「フリーランスになるための第一歩として、副業でライターを始めてみたけど、ライティングに必要な基礎って何?」
文章を書くのがライターの仕事とはいえ、SNSに投稿したり取引先にメールを送ったりするときの文章と、ライターとして書く文章とでは、なんとなく違うようなイメージを持っているのではないでしょうか?
事実、多くの方がライターとしてスタートを切った時に抱える悩みが「どうやって記事を書けばいいかわからない」という内容です。
そこで本記事では、「どうやって記事を書けばいいかわからない」というあなたのために、ライティングの基礎について詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9-%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%A1%E3%83%A2%E5%B8%B3-620817/)
ライティングをするのに必要な要素
先述したように、基本的にライターとして書く文章はSNSに投稿したりメールに書いたりする文章とは異なります。
ライターとして活動していく上で覚えておいて欲しい基礎が、5つあります。
以下の5つをしっかりと捉えておくことで、記事に必要な要素がわかるため「どうやって記事を書けばいいかわからない」という悩みを抱えることもなくなるでしょう。
- 記事構成
- リード文
- 記事タイトル
- 本文
- まとめ
次の章からは、この5つの要素についてそれぞれ詳しく解説していきます。一度読んでみて、記事に必要な要素・基礎をしっかりと学んでいきましょう。
ライティングの基礎① 記事構成
まず初めに押さえて欲しいのが「記事構成」です。記事構成は一つの記事の全体像を確定させるための、いわば骨組みのようなものと考えてください。
ライティングをする上で「記事構成」を作ることは基礎中の基礎です。構成がない状態で文章を書いてしまうと、論理が破綻してしまったり、記事の内容に一貫性が出てこなかったりします。
記事を書く際は、真っ先に記事構成を作るところから始めましょう!
ライティングの基礎② リード文
2つ目の「リード文」は、読者がサイトを覗いた時に最初に目にするところです。
本記事の場合、以下に掲載する画像の箇所がリード文と考えてください。
リード文は、その記事ではどのような内容が書かれているかを簡潔にまとめておき、読者を記事へと誘う役割があります。
リード文には、リード文の書き方・書くべき内容があります。以下の記事で詳しく紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。
ライティングの基礎③ 記事タイトル
3つ目は「記事タイトル」です。どの記事を読むか決めるとき、読者は記事タイトルを見て無意識のうちに「自分の目的を果たしてくれそう」な記事を見つけようとします。
ということは、記事タイトル次第で読者が訪れるかどうかが決まるというわけです。この点を踏まえると、記事をクリックしてもらうために検索エンジンユーザーの目を惹くような、魅力的なタイトルを用意する必要があります。
検索結果ページ上で表示された、別の記事のタイトルを真似して作ったとしても、興味を惹くことはできずクリックしてもらえないでしょう。
記事タイトルには検索キーワード(狙っているキーワード)を盛り込みつつ、他の記事よりも目立つ魅力的な言葉を入れることを意識しましょう。
ライティングの基礎④ 本文
4つ目は「本文」です。言わずもがな、本文は記事の中で最も多くの割合を占める、メインのコンテンツです。記事構成が「骨組み」だとするならば、本文は「肉付け」だと考えてください。
ライティングの業界では、「SEOライティング」や「コピーライティング」、「セールスライティング」などさまざまなスキルがあるのですが、一旦それらは無視してしまいましょう!
ライター案件として多く出回っている仕事の場合、SEOライティングのスキルが求められます。
コピーライティングやセールスライティングの案件の場合、単価は高くなるものの多く出回らないため、初心者ライターにとっては仕事獲得などの面を見ても少しハードルが高めです。
「一旦それらは無視してしまいましょう!」と記しましたが、身につけるのであればSEOライティングのスキルを優先した方がいいでしょう。
そもそもあなたが書く記事は、あなたの知識を披露する場所ではなく、何かしらの目的を果たしたいと思っている読者のためのものです。
ですから、「読者が読みやすい文章」を書くことを意識しましょう!難しい漢字を簡単な言葉に書き換えたり、行間を空けたり、記事の所々で内容のまとめを入れたり。
ライター案件として出回っている仕事の多くは、検索エンジンで上位を獲得することを目指しています。そして、検索エンジンで上位を獲得するためには「読者ファースト」の記事を仕上げなければなりません。
検索エンジンで上位を獲得するためのテクニックはさまざまありますが、まずはざっくりと「読者が読みやすい記事を書けばいい」と捉えてください!
ライティングの基礎⑤ まとめ
最後に紹介するのは「まとめ」です。ここでいうまとめは、記事の最後の文章を指します。
まとめでは、本文を最初から最後まで読んでくれた読者が最後にもう一度、記事の内容を復習できるように文章を書いてあげましょう。
本文にどんな内容が書いてあったのか、最終的に主張したいこと何なのかなど、重要な部分をピックアップしてあげてうまくまとめてあげると良いでしょう。
ライティングの基礎は本からも学べる!おすすめ本3選
ライティングの基礎を学んだりライティング力を身につけたりするために、「とにかくたくさんの記事を書くこと=アウトプット」も必要ですが、「インプット」もそれと同じくらいに重要です。
今あなたが学んできた5つの「ライティングの基礎」を元にアウトプットをすることで、もちろんライティングは徐々に上手くなっていくでしょう。
ただ、良質なアウトプットをするためには良質なインプットも必要です。仮に「アウトプットが大事だ!」と思って記事をたくさん書いたとしても、「考えていること」が違えばアウトプットの質も異なります。
そこで次章からは、web+がおすすめしたいライティングの基礎が学べる3つの本を紹介します。
- 沈黙のWebライティング
- 新しい文章力の教室
- 伝え方が9割
ライティングの基礎が身に付く本① 沈黙のWebライティング
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Webライティングを始める人に、1度は読んでもらいたいのが『沈黙のWebライティング Webマーケッター ボーンの激闘』です。
言わずと知れたWebライティングの名著で、筆者も一番最初に買ったのはこの本です。この本の特徴として、ストーリー形式でWebライティングとSEOについて分かりやすく教えてくれるというのがあります。
一般的な解説書だと少々硬くなりがちなところを、個性豊かなキャラクターたちが軽快に解説してくれるので、とても読みやすく、特に初心者の方におすすめです。
ライティングの基礎が身に付く本② 新しい文章力の教室
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次に紹介するのは、『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』です。
記事を書いたことがない方が初期の頃に陥りがちなのが、「そもそもどうやって文章を書けばいいか分からない」という悩みです。
この本では「そもそも文章とは?」というところから始まり、細かい言葉使いや文章構造を丁寧に解説してくれます。改めて文章の書き方を学びたいというときに、おすすめの本です。
ライティングの基礎が身に付く本③ 伝え方が9割
次に紹介するのは、『伝え方が9割』です。文章を書く仕事であるライターは、文章だけで読者の心を動かす必要があります。
何も考えずに文章を書くだけでは、読者の心を動かすことができないケースもあります。
『伝え方が9割』では、コピーライターとして活躍している著者の佐々木圭一氏が「伝える」ことのノウハウを解説してくれます。
「文章はある程度書けるようになってきたけど、読者に伝わってる感じがイマイチしない」という方はぜひ一度手に取ってみてくださいね。
まとめ
ここまで、ライティングの基礎となる5つの要素について解説し、それぞれを身につけるのにおすすめの本を3冊紹介しました。
この記事で紹介している5つの要素を押さえておけば、「どうやって記事を書けばいいかわからない」という悩みはきっと消えてなくなっていくでしょう。
そして、後半に紹介した3冊の本は、前半に紹介した5つの要素を補足するための知識が学べます。ですので、5つの要素をより深く学んでいきたいという時に、この記事で紹介した本を手に取ってみてください。
この記事を読んでいただいたあなたの、ライティングのスキルアップに繋がれば光栄です。最後まで読んでいただきありがとうございます。