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AIDMAの法則の使い方がわからないけど、世の中にはどんな事例があるの?
この記事では、AIDMAの法則の例について紹介していきます。マーケティングを組む際、最も効果的なやり方は「成功した事例を真似する」ことにあります。
もちろん自社の業種やブランドイメージに合わせた形で行わなければなりませんが、他社の成功例を参考にすることは重要なことです。
今回は誰もが知っている大企業2社の事例を元にAIDMAを紹介していきます。すぐに使える事例が見つかるかもしれません。
AIDMAを使っている企業や事業の例
それでは早速、AIDMAを使っている企業や事業の例を紹介していきます。
- コカコーラ
- TSUBAKI
コカコーラ
1つ目は「コカコーラ」です。
まずはこちらの動画をご覧ください。
これは2018年のサッカーW杯に合わせて作成されたCMです。
コカコーラはW杯期間中に大量のCMを放送していました。そのCMを元にAIDMAを考えていきます。
コカコーラのAIDMAの各要素は、
- A:W杯期間中にCMを大量に放映する。
- I:W杯=コカコーラだと思わせる。
- D:W杯が盛り上がるので、その波に乗り遅れたくない、と思わせる。
- M:連日放送されるW杯のニュースを見て、「俺も見てみようかな」と思った人が、「W杯観戦のお供に」コカコーラを思い出してくれる。
- A:仕事の帰りなどにコカコーラを買って帰る。
以上のようになります。これらをもう少し深掘りしていくと、
- Attention:W杯期間中にCMを大量に放映することでW杯とコカコーラの存在を思い出してもらう。
- Interest:「4年もあったのに。コークは先に買っておこう。あなたは準備OK?」というキャッチコピーをCMの最後に登場させ、「W杯=コカコーラ」というイメージを抱かせる。
- Desire:W杯期間中はどこもかしこもW杯の話題ばかりなので、コカコーラ自体も時代の流れを利用し、その波に乗り遅れたくないからW杯を観たいと思わせる。
- Memory:W杯を見るにあたって、「4年もあったのに。コークは先に買っておこう。あなたは準備OK?」というキャッチコピーやCMを思い出して、W杯のお供として真っ先にコカコーラを思い出してもらう。
- Action:コンビニやスーパーで仕事の帰りなどにコカコーラを買って帰る。
AIDMAの各段階を上記のように分けることができます。
コカコーラは、普段はあまりCMを放映していませんが、W杯期間中にCMを大量に放映することで、コカコーラの存在を思い出してもらうとともに、W杯とコカコーラをセットで思い出してもらうことが狙いなのです。
W杯は4年に1度しかありませんが、世界的に注目が集まるビッグイベントに合わせてCM放映・販売を行うことで、莫大な売り上げを実現することができるのです。
TSUBAKI
2つ目は資生堂が販売している「TSUBAKI」という化粧品です。
まずは以下の動画をご覧ください。
このCMを元に、資生堂TSUBAKIが行ったAIDMAを見ていきましょう。
- A:誰もが知っているような芸能人女性を大量に使ったCMを放映する。
- I:「有名人がたくさん使われたこのCMはなんだ?」と感じさせたり、「ツバキはなんで選ばれているんだ?」と思わせる。
- D:ドラッグストアや街角で試供品をもらい、使ってみて今までのシャンプーとの違いを実感させる。
- M:認知させておき効果も実感してもらったところで、ドラッグストアやスーパーで見かけてTSUBAKIの存在を思い出させる。
- A:「試供品もよかったし買ってみよう」と購買してもらえる。
以上のようになります。さらに深く掘り下げていくと、
- Attention:当時国民的アイドルだったSMAPの歌と、芸能人を大量に採用したCMで認知度を高める。SMAPの歌の歌い出しも「Welcome ようこそ日本へ」誰もが覚えやすいキャッチフレーズが使われている。
- Interest:「SMAPや芸能人を大量に使用しているこのCMはなんだ?」と思わせたり、「日本の髪をもっと輝かせる」というナレーションによって興味を引きつける。
- Desire:試供品を配布することで、実際に使ってみてもらい違いを実感してもらう。CMでも莫大な予算をかけていて芸能人も大量に採用しているため、TSUBAKIのことを知っている人が多く、消費者に「CM見たし使ってみようかな」と思ってもらえる。
- Memory:認知度も高め、実際に使用してもらい効果を実感してもらったところで、頭の中に「TSUBAKIはいいシャンプー」という考えを植え付ける。
- Action:試供品がよかったし、今度見かけたら買ってみようと思ってもらえる。実際にドラッグストアやスーパーで購入してもらえる。
AIDMAの各段階をこのように分けることができます。
TSUBAKIのCMは、当時誰もが知っているような芸能人や歌手を採用したことで、莫大な予算がかかったものの認知度を高めることに成功しました。
AIDMAの例を見てわかること
AIDMAの例を2つ紹介してきましたが、この2つの例からわかることは、
- 時代の流れに乗る
- 初速が重要
上記2点です。
時代の流れに乗る
コカコーラならW杯という世界的なビッグイベントの流れに乗り、資生堂TSUBAKIなら絶頂期を迎えていた芸能人や歌手を採用することで、認知度を一気に高めることに成功しました。
Attentionは「注意」を指す言葉ですが、消費者の注意を促すことができるくらいに、インパクトを与えるためには、時代の流れに乗り話題をかっさらうスピード感やパワフルさが必要です。
初速が重要
コカコーラも資生堂TSUBAKIも、Attentionの段階で行ったCMで、何度も何度もテレビで流すことで消費者の脳裏に印象付けることができたのです。
スピード感を大事にして、広告費を投じることで認知度を高めることができるのです。
まとめ:AIDMAは例から学ぼう!
AIDMAの例を2つ紹介しましたが、AIDMAを学ぶためには例を参考にすることが最もわかりやすく手っ取り早いです。実際にどのように使われたのか、がわかった方がこれ読んでいるあなたの今後のマーケティングに、活かしやすくなります。
もう1度書いておきますが、AIDMAを行う際には
- 時代の流れに乗る
- 初速が重要
が重要です。
現在はAIDMAよりもAISASやAISCEASの方が主流となっていますが、業種によってはAIDMAの方が効果的な場合がありますから、ぜひこの記事を参考にしてください。