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本記事では、「web+ Media School」のライティングコース受講者向けに実施した、「【第13回ライティングコースウェビナー】タイトルの役割・作成方法を徹底解説」の概要をご紹介します。
ブログを運用していると「ブログのPVが伸びない…」「キーワードも選んでるし、タイトルや見出しに入れてるのに…」と頭を抱えること多いですよね。
ただ、その原因を記事タイトルにあると考える人は少ないのではないでしょうか。確かに記事タイトルは記事全体の一部分でしかなく、文字数もかなり少ないため、注視して作成やリライトを行う人は少ないでしょう。
しかし、今回紹介する「記事タイトルの役割・作成方法」を読み終わった頃には、PVが伸びないとお悩みの方の大多数が、すぐさま自身のブログのタイトルを書き換えなきゃ!と思い直すでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
何故タイトルにこだわる必要があるのか
あなたは記事タイトルを作成する時にどのくらいの時間を取りますか?おそらく多くの人は5分〜15分くらいで作り終わるかと思います。
しかし、今回紹介する記事タイトルに関する知識を用いて作成に取り掛かると、最低でも20分、最大で30分は必要になります。
では、何故そんな時間を使ってでも記事タイトルに労力を割いた方が良いのか、以下の2つの視点からお伝えします。
- タイトルとは何か
- タイトルの役割とは何なのか
タイトルとは何か
タイトルとは、『検索者と初めて接するもの』です。初めて接するものだからこそ、こだわったり、時間・労力を使ったりしてより良い物を作成すべきなのです。
例えば、初めて顔合わせする人があなたの勘に触るような話し方をしてくるとしましょう。二人称が「お前」だったり、自分のことしか考えていないような発言が多かったり、どのような理由でも結構です。
おそらく、あなたはこの人のことを「あまり好まない」と判断し、距離を置くでしょう。この距離ができてしまうと、その後その人のことを好きになることは難しいでしょう。
つまり、「初めて」というタイミングはその人や物事、さらにメディア全体の印象に繋がります。そのため、『検索者と初めて接するもの』であるタイトルは時間や労力を用いて、こだわり抜くべきなのです。
タイトルの役割とは何なのか
タイトルとは何か、を把握した次はタイトルの役割についてです。ご存知の通り、現在インターネットには様々な記事が公開されており、一つのキーワードで1億〜5億個の記事が公開されていることも珍しくありません。
しかし、そんな中でもあなたの記事を開いてもらうためには、『”ここ”にしか無い情報があることを提示し、クリックしてもらうこと』を伝えなければならないのです。
例え、あなたの記事の情報量が他の記事を優っていたとしても、検索者にタイトルを通して『”ここ”にしか無い情報ががある』ということを伝わらなければ、他の記事が選ばれてしまう可能性が高くなります。
そのため、記事の情報量を満たしながら、記事タイトルにそのことをを明記する必要があるのです。
クリックされやすいタイトルの要素
ここまでは、「何故タイトルにこだわる必要があるのか」について、「タイトルとは何なのか」「タイトルの役割は何なのか」を中心にお伝えしました。
では、タイトルが重要であることを認識した上で、どのようなタイトルがクリックされやすいのか、つまり「どのようなタイトルが検索者に選んでもらいやすいのか」について、4つの要素を中心にお伝えします。
具体性
クリックされやすいタイトルの要素、1つ目は『具体性』です。具体性とは『数字や具体的な条件を示すような表現』のことを指します。
- 【2020年最新版】WordPressのオススメプラグイン10選
- 東京の高級ホテルでも用いられる『〇〇』のソファをご紹介
上記の1つ目の例では、「10選」という数字を用いて、記事内で紹介されているプラグインの数を具体的に紹介しています。具体的な数字を記載すると、検索者は「10個だけ抑えれば良いんだな」と判断することができるので、クリックのハードルが下がるのです。
また、2つ目の例では、「東京の高級ホテル」という具体的な権威性を用いることで、当記事で紹介しているソファが良いソファであることを裏付けることができるので、検索者の興味を煽ることができます。
このように、記事内の情報をより具体的に伝えることで、「読者が求めている情報がこの記事に記載されている」とイメージさせることができ、記事がクリックされやすくなるのです。
権威性:コンテンツの内容だけではなく、「誰がそのコンテンツの発信源なのか」を重視とする特性
興味性
クリックされやすいタイトルの要素、2つ目は『興味性』です。具体性とは『「え、何それ?」』と思わせ、興味をそそらせるような表現』のことを指します。
- 紙とペンだけで会社を起こす方法とは
- 良質な睡眠をとるためには寝ないことが重要だった!?
上記の1つ目の例では、「会社を起こす」という一見ハードルが高いような事柄を「紙とペンだけで」という簡易的なイメージの言葉を合わせることで、「え、何それ?」と思わせ、興味を惹かせています。
また、2つ目の例では、「良質な睡眠」と「寝るないこと」という矛盾しているような表現を用いることで、検索者の興味を惹かせています。
このように、噛み合わない複数の内容をあえて一つの記事タイトルに集約させることで、読者の興味を惹かせることができ、より詳しい解説を求めて記事をクリックしやすくなるのです。
反社会性
クリックされやすいタイトルの要素、3つ目は『反社会性』です。具体性とは『「当たり前や前提を覆すような表現・世の中的に大声で言いにくい事柄を使う表現』のことを指します。
- 減量ならコーラを飲むべき!まだ知られていないダイエット法
- スーツを着ずに富裕層になるための転職方法を徹底解説
上記の1つ目の例では、「減量」をする場合、カロリーの高い飲食物は摂取しない方が良いという常識を逆手に取り、「あなたがまだ知らない方法がある!」と伝えることで、興味を惹かせています。
また、2つ目の例では、仕事をする上で「スーツ」は欠かせないという常識を持つ検索者対して、スーツを着ずに「富裕層」になることができるという裏技感を用いて、興味を惹かせています。
このように、一般的な常識では矛盾していることを合わせて記事タイトルを作成すると、「どういう論理で成り立つんだろう?」と思わせることができ、より詳しい解説を求めて記事をクリックしやすくなるのです。
ベネフィット
クリックされやすいタイトルの要素、4つ目は『ベネフィット』です。ベネフィットとは『理想の姿を具体的に示すような表現』のことを指します。
- 親子の感動ストーリーで大号泣!?オススメの海外映画を紹介
- 5日で債務整理し安心するための5つのステップを紹介
- 【転職するだけで年収840万】富裕層に多い職業5選を徹底解説
上記の1つ目の例では、「感動する映画を見たい」と思っている検索者に対して直接的にベネフィットを提示しています。
2つ目の例でも、「安心する」という検索者のベネフィットを示しており、また面倒くさいと感じるであろう「債務整理」を「5日で」と示すことで「容易に済ませることができる」というベネフィットも示しています。
3つ目の例では、検索者の具体的かつ理想の年収である「840万円」を提示しており、この記事を読めばその理想に近くと思わせることができます。
このように、ターゲットの理想の姿を具体的にした上で示すことで、その理想を叶えるためにこの記事を読むことが必要だと思わせることができます。
web記事で積極的に活かすべき要素
ここまで記事がクリックされやすくなるタイトルの要素『具体性』『興味性』『反社会性』『ベネフィット』について詳しくご紹介しました。
しかし、記事タイトルは28文字程度という制限があるため、今回紹介した要素を4つ全て使用することは難しいでしょう。
そのため、『具体性』『ベネフィット』の2つを積極的に活かして記事タイトルを作成していきしましょう。
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具体性 | ベネフィット |
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利用者満足度98% | 恋愛運を上げる |
このように、1つの記事タイトル内に『具体性』『ベネフィット』の両方を組み込むことで、よりクリックされやすい記事タイトルを作ることができます。
Googleで検索された際に表示される記事タイトルの文字数は28文字です。記事タイトル全体を28文字にする必要はありませんが、記事タイトルを通して読者に伝えたい内容は28文字内に含ませるようにしましょう。
【簡易版】タイトル作成
これまで、「なぜ記事タイトルにこだわる必要があるのか」と「クリックされやすいタイトルの要素4つ」を紹介してきました。
今回は、実際に「web記事で積極的に活かすべき要素」である『具体性』『ベネフィット』を用いて、記事タイトルを作成してみましょう。
作成した記事タイトルは、ぜひこの記事のコメント欄で教えてくださいね。
このウェビナーは、2020年6月20日に開催されました。本編は「マイページ」→「ウェビナー資料」→「【第13回ライティングコースウェビナー】タイトルの役割・作成方法を徹底解説」をご覧ください。