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起業と聞くと莫大な資金がかかったり、リスクが大きいのではと考えてしまうのではないでしょうか?
しかし、「スモールビジネス」という形でビジネスをスタートすることによって手元に資金がなくても、無理なく事業を始められます。
今回はそんなリスクがほとんどゼロで始められる僕自身もやってきた「スモールビジネス」について徹底解説していきます。
スモールビジネスとは?
スモールビジネスとはその名の通り小規模なビジネスのことを指します。
「中小企業」や「ベンチャー企業」が展開する事業のことをスモールビジネスと呼ぶ場合もありますが、現在は「ノマドワーカー」や「フリーランス」といった個人事業主や1〜数人で行う事業のことを指すことが多いです。
ノマドワーカー・・・遊牧民のように、決まった場所に滞在せず、仕事場を転々とする人。(フリーランスの一種)
フリーランス・・・企業などの組織に属さず、個人で仕事を請け負う働き方。
スモールビジネスと起業の違い
では、「スモールビジネス」と「一般的な起業」ではどういう部分が違うのでしょうか?実はスモールビジネスと起業は同じです。一般的に起業=法人登記(会社を起こすこと)と考える人が多いですが、実際はそうではないです。
起業というのは事業を起こすこと。これが正しい定義です。そして起業という枠組みの中に3種類のタイプがあり、スモールビジネスはその3種類(ベンチャー、スタートアップ、スモールビジネス)の中の1つです。
ベンチャーとは
ベンチャーとは新規事業のことを指します。日本では創業からの期間が短い中小企業のことを指すことが多いですが、まだ上手くいくかがわからない投機的な(リスクのある)新規事業のことも含みます。
スタートアップとは
スタートアップとは未だ未解決の問題を解決するために、市場がない状態から市場を作っていき、その市場の先駆者となり、成長を遂げていける事業のことを指します。
スタートアップはチームで事業をスタートし短期間で大きな成果を上げるためのチームです。事業が成功し、拡大していくとスタートアップではなく「一般企業」の仲間入りを果たしたり、その事業を他企業にバイアウトしたりしていきます。
スモールビジネスのメリット、デメリット
スモールビジネスのメリットは以下の通りです。
- 小規模スタートなので準備金が0円〜
- 事業が軌道に乗れば雪だるま式にどこまでも大きくしていける
- 場所や時間に縛られないで働ける
- やりたいと思ったことをすぐに形にできる
- ビジネスを本質的に学べる
上記のようにスモールビジネスのメリットはたくさんあります。スモールビジネスをすることによって、フリーランスやノマドワーカーという形で働くということもできます。
また、立ち上げから売り上げが上がるまでの行程を全て経験できるのでビジネススキルが向上しますし、事業の売り上げが立っていくと、人を雇ったりしながら雪だるま式に事業の拡大が可能です。
また、そのスモールビジネスが順調に拡大していくと法人登記をして一般企業の仲間入りを果たすという例も珍しくありません。
そんなメリットだらけのスモールビジネスですがデメリットも存在します。それは商品と自分との距離が近いことにあります。
スモールビジネスは自分のスキルを活かして事業を起こしたり、自分の強みや得意なことで事業を起こす場合が多いので、スキルや強みのない人が一から事業を起こした場合、売り上げが上がっても拡大がなかなかできないという事例もよく見受けられます。
スモールビジネスで収入を得るための3ステップ
スモールビジネスで収入得るためのステップは何種類もありますが根本的にやることはたったの3ステップで売り上げを上げることは可能です。
- 商品の企画を行う
- 集客を行う
- 販売を行う
上記の3ステップで売り上げを上げることが可能です。では1つ1つ詳しく見ていきます。
商品の企画を行う
まずは商品の企画を行います。自分の参入業界を決めて、マーケットのリサーチをしてペルソナを決めます。ペルソナが決まればペルソナのニーズををリサーチし、競合の分析を行いながら、USP、コンセプトを決め、自分のサービスや商品を作成していきます。
この時に重要なのが、市場やペルソナのリサーチをしっかりすることです。このリサーチができていないと、商品を作った後に他者との差別化がはかれていない、顧客にとってニーズのない商品やサービスを作ってしまうこともあります。
集客を行う
集客は作成した商品の内容や魅力を顧客に広く周知させる活動を指します。広告宣伝費としてHPやチラシなどを外注する方も多いですが、自分自身でHP作成したりSNSを運用して集客を行う方もいらっしゃいます。
そうすることで外注分の集客にかかる費用(広告宣伝費)が抑えられます。初めてスモールビジネスをおこなう方や、なるべく資金をかけないで集客したい方にはおすすめです。
販売を行う
最後に集客を行い、問い合わせやリスト内の顧客に販売を行っていきます。販売の手法はセールスレターでもいいですし、営業でもいいです。
集客同様、販促費として外注される方もたくさんいらっしゃいますが、初めてスモールビジネスを行う方や費用をかけずにされたい方はご自身で販売していくことをお勧めします。
販売時の成約率は集客の時に集めたリストに対して1%を見ておくといいでしょう。その1%から逆算して集客を行っていくと売り上げを予想しながら、スモールビジネスを行っていくことができます。
スモールビジネスの起業事例集
スモールビジネスの進め方はわかったけど、具体的なアイデアが浮かばない人のために、僕が見てきたスモールビジネスの起業事例をご紹介させていただきます。
ご紹介させていただく事業は以下の3つです。
- デブエット支援サービス
- イップス改善事業
- イケメンレンタル事業
デブエット支援サービス
まず一つ目がデブエット支援サービスです。元ガリガリの男性の方が「健康的に太らせますよ」というコンセプトでサービスを展開しておりました。
健康的に痩せるをコンセプトにした競合他社との差別化をはかり、自身の経験をもとに健康的に太らせるというアイデアはとても面白いなと思いました。
野球におけるイップス改善事業
二つ目は野球におけるイップス改善事業です。イップスとは、スポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害のことです。
事業は大学二年生の男の子なのですが、このニッチな業界に目をつけ、かつ、競合他社の努力継続のためのサポートを行っていないことに目をつけました。
そこを補うべく、オンラインという形でサービスを展開し、努力継続のためのサポートを行いました。顧客のことを考えられていて、彼の人柄が滲み出ているサービスだなと感じました。
イケメンレンタル事業
三つ目はイケメンレンタル事業です。「若いナチュラル系イケメンをあなたの好きなように!レンタルイケメンサービス」をコンセプトに25歳以下のナチュラル系イケメンを色デート練習、悩み相談、企業の宣伝のために派遣を展開しておりました。
ナチュラル系イケメンを動画でプロモーションしていきながら、大学生らしい斬新なアイデアで販売初日で売り上げを達成。
とても面白いスモールビジネスのモデルだと思いました。
スモールビジネスが夢へのきっかけをくれる
いかがでしたか?前述した事業は全てスモールビジネスです。なので、事業の費用は一切かかっておりません。
実際にスモールビジネスをきっかけとし、上場企業役員から出資を受けたり、融資を受けることなく実店舗を開業した方もいらっしゃいます。
「起業をしたいが資金がない。」「将来的に会社をたてたいが何をすればいいかがわからない」このような方はぜひスモールビジネスにチャレンジしてみてください。