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Webライターのポートフォリオの作り方を公開!【サンプル有】

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「Webライターの活動をするならポートフォリオを作った方が良いって聞くけど、作り方がわからない…」と悩んでいませんか?

実は、ポートフォリオの作り方には「型」があります。ですから、この型に沿って作成すれば仕事が舞い込むポートフォリオをすぐに作ることができるのです。

そこでこの記事では、初めて作る人でも絶対に迷わない「ポートフォリオの作り方」を6つの手順に沿って解説します。

あわせて「どんな媒体でポートフォリオを作ればいいの?」という悩みについても答えました。

さらに「作り方は分かったけど、いまいちイメージが湧かない」という方のために、僕自身のポートフォリオも掲載してあるので、あわせて参考にしてくださいね!

この記事を最後まで読めば、あなたのライターとしても名刺にもなる「案件が舞い込むポートフォリオ」を作れる様になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Webライターのポートフォリオの作り方【どの媒体を使う?】

https://pixabay.com/photos/cms-wordpress-265126/

ポートフォリオを作るにあたって「どんな内容にするか」も重要ですが、それよりも先に「まずポートフォリオってどんな媒体で作るの?」という疑問が出てくるでしょう。

もしあなたが自分のブログを持っているのであれば、そのブログで「ポートフォリオ用の記事」を作成すればOKです。

「ブログをやっていない方」や「ブログといっても記事が1つしかない…」といった方は、手軽に作成できる無料ブログ(はてなブログnoteなど)を立ち上げて「ポートフォリオ用の記事」を作りましょう。

ただし、ブログ記事はそのまま「サンプル記事」として使えるといった形で有効活用できます。ライターであっても「ライターの営業道具」としてのブログを持っておくと仕事を獲得しやすくなりますよ!

結論
  • すでにブログを持っている人:そのブログ上で「ポートフォリオ用の記事」を作成する
  • ブログを持っていない人:無料ブログを開設して「ポートフォリオ用の記事」を作成する

Webライターのポートフォリオの作り方【掲載項目はこれだ!】

https://pixabay.com/photos/businessman-finger-touch-turn-on-2956974/

ポートフォリオを掲載する場所が決まったところで、次は「ポートフォリオにどんな内容を入れればいいのか?」についてご紹介します。

結論から言うと、以下の6項目を押さえるのが基本ですね。ポートフォリオから仕事を獲得しているライターも、ベースは以下の項目でポートフォリオを作っています。

ポートフォリオの掲載項目
  1. プロフィール
  2. 実績、経歴
  3. サンプル記事
  4. 仕事の受注条件
  5. 問い合わせフォーム
  6. ライターとしての信念、想い

それぞれの項目ごとに「この内容を入れましょう」といった細かいポイントがあるので、次の見出しから個別に詳しく解説していきます。

ポートフォリオの項目1:プロフィールを入れて、人柄を知ってもらう

ポートフォリオに最初に入れるべき項目は「プロフィール」です。

まずは自分の名前(ペンネーム)や年齢、現在の仕事携帯(副業なのかフリーランスなのか、など。)といった基本的な情報を記載しましょう。

なぜなら、ポートフォリオから仕事を依頼する人は、ほとんどが「初めまして」だからです。名前も名乗らずに、いきなり「私にはこんな実績があります!」と言われても、依頼者からしたら「…いや、まずあなたは誰ですか?」という話になります。

リアルでも、初対面の人とはまず「自己紹介」から始まりますよね。そしてそれは、ネット上でも同じです。まずは「あなたが誰なのか?」を、見てくれた人に伝えましょう。

プロフィールの項目例
  • 名前(ペンネーム)
  • 年齢
  • 性別
  • 活動地域
  • 職種、勤務形態

ポートフォリオの項目2:実績・経歴で「権威性」を出そう!

まず自己紹介をした上で、次にやっと「実績、経歴」を記載します。「実績や経歴って、具体的にはどんなことを書けばいいの?」という人は、以下の内容を参考にしてください。

実績、経歴の例
  • ライター業を始めてどれくらいですか?
  • これまで累計で何記事を執筆してきましたか?
  • どんなメディアに携わってきましたか?
  • 得意な執筆ジャンルはなんですか?
  • これまで書いてきた記事で誇れる実績はありますか?(検索順位1位達成、など)

たまにライターを始めたばかりの方で「初心者ライターです」と記載している人がいますが、このように「自分を下げる内容」は極力避けた方が無難です。

というのも、依頼者の立場に立てばわかりますが、わざわざ「初心者」に仕事を依頼したい人はいません。嘘はNGですが、少なくとも報酬をもらって記事を書く以上は「プロのライター」であることを自覚しましょう。

「初心者」「駆け出し」といった言葉は、謙虚な様に見えてその実「責任逃れ」でしかありません。初心者であっても初心者なりに「精一杯、質の高い記事を書きます!」のように前向きなアピールをしたほうが仕事の依頼がきやすくなりますよ。

ポートフォリオの項目3:サンプル記事で「スキル」をアピール!

経歴、実績を書いたら、いよいよ「サンプル記事」を掲載していきましょう。「自分はこのクオリティの記事を書けます!」とアピールする、ポートフォリオのメインパートです。

サンプル記事を作る際は、以下の様な形式で書きましょう。

サンプル記事の掲載例
  • 執筆メディア(〇〇 様)
  • 記事タイトル
  • 記事URL

ただ記事のタイトルやURLを掲載するだけでなく、それぞれの記事に対して「どんな点を意識して書いたのか」「実績(〇〇PV達成、検索順位1位達成)」なども併せて記載すると、より魅力的に映るでしょう。

自分が書いた記事を全て載せるのではなく、自分の中で上手くかけた記事や、検索上位を獲得したなどの実績のある記事を中心に5〜10記事ほど掲載すると良いでしょう。

また、1つのジャンルの記事だけだと「このジャンル以外は書けないのか?」と思われるので、できれば複数のジャンルの記事を掲載するのがおすすめです。

ちなみに、サンプル記事を掲載する際に、トラブルを起こさないための注意点が2つあります。ライターとして活動するにあたってとても大事な内容なので、以下の様なミスをしていないかを必ずチェックしてください。

サンプル記事を掲載する際の注意点1:必ず掲載の許可を取ること

ライターとして寄稿した記事をサンプル記事として利用する場合は、必ず依頼者に掲載の許可を得ましょう。

最初から実績の公開可であったり、契約書などで公開OKとある場合は問題ないですが、一方で「実績としての公開NG」の案件も数多くあります。

いくら自分が書いた記事でも、契約書などで「著作権、著作者人格権を譲渡・放棄します」の様な内容がある場合は、勝手に記事を実績として公開するのはNGです。

もちろん、自分のブログで書いた記事などは自由に公開できるので「実績公開できる記事がない」という場合は、自分でブログを立ち上げていくつか「公開用の記事」を執筆すると良いでしょう。

サンプル記事を掲載する際の注意点2:必ず自分が書いた記事を掲載すること

サンプル記事を掲載する場合は、原則「自分が最初から最後まで書いた記事」を掲載しましょう。逆に言えば、記事の添削やフィードバックが介入した記事は、サンプル記事として望ましくありません。

というのも、サンプル記事は依頼者が「この人はこれくらいのクオリティの記事を書けるのか」という判断材料としてチェックするからです。

アドバイスなどのサポートを受けた記事は確かにクオリティこそ高くなりますが、逆に言えば「サポートがないと、クオリティが下がる」ことになります。

ポートフォリオは仕事を受注するためのツールですが、だからといって「自分の実力を誤魔化してまでアピール」するのは不誠実です。あくまで「自分だけの力で出せる最大クオリティ」の記事を掲載しましょう。

上記の通り、原則は「自分の力だけで書いた記事」を掲載するのが望ましいです。

ただし、受注した記事に対してもアドバイスを受けられる、などの「サンプル記事クオリティ」で、安定して記事を納品できる場合はその限りではありません。

あくまで「え?サンプル記事に比べて、納品された記事のクオリティが低すぎる…」と思われないかどうかを基準に、サンプル記事を選びましょう。

ポートフォリオの項目4:仕事の受注条件を「明確に」掲載すべし!

「ポートフォリオ=自分が書いた記事を掲載する場所」と考えているライターも多いですが、ポートフォリオの本当の目的は「仕事の獲得」です。

そのため、実績やサンプル記事だけでなく、仕事を受ける際の条件についてもしっかり明記しておきましょう。具体的には以下のような内容ですね。

仕事の受注条件で掲載すべき項目
  • 執筆可能な範囲(例:〇〇のジャンルのみ、ジャンル問わず など)
  • 執筆の料金(例:文字単価1.5円〜 など)
  • 受注可能数:(例:月20記事納品可 など)
  • 納品までの時間(例:1記事7日以内、30日までに20記事納品 など)
  • 対応範囲(例:修正回数、画像挿入の有無、キーワード選定や見出し構成の有無 など)

なお、実際の依頼では上記の内容に加えて「ついでに〇〇もお願いできますか?」のような追加作業を求められることも多いです。

ですが、このような作業に無償で対応していると、残念ながら少ない報酬で疲弊していく可能性が高くなります。

そこで、あらかじめ追加の要望に対してのオプション料金もあわせて記載しておくと、タダ働きを減らすことができますよ。

オプション料金の項目例
  • 納期が短い場合の追加料金(例:文字単価+0.5円で、2日以内に納品 など)
  • 手間のかかる画像を挿入する場合の追加料金(例:写真撮影、編集が必要な画像1枚につき1,000円 など)
  • 追加修正(例:1回まで無償。2回目移行の修正は、1回につき3,000円をいただきます など)
  • 無記名での執筆希望:(例:文字単価+0.5円 など)

このように、あらかじめ想定される追加作業などの料金表を作っておけば、いざ追加作業を依頼された際に「ここに記載の通り、〇〇円の追加になりますがよろしいでしょうか?」と堂々と交渉することができます。

「依頼者から追加作業を頼まれると断れない…」という人は、このようにあらかじめ「料金表」を入念に作っておくのがおすすめです。

ポートフォリオの項目5:問い合わせフォームは必須!

嘘みたいな話ですが、ポートフォリオを見て「この人に依頼しよう」と思ったものの、そのページに連絡手段がなかったせいで依頼を諦めたという例は、意外と多いのです。

依頼者が仕事を依頼するためには、必ずライターに連絡が必要になるので、必ず『問い合わせ手段』を掲載してください。

単純に、連絡先のメールアドレスを掲載するのもありですが、迷惑メールが来る可能性も高くなります。

よく迷惑メール対策に「〜☆co.jp(連絡の際は☆を@に変えてご連絡ください)」という掲載方法を見かけますが、依頼者からしたら「うーん、面倒臭いからやっぱいいや」という気持ちになります。

なので、できれば『問い合わせフォーム』などを利用するのが良いでしょう。ワードプレスの問い合わせフォームなどを使うと見栄えが良いですが、『Googleフォーム』でも問題ありません。

ポートフォリオの項目6:Webライターとしての信念をぶつける

問い合わせ手段まで用意すれば、その時点で一応ポートフォリオは完成と言えます。

ただ、最後に自分なりの信念ライター観を伝えると「誇りを持ってライターの仕事をしているんだな」という印象を与えることができますよ。

 

たとえば、僕の場合は「ライターは記事を書く仕事ではなく、読者の悩みを解決する仕事」という信念をもっています。読者の悩みを解決するからこそ、依頼者のメディアにも利益をもたらし、それが自分自身の収入にもつながるという考えです。

このように「読者よし、依頼者よし、自分よし」の「win-win-win(三方よし)」が、僕のライターとしての信念です。

…みたいな話をすると、依頼者としても「この人ならしっかり仕事をしてくれそう!」という気持ちになると思いませんか?

 

このパートはなくでもポートフォリオとして機能しますが、最後にこの一押しがあるかどうかで、ライターとしての「プロフェッショナル感」を演出でき、相手に強い印象を残すことができます。

ぜひ「自分はライターとしてどうありたいか」を考えて、その想いをポートフォリオの最後に感情のままにぶつけてみてください!

他のWebライターのポートフォリオを見て、作り方をイメージしよう!

https://pixabay.com/photos/portfolio-business-plan-402179/

上記の手順に沿えば、仕事の獲得につながるポートフォリオを作ることができるでしょう。ただ一方で「作り方は分かったけど、いまいちイメージが湧かない」という方もいるかと思います。

そこで、僕のライターとしてのポートフォリオを恥ずかしながらご紹介します。上記の内容を完璧に反映しているわけではないですが「ポートフォリオの作り方のイメージ」の参考にしてみてください!

【筆者談】Webライターとしてのポートフォリオを作って気づいたこと

https://pixabay.com/photos/key-secret-forest-woods-discover-5216637/

最後に、僕自身がポートフォリオを作る中で得た「気づき」を3つ紹介します。

ポートフォリオを作る中での気づき
  1. ポートフォリオの作成に2時間かかった
  2. ポートフォリオに完璧を求めない
  3. ライターとして活動していくならポートフォリオは作るべき

気づき1:ポートフォリオの作成にかかった時間

僕がポートフォリオを作った時は、人に見せられる形になるまでに2時間ちょっとの時間を使いました。

一番時間がかかったのは「仕事の受注条件」を決める部分ですね。ポートフォリオを作る前は「なんとなくこれくらいの文字単価かな?」という曖昧な基準しか持っていなかったので「受注条件を明確にする」のにかなりの時間を使いました。

また、自分の実績や経歴、得意ジャンルについても、改めて考えてみると意外と曖昧だったというのも気づきになりましたね。

普段から自分のプロフィール更新や実績の確認、得意ジャンルの自己分析などを行っている人であれば、1時間ちょっとで完成させられるかなと思います。

気づき2:ポートフォリオに完璧を求めない

ポートフォリオを作って気づいた2つ目の点は「ポートフォリオに完璧を求めるべきではない」ということです。そもそもポートフォリオは新しい実績などを手にするたびに、どんどん更新していくものです。

初めてポートフォリオを作る際はいきなり完璧を求めるのではなく、まずは最低限人に見せられるレベルを目指して『完成させる』ことが重要です。

そして、月1くらいの頻度でポートフォリオの見直しを行い「何回かに分けて」徐々にクオリティを上げていきましょう。

気づき3:ライターならポートフォリオは作るべき

最後に紹介する気づきは「ライターならポートフォリオを作って損はない」というもの。

もちろん、仕事を受注できる機会を増やすという目的もありますが、実はそれと同じくらい「ライターとしての自分に向き合うこと」に価値を感じました。

普段、ライターとして仕事をしていて、記事を書いたり営業活動をすることに時間を取られて「自分のライターとしての実績や価値観」を深掘りする時間をとっている人は少ないのではないでしょうか?

ポートフォリオを作る中で、改めて「自分のライターとしての方向性」を確認できたり、過去の記事を振り返って「思えば自分もたくさん記事を書いてきたなあ」と自分の道を振り返ったりすることができました。

営業ツールにもなり、自分の振り返りとしても有用なので、ライターなら誰しも一度はポートフォリオを作るべきです!

まとめ

今回はライターのためのポートフォリオの作り方について解説しました。内容が少し多いので、最後にもう一度情報を整理してお伝えしますね。

どの媒体でポートフォリオを作るの?
  • すでにブログを持っている人:そのブログ上で「ポートフォリオ用の記事」を作成する
  • ブログを持っていない人:無料ブログ(はてなブログnoteなど)を開設して「ポートフォリオ用の記事」を作成する
ポートフォリオの掲載項目
  1. プロフィール
  2. 実績、経歴
  3. サンプル記事
  4. 仕事の受注条件
  5. 問い合わせフォーム
  6. ライターとしての信念、想い

この手順に沿って、一つ一つ項目を埋めていけば、すぐにあなた専用のポートフォリオを作成することができます。

とはいえ、この内容はあくまで基本形なので、上記の内容をベースにしながらも「あなたらしさ」のあるポートフォリオを作ってみるのも良いですね!

ポートフォリオを作っておくと、クラウドソーシングサイトでも直営業でも、相手にあなたの魅力を最大限に伝えることができるので、仕事の獲得がしやすくなるでしょう。

ポートフォリオはライターにとっての「名刺」にもなり得るので、ベテランの方も駆け出しの方もぜひこの記事の内容を参考にして、ポートフォリオを作成してみてください!

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伊津大輝(イヅダイキ)
活動歴4年のSEOライター。検索上位記事を多数執筆。自社が運営する2つのメディアの編集長として活動しつつ、web+に参加されたライターへSEOライティングの指導、添削などを行っています。実はSEOライティングよりもセールスコピーライティングが得意で、コピーライター歴は約6年。大学では心理学を専攻していました。