あなたはビジネスをやってる最中に「USPとは??」と、全然わからないものが出てきて悩んだ経験はないでしょうか?
ビジネスを自分で起こしていかない限りは、出会うことも考える事もないUSP。それを「やる前に知って作れるようになっておけ。」なんて無理な話ですよね。
そこで、この記事では「USPとは何なのか」や参考にできる「実際の企業のUSP事例集」を紹介していきます。ここでUSPがどういうものかを理解する事で、あなたの商品の価値をもっと高めて売り上げをドーンと増やしましょう。
最後にUSPの作り方まで書いてあるので、そこまで読み終わったら必ずあなたの商品のUSPを実際に作ってみましょう!!
USPとは
USPとはUnique Selling Propositionの略で、直訳すると独自の売りの提案。簡単にいうとあなたの商品をお客様が買う理由です。
例えば、あなたがライザップとほとんど同じサービスを立ち上げたとしましょう。それを知ったお客さんはすでに有名なライザップと、あなたのサービスどっちを利用するでしょうか。
殆どの人がライザップだと思います。それは実績や安心感があるからです。つまり、あなたのサービスを買ってもらう為にはライザップとは違う強みを持った商品にしなくてはいけませんよね。
ライザップが持っていなくて、あなたの商品にしかない独自の強み・売りがUSPとなります。どんな規模のビジネスでも、USPは必ず設定する必要があります。
有名企業のUSP例①ドミノピザ
あなたも一度は利用したことがあるドミノピザのUSPはなんでしょうか。あなたが数あるデリバリーピザの中でドミノピザを選んだ理由は何でしょうか。
ドミノピザのUSPは
- 熱々でジューシーなピザ
- 30分以内にお届け
- 間に合わない場合は0円
この3つです。一時間以上かかってしまって、冷めたりしちゃうデリバリーピザの中でも異質な強みですね。確実に熱々でジューシーなピザが食べられると思って、ドミノピザを選択する人は多いでしょう。
有名企業のUSP例②ダイソン
USPの記事の中で、ダイソンの話を出せば多くの人が「あーあれね」と気づくぐらい有名なUSPをダイソンは持っています。
それは「吸引力が変わらない」です。一度買ってしまえば、ずっと吸引力が変らずに掃除機として活躍する未来が簡単に想像できます。
CMで有名な「吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機」のただ一つの掃除機というのもUSPの1つになります。
前に使っていた掃除機が思った以上にホコリを吸い取ってくれなかったりした人にとっては、ついつい買ってしまいたくなるようなUSPですよね。
有名企業のUSP例③QBカット
駅前などでよく見かける「QBカット」一度は利用したことがあるという方も多いのではないでしょうか。QBカットはUSPがとても分かりやすいので、利用したことがある人は「あれがUSPだろうな」と予想できると思います。
QBカットのUSPは
- 1000円でカット
- 10分でカット
- 時間超過による追加料金なし
この3つです。安く・早くをここまでわかりやすく表現しているものはないでしょう。髪型にこだわらない人、とにかく安くがいい人、急いでいる人ならついつい入店しちゃいますね。
USPの作り方とは
それでは早速、あなたの商品のUSPを作っていきましょう。USPは閃きやアイデアなどではなく、作り方に沿っていけば確実に作ることが出来ます。
USPの作り方は主に
- 競合分析
- 競合には解決できない問題、悩み、需要
- その問題の解決方法→USP
この3つです。競合とは違う、独自の強み見つける事なのでまずは競合を分析する必要があります。そこから、競合が解決できていない問題を見つけその問題の中から、あなたが解決できるものを考えます。
USP作り方①競合分析とは
あなたの商品の優れている部分を見つける為には、周りの商品を分析しなければいけません。自分の中では強みだと思っていた事でも、調べてみればすでに強みとして持っている企業があったというのはざらによくある話です。
必ず競合を調べるようにしましょう。競合は、あなたの商品の業界トップシェア5社、あなたの事業と規模感が似ている競合5つは最低でも調べてください。
分析する際にチェックすべき項目は以下の通りです
- サービス内容(値段、期間、概要
- そのサービスのUSP
- メリット
- 課題
この4つは必ず分析しましょう。リストアップして比較できると尚良しですね!!
USP作り方②課題を見つけ、自分で解決する
競合を分析したら、それぞれの競合が持つ「課題」に注目します。競合が解決できない課題に困っている人は必ずいます。もしあなたが、その課題を解決する強みを持てば、その困っている人はほぼ確実にあなたのサービスを選びます。
例えば値段が高すぎるという課題を解決するために、自分の商品の値段を抑えたり、期間を長く設定したりなどが可能です。大きな企業には解決できない課題を個人なら解決できる事もあります。
必ず自分が解決できる課題にしましょう。USPを作る為に無理やり、解決できそうにない事を自分の強みにしてはいけません。
まとめ
個人事業でも中小企業でも、自分たちの商品のUSPがなくては売り上げは立ちません。逆に優秀なUSPがあれば、会社の規模に関わらず大きく売り上げを出すことが可能です。
競合他社が持っていない強みを明確にすれば、営業や集客の際にも自信もってアプローチができます。「どんな事業なの?」「どんな商品なの?」という問いに自信をもって答えられるようにしましょう!!
その練習として、街で、広告でよく見かける企業の商品のUSPは一体何なのかを考える癖をつけるのがお勧めです。特に同一業界内での企業のUSPを考えると、それぞれ違っていてとても面白いですよ!!