あなたは「ビジネスパーソンとして必須なロジカルシンキングが全然できない…」と頭を抱えていませんか?
ロジカルシンキングが重要なのはわかっているけど、具体的になにをやったらいいのかって意外とわからなかったりしますよね。そこで今回はロジカルシンキングのメリットから身に付け方まで徹底解説しました。
この記事を読むことでロジカルシンキングが身に付き、あなたの生産性や問題解決能力が向上すること間違いなし。そうなれば事業の売上やあなたの収入も上昇します。ぜひ、この記事でその未来のきっかけとなるものを掴んでください。
ロジカルシンキングとは
ロジカルシンキングとは論理的思考の事を指します。論理的思考とは物事を体系的に整理し、矛盾などなく筋道を立てる思考法のことです。
社会人、ビジネスパーソン全ての人が身に付けるべきスキルとされているほど重要なものです。新卒や若手社員の方は「論理的思考が出来ていない」と上司に言われたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
ちなみにロジカルシンキングは垂直思考といわれていますが、それとは違う水平思考のラテラルシンキングというものも存在します。ロジカルシンキングの方が重要視されていますが、自分で事業をやっている人ならラテラルシンキングも同じくらい重要になります。
ロジカルシンキングが役立つビジネスの場面
ロジカルシンキングは社会人なら身に付けておくべきスキルの中でも重要なものですが、それはどうしてでしょうか。果たしてロジカルシンキングがビジネスのどの場面において役立つのでしょうか。
ここでいうビジネスとは、事業活動の全ての部分を指します。起業家も社長も社員も等しくビジネスをやっているということにします。ロジカルシンキングが役立つビジネスの場面は主に以下の2つです。
- 問題解決の場面
- コミュニケーション
以上2つの場面に関してはロジカルシンキングが出来ていない人だとかなり苦労する事になると思います。
ビジネスの問題解決で役に立つロジカルシンキング
では問題解決の場面でロジカルシンキングはどのようにして役立つのでしょうか。実際に、問題を解決するためには、問題がどうして起きたのかを明確にしなくてはいけません。
ここは問題に関連するデータや数値を全て洗い出し、その中から問題に繋がっていると思われるデータを見つけ出します。それが見つかったら次は「それが何故問題となったのか」という深堀を行います。
一度深ぼったらもう一度それに対して「なぜか」をぶつけて、深ぼります。そうすることで問題が構造化されていきます。このように思考を垂直方向に掘り下げる事がロジカルシンキングの大きな特徴です。
問題解決には物事に対する原因を見つけ出すことが非常に重要なので、ロジカルシンキングのように「なぜ」をぶつけて、深掘りしていくことが非常に重要になります。
ビジネス的コミュニケーションで役に立つロジカルシンキング
コミュニケーションといっても、いわゆるコミュニケーション能力とは若干違います。このビジネスにおけるコミュニケーションでは「相手との意思疎通を図る」「相手に的確に伝える」などが重要になります。
相手の気持ちを察したり、空気を読んだりするのではなく、徹底的に「相手にとってわかりやすいか」「理解して納得してもらえるか」を気にする必要があります。
その際、ロジカルシンキングはとても有用です。突飛な考えを伝えるのではなく「Aという考えに至ったのにはBとCがあるからです」と、意図を簡単に伝える事が出来ます。
社内連携もそうですが、取引先や営業先に対しても的確で分かりやすい説明などがしやすくなるので、ロジカルシンキングはまず間違いなく身に付けておいて損はないでしょう。
ロジカルシンキングを身に付けるメリット①お金を稼ぎやすくなる
上記の「問題解決」と「コミュニケーション」のそれぞれが上手に出来る様になる事が以外のメリットといえばまず「お金を稼ぎやすくなる」ことです。
何故ならロジカルシンキングが出来れば、仕事や問題解決、決断が早くなり会社内の評価が上がります。相手に的確に意図を伝える事が出来るので、転職や就職が上手くいきやすいです。
また会社員以外でもロジカルシンキングが出来ていれば、自分の事業の問題解決が非常にスピーディーになるので事業拡大が成功しやすいです。
つまり会社員でも起業家でもお金を稼ぎやすくなります。ロジカルシンキングが出来るだけであなたの年収が変わるとしたら、学ぶしかないですよね。
ロジカルシンキングを身に付けるメリット②生産性の向上
ロジカルシンキングが身に付く=ゴールまでの最短コースがわかる=無駄なものがわかる。ロジカルシンキングを身に付けると、達成したい目標に必要な要素が分かってくるのと同時に不必要なものもわかるようになります。
1日の時間の中で不必要なものに充てる必要がなくて、全ての時間を必要な事に充てる事が出来たらあなたの仕事の生産性は大きく向上すると思いませんか?
特に起業家、スタートアップ経営者は時間もお金も無駄に出来ないので、ロジカルシンキングを用いて徹底的に無駄を回避する必要があります。全くロジカルシンキングを身に付けずに起業するのはもしかしたら、かなりリスキーかもしれません。
ビジネスをやっていればロジカルシンキングは身に付くのか
ではロジカルシンキングはどうやって身に付けるのでしょうか。ビジネスをやっていけば自然と身に付くのでしょうか。
結論としては、ただビジネスをやっているだけでもロジカルシンキングは身に付きます。というのも、ビジネスは問題解決なので自然と「この問題の原因はなんだろうか」と垂直方向に論理的に考えることになります。
その思考の連続だけでもロジカルシンキングはある程度は身に付きます。ですが、それだとロジカルシンキングの成長スピードはかなり遅いです。ビジネスをやりつつ、ロジカルシンキング自体を身に付けておけばビジネスもどんどん成長していくでしょう。
ロジカルシンキングを身に付ける方法①言葉を具体化する
一番簡単な方法として「自分が使っている言葉を可能な限り、具体的にする」があります。抽象的な言葉を使えば相手には伝わりづらいです。なので、自分が抽象的な言葉を使っていないか気にする訓練は重要です。
例えば、待ち合わせの時に「ごめん、もう少し遅れる」を「ごめん、3分遅れる」など。もう少しという言葉は受け取る人によって、感覚が変わります。1分の人もいるでしょうし、15分の人もいるでしょう。
そういう受取手によって解釈が変わってしまう言葉を使って、相手に説明するのは避けたほうがいいでしょう。なのでなるべく数値など解釈が分かれない具体的な言葉を使うようにしましょう。一度気にしてみると、自分がいかに抽象的な言葉を使っているかに驚くとおもいます。
ロジカルシンキングを身に付ける方法②結論から話す
これはすでに実践している方もいるかもしれません。結論から話す、いわゆるPREP法です。PREP法とは「Point(結論)」、「Reason(理由)」、「Example(実例・具体例)」、「Point(結論)」の順で話したり、書いたりすることです。
結論から話し、理由と具体例を説明し最後にもう一度結論。最もわかりやすい説明法かもしれません。全く意識したことがない人は、ロジカルシンキングのことは一旦忘れてPREP法だけを意識するのがお勧めです。
結論から話してその後にその理由を説明すれば簡単に話の構造が頭の中にできます。話を聞かせながら相手の頭の中にいかに簡単に構造を作ることが出来るかが非常に大切です。
ビジネスにおけるロジカルシンキングの注意点
これは新しい挑戦をしたり、新規事業、起業を志している人に向けてですがロジカルシンキングにも注意点があります。それはロジカルシンキングに頭が凝り固まってはいけないということです。
何故かというとロジカルシンキングとは主に一つの事柄に対して、データや過去の経験・事例を用いて分解し、垂直方向に構造化していく思考法です。つまり、過去のデータなどがあるものに非常に有効です。
ということは、過去に事例のない全く新しい事への挑戦や起業にはロジカルシンキングだけだと少し心もとないのです。その時に役立つのがラテラルシンキングです。別記事でも解説していますが、垂直方向に思考を深堀するのがロジカルシンキングですが、ラテラルシンキングは水平方向です。
筋道立てて考えるというより、革新的であったりユニークなアイデアを考えなくてはいけないときに非常に役に立ちます。起業家には特に必要な思考法でしょう。
ビジネスをするならロジカルシンキングを身に付けよう
今回はビジネスにおいてロジカルシンキングがどれだけ有用なのかを解説しました。ロジカルシンキングはある程度はできて当たり前の思考法です。そこに程度の差はあれど、全くできないのは非常にまずいです。
もしこの記事を読んで「やばい、ロジカルシンキング出来る様にならなきゃ」と思ったら、後半の「ロジカルシンキングの身に付ける方法」のどれかから実践してみてください。
分析方法、マーケティング手法も大事ですが根本にある思考法をまずは気にかけましょう。思考法とマインドが整えば、後は動き出すだけですね。