テレビや雑誌にでる有名人でなくてもインフルエンサーになるのは可能です。それでは、一般人からインフルエンサーになるにはどうすればいいのでしょう。その疑問を以下で解説しています。
一般人からインフルエンサーになるには
一般人がSNSでインフルエンサーを目指すのは、有名人や芸能人がSNSを始めるのとでは大きな違いがあります。それは「日常発信」に価値があるかないかです。
有名人となれば、元々ファンがいます。ファンであれば、その憧れている人がどんな生活をしてるか、どんなことを考えているのか、興味を持っています。
しかし、一般人の場合はどうでしょうか。どこの誰か知らない個人の日常に興味を持っている人は限りなく0に近いです。
重要になってくるのは、「価値提供」です。見た人が「為になる」「感動する」ような情報を発信して、まずは発信する「情報」のファンになってもらい、その後「人」のファンになってもらえばいいでしょう。
人気インフルエンサーになるには必要な要素①継続
人には単純接触効果という心理効果があります。接触回数が増える毎に、信頼や好意が増していきます。
コンビニで飲み物を買う時、知らないメーカーの出している商品より、毎日CMで見てるメーカーの商品の方が信頼できると思うのはこの効果があるからです。
インフルエンサーを目指すには、この効果を大いに使う必要があります。どれだけ良い発信を行っていても、継続的に発信できなければ、一発屋を繰り返すことになってしまいます。
逆に、毎日継続的に発信して、ユーザーの目に毎日触れてもらうことができれば、それだけでも信頼を獲得が容易になります。
人気インフルエンサーになるには必要な要素②ブランディング
ブランドを作ることをブランディングと言います。そしてこのブランドとは、類似した商品と自分の商品を区別するものです。
同じ内容の動画が2つあった時、1つは知らない人の動画、もう1つは自分の好きな人の動画、どちらの動画を見るでしょうか。後者と答える人がほとんどです。同じ内容でもブランドによって違いが生まれます。
インフルエンサーを目指し、ブランディングをする上で多くの人は間違えていることがあります。それは、アイコンや発信内容を頻繁に変えることです。
これをしてしまうと、せっかく付き始めたファンがいなくなってしまいます。同じアイコンや発信をし続けることで、その人のブランドが固定されていきます。
人気インフルエンサーになるには必要な要素③分かりやすさ
インフルエンサーは発信をする職業です。発信をする為にはリサーチを継続的に行っていくでしょう。その中で自分の発信してる業界に詳しくなり、専門用語など、難しいことの知識が増えます。
知識が増えるのは良いことですが、得た知識をそのまま使うと、ユーザーが理解できない可能性があります。理解できない発信をしている人のファンになろうと思う人は少ないでしょう。
もし、インフルエンサーとして発信をしていくのであれば、自分の発信している業界の知識がまだ少ない人に理解できる内容なのか、考えてから発信していくことが必要になります。
インフルエンサーになるにはすること①認知を広げる
インフルエンサーとは、自身の影響力を武器に収入を得ていく仕事です。影響力が武器なので、多くの人に認知してもらう必要があります。
認知をしてもらえなければ、どれだけ良い発信をしても影響力がつくことはありません。この認知を広げるという部分は、常識とかなり乖離があります。最初は認知を広げることを考えましょう。
ツイッターの場合であれば、知らない人のツイートに興味を持つ人は少なく、影響力が少ない内はどれだけツイートしても認知が広がりにくいです。
その為、一人ひとりと蜜に関われる「リプライ」で認知を広めていくのが効果的です。
インフルエンサーになるにはすること②ファンの獲得
認知が広まったら、次に「興味を持っている人」から「ファン」になってもらう必要があります。その為には、より濃い発信をしていく必要があります。
インフルエンサーを目指す上での、「情報の濃さ」とは、発信を見た人の「感情の振れ幅がどれだけ大きいか」です。
「なるほど!」「為になる!」「嬉しい!」「やる気がでた!」「悲しい」「応援したい」など感情は様々です。このような感情を、発信を見た人がどれだけ動くかを意識していきましょう。
見る度に自分の感情を揺さぶる発信をする人には、知らず知らずの内にファンになっていくでしょう。
インフルエンサーになるにはすること③ファンの固定と拡大
ファンがついてきたら、いよいよインフルエンサーです。ここから考えることは、ファンの固定と拡大です。それぞれ解説していきます。
ファンの固定
ファンを固定するには、人間味を出していくことが効果的です。有益な情報発信を重ね、ファンを獲得してきたのであれば、「こんなに素晴らしい発信を毎回してる人はどんな人なんだろう」と気になっています。
そこで、「日常」や「自分の思考」などを発信することが効果的になってきます。
「人」でファンを惹き付けることができれば、ファンが離れていく可能性はかなり低くなります。良い発信をする人は他に現れても、怖くありません。
「この人の発信だから」という理由で、発信を見てくれるようになっているからです。
ファンの拡大
ファンを拡大する上で注意しなければならないことは、一気に大きく発信内容を変えないことです。今いるファンは今までの発信を見てたからファンになっている訳です。
そこを大きく変えてしまうと、ファンが離れていく可能性があります。ファンを拡大する為に発信内容を広げて行く時は、ファンが違和感を持たないように徐々に方向転換していくといいでしょう。
インフルエンサーになるためにはNGなこと①信頼を損ねる行為
インフルエンサーはファンはいるからこそ、成り立つ仕事です。注意しなければならないことは、信頼とは、積み上げる時には膨大な時間がかかりますが、崩れる時には一瞬のトランプタワーのようなものです。
自分の利益の為に、ファンを裏切るような「嘘」を発信し、バレてしまうと、インフルエンサーとしてもう活躍できない可能性もあります。
短期的な利益を見ると、嘘をついた方が収入を得やすいという場合はあるでしょう。
しかし、長期的に活躍するインフルエンサーを目指すのであれば、ファンの為を思い、ファンを裏切らない発信を心がけることが重要になってきます。
インフルエンサーになるにはNGなこと②フォロワー買い
影響力というものは、基本的に目に見える数値で表すことができません。ただ影響力を計る1つの目安となるのがSNSの「フォロワー数」です。
確かにフォロワー数が多いと「多くのファンを獲得している人」に見え、新規ファンを獲得しやすくなる可能性もあります。その為、影響力を上げる為に、フォロワーをお金で買い、見かけの数値を伸ばす人がいます。
しかしそれにはデメリットがあります。多くのフォロワーを抱えているのにも関わらず「いいね、リプやコメント」などの反応が少ないと、それを見ているユーザーに不審感を持たれてしまいます。
更にはそのプラットフォームを運営している側にとっても、良いアカウントと評価されないことが多いです。そのため「おすすめ欄」などに乗りにくくなる可能性があります。
インフルエンサーになるにはNGなこと③法律を無視すること
仕事をする上で、一番重要になるのは、法律です。この国が定めたルールで仕事をしない限り、バレた時に苦労します。
インフルエンサーが法律的問題で、特に意識するべきものは「ステルスマーケティング(ステマ)」です。企業から依頼を受けた宣伝活動であるにも関わらず、それをユーザーに気づかせないようにすることです。
これは、「景品表示法」の優良誤認表示として規制の対象になります。企業から依頼を受けた場合は、しっかりと「PR」ということをユーザーは認識できるような発信をしましょう。
まとめ
インフルエンサーを目指す上で最低限必要な知識は以上となります。
細かい条件はたくさんありますが、まとめると「ファンが求めているものを求めているように発信すること」「ファンや国の法律を裏切らないような発信をすること」この2つに収束します。
ファンの為を親身に思い、活動を続けることで、ファンは着々と増えていくでしょう。インフルエンサーをまず為に使うSNSはほとんどのものが無料で始められます。
興味を持ったら、気軽に発信を始めてみるのはいかかでしょうか。