「Webライター検定3級に合格したら、案件獲得数って増えるの?」と疑問に思っていませんか?
実は、筆者は実際に3級を取ってから、以前よりも案件の獲得率が上がったと実感しています。
もちろん「検定合格=案件の獲得」ではありませんが、ライターとしての信頼性が高まり、自分の中で自身のライティング力に自信も生まれてきます。
極論、仕事は自信があるかないかで受注できるかどうかは異なります。全てのライターがこの検定を持っていないことからも、容易に想像できますよね。
でも、ライター始めたての頃はなかなか自分のスキルに自信も持ちにくいところ。そんなとき、Webライター検定3級はぴったりです。
そこで本記事では「取得するとどんなメリット・デメリットがあるのか」「合格するための勉強法やコツ」を、筆者の実体験も含めて徹底解説します。
最後まで読んでWebライター検定3級に合格し、より多くの仕事を獲得していきましょう!
仕事獲得に有利?Webライター検定とは?
Webライター検定とはクラウドソーシングサービスの最大手であるクラウドワークスが提供する資格です。3級はオンラインで無料受験可能です。
Webライター検定3級の難易度は高く、合格率は5%以下と言われています。その分、合格できればWebライターとして必要な知識・スキルを有している証明ができます。
筆者が実際に受けてみた感想は「無勉強での合格は難しいが、基本的な日本語の知識があり、講義動画をきちんと観ておけば合格はそれほど難しくない」と思いました。
Webライター検定に合格すると、クラウドワークスのプロフィールに合格証が表示されるため、案件を獲得するのに有利になります。筆者もWebライター検定3級に合格した後は、以前よりも案件が取りやすくなりました。
Webライター検定3級のメリット・デメリット
Webライター検定3級のメリットとデメリットを紹介します。
Webライター検定3級のメリット
まず、Webライター検定3級のメリットを3つ紹介します。
- 3級は無料で何度でも受験できる
- 資格としてクライアントにアピールできる
- 読みやすい/分かりやすい文章の書き方(基礎知識)が分かる
Webライター検定には3級、2級、1級の3つがありますが、3級は無料で何度でも受験可能です。ちなみに2級は税込10,000円、1級は税込25,000円の費用が必要です。
また、先述の通り、検定合格後はクラウドワークスのプロフィールに合格証が自動的に表示されます。資格保有者としてクライアントにスキルをアピールできるので積極的に受験しましょう。
検定合格に向けた勉強を通じて「てにおは」や「ら抜き言葉」といった基本的な日本語の知識を習得できます。読みやすく分かりやすい文章を書くための基礎知識を持っていることを客観的に証明可能です。
Webライター検定3級のデメリット
続いて、Webライター検定3級のデメリットを3つ紹介します。
- 勉強に時間がかかる
- 受かったら仕事が来るわけではない
当然ですが、無勉強での合格は難しいため、ある程度の勉強時間が必要です。筆者の場合は、3時間の動画視聴時に何度かメモを取るために動画を止めたので、1時間程度余分にかかって約4時間程度の勉強時間でした。
また、合格したからといって仕事がすぐに来るわけではありません。合格後は案件を受注しやすくなりますが「検定合格=案件の獲得」ではないと理解しましょう。
Webライター検定受験の流れ
Webライター検定を受験する時の流れを紹介します。
- クラウドワークスに登録
- クラウドワークスにログイン後、公式スキル検定のページから申し込み
- 講義動画を視聴
- オンライン上で受験
Webライター検定はクラウドワークスが提供する検定のため、受験にはクラウドワークスへの登録が必要です。既にアカウントを持っている方は、クラウドワークスにログイン後、マイページのスキル検定から受験可能です。
Webライター検定3級のページに入ると、「事前に講義動画を見る」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、YouTubeの再生リストが表示されます。
動画を視聴し、受験の準備が整ったら「スキル検定を受験する」というボタンをクリックしましょう。オンライン上での受験画面につながります。
Webライター検定3級のテスト方式
Webライター検定3級のテスト方式を紹介します。
- マーク式で50問
- 時間無制限
Webライター検定3級の問題は全てマーク式で50問用意されています。解答が分からないときでも、消去法で答えを導くことができるケースもあるので、簡単に諦めないことが大事です。
解答時間は無制限のため、難しい問題があっても慌てずじっくり取り組めます。受験終了前の見直しも忘れずに行いましょう。
出題される日本語知識の内容は、主に以下の通りです。
- 敬語
- 接続詞
- 口語体と文語体
- 主語と述語
- 重複表現
- 修飾語と被修飾語
紙のライティングとWebライティングの違いを問う問題もありました。いずれも講義動画を見て理解していれば解答できる内容です。
Webライター検定の注意点
Webライター検定の注意点を紹介します。
- 再受験には14日かかる
- 合格証書のようなものはない
残念ながら不合格となってしまった場合は再受験が可能です。しかし、受験から14日経過するまでは再受験ができません。
また、いわゆる合格証書のようなものはなく、画面上で「合格」と表示されるのみです。合格の証明が欲しいのであれば、画面のスクリーンショットを保存しておきましょう。なお、クラウドワークスのプロフィール欄にはすぐに反映されます。
Webライター検定3級の勉強方法
Webライター検定3級合格のための勉強方法を4つ紹介します。
- 動画を視聴して学ぶ
- ノートやメモを取る
- 分からない言葉は調べる
- 本を読んで勉強する
動画を視聴して学ぶ
クラウドワークスのサイトではWebライター検定を受験する前に計27本の講義動画を視聴できます。動画の総再生時間は3時間を超えますが、1本あたりは3分〜18分のため、隙間時間に少しずつ視聴することができます。
公式サイトの講義動画は検定合格に向けた一番の近道です。なお、27本の動画は以下の構成からなります。
- オリエンテーション:2本
- Chap1 準備:3本
- Chap2 正しい文を書く:5本
- Chap3 読みやすい文を書く:8本
- Chap4 わかりやすい文を書く:8本
- まとめ:1本
ノートやメモを取る
ただ、動画を受動的に視聴するのではなく、ノートやメモを取りながら勉強しましょう。3時間超の動画を一気に見て、すぐに検定を受験するのは時間もかかるし、疲れてしまいます。
検定受験前にポイントをさっと見直せるように、動画で学んだことをまとめておくと便利です。そのノートやメモは検定のためだけでなく、その後のライター業にも活かせます。
分からない言葉は調べる
ライティング初心者の場合、動画視聴中にわからない言葉が出てくることもあるでしょう。そうした疑問点は都度調べて理解しながら勉強を進めましょう。
分からないことをそのままにせず、きちんと理解できるまで調べることは、Webライターとして活動していく上でも重要な姿勢です。疑問点を放置してしまいがちな方は、これをきっかけに調べる姿勢も身につけていきましょう。
本を読んで勉強する
以下のような、市販されている初心者向けの本を読んで勉強するのも検定合格に向けた準備になります。
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「世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生」は株式会社グリーゼが発行しているWebライティング初心者向けの本です。読んで勉強するだけでなく、例題や練習問題も収録されているため、より実践的に学習可能です。
ライティングの基礎知識はもちろん、先輩ライター9名のインタビューも載っています。体験談を読むと、活躍している現役Webライターでも初めは自分と同じような初心者だったことがわかり、モチベーションアップにつながります。
ちなみに株式会社グリーゼはWebライター検定3級を監修している企業です。その意味でもWebライター検定の合格を目指すにはぴったりの一冊です。
「これでわかる 中学国文法」では、中学生レベルの読解力と表現力を勉強できます。日常生活では意識しない正しい日本語文法の知識を学び直すことが可能です。
諸説ありますが、Webライティングでは「中学生でもわかるように書く」ことが推奨されています。中学校までに習った言葉を用い、中学生でも知っているレベルの知識を全体に文章を書けば、より多くの人が理解しやすい文章になります。
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「新しい文章力の教室」も多くのWebライターが読み、おすすめしている本です。カルチャーニュースサイト「ナタリー」で実践されている、構造的に文章を書く方法を学ぶことができます。
口コミを見ても「文章を書くのが楽しくなった」「言葉の選び方、使い方のレベルが1段階上がった」など、非常に評価の高い一冊です。
これらの本はいずれも、今後ライターとして活動していく中で必要な日本語力を身につけるのに役立ちます。自分の日本語力や文章力に自信がないという方は、ぜひ一度手に取ってみましょう。
Webライター検定3級に合格するコツ
この項目では、Webライター検定3級に合格するためのコツを紹介します。
- 問題文をよく読む
- 問題傾向をつかんで動画を見直す
問題文をよく読む
どんな試験でも共通して言えることですが、問題文はよく読みましょう。せっかく知識があり、意味を理解しているのに、ケアレスミスで違う選択肢を選んでしまうことほど勿体無いことはありません。
先述の通り、制限時間は無制限なので焦って解答する必要はありません。筆者が実際に受験した感想としては「講義動画の練習問題よりも少し理解しにくい問題が多い」という印象でした。
練習問題では知識をストレートに聞かれますが、実際の問題は「適切でないものを選べ」のようなイメージです。いずれも基本知識の応用なので、落ち着いてじっくりと考えれば問題なく解答できます。
問題傾向をつかんで動画を見直す
残念ながら不合格となってしまった場合には、自分が「どの問題やジャンルが理解できていなかったか」がわかっているはずです。
既に一度受験していることのメリットは、問題の傾向が傾向がつかめていることです。苦手な分野やジャンルの講義動画を再度見返し、ノートやメモにまとめて再受験しましょう。
Webライター初心者が仕事獲得率を上げるコツ
Webライター初心者が仕事の獲得率を上げるためのコツを5つ紹介します。
- ブログ運営に力をいれる
- ポートフォリオを充実させる
- クライアント視点の営業文を書く
- 対応できる仕事の幅を広げる
- 得意分野や勉強している内容をアピールする
ブログ運営に力をいれる
Webライターの仕事は、経験やスキル、実績で仕事の獲得率が左右されやすいです。特に初心者のうちは公開できる実績がないため、案件の受注に苦戦する方が多いです。
「個人ブログを開設する」ことが、その悩みの解決につながります。自分のブログで書いた記事は実績として使うことができ、その中で検索上位の記事があると、よりPRにつながります。
ポートフォリオを充実させる
実績記事や本業での経歴、これまでの経験を織り込んだポートフォリオを用意しましょう。あなた自身がどのような記事を書けるWebライターで、どんな人柄なのかをクライアントに理解してもらうために必要です。
自分の名前(ペンネーム)や年齢といった基本的な情報を記載し、実績・経歴、執筆記事のサンプルを用いて権威性やスキルをアピールしましょう。あなたがライターを志したきっかけや自分なりの信念を入れるのもおすすめです。
ポートフォリオはライターにとっての「名刺」のようなものです。あなたらしさが伝わるポートフォリオを作成してみましょう。
クライアント視点の営業文を書く
クライアント視点で営業文を書くことも重要です。初心者にありがちなのが、案件を獲得したいがあまり、自己中心的な応募文になってしまうことです。
「ライターとして経験を積みたいから」「初心者でもできると思ったから」といった理由では、クライアントにはメリットがありません。
あなたに執筆を依頼することで、クライアントはどんなメリットを受けることができるのかという視点を忘れないようにしましょう。
対応できる仕事の幅を広げる
取材やインタビューなど、対応できる仕事の幅を広げることも仕事の獲得率を上げるために有効です。
昨今、副業Webライターの人気が高まっているため、仕事を求めているWebライターはたくさんいます。しかし、取材やインタビューができるWebライターはそう多くありません。
インターネットが発達し情報過多になっている現代では、信頼性の高い一次情報を伝えることが非常に重要になってきています。そのため、取材・インタビューができるライターの需要も高まっているのです。
得意分野や勉強している内容をアピールする
本業での実績や経験から、得意な分野をアピールすることも有効です。特に宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなどの専門資格を持っていると非常に有利です。
資格を持っていなくとも、過去の経験で活かせることもアピールできます。経験者が書く記事は信頼性や説得力が高まります。また、経験がある方が記事も書きやすいです。その経験をどう活かせるのかを表現しましょう。
特別に得意分野がないという方は、今勉強している内容をアピールすることができます。応募する案件に関連する資格の勉強や、興味を持って知識を得ようとしていることは積極的にアピールしましょう。
熱意が伝われば、経験が浅くとも採用してもらえるチャンスが出てきます。同じ経験であれば、熱意がある方が採用確率が高まります。
まとめ
この記事では、Webライター検定3級とはどのような内容なのか、受験するメリット・デメリット、合格するためのコツやそのほかに案件を獲得するためのコツなどを紹介しました。
筆者自身、Webライター検定3級を取ってから、それ以前よりも案件の獲得率が上がったと実感しています。もちろん「検定合格=案件の獲得」ではありませんが、ライターとしての信頼性が高まります。
Webライター検定3級の合格率は5%以下とされており、一見合格が難しそうですが、きちんと対策をして臨めば誰でも十分合格可能です。もし不合格でも無料で何度でも再受験できるので、ぜひ挑戦したい検定です。
この記事で紹介した内容を踏まえて、早速Webライター検定3級の合格に向けて勉強を始めてみましょう!