今回の記事は、「フリーランスになるための準備として、本業をやりながら副業ライターになりたいけど、どうやってライターを始めて良いかわからない」という方に向けて書きました。
「ライターは始めやすい」とは聞くけれど、いざやってみようと思っても、そもそも何から始めていけばいいのかがわからないというケースに陥っていませんか?
今回の記事を読んでライターの初め方について知り、実際にスタートを切っていきましょう!是非とも参考にしてください!
今すぐにでもライターになりたい!始め方は大きく分けて3つ
「ライター」は、特別な資格等が必要なわけではないので、始めようと思えばその日のうちにスタートを切ることができてしまいます。
とはいえ、どのようにしてライターとしての仕事を取ればいいかわからないというのが本音だと思いますので、まずはライターとしての仕事を獲得する3つの方法について紹介します。
- クラウドソーシング系のサービスで案件を取る
- 個人や法人と直接契約して案件を取る
- 知人から紹介してもらう
この3つにはそれぞれ特徴があります。ですので、続いての章からは、それぞれの方法についての特徴やメリット・デメリットなどを解説していきます。
ライターになりたい!始め方その①クラウドソーシング系で案件を受ける
ライターをこれから始める人にまずおすすめしたいのは「クラウドソーシングで案件を受ける」ことです。
クラウドソーシングは、インターネット上で仕事を発注したい人と仕事を受注したい人とをつなぐプラットフォームの役割をしており、用意されている案件に応募をして仕事をとっていくというスタイルです。
クラウドソーシングを活用した仕事の取得に当たっては、メリットもあればデメリットもあるので以下の章ではそれらについて紹介していきます。
クラウドソーシングを活用するメリット
クラウドソーシングを活用する大きなメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- スキルに自信がなくても案件を受けて仕事を取ることができる
- 営業をしなくても良い
- 発注者側との意思疎通が最小限で済む
初心者向けの案件が豊富に用意されているため、これからライターを始めていきたい人にとってはライターのスタートを切りやすい環境と言えるでしょう。
また、「用意されている案件に対して応募する」というスタイルが一般的なので、無理に営業をする必要はありません。(とはいえ、人気の案件で応募者が多い場合、自身の強みなどを売り込んでいく必要は出てくるでしょう。)
お金のやり取りなどの面倒なことは、基本的にクラウドソーシング側が請け負ってくれるため、発注者側とは業務についての連絡を取り合う程度で仕事を完了させることもできます。
「お金の交渉などをしたくない」という人にとっては、クラウドソーシングを活用すれば心理的な負担が減るというメリットがあります。
クラウドソーシングを活用するデメリット
3つのメリットを紹介しましたが、いいところだらけとは限りません。続いては、デメリットについても紹介していきます。
- 文字単価(一文字あたりの価格)の相場が安い
- 発注者側がどのような人かわかりにくい
- 良質ではない案件がある
クラウドソーシングサイトに用意されている案件は、比較的初心者向けです。
初心者向けだからこそ、設定されている文字単価が相場よりも安かったり、仕事量の割に報酬が少なかったり、良質とはいえない案件が用意されていることもあります。
また、クラウドソーシングサイトを介してのやりとりとなるため、発注側がどんな人なのかを知ることは難しいでしょう。基本的には電話で話したり直接会ったりすることもないので、人となりがわからないのは1つのデメリットです。
これらのデメリットの面を踏まえてみても、すぐに仕事を取ることができるというのはクラウドソーシングサイトのメリットです。「良質ではない案件」に気をつけながら、仕事を探していきましょう。
ライターになりたい!始め方その②企業と直接契約して案件を受ける
続いて紹介するライターの始め方は、「直接契約をして仕事を取る」方法です。
文字通り企業に営業をするなどして直接契約して仕事を取るというスタイルなので、初心者にとってはハードルが高い方法です。ある程度スキルに自信があり実績のある方におすすめです。
直接契約によって仕事を取得する上では、メリットもあればデメリットもあるので以下の章ではそれらについて紹介していきます。
直接契約で仕事を取るメリット
直接契約で仕事を取る大きなメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 比較的文字単価が高い傾向にある
- 発注者側との意思疎通が取りやすい
- 紹介などで継続案件を取れる可能性がある
直接契約の場合、先述した「クラウドソーシング」などの仲介業者を挟む必要がなくなるため、発注側も受注側も「仲介手数料・サービス使用料」などを支払う必要がなくなります。
今まで仲介業者へ払い出していた分を、ライターへの払い出しなどに回すことができるので、直接契約の場合には文字単価が高くなる傾向があります。
また、直接つながることで連絡先を知っていれば、すぐに質問をしたり確認の連絡をしたりできるため、意思疎通が容易になるという点も特徴の1つです。
そして、ライターにとって重要なことは「継続的に案件を取ること」になるのですが、直接契約をしている相手に対して質の高い記事を納品し続ければ他社へ紹介してくれることもあるので、次の案件獲得時にも有利になると言えます。
直接契約で仕事を取るデメリット
では続いて、直接契約で仕事を取るデメリットについて紹介します。
- 仕事が取りにくいため、自分から動かなければいけない可能性がある
- クラウドソーシングに比べて仕事が選べない
- 打ち合わせなどで直接連絡を頻繁に取らなければいけない可能性がある
直接契約は、先述したようにクラウドソーシングサイトなどの仲介業者を挟まないため、ライター自身で「ライターを探している相手」を見つけてこなければなりません。
当然ながら仕事が獲得できるとも限りませんし、依頼された仕事を断るのも相手に失礼に値します。
こちらから営業をかけている限り、基本的には全ての仕事を受けましょう。仮に相手から依頼された場合には、断ることも1つの選択肢です。
ライターになりたい!始め方その③知人から紹介してもらう
最後3つ目に紹介するライターの始め方は、「知人から紹介してもらう」方法です。
周りの知人やライター仲間などから、仕事の発注者を紹介してもらう方法です。特別な営業などをする必要はないため、自分自身で直接の契約を取りにいくやり方よりは、ハードルは低いと言えるでしょう。
知人から紹介してもらって仕事を取得する方法では、メリットもあればデメリットもあるので以下の章ではそれらについて紹介していきます。
知人から紹介してもらって仕事を取るメリット
直接契約で仕事を取る大きなメリットとしては、以下の2つが挙げられます。
- 自身で営業活動などをする必要がない
- その後継続案件になる可能性がある
知人から紹介してもらう場合、自身で営業活動をする必要がないというのが非常に大きなメリットです。知人に声をかけて仕事をもらうだけなので、営業スキルなどは必要ありません。
また、任された仕事をきっちりとこなしていけば継続案件になる可能性も高く、ライターにとっては非常に活動がしやすくなるでしょう。
「知人からの紹介」の場合、仕事発注側はライターを募集するための広告を流したり集客をしたりする必要がなくなるため、その面で費用が浮くとなれば継続的にあなたに案件を振ってくれるようになるでしょう。
知人から紹介してもらって仕事を取るデメリット
では続いて、知人から紹介してもらって仕事を取る場合のデメリットについて紹介します。
- 誠実な対応をしておかないと知人に迷惑がかかる可能性がある
- 仕事の獲得までに時間がかかる
知人から紹介してもらっている以上、あなたは知人の影響力を借りていることになります。というのも、その知人が仕事発注先に対して良い働きをしているからこそ、あなたに仕事を発注してくれているのです。
ということは、あなたが誠実な対応をしておかないとあなたもそうですが知人の評価も下がってしまうので、十分に注意する必要があります。
また、「仕事があれば紹介して欲しい」と話をしたとしても、知人がすぐに紹介できる案件を持っているとも限らないので、仕事の獲得までに時間がかかることがあります。
とはいえ、あらかじめ言っておけば紹介できる仕事が生まれた時に連絡してくれる可能性があるので、ライター仲間やWeb業界に勤めている知人には、「もし仕事があったら紹介してほしい」と声をかけておきましょう。
ライターになるにはどうやって始めるのがおすすめなの?
ここまで、ライターが仕事を始める方法として3つの内容を紹介してきましたが、実際のところどうやって仕事を獲得しライターとしてのスタートを切っていくのがおすすめなのかは気になるところですよね。
「簡単さ」という面で見ると、クラウドソーシングサイトで仕事を始めるという点に落ち着きます。そして、その中で実績やスキルを身につけ、その後直接契約のための営業に挑戦していきましょう。
もちろん、知人に対して「もし仕事があったら紹介して欲しい」と話しておくのはどんなタイミングでも良いでしょう。ライター仲間やWeb業界に勤めている知人がいたら、すぐに声をかけてみてください!
初心者のうちは実績もスキルも浅いため、なかなか仕事が取れないため上述した方法がおすすめです。この方法を一度検討してみてください。
ライターになりたい!ライターをやる上で得られるものとは?!
この章では、ライターをやる上で得られることなどを紹介します。もちろんお金が手に入ることは1つですが、そのほかにもライターをやることで得られることがあるんです。
- 文章力・日本語力などのスキル
- 様々な分野の記事を書くため、知識が身につく
- 時間や場所など働く場所のコントロールが可能になる
当然ながら、記事を書き続けることで文章力や日本語力などのスキルが身についてきます。
また、どのような記事を書くかにもよりますが、SEOライターならSEOの知識が・インタビューライターならインタビューのスキルが、身に付きます。汎用性の高いスキルが身に付く点でライターは非常に優秀な仕事と言えるでしょう。
さらに、スキルだけではなく執筆したジャンルの知識も身に付きます。執筆を続けることでその分野についてより詳しくなれるというのは、大きな副産物です。
そして、Webライターともなればパソコンとインターネット環境さえあればどこでも仕事ができてしまうので、仕事のコントロールが容易になるんです。
初めやすく良いところもあるが、ライター業ならではの難しさもある
ライターは未経験でもスタートが切りやすい仕事ですし、先述したようにさまざまな良いところもあることは事実です。とはいえ、やはり「仕事」ですからライター業ならではの難しさもあります。
特に注意して欲しいことを、以下2つにまとめてみました。それぞれ詳しく紹介します。
- クラウドソーシングから仕事を受注すると安く買い叩かれやすい
- 継続的な案件をもらいにくい
クラウドソーシングから仕事を受注すると安く買い叩かれやすい
クラウドソーシングサイトから仕事を受注する場合、安く買い叩かれてしまうことがあります。例えば僕が以前見つけた仕事には、「10,000文字で、報酬¥800」なるものがありました。
ここまで低い報酬の仕事はそうそうありませんが、特に「初心者向け」の案件の場合には受注する側のスキに漬け込んで、「初心者向けの案件だから、安い報酬設定にしよう」としてくる発注者もいます。
これからあなたがライター業をスタートさせるとしても、あまりに低い報酬の案件は受けない方が良いでしょう。
継続的な案件をもらいにくい
ライターの仕事は、「1ヶ月で30記事」のような「記事単位」になることが多く、「〇ヶ月の契約」になることはほとんどありません。
仕事を発注する側がライターの成果を図る上では「執筆記事数」が最も成果の見えやすい項目となるため、このように記事単位での契約になると考えてください。
ですので、今月は30記事の仕事があったとしても来月は同じく30記事の仕事があるとは限りません。となると、来月の仕事を取るための活動を再び行わなければならなくなるのです。
特に、後々フリーランスになった場合には「継続案件」をもらえるかどうかが鍵を握ってくるので、今のうちから覚悟をしておきましょう。
ライターとしてスタートを切るために今のうちに行っておくべき準備
実際にライターとしてのスタートを切るために、今のうちから準備を行いましょう!準備といっても何か特別なスキルを身につける必要はなく、今回紹介するのは「ツール」などです。
「スキルを身につける必要はない」と記しましたが、スキルがあることで条件の良い仕事を受けることができたり、自分自身に自信が持てたりして、優位に働くことはあります。
パソコン
ライターをやる上で、パソコンは欠かせません。もちろんスマートフォンやタブレット端末でもできるのですが、パソコンの方が圧倒的に効率良く仕事ができます。
何かの情報を調べる際にも、文章のタイピングをする際にもパソコンの方が圧倒的に使いやすいでしょう。
デスクトップでもノートパソコンでもライター業はできますが、利便性・携帯性を考えると「ノートパソコン」がおすすめです。
インターネット環境
自宅で仕事をするにしても、カフェで仕事をするにしても、Webライターとして活動するならばインターネット環境が必要不可欠です。
利便性を考えると「ポケットWi-Fi」がおすすめです。Wi-Fi環境がないカフェなどに行ったとしても、ポケットWi-Fiがあれば当然ながら仕事をすることができます。
もし、「家だけで仕事をしたい」「通信速度は早い方がいい」という場合には、据え置き型の方が良いですね!
クラウドソーシングのアカウント作成
先述したように、これからライター業を始めるならば「クラウドソーシング」から仕事を受けてみるのが最も手軽です。
そのためにも、まずはクラウドソーシングサイトにアカウントを作成しましょう!
クラウドソーシングには複数の種類がありますから、「どのサイトに登録すればいいかわからない」という方は、以下の記事を参考にしながら登録するサイトを探してみてください。
クラウドソーシングで仕事を探してみよう!
クラウドソーシングサイトへのアカウント作成が完了したら、実際に仕事を探してみましょう!
カテゴリーから検索したりキーワードで検索をしたりすることで、現在どのような仕事がクラウドソーシングサイト上で応募されているかがわかりますよ。
当然ながら見るタイミングによっては「昨日募集されていた仕事がない」「初めて見る仕事がある」ということも良く起こります。
いってしまえば仕事は「争奪戦」なところがあるので、もしいいなと思える仕事があったら積極的に応募してみましょう!
「ライターになりたいけど、何から始めれば良いの?」まとめ
今回の記事は、「ライターになりたいけど、何から始めれば良いの?」という方に向けてライターの始め方について詳しく解説しました!今回取り上げた内容をまとめると以下のようになります。
- ライターの始め方としては大きく分けると3種類ある
- 初めて仕事をする場合は、クラウドソーシングの利用がおすすめ
- 徐々に実績を作りながら直接契約の機会を狙っていく
- ライターの良い面と悪い面を見た上で、最終的には自己判断を
ライターに限らず、どんな仕事であってもスタートを切る際の腰は重いですし、厳しさも当然あります。
しかしながら、始めてみて回数をこなしていくことで、要領が掴めるようになってきてライターの楽しさも見えてくるでしょう。
今回の記事をきっかけとして、あなたがライターのスタートを切っていただけると嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました。