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最近、大企業のリストラ、長時間労働、非正規雇用の増加など、就職関係の暗いニュースがよく取り上げられるようになりました。また、就職活動に疲弊し「就職したくない」という学生が増えてきています。
そんな中、就職はしないで新卒フリーランスになるという選択肢を選ぶ人も増えてきています。しかし、フリーランスはまずは就職して経験を積んでから「独立」するイメージが強いですが、就職せずにいきなりフリーランスになることは可能なのでしょうか。
今回は就職せずに新卒フリーランスになる3つのメリットと、その選択肢を選ぶということについてお伝えしていきます。
新卒フリーランスという選択肢
よくフリーランスになるなら「まずは就職して、3年経験を積んでから独立する」という風に言われています。新卒の場合は知識も経験もないので、まずは就職してそれを身につけてから独立してフリーランスになるという考えの人が大半だと思います。
では、就職して知識や経験を積んでから独立するのと、新卒でいきなりフリーランスになるのではどちらがいいのでしょうか。
まず、前提としてフリーランスになったとしても、いきなりそれだけで生計を立てられるようにはなりません。やはりそうなるまでにはある程度の時間がかかります。そして、結論から言うともしあなたが現在学生で将来的にフリーランスで好きな仕事をしたい、と考えているなら就職して3年働いてから独立するよりも、新卒でフリーランスになることを目標にした方がいいです。
もちろん中には就職してから独立することも可能ですし、その道を辿る人もたくさんいますが、 就職した場合は学生とは違い、生活費や保険料、年金など、かかるお金も増え、また時間的、体力的な余裕もなかなかありません。
その点学生のうちから準備して新卒フリーランスを目指す場合、社会人よりも使える時間は多く、また収入的な面でも学生のうちから準備する方が、結果的に社会人に比べ独立するリスクは少ないです。
そのため、もし将来的にフリーランスとして働いていきたいと思っている人は、学生のうちにフリーランスになるために準備しておくといいでしょう。もちろん、まだ就職と迷っている場合は平行して就活をすればギリギリで方向修正することも出来ます 。
新卒でフリーランスになる3つのメリット
ライフスタイルを自分で決められる
フリーランスの魅力はなんといってもライフスタイルを自分で決められるところでしょう。休みたければ生活に必要な最低限のお金を稼いだら休んでもいいし、たくさん稼ぎたければ仕事を増やすことも出来ます。
プライベートでも、例えば友達との旅行など就職していた場合はなかなかお互いの休みを合わせるのが大変ですが、フリーランスならある程度自由に休みを合わせることが出来ます。
そういった働く時間や長さを自分で決められるというのは、フリーランスの大きな魅力と言えます。
新卒社会人より収入が高い人は多い
就職した場合、大手企業だったとしても月の収入は手取りで20万以下、という人がほとんどでしょう。フリーランスの収入は完全に出来高制なので、人によって収入は大きな開きがありますが、学生のうちから準備を始めていて、卒業と同時に新卒フリーランスになった場合、就職するよりも収入が高い人は少なくありません。
また、就職したら給料が大きく上がることはありませんが、フリーランスの場合はスキルや実績によって収入が大きく変わるので、短期間で一気に収入を伸ばすことも出来ます。働いた分だけ稼ぐことができ、しかし逆に言えば働いた分だけしか稼ぐことが出来ないのがフリーランスです。
何を仕事にするかを自分で決めることが出来る
やりたい仕事が出来る企業に就職出来るかどうかは分からないですし、たとえ志望した企業に就職することが出来ても、やりたい仕事が出来る部署に配属されるかもわかりません。その点フリーランスであれば仕事内容も自分で決めることが出来ますし、就職とは違い仕事の内容を変えるのも難しくありません。
もし、就職活動をしていて、内定はもらったけど本当はやりたい仕事じゃない、というふうに思っていたなら、思い切ってフリーランスとして仕事をする道を選んでみてもいいんじゃないでしょうか。
新卒のフリーランスが注意したいこと
社会常識を身に付ける機会がない
新卒フリーランスになる場合、一番注意しなければいけないのは社会常識を身に付ける機会がなくなるということです。
就職した場合は社員研修や仕事の中で上司、先輩から社会人としてのマナーや常識を教わり、身につけていきますが、フリーランスの場合はそう言ったマナーや常識を教わる機会がありません。
そのため、挨拶や話し方、メールのやり取りなど、学生のままの状態では、信頼を作ったり、仕事をもらうことは出来ません。場合によっては相手を不快にさせてしまったり、それを注意されてしまうこともあるかもしれません。
新卒フリーランスになる場合、こう言った社会常識を自分で身につけていかなければいけません。
自分で自分をコントロールしなければならない
就職した場合、ほとんどの人が決められた時間に出社し、決められた時間働いて、というように決められた時間を守って働いていくことになります。しかし、フリーランスの場合は働く時間を自分で決められるため、自分で仕事をする時間を決めて、サボりたいという気持ちを律しなければいけません。
フリーランスの場合、サボっていても注意してくれる人がいないため、自分をコントロール出来なければ、フリーランスになったと同時にゆるい生活に陥ってしまいます。
そうなれば、スキルも上がっていかず、仕事もなくなっていき、収入がどんどん下がっていってしまいます。
新卒エンジニアや新卒デザイナーでフリーを目指す
クラウドソーシングなども出てきて、新卒フリーランスを目指すエンジニアやデザイナーが増えてきました。
今や、ある程度のスキルがあって、スキルを示す実績などがあればクラウドソーシングサービスを使って仕事をすることができるようになっています。
このことを考えると、新卒の状態でもスキル次第で仕事になる可能性は前よりも考えられます。
就職もフリーランスもリスクはある
就職せずにフリーランスになりたいという気持ちはあるけれど、個人で生計を立てていけるだろうか、安定した収入が得られるのかと不安に感じる人も多いでしょう。
就職すれば毎月安定した額の給料がもらえます。対して、フリーランスで生きていく場合、収入は毎月安定するとは限りません。収入がグンっと上がる時もあれば、もちろん下がる時もあります。
しかし、逆に就職して直面する問題も実は少なくありません。
今や日本の企業の半分以上がブラック企業と言われており、精神的にも肉体的にも余裕がなくて仕事を辞めてしまう人や、大手企業に就職しても会社の経営不振でリストラされるなど、という問題も増えてきています。
今やどんなにいい大学を出て、いい企業に就職したとしても路頭に迷う危険性がある、そんな時代です。一昔前に言われていた「就職=安定」というのは今は通用しなくなってきていて、そんな中で完全に会社に収入を依存した場合、もし何かあったとき自分の力ではどうすることも出来ません。
しかし、個人で稼げるスキルを身につけることが出来れば、自分の力で収入を得ていくことが出来ます。だからこそ、就職して自分の収入を会社に依存する方がリスクが大きいという考え方もあります。
フリーランスは時代の流れ
今や日本の労働者の約3分の1が派遣やパートなどの非正規雇用という時代です。大卒くらいの年齢に限って言えば、2人に1人が非正規雇用です。時代的に企業が多くの正規雇用を雇う余裕がなくなってきている中で、新卒フリーランスという選択肢は今後、当たり前の選択肢の一つになってくるかもしれません。
これから将来を考えるとき、就職するとしてもフリーランスになるとしても、どちらにしても「自分で収入を得て生きていく力」は必要になってきます。