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【現役Webライターが解説】Webライターの仕事がきつい理由

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「Webライターという仕事がなぜきついのか」という、素朴な疑問を持った経験はありませんか?

ライターは気軽に始められる仕事だし、初期投資も少額でOK。文章を書くのが仕事だし、苦手とはいえ読書感想文や卒業論文で作成してきた経験があるから大丈夫。

そんなふうにも思えますよね。でも、実態は違います。

一見すると「キツくなさそう」に思えるかもしれませんが、なぜきついのか?それは、やってみないとわかりません。経験したからこそ、わかるのです。

そこで本記事では、現役Webライターが「きつい」と感じた体験談や、ライターがなぜきつい仕事だと言われている、業界の事情までを紹介していきます。

気軽に始められるとはいえ、楽して簡単に稼げる仕事ではありません。本記事を通して実態を把握し、今後のWebライターとしての活動に役立ててください。

ライターの仕事はきついって本当?

僕自身はライターとしてもブロガーとしても、編集者としても活動をしているのですが、正直なところライターの仕事はきついと言えます。

「自由に仕事がしたいからライターになろうかな」と言う安易な考えのままライターになってしまうと、あとあと後悔することになるでしょう。

ライターという働き方を否定するわけではありませんが、「初心者でも手軽に始められる」と言われているライターの仕事にも、もちろんそれなりの気持ちを持って臨むことが必要です。

一般的にライターの仕事がきついと言われる8つの理由

まず一般的にライターの仕事がきついと言われる理由を8つ紹介します。

  • 最初は稼げない
  • 収入が安定しない
  • 案件に応募しても通らない
  • 執筆が難しい
  • 執筆ルールが厳しい
  • 納期に追われる
  • 孤独な仕事
  • 自己管理が大変

ライターの仕事がきついと言われる理由については、以下の記事でも詳しく紹介していますので、合わせて読んでみましょう。

【解決策アリ】Webライターがきつい・辛い8つの理由「Webライターを始めようと思っているが、結構きつい・辛いという声を聞いたので、どのような点がきついのか知りたい。」と不安に思う方は多い...

ライターの仕事をしていて「きつい・・・」と感じた4つのタイミング

ここまでは一般的に言われているライターの仕事がきつい理由について紹介しましたが、この章からは僕自身の体験談を書いていきます。

僕は一時期本業とは別で、ライターとして企業が運営するメディアの記事を執筆していました。その際にどのタイミングで「きついな」と感じたのかを紹介します。

仕事を探す時

まずきついと感じたのは、「仕事を探す時」です。何をするにせよ、まずは仕事を見つけるところから始めなければなりません。

僕の場合、クラウドソーシングサイトで仕事を探しているときに、理想的な仕事が見つからなかったんです。文字単価は低いですし、記事のジャンルも男性向けではなかったりというのがほとんどでした。

悩んだ挙句文字単価¥0.65のスポーツジャンルにて仕事をすることにしたのですが、物理的なきつさではなく仕事を探している時には「仕事を探すだけでこんなにきついのか」と言う精神的なきつさを感じました。

ライターは「初心者でも仕事がしやすい」とは言うものの、仕事探しはきつさを感じることになるでしょう。

テストライティングをする時

クラウドソーシングサイトにて仕事を受注すると、ほとんどの場合「テストライティング」と言うライターの力を判断する記事の執筆を依頼されます。

テストライティングは仕事を発注する側からすると、ライターの力やどのくらいの文章が書けるのか・納期に間に合わせてくる人なのかを判断する大事なポイントです。

「テスト」であるため、1記事あたりの報酬も少なく2,000文字書いても¥500ほどしか支払われません

せっかく頑張って2,000文字書いても、たった¥500しか支払われないとなんだか頑張った自分を否定されたような気分になりました。

納品後

記事を納品した後にもきつさを感じるポイントがあります。それは発注先からの修正依頼です。

それぞれどのメディアにも、ライティングを行う際の「ルール」が定められているため、ライターとして仕事をしている人は相手のルールに従って記事を仕上げなければなりません。

納品は、自分自身の中で「よくできた!」と感じてから行うのですが、満足している所に「ここを直してください。」と連絡がくると、なんだか自分を否定された気分になり、精神的にきつく感じてしまいます。

報酬受け取りの時

そして報酬を受け取る際には、クラウドソーシングサイトに吸い取られる手数料の高さに恐らく納得できないはずです。僕は手数料が高いことに対して憤りを覚えることさえありました。

もちろんクラウドソーシングサイトがなければ仕事の受注ができないのですが、それでも手数料が高いとどうしても嫌な気分になってしまうでしょう。

僕はそこで、お金を稼ぎにくいと言うライターとしての仕事に、きつさを感じました。

「お金面」がライターとしての仕事がきついと感じる最大の要因

これまでの内容をまとめ、僕自身が最もきついと感じた点を挙げるのであれば間違いなく「お金面」です。

どこでも仕事ができると言う魅力に惹かれた人もいるかもしれませんが、多くの人はお金を稼ぎたくてライターになるでしょう。

しかしライターの仕事は、思っているよりもお金は稼ぐことができません。特に初心者の場合は1ヶ月で5万円を稼ぐことすら大変なので、途中で挫折してしまう人の気持ちもとてもよくわかります。

しかも、ライターは頑張って記事を書いた割にもらえる報酬が少ないので「割に合わない」と感じてしまうこともあります。なんにせよ、ライターとしての仕事は「お金面」が最もきつさを感じる部分です。

ライターの稼ぎは文字単価で大きく変わるが・・・

前章で「ライターはお金が稼げないからきつい」と言う旨の話をしましたが、その1つとして「文字単価」と言うものが大きく関係をしてきます。

文字単価と言うのは1文字当たりの料金のことを指すのですが、相場は¥1と言われており、クラウドソーシングサイトでは高くても¥0.7ほどです。

文字単価が高くなればライターとしての稼ぎも増え、お金面でのきつさも和らぎますが、文字単価が高くなることはほとんどありません。

文字単価が安い

そもそも、文字単価はかなり安く設定されています。先ほど書いたように、クラウドソーシングサイトの場合文字単価は高くても¥0.7ほどです。

考えてみればわかることなのですが、基本的に仕事を発注する側は「安くて良い品質の記事を納品してもらいたい」と思っています。それに対し受注側は「楽して高い報酬を得たい」と思っているわけです。

仕事を発注する側と受注する側の、双方の思惑はどうしても相反するものなんです。

ライターは低い文字単価でも、仕事がないよりはあったほうがいいので渋々仕事を受注するしかなくなるため、どうしても「きつい」世界から抜け出すことができません。

文字単価が上がっていくイメージができない

文字単価は仕事を発注する側が自由に設定できるため、もちろん文字単価が上がる場合もありますが、文字単価が上がっていくと言うイメージができません。

次の章にて詳しく紹介しますが、基本的に文字単価アップの条件は公表されていません。ライターはその中で「いつか頑張っていれば文字単価が上がるかも」と言うかすかな希望のもと、頑張っているのです。

しかしゴールが見えないまま頑張るのは非常に辛いものがありますので、そのきつさに耐えかねてどんどんライターを辞めていく人が出てくるわけです。

基本的に文字単価アップの条件は公表されていない

先ほども少し触れましたが、基本的に文字単価アップの条件は公表されていません。

僕は今までいくつかのクラウドソーシングサイトにて仕事を探してきましたが、「文字単価が上がることもある」と書かれているのに、その条件が公表されていない仕事がほとんどです。

いくつか「どうすれば文字単価は上がるんですか?」と言う質問をしたことがあるのですが、中には「文字単価が上がることはありません。」と返してきた人がいました。

その時は、おそらく「文字単価アップ」と言うのは見せかけで、もともと文字単価がアップすることはなくライターを確保するためのやり方だったのかとも思いました

納品した記事の行方がわからないのもきついと感じる要因に

お金面でのきつさだけではなく、ライターとして記事を納品した後にもきつさを感じる場面があります。

基本的には、納品した記事はライターにはその後の行方がわかりません。どのメディアで公開されているのか、どのくらいの人に見られているのかなどの情報を、もらうことができないんです。

そのため、ライターは記事を納品するだけで終わりになってしまい、自身の力を図る指標でもある「アクセス数」などが全くわからないんです。

客観的なアクセス数などのデータがわからないと不安にもなりますし、書き続けるモチベーションもあまり湧かず、ライターとして続けるのがきつくなってきます

受注先との関係もライターの仕事がきついと感じる要因に

お金面や納品後の記事の行方に対してきつさを感じるだけでは終わらず、受注先との関係も仕事がきついと感じる要因になります。

仕事の受注先によってルールが異なる

これは当然かもしれませんが、受注先によって記事の書き方や納品の仕方などが異なるため、慣れないうちは記事の書き方や納品方法にかなり苦労します。

僕も1度だけスポーツメディア以外のメディアでのライター経験があるのですが、記事の書き方が全く違いましたし、1記事にかかる時間も膨大な時間になりそうだったので、1記事も書くことなく仕事をお断りしました。

ライターという仕事がきつい上に、新しい面倒なルールを覚えるとなると非常にストレスが溜まりますし、記事を書く気も失せてしまいます。

自分の好きな記事を自由に書けるワケではない

例えあなた自身が好きなジャンルのメディアでライターをするとしても、好きな記事を自由に書けるとは限りません。

例えばJ-POPが好きな人が、芸能関係のメディアで演歌の記事を書いてくれと頼まれるようなものです。

断るとその先の仕事にも影響を与える可能性もあるので渋々請け負いますが、全く興味のないジャンルの場合は記事を書くのが億劫に感じることでしょう。

ライターの仕事はきついが慣れるしかない

ここまでライターとしての仕事のきつさや精神的・物理的なきつさを紹介してきましたが、結局のところ慣れるしかありません

ライターは自由に自分自身が決めた形で働けるのですが、それでも仕事の取引先がいますし、あなたの望みが全て叶うわけではありません。多少理不尽な要求をされることもあるでしょう。

今もライターを続けている人たちは、きつい時期を乗り越えてきています。ですから、まずはあなたもライターという仕事で生計を立てていきたいのであれば、ライターという仕事に慣れていくことに専念してください。

続けていれば、あなたの望み通りの報酬がもらえたり望み通りの記事を書かせてくれる、仕事相手と出会えるかもしれません。

自分の中でルールを決めるのがベスト

ライターという仕事に慣れるために、まずはあなた自身の中でルールを決めてみることをおすすめします

1番いいのは「ライター業で最低限¥〇〇を毎月稼ぐ」のように、最低限のラインを設定し毎月必ずそのラインを上回るようにする、ということです。

例えばはじめのうちは「水道光熱費分の¥20,000は毎月稼ぐ」と設定してみてください。いきなり「家賃¥100,000を稼ぐ」と設定してしまうと、挫折してしまいます。

手が届くかどうかわからないギリギリのラインにしておくことで、頑張る気持ちも湧いてくるでしょう。

まとめ

今回はライターという仕事がどれほどきついのか、実際にライターをしていてきついと感じたのはどのタイミングなのかを紹介してきました。

最後までこの記事を読んでくれたあなたは、ライターという仕事のきつさを理解した上で、それでもライターを続けていきたいと考えているはずです。

そんなあなたは是非、自分自身のルールを決めた上で仕事に取り組んでみてください。まずはライターという仕事に慣れるのが大事ですよ。

きつい仕事ですが、働く場所が選べたり自分の裁量で働けたりと、魅力もあります。もう1度あなたが「ライターを目指したわけ」を思い返してみてください。それが、あなたがライターを頑張る原動力になるでしょう。

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