あなたは「メリットとベネフィットって一緒じゃないの?」と混乱したことありませんか?英語の意味としては似ているので、それぞれどう違うのかってわかりづらいですよね。
そこで今回は、メリット・ベネフィットそれぞれの意味と例、そしてビジネスにおける活用方法を解説していきます!メリット・ベネフィットはビジネスの成功か失敗かを握っているぐらい重要です。
ぜひ、最後まで読んでメリット・ベネフィットを使いこなしあなたのビジネスを成功させて、理想の収入・生活を手に入れましょう!!
メリットとベネフィットは全然違う?
メリットの意味は「利点」です。ベネフィットは「利益」です。この2つは似ているようで全然違います。特にビジネスにおいては、絶対に間違えてはいけない2つなのでこの記事で必ず覚えて帰りましょう。
メリットもベネフィットもどちらもビジネスでは大事ですが、用いる場面が違うのでそれぞれを逆に考えていたり、同じように考えていればそのビジネスはおそらく上手くいきません。
改めてですが、この記事では「ビジネス的用法」におけるメリット・ベネフィットについて解説します。ないとは思いますが、英単語・日常会話の使い方という観点からは読まないようにお願い致します。
メリットとは
まずはメリットの方から丁寧に解説していきます。先述したように、メリットとは「利点」という意味です。「それをやるメリットは?デメリットは?」とかってよく聞きますよね。
それを実行する事で得られる良い結果がメリットで、悪い結果がデメリットです。実行して、直接的に得られる、出てくる結果の良し悪しがメリット・デメリットとなります。
メリットを聞かれれば、それを利用して生じる結果・事実について答えましょう。例えば、この記事を読むことのメリットは「メリット、ベネフィットについてそれぞれ理解することが出来る」ですね。歯医者さんにいくメリットは、虫歯が治るというメリットがあります。
このようにメリットは”いい結果”を表しています。この記事を読んで「メリット・ベネフィットについて理解した」という良い結果が得られます。歯医者に行けば「奥歯の虫歯が無くなった」という良い結果が得られます。
ベネフィットとは
メリットとは全然違うのがベネフィットです。意味は利益。メリットと似ていてい、良い結果のように思えますが違います。ベネフィットは「望む未来」です。
メリットが生じたいい結果であるのに対して、ベネフィットは「望む未来」です。メリットを通して得たい次の結果というイメージだとわかりやすいかもしれません。
なのでメリットは大抵自分と他者も同じですがベネフィットはそうとは限りません。メリットで得たいい結果をきっかけに、得ようとする未来は人それぞれ違ってくることも全然あり得るのです。
ベネフィットの例
例えば、この記事を読むメリットは「メリット・ベネフィットについて理解する」ですが、あなたにとってのベネフィットは恐らく「メリット・ベネフィットの知識を自分のビジネスに活かして、売上を上げてお金を手にし、自分の好きな様に生きる」ことでしょう。
歯医者さんの例であればメリットは「虫歯が治る」ですが、患者さんにとってのベネフィットは「美味しいものを何も気にせずにいっぱい食べられる生活」です。
なんとなくイメージがついたでしょうか。メリットは結果で、ベネフィットは未来です。ベネフィットを達成したい為に、メリットを手にしていく。お客様はそうやって商品を購入していきます。
ベネフィットはLF8から考えよう!!
では、ベネフィットはどうやって考えればいいのかというと「LF8」という参考になるものがあります。
これは「Life Force 8」の略で命の8つの力という意味です。簡単にいえば、生命が求める究極の願望です。あなたが昨日「〇〇したいなぁ」と思った事を突き詰めると、だいたいこの8つのどれかに分類されます。
このLF8に沿ったベネフィットを書くことでお客様を上手に刺激することが出来、商品・サービスを購入してもらうことが出来ます。逆にこのLF8に合わない表現でベネフィットを刺激してもうまくいかない可能性が高いです。
LF8は以下の8つ。
- 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
- 食べ物、飲み物を味わいたい
- 恐怖、痛み、危険を免れたい
- 性的に交わりたい
- 快適に暮らしたい
- 他人に優り、世の中に後れを取りたくない
- 愛する人を気遣い、守りたい
- 社会的に認められたい
どれもあなたが人生で望んでいることだと思います。このどれかを的確に刺激することが出来れば、お客様はあなたに突き動かされるようになります。またあなたもこの8つの欲に動かされたことが一度はあるはずです。
お客様はメリットではなくベネフィットを望む
つまり、お客様はメリットで商品を判断しているようで実際はベネフィットを達成できるかどうかで商品を選んでいます。このことに関しては、お客様自身も気が付いていません。ほぼ無意識な場合が多いです。
ですが、商品・サービスを生み出すビジネス側はそれを把握しておかなくてはいけません。その為にペルソナ設定をしたり、ニーズ・ベネフィットの調査を商品企画の段階で丁寧にやらなければいけません。
例えば、ダイエット商品を買おうとしているお客様は「痩せる」という結果・メリットを望んでいるようで実は、痩せる事で周りより可愛く見られたい、異性にモテたいというベネフィットを望んでいるのです。
商品を販売する際には、必ずそういったお客様が本当に望んでいるベネフィットも達成することが出来ますよと教えてあげなければいけません。どんな商品・サービスにも言える事なので、覚えておきましょう。
終わりに
メリット・ベネフィットについては理解できたでしょうか。メリットだけでなくベネフィットの達成をしっかり提示する事は、集客・販売、営業においてとても重要です。
メリットだけ提示していても、お客様は購入してくれません。ベネフィットだけ提示していてもメリットがなければベネフィットの達成がイメージできません。この2つを上手に使える事がビジネス成功のカギです。
メリットと同時に、お客様が望んでいるベネフィットを的確に刺激できるようにLF8を基に考えていきましょう。これはコピーライティングなどにも通ずるところなので、興味のある方はコピーライティングの技術などを調べてみましょう!