「Webライターはやっぱり得意分野を持っていたほうが良い？」と疑問に思っていませんか？
副業としてWebライターを始めたものの、得意分野がわからず執筆に時間を要してしまい、思っていたよりも稼げていない方が多いのが現状です。
そこで今回は、Webライターが得意分野を持つべき理由を解説しながら、得意分野のつくり方を紹介します。
この記事を読めば自分だけの得意分野がつくれ、Webライターとしての収入を増やせます。ぜひ最後までご覧ください。
Webライターが得意分野を持っておくべき理由
Webライターが得意分野を持っておくべき理由は、収入アップにつながるからです。
得意分野があるWebライターは、既に脳内で前提知識がインプットされた状態なので、執筆時にインターネットや書籍などで情報を集める時間が少ない傾向にあります。
リサーチの時間が短いと記事完成までの時間が短縮でき、時給単価が上げられるため、結果的に稼げるようになるのです。
たとえば月10記事・5万円の案件を受注した場合、リサーチ時間が異なると時給単価は下表のようになります。
| 1記事あたり リサーチ時間 |
1記事あたり 執筆時間 |
ひと月あたり 執筆時間 |
時給換算 |
| 2時間 | 5時間 | 50時間 | 1,000円 |
| 1時間 | 4時間 | 40時間 | 1,250円 |
得意分野を持ってリサーチ時間が短くなると、上表のように時給単価が上がり、効率よく稼げるようになります。
また得意分野を作ることで、同じ稼働時間で執筆記事数を増やし、収入を上げることも可能です。余った時間でスキルを向上させ、将来の収入を増やせる余地も出てくるでしょう。
ちなみにWebライターが得意分野をつくる方法は、下記の5つです。
- 興味のあるジャンルに応募する
- 本を読んで勉強する
- 知識を経験に変える
- 提案文でもアピールする
- 単価アップに動く
Webライターが得意分野をつくる方法①興味のあるジャンルに応募
Webライターが得意分野をつくるには、まず興味のあるジャンルへ積極的に応募してみましょう。
事前に勉強を重ねて得意分野をつくるのも良いですが、やはり仕事の緊張感の中で執筆したほうが集中するため、得意分野の知識が効率よく身に付きます。
確かに知識量が少ない状態だと、いくら興味があっても「自分には無理かも」と感じ、物怖じする案件ばかり目につくかもしれません。
ただ執筆してみると「意外と楽しく書ける」と感じる場合が多く、実際に現在活躍しているWebライターの大半は、興味本位で応募したのがきっかけで得意分野を見つけられています。
初めは単価が低くても構わないので、まずは興味のあるジャンルへ積極的に応募し、得意分野が身につけられるチャンスを広げましょう。
Webライターが得意分野をつくる方法②本を読んで勉強する
Webライターが得意分野をつくるには、本を読んで勉強することも有効です。
世の中に出版されている本は一般的にプロの編集者が校閲しており、正確で有益な情報が凝縮されています。また特定の分野の本を5〜10冊ほど読めば、大抵の知識がつくと言われています。
したがって本を読んで勉強しながら執筆すると、有益な情報が盛り込まれた質の高い記事に仕上がり、専門的なWebライターとして認知されるでしょう。
ちなみに得意分野に関する内容は、YouTubeやネット記事でも勉強可能です。
インターネットで浅く広く情報を取り入れつつ、本で知識を深堀りすれば、効率よく得意分野が身につきます。
Webライターが得意分野をつくる方法③知識を経験に変える
Webライターが得意分野をつくるには、知識を経験に変えることも意識しましょう。
インプットした知識をもとに実践すると、その分野の理解度が深まり、実体験を盛り込んだ深い内容の記事が書けるようになります。
たとえば投資信託の本を読んだ後、実際にネット証券口座を開いて資産運用を始めると、株の値動きが気になりだして勉強への意欲がさらに高まります。
また知識を経験に変えることで、他のWebライターとの差別化が可能です。
一次情報としての実体験を持つWebライターは少なく、勉強の後に実践するだけで他のWebライターと差別化でき、クライアントから重宝されるでしょう。
Webライターが得意分野をつくる方法④提案文でもアピール
Webライターが得意分野をつくるには、提案文でアピールすることも重要です。
専門的な資格や特定の分野に関する執筆実績、実体験などを提案文に盛り込むと、クライアントから専門性の高いWebライターとして認知されます。
「この人になら仕事を任せても安心だな」と信頼され、より文字単価の高い案件が受注できるようになります。
また文字単価の高い案件は、総じて専門分野に特化している場合が多いです。そのような案件をこなすことで得意分野が磨かれ、自然と専門ライターとしての地位を確立できます。
ちなみに提案文でアピールするポイントとして、具体的な数値を盛り込む点が挙げられます。執筆した記事数や読書量、簿記2級といった具体性を持たせると信憑性が増し、相手からの信頼度も上げられるでしょう。
Webライターが得意分野をつくる方法⑤単価アップに動く
最後にWebライターが得意分野をつくる方法として、単価アップに動くことが挙げられます。
ある程度実績が増えてきたら、現在請け負っている文字単価より高い案件に挑戦し、得意分野を極めるのがおすすめです。
勉強する意識を持って今より難しい案件をこなすと、得意分野に関する知識が深まり、Webライターとしての市場価値が高まります。
実績を重ねてクライアントとの信頼関係が築けたのなら、交渉して単価を上げてもらうのも賢い選択です。
案件獲得のために営業する必要がなく、余った時間を勉強に費やせるので、効率的に得意分野の知識が身につくでしょう。
Webライターが執筆する記事のジャンルは？
Webライターが執筆する記事はどんなジャンルでも良い、という訳ではありません。
一般的にWebライターが執筆する記事は、市場規模が大きいジャンルに絞られます。売上が見込める分野でないと、クライアントは記事を外注する意味を満たさないのです。
ちなみにWebライターを続けるのなら、ある程度の報酬額が見込めるジャンルで案件を探すのがおすすめです。
中には初心者向けの低単価な案件も見受けられますが、そのような案件は長く続けてもスキルの向上が頭打ちになってしまいます。
最低でも文字単価1円以上のジャンルを選び、しっかりと実績を積み重ねながらWebライターとして稼ぎ続けましょう。
稼ぎやすい記事ジャンル６選
売上規模の大きいジャンルは、クライアントの予算も多いため文字単価が高くなりやすいです。
ここからはWebライターとして稼ぎ続けるために、高単価になりやすい記事ジャンルとして下記の6つを紹介します。
- 金融
- 不動産
- 転職・副業
- IT
- 医療
- 葬儀
金融
稼ぎやすい記事ジャンルとして、まず金融系が挙げられます。
将来のお金に対する不安により、金融系の記事は読者のニーズが増えているジャンルです。
専門的で高度な知識が求められるため、案件数が多い割に得意としているWebライターが少ないのが現状です。
したがって金融系のジャンルで実績を積み上げ、希少性の高いWebライターになることで、自然と稼げるようになるでしょう。
ちなみに金融系の中でも、特に下記のテーマで執筆する案件が多いです。
- クレジットカード
- 投資信託
- 資産運用
- 保険
不動産
続いて稼ぎやすい記事ジャンルとして、不動産が挙げられます。
住宅の購入や売却で多額のお金が動く不動産の分野は、国内での市場規模が大きく、案件の内容も高単価になりやすい傾向です。
また住宅購入の場面では、まとまったお金が一瞬で無くなるため、読者は熱心に情報収集します。
重大な決断を控えている読者に向けて、Webライターは専門性の高い記事を執筆しなければならず、不動産のジャンルは総じて高単価になりやすいのです。
ちなみに不動産のジャンルでは、下記のテーマで執筆する案件が多いです。
- 住宅購入・売却に関する内容
- リフォーム・イノベーション
- 空き家問題
- 不動産投資
転職・副業
転職や副業に関するジャンルも、Webライターとして稼ぎやすい分野です。
終身雇用が崩壊しつつある現代では、転職に関心を持つサラリーマンが増え、転職支援サービスや退職代行といった人材ビジネス市場が盛んです。
また年収が上がらない現状を打破するために、副業を始める方も年々増加傾向で、大人の学び直しやネットビジネスなどの副業市場も拡大しています。
市場規模が拡大傾向にある転職・副業のジャンルは、クライアントが抱える予算も増え続けているため、これからも稼ぎやすい分野と言えるでしょう。
ちなみに転職・副業系の案件では、下記のテーマで執筆することが多いです。
- 転職エージェントの紹介
- 退職代行
- 物販・せどり
IT
IT系のジャンルも記事単価が高く、Webライターとして稼ぎやすい分野です。
IT系エンジニアの人材不足が叫ばれている中、フリーランスとして働きたい若年層が増えているのも相まって、プログラミングに関する案件が増えています。
また一般の方にもパソコンやスマホが広く普及したため、ガジェット系記事の需要も増加傾向です。
市場規模の拡大が予想されるIT系のジャンルは、今後もクライアントの予算が減ることなく、稼ぎやすい分野として定着するでしょう。
ちなみにIT系のジャンルでは、下記のテーマで執筆する案件が多いです。
- エンジニアの仕事
- プログラミング学習
- パソコンツール・ガジェットの紹介
医療
稼ぎやすい記事ジャンルとして、医療系も挙げられます。
人命に関わる重要な内容である医療系の記事は、専門的で高度な知識を有した上で、実務経験も備わっている方でないと執筆するのが難しいジャンルです。
また医療系の記事を執筆するには、医師や看護師といった国家資格を保有しているかが重視され、権威性の高さを担保しなければなりません。
したがって医療系の記事が書けるWebライターは貴重な存在となり、報酬も高単価になる傾向にあります。
ちなみに医療系の案件は、下記のテーマで書くことが多いです。
- 医療費・関連保険の解説
- 病院・クリニックの紹介
- 病気・疾患の解説
葬儀
稼ぎやすい記事ジャンルとして、最後に葬儀が挙げられます。
そもそも葬儀は頻繁に発生することがなく、普段の生活で関わる場面も少ないでしょう。
一方で葬儀は突然訪れるのが当たり前で、いざそのような場面に遭遇しても慌てないよう、事前に葬儀に関して知っておこうという方は多いです。
また葬儀の情報自体が少ない割に、市場規模が安定しているため、記事単価が高くなる傾向にあります。
仕事として葬儀に携わっていたのであれば、なおさら希少性が高いWebライターとして重宝されます。
ちなみに葬儀のジャンルでは、下記のテーマで執筆する案件が多いです。
- 葬儀にかかる費用
- 参列する際の礼儀作法・マナー
- 葬儀の喪主になったときの解説
まとめ
今回はWebライターの得意分野について解説しました。
Webライターは得意分野を持つことで他のライターと差別化でき、高単価の案件を受注できる可能性が高まります。
またWebライターとしてさまざまな案件に携わりながら、自主的に勉強し続けることで得意分野が磨かれ、クライアントから一目置かれる存在になります。
結果的に質の高い記事が書けるWebライターとして認知され、継続案件に繋がり、自然と収入も上げられるでしょう。
この記事で紹介した得意分野をつくる方法を参考にしながら、あなたも稼げるWebライターになれると幸いです。
