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ブログの経費はどこまでOK?節税のメリットや基準を紹介!

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「ブログ関連の経費の管理が面倒臭い。経費なんて管理する意味あるの?」
「ブログをやっていたら、いろんなものを経費にできるって聞いたけど本当?」

なんとなく「経費にすると良い」って話は聞くけど、具体的にどんなメリットがあったり、どこまで経費として落とせるのかだったりと気になることも多いでしょう。

そこでこの記事では、ブロガーが経費をしっかり申請することの「金銭的なメリット」に加えて、経費として申請できそうな具体的な項目を3つのパターンに分けてご紹介します。

できる限り、専門用語などは使わずに「わかりやすい説明」を心がけたので、税金について詳しくない人でもサラッと読み終えることができるでしょう。ぜひ、リラックスして最後まで読んでみてください!

経費には、どこまでが経費として認められるという『具体的な基準』がありません。そのため、本記事で紹介している経費もあくまで「可能性が高い」という基準で紹介しています。

どこら辺まで経費として申請できるかわからない場合は、本記事の最後で紹介しているように、税務署や税理士に相談するのが確実です。

なんでブログをやるのに「経費」を考える必要があるの?

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まずは、ブログをやっていて「経費」を考える必要べき理由を押さえましょう。結論から言うと「税金を節約できるから」です。

ブログなどで年間で20万円以上の収入がある場合は、確定申告を行う義務があります。(義務ではないですが、収入20万円未満の場合も確定申告はしておくのがオススメです!)

この確定申告を通して、その年の「所得税」が決まるのですが、その際の金額は「収入から経費を聞いた金額」をもとに算出されます。

さらに、所得が多くなると所得税の割合も多くなる(=累進課税)ので、税金が多くなる仕組みとなっています。

所得(収入-経費) 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円超〜330万円以下 10% 97,500円
330万円超〜695万円以下 20% 427,500円
695万円超〜900万円以下 23% 636,000円
900万円超〜1,800万円以下 33% 1,546,000円
1,800万円超 40% 2,796,000円

例えば、収入が200万円で経費が0円の場合、所得は「200万円」になるので、所得税は以下の金額になります。

所得200万円の人の所得税

200万円 × 10% – 97,500円(控除額) = 102,500円

ですが、同じ収入200万円でも経費が20万円の場合、所得は「180万円」となります。同じように、所得税を計算してみましょう。

所得200万円の人の所得税

180万円 × 5% – 0円(控除額) = 90,000円

このように、収入が同じでも「経費」があるかないかで、所得税の金額が変わってくるのです。

だからこそ、経費はしっかりと把握して「確定申告」で申請する必要があるんですね。経費を気にする理由がわかったところで、具体的にどんなものが「経費」として申請できるのかをみていきましょう。

ブログの経費として申請する際の3つのパターン

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ここからは、ブログ関連で「経費」として申請したくなる項目を3つのパターンに分けてご紹介します。

ブログの経費の申請3つのパターン
  • 全額が経費として認められるもの
  • 費用の一部が経費として認められるもの
  • 経費として認められるか怪しいもの

経費は、あくまで事業を行うために支払った費用のことを指します。なので、中には「これって本当に経費と言えるんですか?」というグレーゾーンが多く含まれています。

そのため、どこら辺までのラインなら「経費」として計上できるのかを押さえる必要があります。

ただし、厳密なラインはなく、あくまで「相場」「常識の範囲内」といった曖昧な基準で決められているというのが前提となります。

【具体例】全額が経費として認められるもの

まずは、全額が経費として認められる可能性の高い項目をご紹介します。イメージとしては「ブログをやってなかったら、使わなかったであろう費用」ですね。

全額が経費として認められるもの
  • サーバー、ドメイン代
  • レビュー目的で購入した商品代
  • 勉強のための書籍代

「ワードプレス」を使ってブログをやっている人は、サーバー代やドメイン代などを支払っていることでしょう。これらの費用は、ブログで収益を上げるための費用として認められることが多いです。

また、アフィリエイトで商品を紹介する目的で購入した商品なども、ブログをやっているからこそ購入したと考えられるので、経費として認められます。他には、ブログの勉強のための書籍なども経費として計上できるでしょう。

ただし、商品や書籍を購入しても、それに関するものを1記事しか書いておらず、しかも収益が発生していないといった場合は、経費として認められないケースもあるようです。

とはいえ、これらの費用は経費として計上できる可能性が高いと考えて問題ありません。

【具体例】一部が経費として認められるもの

続いて紹介するのは、費用の”一部”が経費として認められる項目です。

費用の一部が経費として認められるもの
  • 電気代
  • 通信費
  • パソコン代

これらの費用は、確かにブログをやる上で必要な支出と言えます。ですが、同時に「ブログ”以外”のものにも使っている」ことがほとんどでしょう。

このように、ブログ業務とプライベートの両方で利用している項目の費用は、業務に使っている割合に応じて経費にすることができます。

たとえば、普段1日に4時間ほどネットを使っていて、そのうちの2時間くらいブログ作業をしている場合、通信費の50%が経費として計上できるといった具合です。

ちなみに、この割合についても明確な基準はないので、ある程度の概算でOKです。支出の50%くらいなら経費として計上できるケースが多いようです。

もちろん、ブログ作業専用に支払っているといった場合は、全ての支出を経費として計上しても問題ありません。

このように、割合で計上できる経費のことを「按分経費(あんぶんけいひ)」と言います。

確定申告などが必要になってくると、税制についての知識も必要になってくるので、ぜひ覚えておきましょう。

【具体例】経費として認められるか怪しいもの

最後に、経費として認められるか怪しい項目について紹介します。絶対に経費にできないわけではないですが、「これは経費とは言えない」と言われる可能性も多いものです。

経費として認められるか怪しいもの
  • 食費
  • 交通費
  • 旅費
  • 被服費

上記のように「普段の生活でも必要な支出」は、経費として申請するのが難しいでしょう。

たとえば、料理ブログをやっている人の場合、「料理の研究のために食事をしている」と主張すれば、経費にすることができそうですよね。

ですが、ブログをやっていなくても食事は必要になるので、そうなると「業務のための支出」として認めてもらうのは難しくなります。

同じような理由で、以下のような費用も経費として通るかは難しいところです。

経費にできるか微妙なもの
  • 旅行ブログをやっている人の旅費
  • 運動ブログをやっている人のジム費用
  • 鉄道ブログをやっている人の交通費
  • ファッションブログをやっている人の被服費

これらの費用はいずれも「ブログをやっていなくても必要な費用」とも捉えることができるので、経費として認められない場合があります。

とはいえ、料理系ブログのレビュー記事として、1食2万円のレストランに行くなどで支払った費用は経費として認められることもあります。

明確な基準はないですが、おおよそ「ブログのための支出として説得力のある説明ができるか」という観点で、経費にするかどうかを判断すると良いでしょう。

10万円以上の経費は「減価償却」が基本

https://unsplash.com/photos/Hin-rzhOdWs

ここまで、ブログの経費として計上できる項目や基準をご紹介してきました。ただし、上記の分類とは別に「10万円以上の経費」を計上する際には「減価償却(げんかしょうきゃく)」という特別なルールがあります。

減価償却は、簡単に言うと「一括で経費にするのではなく、費用を数年に分けて経費計上してください」というルールです。

たとえば、10万円以上20万円未満のパソコンの場合、購入した年度から3年に分けて経費計上する必要があります。

青色申告なら条件付きで30万円までのものを一括で経費にすることもできますが、基本は「10万円以上のものは経費を分割して申請する」と覚えておきましょう。

経費にできるか迷ったら、まずは相談

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何度か述べている通り、経費にできるかどうかは非常に曖昧で、明確な基準がないのが現状です。

無闇に損をする必要はないので、微妙なラインのものはとりあえず経費として申請してみるのもアリですが、中には「経費について相談したい」という人もいるかと思います。

そこで、ここからは経費について相談できるところを2つご紹介します。自分で判断するのが難しい経費がある場合や、トラブルを極力なくしたいという方は、ぜひ専門家に相談してみましょう。

【無料】税務署に相談

税金関連の話は、税務署に直接問い合わせをするのも良いでしょう。なにより、無料で相談することができるのがポイントです。

実際、僕自身も初めて確定申告をしに行った際に、分からない部分についてスタッフの人がとても丁寧に教えてくれました。

ただし、相談できるのは基本的に「一般的な内容」に限られます。たとえば、申請書に経費をどのように記載するのかといったアドバイスはもらえますが、「これは経費にできますか?」といった個別の質問には答えてもらえない可能性が高いでしょう。

【確実】税理士に相談

経費や税金関連で悩みがある場合、税理士に相談するのが一番確実で手っ取り早いでしょう。契約するほどの収入がないという場合には、無料相談などを行っているところもあるので調べてみてください。

ちなみに、顧問契約をして税理士に税金関係の業務を任せられるようになると、細々としたストレスから解放され、時間にもゆとりが生まれるようになります。

話が少し逸れますが、ある程度収入が入ってくるようになったら、早めに税理士と契約しておくのがオススメですよ!

まとめ:ブログの経費はどこまでOK?節税のメリットや基準を紹介!

今回は、ブログの経費についてのメリットや、申請の基準、相談相手などをご紹介しました。

明確な基準はないですが「ブログをやっていなかったら、使わなかった費用かどうか」をベースに経費にできるかどうかを考えるのが良いでしょう。

副業をやっている人や個人事業主であれば、このような経費の申請や確定申告はいずれ必ずやることになります。正直、面倒臭いですが、経費申請をしないと所得税が多くなり損をします。

また、確定申告の時期になって、1年分をまとめてやろうとすると本当に地獄なので、できればひと月ごとなどこまめに経費を管理しておくことを本当に本当に本当に強くお勧めします。

ABOUT ME
伊津大輝(イヅダイキ)
活動歴4年のSEOライター。検索上位記事を多数執筆。自社が運営する2つのメディアの編集長として活動しつつ、web+に参加されたライターへSEOライティングの指導、添削などを行っています。実はSEOライティングよりもセールスコピーライティングが得意で、コピーライター歴は約6年。大学では心理学を専攻していました。