「記事を書くとき、どのような順番で書いていけば良いのか分からない」「執筆時間を短縮したい」
執筆に慣れていないと、完成させるまでの流れが分からなかったり、執筆時間の長さに嘆きたくなったりすることもありますよね。
そこで、4000文字ほどの記事を2〜3時間で執筆している私の、記事を完成させるまでの流れを紹介します。
執筆の型ができれば、あなたも執筆時間の短縮ができるかもしれませんよ。ぜひ参考にしてくださいね。
記事執筆の流れを紹介!
私は普段、以下のような流れで記事を執筆しています。
- 検索意図の確認
- 見出し構成のためのリサーチ
- 見出し構成と見出しタイトル作成
- 本文執筆のためのリサーチ
- まとめの見出し作成
- 文字装飾・画像挿入
- リード文の作成
- タイトル作成
- 見直し
キーワードによって多少前後する部分もありますが、毎回同じ流れで行っています。それでは、1つずつ詳しく説明していきますね。
記事の根幹!検索意図をしっかりリサーチしよう
記事を執筆する前に、必ず行うのが検索意図の確認です。ここがズレていると、後ほど記事を全て書き直さないといけないこともあるため、念入りにリサーチを行います。
検索意図の確認をする際は、まず自分の頭で考えてから、検索キーワードの上位記事で照らし合わせています。
検索意図を自分の頭で考える
自分の頭で考えるときは、「なぜそのキーワードで調べたのか?」「何を知りたいのか?」ということを読者の立場に立って考えます。
調べる前に自分の頭で考えることによって、より読者の感情を理解できるからです。また、先入観がない状態で考えることによって、他の記事にはない視点が浮かんでくることもあります。
検索キーワードの上位記事と照らし合わせる
自分の頭だけで考えると、実際に調べている人との間に齟齬が生まれる可能性があります。ひとり善がりの記事は、ただの自己満足であり読者のためにはなりません。
読者が知りたいことをしっかりと届けるために、検索キーワードで検索をかけて、上位に表示されている記事から検索意図を読み解きます。
自分の考えと一致している場合は検索意図はそのまま、ズレている場合は上位記事から読み取った検索意図を基に執筆をしていきます。
検索意図を読み解くポイント
上位表示されている記事から検索意図を読み解く際は、以下のポイントに注目しています。
- タイトルでプッシュしている単語
- リード文に記載されている、読者の悩み・不安
- 本文で文字数を割いているテーマ
上位記事を参考にする場合は、必ず1〜3位の記事に目を通しています。1記事だけの場合だと、検索意図に偏りが出たり、1位の検索意図が間違っていたりする可能性もあるからです。
1〜3位の記事で検索意図が同じ場合はそのまま、異なる場合はさらに3記事くらい追加で確認しています。
見出し構成のためのリサーチをしよう
見出し構成を考える前に、上位に表示されている記事の見出し構成を確認します。まずは、どのような見出しがあるのかを、その後に見出しの順番を確認。
どの記事でも記載されている見出しは書くようにし、記事によって書かれていない見出しは、検索意図に合っているのか確認しながら追加していきます。
見出し構成を考える際に意識しているのは、他のメディアにはない見出しを最低1つは入れること。
基本的には自分の頭で考えた検索意図を基に見出しを追加しますが、検索意図がズレていた場合はサジェストキーワードを参考にしながら考えています。
先に決めるのが吉◎見出し構成と見出しタイトル作成
リサーチを終えたら、次は見出し構成に入っていきます。(場合によっては、リサーチしながら構成を考えている時も)
見出し構成
「どのような順番なら読者は読みやすいか」という基準で見出しを作成していき、迷ったときは上位表示されている記事を参考にしながら見出し構成を完成させます。
本文を書いたあとに見出し構成を変えると、話の辻褄を合わせるために修正が必要になるので、見出し構成はこの段階で本決まりします。
見出しタイトル作成
軸があった方が執筆しやすいので、見出し構成ができた段階で見出しタイトルを考えます。
なお、リサーチが足りない状態で魅力的な見出しタイトルが作成できない場合は、本文を執筆したあとに考えたり、修正したりすることも。
この段階では、まだ見出しタイトルは仮決定という状態です。
本文執筆のためのリサーチ・執筆をしよう
最初に本文のリサーチをすると調べた内容を忘れることもあるので、見出し構成が決まった状態で本文のリサーチ開始。
調べながら執筆すると、他の記事の文章に引っ張られるので、概要を調べてから執筆するようにしています。
意味が分かりづらかったり、読者が疑問に思いそうな部分があったりすれば、都度、別のキーワードで調べています。検索キーワードだけでリサーチが終わるということはありません。
本文執筆が終わった後はまとめの見出し作成!
本文が全て書き終わったら、まとめの見出しに入ります。まとめでは、本文中の重要なポイントをおさらいしたり、読者の行動を促す文章を記載したりします。
まとめで意識していることは、「まとめを読んだだけで、記事の概要が分かる状態」になっているかどうかです。ただ、まとめを読んだだけで記事の全てが分かるようなら、記事を読む必要がなくなってしまいます。
ですので、事細かく書きすぎないことも大切です。
文字だけでは味気ない!文字装飾・画像挿入も欠かさずに!
まとめ含め本文が完成したら、文字の装飾や画像挿入を行います。1度にまとめて行うことで、記事全体のバランスを見ながらの装飾が可能です。
文字装飾が多すぎると、どこを強調したいのか分かりづらくなってしまうので、装飾が多いときは「どちらの方がより重要か」という部分を見ながら行います。
なお、リサーチしているときに良い画像があれば、リサーチ時に画像を挿入するときもあります。
読者の興味を引くようなリード文を作成しよう!
次に行うのが、リード文の作成。リサーチをしていく中で見えてきたターゲット層を基に執筆します。
リード文を書くときは、「楽しい未来または避けたい未来」と「共感文」を書くように意識しています。
また、「読み進めてください」や「参考にしてください」など、アクションを促す言葉は欠かせません。
記事の顔であるタイトルは手を抜かずに作成!
私は、タイトル作成を一番最後に行います。しっかりとリサーチしたあとに決めた方が、ターゲットに刺さる言葉が見えてくるからです。
タイトルに入れる単語が固まってきたら、上位表示されている記事のタイトルを見て、使えそうな単語があれば随時取り入れています。
なお、検索キーワードはタイトルの左側にくるようにしています。読者は検索結果を確認する時、タイトルを左から順番に読むことが多く、目につきやすいからです。
良い記事にするために見直しはかかせない!
記事が完成したら、最後にプレビュー画面で見直しを行います。誤字脱字はないか、理解しにくい文章はないか、読んでいるときにリズムが崩れる文章はないかなど。
文章以外だと文字装飾や画像が多すぎないか(または少なすぎないか)、カラーボックスなどが変に表示されていないかをチェックします。
どんなに気をつけて執筆していても凡ミスはあるので、見直しの作業は欠かせません。
記事の書き方まとめ
私が普段行っている執筆の流れについて紹介しました。
執筆の流れは人それぞれであり、必ずしも私のやり方が正解という訳ではありません。ただ、「どのような順番で書いていけば良いのか分からない」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
執筆していくうちに、自分に合った執筆の流れが見えてきますよ。
また、タームごとにリサーチを行うことで、「あの時リサーチした内容って何だっけ?」という状態を避けることができ、結果的に執筆の時間短縮にも繋がります。