あなたは「ライティングで全然人を動かせない」と頭を抱えていませんか?実はそれは”4つの学習タイプ”を知らないからかもしれません。
ライティングの4つの学習タイプはブログ、ライターの中ではほぼ常識のようなもので、文章で人を動かすためには必ず知っておかなければいけません。
そこで今回は4つの学習タイプについて、徹底解説しました。これを読めば、あなたの文章の質は飛躍的に上昇するはずです。ぜひ最後まで読んで、あなたのブログやLPに役立ててください。
読者は4つの型に分類できる
いきなりですが、読者を4つのパターンに分けられるって知っていますか?人間は、文章を読むときに人によって、それぞれ違った理解・納得方法で文章を読んでいます。
それぞれのタイプの人が納得、行動してもらえるような文章の書き方をしなければ、どんなに読みやすくて面白い文章でも結果を出すことはできません。
1つのパターンの人がだけに伝わる文章よりも4パターンすべての人に伝わる文章をかけるようになりたいですよね。必ず、この記事で4パターン全員に伝えることのできる文章の書き方を学びましょう。
ライティングで重要な4つの学習タイプとは
今回徹底解説していくライティングの4つの学習タイプとは、1970年代にアメリカのデイビット・コルブさんによって開発されたモデルです。
どういうモデルなのかというと、誰にでも理解してもらう為の文章の書き方に関してのモデルです。前述した通り、文章というのは、同じものを読んでいても読者のタイプによってとらえ方が変わってきます。
時々、自分は念入りにしっかり説明したつもりなのに全然伝わっていなかったということありませんか?あれも、人それぞれによって文章・説明の捉え方が違うことを示していますね。
特にブログやセールスレターなどのライティングは、ネット上で不特定多数の方々に見てもらうことが前提なので、どんな人が読んでも確実に伝わる事を考えて書かなければいけません。
その際に、このライティングの4つの学習タイプについて知っておけば大いに役立つはずです。4つの学習タイプは
- なぜタイプ
- なにタイプ
- どうやってタイプ
- 今すぐタイプ
の4つです、1つずつ解説していきます。自分はどのタイプかも同時に考えながら、読み進めていってください。
4つの学習タイプ①なぜ
まず最初は、なぜタイプです。このタイプの人は端的に「学ぶ理由」に納得する事で行動に移せます。
- 「どうしてこれを実行する必要があるのか」
- 「これをやれば自分はどうなるのか」
- 「やらないと自分はどうなってしまうのか」
など相手の「なぜ?」についてわかりやすく、明確に答えてあげるとなぜタイプの人は行動してくれます。
なぜタイプ用の文章例
なぜタイプの人に理解・納得してもらえる文章の例を書いておきます。
「あなたは今日から筋トレを始めたほうがいいです。何故なら、筋肉は使わなければ老いていき、どんどん不健康になってしまいます。逆に筋トレをすることによって、年齢と共に老化するはずの体がいつまでも若々しくいられるのです。」
この文章では、筋トレをしなくてはいけない理由をデメリットとメリットの2つの観点から説明しています。なぜ××しなくてはいけないのか、それは〇〇だからと答えられるように書きましょう。
4つの学習タイプ②なに
2つ目のタイプは、なにタイプです。彼らは、具体的な証拠や事柄があれば行動に移せるタイプの人たちです。
要は彼らは「疑いの目を持つタイプ」です。例えばあなたが「〇〇のサプリは痩せます!」と説明しても「それって本当に正しいの?」と考えます。
なので、そこで科学的根拠を提示したり、実際のビフォーアフターの画像など具体的な証拠・説明を載せることで彼らを納得させ、行動に移すことできます。
- 科学的根拠
- 口コミ
- データ
- 有名人の言葉の引用
などはとても有効です。なぜタイプの人への論理的でわかりやすい説明に、さらに証拠や具体的な説明を加えるイメージで大丈夫です。疑わしい人を説得する感覚でもOKです。
なにタイプ用の文章例
かなり大げさな文章の例ですが、なにタイプの人が理解・納得する文章の例を書いておきます。
「僕が開催している筋トレ講座は、これまで100以上の国内外の研究結果・論文から抽出した情報をもとにしたメソッドです。なので、これまでの受講者の方々の9割には、満足をして頂いています」
この例文の中では、100以上や海外の研究など具体的な根拠を提示しました。大学の研究などは、その具体的な大学名から文献リンクを載せるとなおよいですね。
4つの学習タイプ③どうやって
3つ目のどうやってタイプは、具体的に何をすればいいのかが分かれば動ける人たちです。彼らには1つ1つ手順、ステップをあらかじめ説明する事で行動してもらうことができます。
例えば「会員登録してください!」で終わらせるのではなく「下の画像をクリックし、お名前・メールアドレスを入力の上、会員登録をお願いします」のように手順を明確にしてあげることが大切です。
どうやってタイプ用の文章例
「僕の筋トレメソッドでは
- まずは決まった時間に筋トレする部屋に行く
- まずは腕立て伏せから始める
- 5分後に休憩し、次は腹筋をやる
この3つの流れで行っていきます」
など具体的に何をやればいいのかわからないという人の為に、具体性を意識して書きましょう。なるべく箇条書きでやるべき事を書いてあげると親切ですね。
4つの学習タイプ④今すぐ
最後の学習タイプは今すぐタイプです。彼らは、今すぐ何をすればいいのか教えてあげれば行動してくれます。
今日の夜、明日、1週間後とかではなく今この瞬間、この文章を読み終わった後さっそく何をすればいいのかを求めています。読んでいる人が今すぐできる事なので、明確かつハードルの低いものをしっかり書いてあげましょう。
今すぐタイプ用の文章例
今すぐタイプには、この文章を読み終わった後に何をすればいいのかというレベルで、超具体的な説明をこころがけましょう。
「筋トレでかっこいい体を手に入れたいなら、〇〇メソッド講座に申し込んでください。以下の画像をクリックし、お名前とメールアドレスを入力し送信して頂ければ、こちらからご連絡差し上げます。」
ライティングの4つの学習タイプを用いたテンプレート
ブログ、LP、セールスレターは読者に何かしらの行動をしてもらう必要があります。なので必ず4つの学習タイプは意識して書くようにしてください。
ですが、最初はなかなか慣れないと思うので簡単なテンプレートを用意しました。これに沿ってもらえればまず大丈夫です。
「あなたは〇〇したことがありますか?〇〇したことがない人、非常にもったいないです。
何故なら、〇〇しないと××になってしまうからです。××になってしまうと△△ですよね。(なぜタイプ:理由はなるべく多く)
〇〇しないと××になってしまうというのは、具体的に◎◎大学の研究でも明らかになっていて、有名な◇◇さんもこうおっしゃっています。(なにタイプ:具体的な根拠もなるべく多く)
では、〇〇をやるべきというのが分かって頂けたとして、具体的に何をやればいいのかわかりづらいですよね。具体的には
- ◎
- 〇
- ◇
の3つをやればOKです。(どうやってタイプ:箇条書き)
とにかく~~だけはこれを読み終わった後、すぐにやってください。◆◆◆を用意するだけで大丈夫です。(今すぐタイプ)」
とてもシンプルですが、このような話の流れでかければOKです。最初の内は真似して使ってみてください。
ライティングの4つの学習タイプは必ず覚えましょう
同じ文章でも、読む側によってその後の行動が変わってくるというのは初耳だった方が多いかもしれません。また、読者側が4つに分類されそれぞれに適したライティング方法があるのも、新鮮だったと思います。
少し面倒ですが、ライティングを通して読者に何か行動をしてもらうことを狙っているのであれば今回の内容は必須です。必ずいつでも上手に書けるようになりましょう!!
また、4つの学習タイプの書き方の中でもコピーライティングや、コピーライティングの3つの壁なども重要になってきます。貪欲に学び続けていきましょう!