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企業などを対象に、組織構築や売り上げを始めとしたアドバイスを行う人をコンサルタントと言います。
自分が持っている知識やスキルを活かして収入を得ることが出来るため、やりがいと収入の面からも近年とても人気の仕事です。
ところで、コンサルタントというとマッキンゼーやBCGといった大手の外資系コンサルティング会社を思い浮かべる人が多いもの。
果たして、フリーランスでもコンサルタントを仕事にすることなど可能なのでしょうか?
フリーランスでもコンサルタントってできるの?
結論から言うと、実力さえあればフリーランスでもコンサルタントとして働くことは十分に可能です。
なぜかというと、コンサルタントに必要な資格が存在しないからです。つまり、自分でコンサルタントと名乗ればその時点からコンサルタントとして仕事をすることが出来ます。もっとも、「自称コンサルタント」では稼ぐことが出来ないため、どのみち実績や実力は必要になります。
そういう意味では、コンサルタントになってからが勝負と言えます。
フリーランスのコンサルタントが知っておくべき4つの区分
せっかくコンサルタントになっても、契約に結び付かずに困っている人は意外と多いのが現状です。
契約が取れない最も大きな原因は、世の中にある「先生業」との区別がついていないから。
セミナー講師でも、お稽古の先生でも、公演家でもなく、コンサルタントとして成功するためには、この先生業との区分が非常に重要です。
先生業は以下の図のように分類出来ます。
A領域 Academy
A領域は、多人数を対象に初心者向けの内容を教える先生業の領域です。代表例は学校の先生です。
主なターゲット層は、学校に通う子供や学習塾の生徒となります。
Academy(アカデミー)の頭文字を取ってA領域と呼ばれます。
B領域 Business
B領域は、多人数を相手に専門的な内容を教える先生業の領域です。ビジネスマナー教室や会社の研修がこれに当たります。
主なターゲット層は、役職の無いサラリーマンが中心です。
Business(ビジネス)の頭文字を取ってB領域と呼ばれます。
C領域 Culture
C領域は、少人数を相手に初心者向けの内容を教える先生業の領域です。カルチャースクールやお稽古の先生がこれに当たります。
主なターゲット層は、習い事を始めたい中年層や主婦などが中心です。
Culture(カルチャー)の頭文字を取って、C領域と呼ばれます。
D領域 Doctor
D領域は、少人数を相手に専門的な内容を教える先生業の領域です。大学の教授や医者などがこれに当たります。
主なターゲット層は、経営者や専門的な知識を必要とする人です。
Doctor(ドクター)の頭文字を取って、D領域と呼ばれます。
フリーランスのコンサルタントの必須条件とは?
フリーランスのコンサルタントとして稼ぐためには、絶対にDの領域で仕事をしなければいけません。なぜなら、それ以外の領域でコンサルティングをしても、決して収入には結び付かないからです。
コンサルタントとして仕事をする以上、最終的な目標は企業との契約を結ぶことです。
企業と契約を結ぶ以上、決裁権を持っている人が必要不可欠。そこには社長や事業部長クラスの意思決定者がいる必要があります。
契約に繋がる顧客は誰か?
A領域は子供が大半、B領域は、会社からの指示で研修を受けに来た人が大半です。つまり、決裁権を持っていない人を対象としています。
これではいくらアドバイスをしたところで、企業との契約には結び付きません。
一方で、初心者向けの内容を教えるC領域では、どうしても単価が安くなる傾向にあります。自分の時間を使って仕事をするコンサルタントにとって、単価を低くせざるを得ないというのは致命的です。
結局、安定した収入を得るための「契約」に至るのは、D領域だけという事になります。つまり、経営者を対象としたコンサルティング以外は稼げないのが実情です。
フリーランスコンサルタントの生存戦略
ここまでの話をまとめると、フリーランスのコンサルタントとして仕事をすることは可能です。
しかし、稼げるコンサルタントになるためにはD領域、つまり経営者を対象としたコンサルティング内容でなければなりません。
経営者は、一般的なサラリーマンたちとは違った悩みを持っています。
その悩みをうまく解決できる提案をすることが出来れば、フリーランスでありながらコンサルタントとしてガッツリ稼ぐことが出来るでしょう。