Warning: Undefined array key 6 in /home/frwill/webtasu.com/public_html/wp-content/plugins/webtasu-writing/webtasu-writing.php on line 2121
みんな「4Pはマーケティングの基礎」って言うんだけど、それって何?聞いても教えてくれないから、初心者の僕でもわかるように、優しく説明してくれているところはないかなぁ。
今回の記事では、マーケティング初心者の人にもわかるように、かなり噛み砕きながらマーケティングの理論(フレームワーク)の1つである「4P」を紹介していきます。
あなたの周りの人が4Pと言う言葉を口にしていると言うことは、それだけマーケティング業界の中では当たり前の理論だと言うことです。あなた以外の同期はすでに知っているかもしれません。このままでは置いていかれてしまいますよね。
そんなことをなくすために、初心者のあなたにもわかっていただけるように4Pについて解説していきます。
あまり時間がないと言う人は1番最後の「まとめ」の章で4Pについて簡単にまとめているので、忙しくてもそれだけは見ていってくださいな。
マーケティングの基礎中の基礎「4P」とは
「4P」とは、マーケティングの基礎中の基礎の理論(またはフレームワーク)のことを言います。本来、マーケティングと言う言葉は
消費者の求めている製品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定する過程で、生産者から消費者への流通を円滑にする活動
のことを言います。
「4P」を始めとするマーケティングの理論は、「生産者から消費者への流通を円滑にする活動」を、考えやすくするために使う、と覚えておいてください。
その中でも、「4P」は最も基本的なマーケティングの理論で、自社のサービスや製品を
- Place
- Price
- Product
- Promotion
の4項目に分けて考えることで、「生産者から消費者への流通を円滑にする活動」のやり方や取り組み方をわかりやすくするのです。
簡単に覚えるのであれば、「マーケティングの理論は、最適解を導き出す方程式」と覚えてください。
自社製品・サービスを世の中に広めるために自社が取り組むべきことを、方程式(マーケティングの理論)を使って考えることで、最も適切な方法を簡単に導き出せるのです。
マーケティングの4Pを構成する「P」とは?
それでは、マーケティングの4Pを構成している4つのPがどんなものなのか、について紹介していきましょう。
- Place
- Price
- Product
- Promotion
Place
「Place」は日本語に直接訳すと「場所」のことを指しますが、4Pの時は「流通」のことを指します。
製品が顧客の元に届くまでに、どのような流通経路を辿ることが最適かを考えることです。主な流通経路は
- 店頭販売
- インターネット販売
- テレビ通販
- 訪問販売
- 代理店に販売してもらう
などがあります。
Placeは製品の値段を設定する上でもかなり重要になってきます。
例えば、代理店に販売してもらうとなると、代理店へ支払う手数料のことも考えて、自社にも十分な売り上げが残るように値段や手数料の料率を設定する必要があります。代理店も納得してくれなければ、製品を扱ってもらえないことも有り得ます。
そのほかにも、お金持ちの富裕層をターゲットにしている商品なのに、若者や学生が多く集まる渋谷や原宿に店舗を出店していては、思うような売り上げるを立てることは難しくなります。
- ターゲットに最も届きやすい流通経路
- ターゲットが普段から慣れ親しんでいる流通経路
Price
「Price」は日本語訳と同じで「値段 / 価格」のことを指します。
値段設定は非常に重要なポイントであることはどんな人でもわかりますよね。大手企業でもフリーランスでも、誰もが気を使う部分です。また、設定が難しいのも特徴です。
例えば、高価格に設定した商品は売れないケースもあれば、爆発的に売れるケースもあり、大量販売を考えて安価に設定した商品が思ったほど売れずに赤字に繋がってしまうケースもあります。
ですから、値段設定に関してはシビアに、慎重に考えなければならないポイントです。
- 提供する製品(サービス)の価格は、顧客にとって適正/妥当なものか
- 製品内容(機能・品質・ブランドイメージなど)に紐づいている価格になっているか
- 競合他社と比べたときに、顧客が魅力を感じる価格になっているか
- コストに対して、十分に採算の取れる価格になっているか
Product
「Product」は、「製品」のことを指します。
マーケティングに関わらず、製品自体が顧客の手元に渡るものなので、製品が重要なことは言うまでもありませんね。
製品を開発する際に大事になってくるのは「ターゲットとする顧客が、買いたくなるような製品かどうか」です。
いくらあなたの企業・ブランドの熱狂的なファンであっても、製品が全く魅力的でなければ買ってくれない人も中にはいます。あなたに期待している人を裏切らないように、最高の製品を提供しましょう。
- 顧客は商品・サービスに何を求めているのか(商品性・価格帯・感情)
- 売れている他社製品の特徴はどんなものなのか
- 自社はどんな製品にするのか
- 製品・サービスの企画・開発・仕入れは具体的にどうするのか
仮にこれから参入を考えている市場に同じよな似通った製品・サービスしかない場合には、販売した後の「アフターフォロー・アフターサービス」で他社との差別化を図りましょう。
「アフターフォロー・アフターサービス」もセットになって、1つの製品ですよ。
Promotion
「Promotion」は「宣伝」のことを指します。
宣伝と言うのは例えば広告です。広告の種類だと、
- SNS広告
- 雑誌広告
- スマートフォンアプリ広告
- メディア広告
- テレビCM
- 電車広告
これらの方法があります。宣伝をする目的は「顧客に製品の存在を知ってもらい、購買意欲を高める」ことです。
- 自社製品・サービスを顧客にどうやって知らせるのか
- どの媒体・メディアを利用するのか
- 最もターゲットが使う媒体は何か
- ターゲット市場で費用対効果のある広告・宣伝はどんなものがあるか
- 競合他社はどのようなプロモーション戦略をとっているのか
- 誰がいつどのように販売促進を行うのか
Promotionは宣伝のことを指しますが、広告などを使って行うため「プロモーションをすればいいだろう」という考え方の人も中にはいます。
しかし実際のところは、製品の認知度を高めたり、潜在顧客に製品の存在を知らせる「マーケティングの一環」であることを忘れてはいけません。
4Pをもっと詳しく知りたいならこれ!
4Pをもっと詳しく知りたい人は、
この記事を参考にしてみてください。2017年に大ヒットした「Nintendo Switch」と言うゲーム機を事例として、4Pをまとめています。
実際に4Pがどのように使われているのかを知るいい勉強になります。当サイトWeb+を訪れてくれるマーケティング担当者はほとんどの人がこの記事を読んでいます。
もう1つおすすめなのは本を読んで勉強をすることです。
この本は、4P”だけ”を紹介している本です。 僕も参考にした本なのですが、ネットや大学の経営学の授業で勉強する内容よりも、事例もはるかに豊富に紹介されていますし、とにかくわかりやすい1冊でした。
1日あれば読めてしまう手軽さですし、初心者の人でもわかりやすいように書かれている本なので、時間がなくて忙しいマーケティング初心者の人におすすめです。
実際に4Pを使う企業・ブランドは少ない?
巷では「4Pを使っている企業やブランドなんてない」という話を聞くことがありますが、それは本当であり嘘でもあります。
4Pを使わずにマーケティングを考えているケースもありますし、今までその会社・ブランドが培ってきたマーケティング技術をそのまま使い続けているケースもあります。
しかし「4Pを使っているところなんてない」のが嘘だと言った理由は、「ヒットした製品・サービスは、どれも4Pの要素がはっきりと明確」だからです。
先ほどこの記事の中で紹介した「Nintendo Switch」の4Pの事例に関しては、僕が独断で調べたものです。任天堂側が「4Pを使ってこんな風に考えました」と言った類の発表はしていません。
ですから、4Pを使ってこれから行うマーケティングの方法を考える必要はありませんが、ヒット製品を生みだすためには、4つのPであるPlace・Price・Product・Promotionがはっきりと明確になっている必要があります。
まとめ:4Pはマーケティングの基礎
あなたがこの記事で勉強してきたマーケティングの理論(フレームワーク)の1つである「4P」は、どんな製品であっても必ず使うことができます。そして、4つのPを全て明確にすることで、マーケティングがしやすくなり、顧客にも選ばれ売れるようになっていきます。
4Pは基本中の基本なので「そんなの勉強しても意味ない」と考えている人も中にはいます。しかし、基礎中の基礎だからこそ、売れている製品はみな4つのPの要素がはっきりと明確に打ち出されているからこそ、あなたは勉強しておく必要があります。
基礎をおろそかにしていては、応用もできませんよ?
- Place・Price・Product・Promotionの4つの頭文字をとった言葉
- 4Pはマーケティングの基礎中の基礎
- 売れている製品は4つのPの要素がはっきりと明確になっている