェブライティング | 企業HP、ネットショップ、ブログ、FB、などのライティングスキル |
コピーライティング メールライティング |
売れるライティング、メールによる顧客対応 |
SEO | 多くの人に訪問してもらい、売上を上げられるSEO |
倫理・法律、炎上対策 | トラブルを起こさないライティングスキル |
Webライティングに関するミニ論文 | 意図が適確に伝わり信頼を高められる文章 |
受験料
受験料は13,500円(税込)です。複数回目の受験の場合には、一律3,000円の値引きがあるようですが、受験料も安いわけではないので、しっかりと勉強をして1度での合格を目指したいですね!
なお、この資格には2年間ごとに更新をする必要があります。更新は任意ですが、更新するたびに12,000円が別途でかかります。
興味がある方は、日本WEBライティング協会公式サイトから詳細をご確認ください。
Webライティング技能検定
Webライティング技能検定は、基礎的なWebライティングスキルの習得が可能な検定です。
日本クラウドソーシング検定協会が運営しており、合格すると「Webライティング実務士」の資格が与えられます。
記事報酬アップや好条件の案件紹介、クラウドソーシングサイトでのポイント付与といったさまざまな特典が受けられ、Webライター活動を後押ししてくれる資格として認知度が高いです。
(参照;一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会|合格者特典)
主にクラウドソーシングでWebライター活動している方であれば、仕事を獲得していく中で多くのメリットを享受できる資格です。
Webライティング技能検定については、以下の記事でも詳しく解説しています。
出題内容
SEOやコピーライティングなどライターの基本的な能力をはじめとし、正しい日本語の知識についての問題が出題されます。
指定されたキーワードに沿って300文字以内で文章を作成する記述形式の問題もあり、実際に文章を書く能力があるかを試されます。
受験料
WEBライティング技能検定を受験するには32,000円(税込)かかります。合格の場合には、合格証発行費用で別途3,000円かかりますので、この記事で紹介している他の資格に比べると高めの費用です。
興味がある方は、日本クラウドソーシング検定協会公式サイトから詳細をご確認ください。
SEO検定
SEO検定はSEOの知識が学べる資格検定です。
これまでSEOは経験知の側面が大きい曖昧な技術でしたが、SEO検定により初めて体系化され、具体的に説明可能な施策として認知され始めました。
またインターネットを活用した集客が普及した現代では、検索エンジン最適化の技術であるSEOが重要視され、優秀なSEOライターの需要が高まっています。
SEO検定の資格を持つことで集客のプロとして認知され、Webライターとしての市場価値が高まり、仕事獲得のチャンスが増えるでしょう。
(参照:一般社団法人全日本SEO協会|SEO検定)
出題内容
SEOの基礎知識はもちろんのこと、内部要因最適化や外部要因最適化、キーワードリサーチなどの知識が出題されます。
いずれの級も、80%以上の得点で合格であり、それぞれの級の合格率は以下の表のようになっています。2021年の合格率がいずれの級でも下がっているため、難易度が高まっている可能性があります。
1級 | 2級 | 3級 | 4級 | |
2021年 | 70% | 63% | 68% | 81% |
2020年 | 77% | 87% | 77% | 89% |
2019年 | 81% | 84% | 78% | 86% |
2018年 | 89% | 84% | 73% | 79% |
2017年 | 87% | 86% | 91% | 89% |
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
1級 | 8,000円 |
2級 | 6,000円 |
3級、4級 | 5,000円 |
興味がある方は、SEO検定公式サイトから詳細をご確認ください。
SEOマーケティングアドバイザー
SEOマーケティングアドバイザーとは、サイト運営のアドバイスを行う人のことです。
SEOマーケティングアドバイザーの資格講座では、SEOの基礎知識やメディア運営のノウハウが習得できるため、集客に関する実践的なスキルが身につきます。
またSEOの知識をもとに、メディア運営アドバイザーとして活動するのも可能で、資格を持つことで仕事の幅が広がります。
Webライターの案件獲得に困っている方は、検討の余地がある資格です。
(参照:一般社団法人日本技能開発協会|SEOマーケティングアドバイザー)
出題内容
SEOの基礎知識に加え、サイト設計、ライティング方法など、Webサイト運営に必要な実践スキルについての問題が出題されます。
100点満点中70点以上の得点で合格できます。
受験料
SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験の受験料は11,000円(税込)です。
興味がある方は、SEOマーケティングアドバイザー認定資格試験公式サイトから詳細をご確認ください。
編集者・ディレクターを目指す人向けのおすすめ資格3選
続いて、Webライターからのキャリアアップとして、編集者やWebディレクターを目指したい人におすすめの資格を3つ紹介します。
資格名 | 費用(税込) | 受験方法 | テスト方式 | 合格基準 | 対象者 |
Webリテラシー試験 | 11,000円 | 会場受験 or リモート受験 |
CBT方式 | 正解率70%以上 | 編集者・ディレクター向け |
ビジネス著作権検定 | BASIC:4,100円 初級:5,100円 上級:8,000円 |
会場受検 or リモート受検 |
選択式 | BASIC・初級:得点率65%以上 上級:得点率75%以上 |
編集者・ディレクター向け |
校正士検定 | 6,000円 (別途・入学金5,000円+受講料40,400円) |
在宅受験 (通信講座修了後) |
記述式 | 非公開 | 編集者・ディレクター向け |
Webリテラシー試験
Webリテラシー検定はWebに関する一般的な知識が問われる検定です。
デザイナー・ディレクター・プロデューサーが主な対象者で、勉強することでWebに関わる仕事の主要3職種の最重要知識が学べます。
Webライターの方でも学んでおいて損はない検定になっており、仕事上必要な標準知識が得られるため、担当編集者との円滑なコミュニケーションに役立ちます。
クライアントと良好な関係を築き、継続案件に繋げたいWebライターなら持っておくべき資格です。
(参照:社団法人全日本能率連盟登録資格Web検定|Webリテラシー検定)
出題内容
Webに関わる仕事を構成するデザイナー、ディレクター、プロデューサーという主要3職種の標準知識を備えているかが問われる試験です。
70%以上得点すると合格基準を満たすことができ、「Webアソシエイト」という資格が認定されます。
受験料
受験料は11,000円(税込)です。決済手数料、合格証発行、資格登録料込みになっていますので、別途支払いが必要になることはありません。
興味がある方は、Web検定公式サイトから詳細をご確認ください。
ビジネス著作権検定
ビジネス著作権検定は著作権に関する知識が問われる資格試験です。
著作権に特化した国内唯一の検定試験として、2004年から18年の実施実績(2022年11月現在)がある資格です。
受験者は一般企業で責任ある立場の方が多く、合格するとクライアントからの信用度が上がり、継続案件につながりやすくなります。
また著作権法に関する知識の証明になるため、安心して仕事を任せられるWebライターとして認知され、新規の案件を獲得できる可能性も広がるでしょう。
(参照:株式会社サーティファイ|ビジネス著作権検定;受験者の声)
出題内容
どの級もすべての問題がマークシート形式で、著作権に関する知識を問われる問題が出題されます。
BASICと初級は65%以上、上級は70%以上の得点で合格です。2019年度の平均合格率は66.6%(ビジネス著作権検定公式サイトより)ですので、高難度の試験ではないと言えます。
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
BASIC | 4,100円 |
初級 | 5,100円 |
上級 | 8,000円 |
興味がある方は、ビジネス著作権検定公式サイトから詳細をご確認ください。
校正士検定
校正士検定は文章の表記や誤字脱字をチェックできる人に与えられる資格です。
文部科学省が認定している「校正実務講座」を修了し、校正士認定試験に合格すると与えられる資格で、取得することで校閲の基礎が身につきます。
主に紙媒体の出版業界で役立つ資格ですが、正しい校正技術によって高品質な記事に仕上がるため、執筆業であるWebライターでも十分役に立ちます。
記事の質が上げられず、高単価案件への応募をためらっている方におすすめの資格です。
(参照:一般財団法人実務教育研究所|校正実務講座)
出題内容
校正士検定では、校正に必要な基本的実践能力が身についているかを問われます。
- 引き合わせ原稿と校正刷りを正確に引き合わせることができるか
- 引き合わせ原稿のない校正刷りを素読みで正確にチェクできるか
上記2点を、締切日までに自宅で試験問題を校正して提出する形で行われます。
受験料
校正士検定の受験料は6,000円(税込)です。別途、入学金5,000円と講座受講料40,400円が必要です。
興味がある方は、校正実務講座公式サイトから詳細をご確認ください。
間接的にWebライターの仕事獲得に役立つおすすめ資格3選
最後に、Webライターとして活躍するのに間接的に役立つ資格を3つ紹介します。
資格名 | 費用(税込) | 受験方法 | テスト方式 | 合格基準 | 対象者 |
日本語検定 | 7級・6級:各2,200円 5級:2,300円 4級:3,000円 3級:4,300円 2級:5,800円 1級:6,800円 |
現地 (全国47都道府県) |
選択式 + 記述式 |
7〜3級:得点率70%以上 2級:得点率75%以上 1級:得点率80%以上 (ただし6〜1級はすべての領域で得点率50%以上必要) |
その他 |
日本語漢字能力検定 | 10〜8級:各2,500円 7〜5級:各3,000円 4〜準2級:各3,500円 2級:4,500円 準1級:5,500円 1級:6,000円 |
現地 (全国47都道府県) |
CBT形式 | 10〜8級:150点中120点程度 7〜準2級:200点中140点程度 2〜1級:200点中160点程度 |
その他 |
文章読解・作成能力検定 | 4級:2,000円 3級・準2級:各3,000円 2級:4,000円 |
個人受験:東京・大阪 団体受験:学校や団体が認めた会場 |
選択式 + 記述式 |
各級:得点率70%程度以上 | その他 |
日本語検定
日本語検定は日本語の知識と運用能力を測定する資格検定です。
語彙力・文法・敬語の使い方といった正しい日本語が学べるため、記事執筆の場面はもちろん、クライアントとのチャット対応といった幅広いシーンで役立ちます。
言葉のプロであるWebライターが誤った日本語を使うと、クライアントから「この人に記事執筆を任せて大丈夫?」と不安がられます。
日本語検定に合格することでクライアントとのやり取りに自信がつき、新規の仕事を獲得できる可能性が広がるでしょう。
出題内容
漢字・表記・敬語・言葉の意味・語彙・文法・文章読解が問題として出題されます。
1級の取得には80%以上の得点が必要になり、合格率は22.3%(2020年11月試験)と発表されています。
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
1級 | 6,300円 |
2級 | 5,300円 |
3級 | 3,800円 |
4級 | 2,500円 |
5級~7級 | 1,800円 |
興味がある方は、日本語検定公式サイトから詳細をご確認ください。
日本語漢字能力検定
日本語漢字能力検定(漢検)は、基礎的な漢字能力が問われる検定です。
検定を受けて漢字力を上げれば、変換ミスの防止や推敲スピードの向上につながり、記事作成スキルが上達します。
また普段のクライアントとのやり取りで、簡単な漢字を間違えたまま使っていると信用度が下がり、仕事獲得の可能性が狭まります。
一般企業の新卒採用でも活用されている検定ですので、信用されるWebライターになりたいなら、取得しておいて損はない資格です。
(参照:公益財団法人日本漢字能力検定協会|日本漢字能力検定)
出題内容
漢字の音・訓読み、対義語、類義語、同音異義語、送り仮名や仮名遣いへの理解を問う問題が出題されます。
文章の中で適切に使用できることが求められているので、誤字訂正などの問題形式もあります。
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
1級 | 5,000円 |
準1級 | 4,500円 |
2級 | 3,500円 |
準2級~4級 | 2,500円 |
5級~7級 | 2,000円 |
8級~10級 | 1,500円 |
興味がある方は、日本漢字能力検定公式サイトから詳細をご確認ください。
文章読解・作成能力検定
文章読解・作成能力検定(文章検)は、文章を読み解く力・伝える力が試される資格試験です。
出題内容は論理性の向上に重点を置いており、文章検の勉強を進めることで、論理的で誰にでも伝わる文章作成のルールが身につきます。
また書く仕事であるWebライターには、読者に伝わりやすい記事作成が求められます。文章検に合格すれば、読者ファーストの記事が書けるWebライターとして希少価値が高まるでしょう。
語彙力・文章力に自信がなく、仕事獲得で苦労しているWebライターにおすすめの資格です。
(参照:公益財団法人日本漢字能力検定協会|文章読解・作成能力検定)
出題内容
文章作成はどうあるべきかが順序立ててわかるようになると同時に、論理的でわかりやすい文章が書けるようになるステップアップ式の問題構成です。
空欄の補充や、論理の飛躍を埋めるように指示される問題が出題されるようです。
受験料
受験料を各級ごとに以下の表にまとめました。すべて税込みの価格で表示しています。
受験料(税込) | |
2級 | 4,000円 |
準2級、3級 | 3,000円 |
4級 | 2,000円 |
興味がある方は、こちらの文章読解・作成能力検定公式サイトから詳細をご確認ください。
仕事獲得に有利な専門資格も紹介
これまで紹介したWebライティングに関する資格以外でも、仕事獲得に有利になる専門資格は存在します。
専門資格はその分野に関する知識の証明になり、持っているだけでクライアントからの信用度を高められます。
特に国家資格のような箔がつく資格は、民間資格や公的資格と比べて信用度が高く、Webライターとしての市場価値も高められるでしょう。
ちなみに仕事獲得に有利になる専門資格は、目指すWebライター像のジャンルによって異なります。効率的に仕事を獲得したいなら、下表を参考に資格取得の計画を立てるのがおすすめです。
ジャンル | おすすめの資格 |
金融ライター | ファイナンシャルプランナー(FP)、証券アナリスト |
美容ライター | 日本化粧品検定 |
食ライター | 食生活アドバイザー、ワインソムリエ |
不動産ライター | 宅地建物取引主任者(宅建) |
ビジネスライター | キャリアカウンセラー、中小企業診断士 |
旅行ライター | 世界遺産検定 |
筋トレライター | 筋トレスペシャリスト、筋トレインストラクター |
ダイエットライター | ファスティングコンサルタント |
美容ライターになるなら
美容ライターとして活動をしていきたいのであれば、一般社団法人日本化粧品検定協会が主催している「コスメライター養成講座」の受講がおすすめです。
2021年8月に厚労省による制度改正が起こったことで、美容分野において関心が高まっている薬機法。
「日本化粧品検定」を受験して合格すれば、薬機法の知識を兼ね備えていることにはなりますが、記事に落とし込めるかどうかは別問題。
このコスメライター養成講座では、薬機法の知識を正しくアウトプット(文章化)するために必要なことが学べます。
資格取得以外にSEOライティングスキルを身につけWebライターの価値を高めよう
資格を取得する以外でも、Webライターの価値を高めることは可能です。主に下記の4点を意識するのが大事です。
- ライティングスキルをつける
- どんな仕事でも全力でこなす
- 実績を作る
- 専門知識をつける
Webライターには、まず基礎的なライティングスキルが求められます。誤字脱字なく執筆し、納期を守って常にクオリティの高い記事を納品するだけでも、Webライターとしての価値は高められます。
加えて、Webライターとして活躍するためには、ライティングスキルの中でもSEOライティングのスキルが必須です。実践的なSEOライティングスキルの身につけ方は次の項目で詳しく紹介します。
またWebライターの価値向上には、実績を作ることも欠かせません。Webライターの実績は履歴書で例えると「経歴」のようなもので、実績がなければ仕事を受注するのは困難です。
実績がゼロの場合は、未経験でも受注可能な低単価の仕事を請け負ったり、個人ブログでSEOを施した記事を執筆したりして実績を積み上げるのが良いです。
ちなみに、SEOでは信憑性・権威性が重要視されています。専門知識をつけると信憑性・権威性が担保され、高単価な案件に携われる可能性が広がり、Webライターとしての価値も高まるでしょう。
ライティングスキルを上げるなら【web+】で学ぼう!
これまで解説したとおり、資格取得はWebライターの仕事を獲得するのに大いに役立ちます。
しかしWebライターの価値を上げるのにもっとも大切なのは、ライティングスキルを身につけることです。その中でも特にSEOライティングスキルが必須です。
「web+ Media School」は、Webライターに必要なライティングスキルが身につけられるオンラインスクールです。
豊富な動画学習コンテンツや、プロのWebディレクターによる添削サービスをもとに、Webライターとして稼げるまで徹底サポートしてくれます。
稼げるライターに必須のSEOライティングも学べ、未経験でも飛躍的にライティングスキルが伸ばせます。
まとめ
今回はWebライターに必要な資格について解説しました。仕事獲得に役立つ資格をまとめると、下記のとおりです。
- Webライター検定
- Webライティング能力検定
- Webライティング技能検定
- SEO検定
- SEOマーケティングアドバイザー
- Webリテラシー試験
- ビジネス著作権検定
- 校正士検定
- 日本語検定
- 日本語漢字能力検定
- 文章読解・作成能力検定
無資格でも始められるWebライターですが、やはり資格を持っていると高単価な案件に応募するハードルが下がり、稼げるチャンスが広がります。
初心者であればライティングスキルが身につけられるスクールを利用し、他のWebライターと差別化を図るのも良い選択です。
この記事で紹介した資格を獲得し、あなたも稼げるWebライターになれると幸いです。