「家に居ながらリモートワークしたい…」「でも、今の職種は現場に出なきゃいけないし…」と頭を抱えていませんか?
近年、リモートワークを採用する企業が増えてきたことで、リモートワークに効果的なツールも増え、今まで出勤しなければならなかった多くの職種でも、リモートでの仕事が可能になりました。
そこで今回は、リモートで仕事が出来る職種を紹介しています。さらに最後の方では、リモートワークを望む方への注意点とリモートで働く上での最低限必要な物も紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://unsplash.com/photos/PTiQqAKzbmM)
リモートワーク(remote-work)とは
リモートワークとは、仕事場所を会社に捉われず、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、様々な場所で遠隔で仕事をする勤務形態のことを指します。
- リモート(remote)…遠隔で
- ワーク(work)…働く
企業がリモートワークを導入することにより、無駄であった移動時間や通勤による健康被害などが解消されます。
また、自身の好きな空間で仕事ができることで、ストレスの軽減になり、仕事に対する熱量やモチベーションが維持されやすくなります。
では、今リモートワークで仕事をするためには、どのような職種へ転職すれば良いのでしょうか。以下で詳しく紹介します。
リモートワークに向いているのはIT系の職種
リモートワークで仕事をするには、飲食店の店員や訪問販売の営業担当のように、場所が固定されている職業ではなく、ネットやクラウドを通じて情報の共有が出来るものでなければなりません。
つまり、リモートワークには、比較的IT系の職種が向いています。以下がリモートワークに向いているIT系の職種です。
- ライター
- ITエンジニア・プログラマー
- デザイナー
- マーケター
- 管理業務担当
どれも聞いたことのある職種だとは思いますが、それぞれ、一つずつを紹介していきます。
リモートワークに向いている職種①ライター
企業や個人から依頼を受けて記事を執筆し、提出するライターは自宅やカフェ、コワーキングスペースなどどこでも仕事をすることができます。
リモートでライターの仕事をする上で必要になるものは以下の3つです。
- 取材やリサーチの際にコミュニケーションが取れるネット環境
- 原稿を書き込むパソコン
- 文章で意味を伝えるライティング能力
ライター未経験の方は、会社でライターとして経験を積んだり、ライティングを学べるスクールに通ったりした方が、リモートで仕事がしやすくなります。
リモートワークに向いている職種②ITエンジニア・プログラマー
ITエンジニアやプログラマーも、リモートワークに向いている職種です。
企業や個人から案件を受け、システムを製作し、提出することで報酬を受け取ることができるので、会社に出社する必要が無い場合が多いです。
しかし、そのためには経験や実績、信用などが必要になります。プログラミング未経験者がすぐにリモートで仕事をするというのはハードルが高いでしょう。
リモートでITエンジニアやプログラマーの仕事をする上で必要になるものは以下の4つです。
- パソコン
- コードを書き込むテキストエディタ
- 書く・実行する・不具合のあぶり出しをするIDE(総合開発環境)
- クライアントが望む機能を制作できる能力
また、受ける案件や仕事によって、用いる言語が異なるので、「どの言語の勉強をするのか」は近くの先輩エンジニアさんやプログラミングスクールなどに相談すると良いでしょう。
リモートワークに向いている職種③デザイナー
デザイナーは、自身のデザインセンスや知識、経験を元にデザインを作成する仕事です。
デザイナーは資料や道具などを自宅に置いている場合も多く、そのため自宅をアトリエ代わりにして、リモートワークをしている人も沢山います。
リモートでデザイナーの仕事をする上で必要なものは以下の4つです。
- デザインを可視化する道具(スケッチブック・パソコンなど)
- デザインに必要な道具
- 勉強するための資料
- クライアントが望むデザインを制作する能力
リモートワークに向いている職種④マーケター
マーケターは、自身が携わっている市場の調査や分析を行い、新しいコンテンツや企画を考える仕事です。
これらの仕事は、必要なデータや資料などが手元にあればどこでもできるので、リモートで行うことが出来ます。
また、マーケターは様々な情報を得るために、固定の場所に居続けるのではなく、出歩き、調査をする必要もあるため、リモートワークに向いている職種と言えます。
リモートでマーケターの仕事をする上で必要なものは以下の5つです。
- 仕事や連絡などを行うためのパソコン
- 分析等に必要なデータ・資料
- 分析を行うシステムやツール
- マーケティングの知識
- クライアントの現状から施策を挙げる経験値
リモートワークに向いている職種⑤管理業務担当
管理業務は、社員の勤怠管理や会社の売り上げなどの経理管理、顧客情報の管理など様々なものがあります。いずれの業務も、管理する情報さえあれば、webのクラウドを通じて管理することが可能です。
リモートで管理業務の仕事をする上で必要なものは以下の4つです。
- 管理する必要のある情報
- 業務を行うための持ち出し可能なパソコン
- 社内のパソコンとクラウドで繋げるためのツールや仕組み
- 管理ツールに対するリテラシー
しかし、管理する情報はどれも重要なものばかりなので、会社によっては自身のパソコンや持ち出し可能なパソコンにデータを移すこと自体を禁止しているところもあります。
リモートワークをするまでの注意点
もしかすると、リモートワークで仕事をする際には、職種ごと変えなくてはならないかも知れません。給与面のことだったり、転職先が見つかるか否かだったりと、様々な不安があるでしょう。
後から後悔しないために、今から注意しておくべきことを以下にまとめました。一つずつ説明していきますね。
- どの契約形態でリモートをするのか決めておく
- 会社側はリモートで仕事を任せることがリスクであると理解する
- 未経験の仕事ですぐにリモートで仕事が出来ることはまず無い
どの契約形態でリモートをするのか決めておく
まず、前述した通り、リモートワークは、『様々な場所で遠隔で仕事をする勤務形態』のことを指します。
つまり、正規雇用契約でも、業務委託契約でもリモートで仕事が出来る企業はあるということです。
業務委託では、リモートでの仕事がしやすい(会社側からリモートで仕事をすることを求められる)場合もありますが、正規雇用の場合は特別な信用や信頼がある人でなければ任されにくいのが、現状です。
また、どちらを目指すのかによって、選ぶ企業もスキルも異なります。自身はどちらの契約形態でリモートワーカーを目指すのかを考えておきましょう。
会社側はリモートで仕事を任せることがリスクであると理解する
業務内容によっては、会社側からすると、自社の内部情報を家に持ち帰られるのはかなりリスクのあることだと理解しておきましょう。
また、会社側は自宅で仕事をされていると、実際に仕事をしているのかが分かりません。そのため、成果物や結果が全ての評価に繋がると考えておきましょう。
未経験の仕事ですぐにリモートで仕事が出来ることはまず無い
今回紹介した職種ですが、未経験の人がすぐにリモートで仕事ができるわけではありません。
まずは経験を積んだり、専門的な学校で学んだりした後に、案件を受ける会社からの信頼を得なければなりません。
入社してすぐに「リモートで働きたいです」などの要望を出すようなことはしない方が良いでしょう。まず、信頼と実績を作った上で打診する必要があります。
どの職種でもリモートワークをするのに最低限必要な物
出社の必要がないリモートワークと言っても、ネット上やクラウド上では会社やチームと繋がっていなければなりません。
そのためには職種に合わせた適切なスペックのパソコンやパソコンをスムーズに使えるネット環境が必要不可欠です。
この2つには費用を惜しむことなく、投資をすることをお勧めします。
また、自身の作業効率を向上させるために、時間やタスクを管理するためのツールも必要になります。以下の記事で紹介しているので、併せて確認しておきましょう。
まとめ リモートワークをしたいならIT系
今回はリモートで仕事ができる職種とその職種に就く上での注意点、そして仕事をする上で最低限必要な物を紹介しました。
今まで、当たり前のように会社に出社して行っていた業務も、近年ではリモートでできるようになりました。
多くの職種ではパソコンの技術が求められるので、今後リモートで仕事することを望むのであれば、今から準備をしておきましょう。
ぜひ、今回の記事を参考に自分に合った職種を探してみてください。