「SEOライティングって言葉を見かけたけど、それって一体何?webライターに必要なの?」と疑問に思っていませんか?
SEOライティングは、webライターにとって必須の知識。webライターとして活躍したいなら理解しておきたいものです。
この記事では、SEOライティングとは何か、そしてSEOライティングのテクニックについて紹介します。
「SEOって何なのだろう…?」「SEOライティングを理解して身につけたい!」という方は、ぜひこの記事でSEOライティングの知識をつけ、レベルアップしてくださいね!
SEOライティングはwebライターに必須のスキル!
「webライターとしての価値を高めたい!」「もっと稼げるwebライターになりたい!」と思うなら、SEOライティングの知識は必須です!
そもそも「SEO」は「search engine optimization」の略で「検索エンジン最適化」という意味。
そして「SEOライティング」は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、膨大な数の記事から自分の記事を見てもらうために必要なテクニックのことを指します。
記事は、見られないと意味を持ちません!見られて初めて、読者に価値提供ができるのです。
読者に記事を見てもらうためには、検索順位の上位に表示され、クリックしていただけるよう工夫する必要があります。その工夫を施すテクニックが「SEOライティング」です!
webライターがSEOライティングをすべき理由
「SEOライティングはwebライターに必須のスキル!」であるとお伝えしましたが、なぜwebライターにこのスキルが必要なのでしょうか?
理由は、SEOの知識やスキルがあるwebライターは需要があるから。
webライターの増加に伴い、条件が良く報酬も高いお仕事は、かなりの取り合いになっています。
今日、ネットの普及や働き方の変化により、webライターの人数がどんどん増加していますよ。
そのような状況でクライアントが求めるのは「結果を出すwebライター」、つまり「読者に見られ、行動してもらえる記事を書くwebライター」なのです。
読者に見てもらい、行動してもらえる記事を書くためにSEOの知識やスキルは必須。そのため、SEOの知識やスキルがあるwebライターは必要とされているのです。
webライターはユーザーファーストな記事を作るベし!
「読者に見られ、行動してもらえる記事を書くwebライター」に需要があるとお伝えしました。では「読者に見られ、行動してもらえる記事」とはどのようなものなのでしょうか?
まずひとことでお伝えします。それは「ユーザーファーストな記事」です。
webライターはユーザーファーストな記事を作るべきで、ユーザー(=読者)の悩みや疑問を解決し、行動を促し満足度を高めるために「SEOライティング」をするべきなのです!
「SEOライティング」は、Googleなどの検索エンジンで自分の記事を見てもらうために必要なテクニックでしたね。
このテクニックが必要な理由は1つ、Googleの評価を得るためです。
Googleは現在、世界トップシェアの検索エンジンとなっています。その理由は、ユーザーの利便性や利益を第一に考えているから。
Googleは、Googleの経営理念に通づる、以下の「Googleが掲げる10の事実」を提唱しています。
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3.遅いより速いほうがいい。
4.ウェブ上の民主主義は機能する。
5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6.悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7.世の中にはまだまだ情報があふれている。
8.情報のニーズはすべての国境を越える。
9.スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10.「すばらしい」では足りない。引用:Googleが掲げる10の事実(https://about.google/philosophy/?hl=ja)
1つ目の「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」は、簡単に言うと「ユーザーの利便性や利益を第一に考えるべき」という内容。
つまりGoogleという企業自体が、ユーザーファーストを理念としているのです。
では、ユーザーファーストを理念としているGoogleから評価されるにはどうしたらよいでしょうか?
答えは簡単ですね、私たちもユーザーファーストであれば良いのです。まとめると以下のようになります。
記事を見てもらうためにはGoogleに評価されれば良い
↓
Googleが目指すのは「ユーザーファースト」
↓
記事を見てもらうためには「ユーザーファースト」であるべき
さきほども少し触れましたが、「SEOライティング」は、ユーザー(=読者)の満足度を高めるためのテクニックです。
つまり、ユーザーファーストな記事を作るためには「SEOライティング」のスキルやテクニックが必要ということですね!
ではここから、ユーザーファーストな記事を作るためのSEOライティングのテクニックを紹介していきます!
まず最初は、もっとも大切な「検索意図」から始めましょう!
- 検索意図
- タイトル
- リード文
- 見出し
- 本文
SEOライティングのテクニック5つ:①検索意図
検索意図とは「読者が不安や疑問を感じ、キーワードで検索をした理由」のことです。
読者が検索した理由を把握せずに、ユーザーファーストな記事は作れませんよね。検索意図は以下5つの手順で考えます。
- 仮定の検索意図を考える
- 検索上位記事、知恵袋を参照する
- サジェスト、関連キーワードを参照する
- 顕在ニーズから潜在ニーズを探る
- 読者の現在の姿と読了後の姿を考える
検索意図が把握できると、記事に1本の芯が通ります。検索意図を考えることを怠ると、芯のないブレブレの、誰に宛てているのか分からない記事ができあがってしまうのです。
検索意図の考え方や実例は『【現役webライター直伝!7つのリサーチ方法】記事の質と速さが上がる!』で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
SEOライティングのテクニック5つ:②タイトル
記事のタイトルは、読者が検索して「クリックするかしないか」を決める重要な役割を担っています。記事のタイトルをつくるテクニックのうち、最も重要な4つ紹介しますね。
- タイトルは28文字前後にする
- 記事の内容に沿ったタイトルにする
- 数字を盛り込む
- クリックしたくなる要素を盛り込む
タイトルは30文字前後にする
タイトルは30文字前後に収め、30文字以内にタイトルで伝えたい内容を含めるようにしましょう。
その理由は、検索画面に表示されるタイトル部分で、文章として表示されるのが28文字だからです。
読者はタイトルを読んで記事を選ぶのではなく、タイトルをパッと見て、有益そうな記事を選びます!
そのため、検索画面に表示される28文字以内に、読者が興味を持ちそうな内容や伝えたい要素を盛り込むべきなのです。
タイトルで伝えたい内容を以下にピックアップしますので、これらの言葉や内容が28文字目以降にならないようにしましょう!
- キーワード
- 「対処法」や「注意点」などの興味を引くワード
- ◯個や◯選などの数字
記事の内容に沿ったタイトルにする
記事のタイトルは、もちろん記事の内容に沿ったものでなければいけません。
記事に書いていない内容をタイトルに入れたり、過度な誇張表現をしたりすると、読者からの信頼を削いでしまいます。
信頼を失ってしまっては、満足感を持つこともできないので、読者はユーザーファーストな記事だとは思ってくれません。
数字を盛り込む
◯個や◯選というように、数字を盛り込むと具体性が出て、読者は記事の内容をイメージしやすくなります.。
どのように何が書かれているかわからない記事よりイメージが湧く記事のほうが、訪れるハードルが下がりますし、自分の求めている記事だと思いやすくなるのです。
クリックしたくなる要素を盛り込む
タイトルには、読者がクリックしたくなる要素や気になってしまう表現を盛り込みましょう!
タイトルは、検索上位記事との差別化を図る重要な部分なので、読者の興味を引くようなコピー(表現)を盛り込みます。
読者に興味を持たせるコピーの例を紹介するので、タイトルを考えるときに参考にしてくだいね!
- 緊急性:「今ならまだ間に合う!」「まだ◯◯してないの?」
- 同調:「意外と知らない」「今さら聞けない」
- 特別感:「エリートだけが知っている」「みんなはまだ知らない」
- 当事者意識:「初心者向け」「◯◯で悩む女性必見!」
1つ目の「緊急性」は、読者に「今すぐ行動しないといけない!」と思わせるようなコピーです。
2つ目の「同調」は、周りと同じじゃないと安心できない、置いていかれたくないという同調効果を駆使しています。
3つ目の「特別感」は、「自分は特別な存在でありたい!」という心理に訴える表現です。
4つ目の「当事者意識」は、誰に向けた記事なのかを明記することで「自分にピッタリの記事だ!」と思わせる効果を狙っていますよ!
ほかにも数え切れないほどのコピーがあり、表現も幅広くあります!
検索上位の記事を見たり、自分が気になってクリックしてしまった記事のタイトルを参考にしたりするしてみてくださいね!
SEOライティングのテクニック5つ:③リード文
リード文には、当事者意識を持たせ、記事を読んでもらえるよう促す役割があります。
リード文に含めるべき要素を紹介しますので、リード文を作る際に盛り込んでみましょう!
- 読者の悩みや疑問の言い当て
- 読者の状況への共感
- 記事に書いてある内容を紹介
- 記事を読んで読者にどのような行動を起こしてほしいのか
1段落目には「読者の悩みや疑問の言い当て」を記載し、誰のどんな悩みに向けているのかを明記します。
2段落目には「読者の状況への共感」を記載します。共感してくれるものに親近感が湧きやすく、親近感が湧くと信頼に繋がり読んでもらいやすくなリますよ!
3段落目では「記事に書いてある内容」を紹介して、簡単にまとめることで、読者にとって必要な内容が書いてあることを伝えられます。場合により文章にするか箇条書きにするか選びましょう!
4段落目に「記事を読んで読者にどのような行動を起こしてほしいのか」を記載します。記事を読んだあとの姿を想像させ、その姿を叶えるべく記事を読んでもらうということです。
SEOライティングのテクニック5つ:④見出し
次は、記事の見出しを作る際に重要な4つのポイントを紹介しますね。
- 検索意図に沿った見出しにする
- 読者が知りたい内容ほど上の見出しにする
- 検索上位記事に無い見出しを入れる
- 見出しの構造を規則正しく使用する
前提として、1つ共有したいことがあります。それは「読者は面倒くさがり」であるということ。
読者は何かが知りたくて記事を訪れていますが、基本的には面倒くさがりで、記事を読もうとはしません。
そのため回りくどかったり、どこに何が書いているのかわかりにくかったりすると、記事からすぐに離脱してしまいます。
つまり読者が記事を「見て」、すんなりと内容が理解できるような行動を作るのが大切なのです。
検索意図に沿った見出しにする
不要な内容や見出しがあると、読者の満足感を削いでしまいます。つまりSEOに悪影響ということです。
見出しタイトルを考えるときは、見出し2の個数の6割にキーワードが入っていると「知りたいことが書いてある!」と思ってもらいやすいです。
この方法はSEOに効果的で、さらにサジェストや関連キーワードも入るとより良いですよ!
そして見出しタイトルは簡潔に作成します。長すぎると見づらくて伝えたいことが伝わらず、満足感を削いでしまいますよ。
読者が知りたい内容ほど上の見出しにする
検索上位記事の見出し順を参考にし、もっとも検索意図に応える内容、つまり「もっとも読者が知りたいであろうこと」ほど上の見出しにします。
読者は検索意図に対する答えを知りたいのですよね。それなのに、最も知りたいことが記事の最後に書いてあったらどうでしょうか?
「答えはまだなの?」と読者は考え、知りたいことがどこにあるかわからない、面倒くさい記事だと思ってしまうでしょう。
面倒くさいと思われてしまっては、読者の満足感は得られません。つまり、ユーザーファーストな記事にならないのです!
また、見出し同士の「つなぎやストーリー」も大切です。つなぎが甘いと、見出し同士がバラバラになり、芯の通った記事にはなりません
検索上位記事に無い見出しを入れる
検索上位記事に無い見出しを入れることで、記事に独自性を持たせ、他の記事との差別化を図ります。
検索上位記事に無い見出しには、実体験や潜在ニーズに沿った内容を含め、読者の心に寄り添った文章で記載すると良いでしょう。
見出しの構造を規則正しく使用する
見出しの構造が規則正しくないと、Googleが記事の構造を把握できず、SEOに悪影響を及ぼします。
たとえば「見出し2を詳しくしたり、並列の情報を記載したりするときは見出し3を設置する」、「1つの見出しにつき、1つ下の階層の見出しは2つ以上設置する」などです。
また、1つの階層に並べる内容は統一するようにしましょう。「オススメの格安スマホ」という見出し2に対する見出し3が「楽天モバイル、格安スマホのメリット、格安スマホが安い理由」のように、内容がバラバラになってはいけなのです。
SEOライティングのテクニック5つ:⑤本文
記事の本文には、読者に満足してもらえる、有益な内容を記載していきましょう!
本文を書くうえで、もっとも大切にするべき4点を紹介しますね。
- 読者に「伝えるための」文章であることを忘れない
- 具体例を出し読者の理解を促す
- 人によって尺度が変わる表現を避ける
- 「見やすい」文章にする
読者に「伝えるための」文章であることを忘れない
記事は、読者に内容を「伝えるための」ものです。そのため独りよがりになったり、冗長で読みづらい文章にしたりしないようにしましょう!
本文には、読者にとって必要な情報を丁寧に記載します。関係のない、無駄な情報は不要です。
また、読者に寄り添い、同じ歩幅で進む文章が好ましいですね。難しい単語や内容を噛み砕いたり、理解のスピードを合わせたりすることを意識しましょう!
具体例を出し読者の理解を促す
本文には、実例や数字などの具体例を記載し、読者の理解を促しましょう。
具体例があると、読者にとって内容のイメージがしやすくなります。たとえば「次に紹介する項目の個数をあらかじめ伝える」「例を出す」などですね。
そしてイメージを持てると、自分のこととして記事を読んでくれるので、読者は行動を起こしやすくなるのです。
人によって尺度が変わる表現を避ける
人によって尺度が変わる表現は避けましょう。例えば、以下のような表現が当てはまりますね。
- 少し
- たくさん
- 短期間
- 長時間
これらの表現は人によってイメージや尺度が異なるため、具体的に理解できず、行動に移しにくくなってしまいます。
上記のような表現を避けるためには、数字を提示して、読者に具体的なイメージを持ってもらうことが必要です。
「見やすい」文章にする
読者にとって「見やすい」文章を作るために、メリハリが持たせ、どこが重要な点か見た目に分かるようにしましょう。
メリハリがないと読者は疲れてしまいますし、どこが重要なのか分からないと理解を促せないですよね。
文章の順を考えたり、文字の装飾を適切に施して、読者が「見やすい」文章を作りましょう!
webライターが大事にすべき6つのポイント
webライターとして、記事を書く際に大事にするべき6つのポイントを紹介しますね。
- 専門性・信頼性・権威性
- 独自性
- 回答性・網羅性
専門性・信頼性・権威性
専門性は「その記事がどれだけ専門的で詳しいか」、信頼性は「記事の内容はどれだけ信用できるものなのか」、権威性は「誰が見ても内容が正しいと思えるほどの権威があるか」というもの。
3つ合わせてE-A-Tとも言われています。Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の略ですね。
「専門性・信頼性・権威性」の3つは、Googleが記事の質を評価するときにも使用している指標でもあるので、この3つで評価されると検索上位記事になれるでしょう。
独自性
記事を読んだ読者の満足感を高めるためには独自性、つまりオリジナリティがあるべきです。
この独自性は、Googleのガイドラインでも触れられている部分で、ユーザーに付加価値を与えるために必要な要素であるとされています。(参照:https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/scraped-content?hl=ja)
記事を書くときは、他の記事の内容をコピーせず、自身で内容を飲み込み咀嚼して文章にしましょう。その際、実体験や潜在ニーズに沿った内容を記載すると良いですね!
回答性・網羅性
読者が記事に求めているのは「悩みや疑問の解決」です。そして、「悩みや疑問の解決」に必要な情報を網羅して提供すれば、読者は満足感を得るでしょう。
網羅性を高めるためには、読者の現在の姿と読了後の姿を考え、その読者の潜在ニーズに沿った内容を記事に盛り込むべきです。
ただし、網羅しようとして情報を書きすぎると「無駄な情報」となり、満足感を削いでしまう可能性があるので注意しましょう。
webライターがSEOライティングを学ぶなら「web+」!
『web+ Media School』では、webライターとしてのスキルや知識に不安を持つあなたに向けて、webライティングの知識や技術を教えています。
実際に記事を執筆していただいて、その記事を私たちスタッフが添削します。添削を受けることで、自分の弱点や良いところがハッキリと分かり、最短距離で成長できますよ!
さらに、20記事執筆の練習期間を経たあとは、『web+ Media School』が持つメディアで記事を執筆していただけます。
執筆した記事はあなたの実績として利用でき、仕事を取るときに「私はこの記事を書きました!」とクライアントに公開してOKですよ!
正直、「執筆した記事を実績として公開できる」という点は、仕事を取り始める時にかなり有利です。
「この記事を執筆しました!と外部に公開しないでください」と定めている企業やメディアが多いですからね。
『web+ Media School』で学べば、不安に思っているスキルや性格、姿勢の特徴を解消できます。
一緒に学んで、短い距離・短い時間でスキルや経験・実績を手に入れ、より大きな仕事を取れるwebライターになりましょう!
SEOライティングでレベルアップしたwebライターに!
今回は、SEOライティングに関わる5つのテクニックやwebライターが執筆するべき記事について紹介しました。
SEOライティングは、膨大な数の記事から自分の記事を見てもらうために必要なテクニックのことでしたね。
SEOライティングができるwebライター、つまりユーザーファーストな記事を執筆できるwebライターこそが求められています。
しかし、自力で勉強しようとすると、何からどのように勉強したらよいかわからないですよね。
『web+ Media School』では、SEOライティングを、ステップを踏みながら学ぶことができます。
「自分でやるのは難しそう…」と思った方は、『web+ Media School』のホームページをのぞいてみましょう!