「ブログ記事のリライトってどうやればいいの?」「具体的なリライトの方法が知りたい」
リライトはやった方がいい、と耳にすることはよくあるでしょう。しかしながら、上述したようにどのようにしてリライトをすればいいのか、具体的な方法はよくわかっていない状態ではありませんか?
そこでこの記事では、普段web+が行っているリライトの手順から、具体的なリライトの方法まで紹介します。
リライトの方法がわからない状態であっても、この記事さえ読んで書いてあることを実践すればリライトを完了するところまで進むことができます。今すぐに取り組む気持ちで、最後までご覧ください。
リライトの手順
リライトは闇雲にやれば良いというわけではありません。「検索順位を上げたい」「記事のクリック率を上げたい」などの目的があって、リライトを実施するのが鉄則です。
その目的を明確にし、さらにはリライトの効果測定を行うためにも、リライト実施時は以下の手順に沿って行いましょう!
- 記事を選ぶ
- Google Search Consoleを元にリライトする記事の現状を把握する
- その記事のリライト目的・内容を決める
- 目的・内容に基づいてリライトをする
- 1ヶ月後に順位やCTRをチェックする
- 目標数値に達していなかったら再度リライトをする
次章から、それぞれの項目について詳しく紹介していきます。
①記事を選ぶ
まずは、リライトをする記事を選んでいきます。選ぶ基準となるのは、以下の2点です。
- 公開してから3ヶ月以上経過している
- 2ページ目(20位以上)にいる
こちらについて、それぞれ詳しく紹介します。
公開してから3ヶ月以上経過している
リライトをする記事は、基本的に公開してから3ヶ月以上経過している記事にしましょう。というのも、記事を公開してから順位が安定してくる(検索エンジンに評価される)までにかかる時間がおおよそ3ヶ月ほどだからです。
公開後1週間・1ヶ月しか経過していない場合には、順位が安定していないのでリライトをすることはおすすめできません。
ちなみに、あくまでも「3ヶ月以上」というのは目安にすぎません。公開から半年後、1年後でも全く問題はありませんから、必ず公開してから3ヶ月以上経過している記事を選ぶようにしましょう。
2ページ目(20位以上)にいる
リライトをする大きな目的は「検索順位を上げる」ですから、順位の低い記事をリライトしていくのが基本なのですが、だからと言って3ページ目(30位)や5ページ目(50位)の記事をリライトしてもあまり意味がありません。
というのも、30位や50位の記事は読者の検索意図を満たしていない可能性が高く、リライトをしたところで大幅な順位アップが見込めないのです。
公開してから3ヶ月以上経っている段階で30位や50位ということは、検索エンジンからの評価を獲得しているとは言えません。
ですから、見込みのある2ページ目(20位以上)の記事を選びましょう。
検索順位に関しては、Google Search Consoleにて確認可能です。以下の画像のように、キーワードごとに平均掲載順位やCTR(クリック率)が確認できます。
②Google Search Consoleを元にリライトする記事の現状を把握する
リライトする記事が決まったら、続いてはその記事の現状を把握しておきましょう!ここでは、先ほども登場したGoogle Search Consoleを使います。
Google Search Consoleを使って記事の現状を把握する際は、以下の手順を踏むようにしてください!
- 「検索パフォーマンス」を開く
- 「平均CTR」、「平均掲載順位」にもチェックを入れる
- 調べたい記事のURLと、狙っているキーワードを追加
- 平均掲載順位や、平均CTRをチェック
それぞれの手順について、画像付きで紹介します!
「検索パフォーマンス」を開く
まずは、Google Search Consoleを開きましょう!
すると、こちらの画面が表示されます。この中にある「検索パフォーマンス」の「レポートを開く」をクリックしてください。
「平均CTR」、「平均掲載順位」にもチェックを入れる
「検索パフォーマンス」をクリックすると、こちらの画面が表示されます。
青色と紫色のところに、合計クリック数と合計表示回数が表示されています。その右にある「平均CTR」と「平均掲載順位」にもチェックを入れましょう。
調べたい記事のURLと狙っているキーワードを追加
「平均CTR」と「平均掲載順位」にもチェックを入れたら、こちらの画面のようになります。
画面上部にある「+ 新規」をクリックして、調べたい記事のURLと狙っているキーワードを追加しましょう。
記事URLの入力・追加
記事URLは、「+ 新規」をクリックした後に表示される「ページ」の項目にて打ち込みます。
画像の中で「正確なURL」と表記されている箇所は、選択式となっており別の選択肢に変えることも可能です。
狙っているキーワードの入力・追加
狙っているキーワードは、「+ 新規」をクリックした後に表示される「検索キーワード」の項目にて打ち込みます。
画像の中で「次を含むクエリ」と表記されている箇所は、選択式となっており別の選択肢に変えることも可能です。
平均掲載順位や、平均CTRをチェック
調べたい記事のURLと狙っているキーワードを追加したら、この画面のように特定の記事のキーワードごとにクリック数・表示回数・CTR(クリック率)・掲載順位が表示されます。
その中で、狙っているキーワードがどのくらいのCTRで、どのくらいの掲載順位なのかを確認しておきましょう!
③その記事のリライト目的・内容を決める
リライトする記事の現状を把握したら、その記事のリライトの目的と内容を決めていきます。
とはいえ、何をもとにリライトの目的と内容を決めればいいかわかりませんよね。web+でも行っているリライト時の目安などを簡単に紹介します。
現状順位 | やること | リライト後目標数値 |
1位 | タイトルのリライト、誤字脱字の修正など | CTR40%以上 |
2~3位 | タイトル&スニペットのリライト | CTR20%以上 |
4~10位 | 内部リンクの挿入 | 1~3位 |
11~20位 | 見出し2(h2)を1つ追加 | 10位以上 |
このように、基本的には現状の順位を基準に考えて、リライトを行っていきます。
1~3位の記事は、CTRを高めるためにタイトルやスニペットのリライトを行っていき、目標数値にあるCTRを超えることを一旦の目標においています。
4~20位の記事は、順位を上げていかなければ読んでもらえません。ですから、CTRを気にするのではなく現状よりも順位を上げるために、主に情報を追記するリライトを行います。
この表に書かれている内容はあくまでも目安ですが、まずはこの通りに実施してみてください!リライトに慣れてきたら、徐々にあなた自身でアレンジを加えていってくださいね。
④目的・内容に基づいてリライトをする
リライトの目的と内容が決まったら、実際にリライトをしていきます。
CTRを上げることが目的であればタイトルやスニペットのリライトを、掲載順位を上げることが目的であれば情報を追記するリライトを、行いましょう。
目的に対してベストなリライトをしなければ、リライトの有効性を確かめることはできません。必ず目的とリライトの内容は一致させるようにしましょう!
情報の追記をする場合には、検索意図から外れた内容を追記しないように注意しましょう!読者が求めていない情報を追記したところで、検索エンジンからの評価を獲得できるとは限りません。
むしろ、悪影響を及ぼす可能性もありますから、読者の検索意図に沿った追記を行いましょう。
⑤1ヶ月後に順位やCTRをチェックする
リライトを実施したら、おおよそ更新日の1ヶ月後に当該記事の順位やCTRをチェックしましょう!
リライトを実施する段階で目的が定まっているはずなので、その目的に対してリライト実施後の数値がどのように変化していたかを確認してみてください。
新規で記事を公開した時と同様に、リライトの内容が検索エンジンに評価されるまでには多少の時間がかかります。すぐには反映されませんから、最低でも1ヶ月は期間を空けてから確認しましょう!
⑥目標数値に達していなかったら再度リライトをする
⑤の数値を確認した段階で、目標としていた数値に達していなかったら再度リライトをしましょう。一方で、目標数値に達していたら、その記事は当分リライトをする必要はありません!
検索順位は、日々変動しています。1度リライトをして目標を達成した場合でも、期間が空けば順位やクリック率は変動します。
場合によっては再びリライトをする必要が出てくるかもしれませんから、半年〜1年ほど期間を空けた上で順位やCTRをチェックしていきましょう。
例えば、11~20位の記事をリライトしたとしましょう。リライトから1ヶ月後に検索順位をチェックした際、まだ1ページ目にランクインしていなかったら、再びリライトを行いましょう。
当然ながら、順位が高ければ高いほど記事のアクセス数は増えていきますし、集客数も増えてくれば収益も大きくなっていく可能性があります。
とはいえ「1ヶ月経って目標に達していなかった」場合にすぐにリライトをするのか、もう少し様子を見るのかはあなたの判断です。
この章に書かれている内容はあくまでも目安ですが、まずはこの通りに実施してみてください!リライトに慣れてきたら、徐々にあなた自身でアレンジを加えていってみると、あなた自身のノウハウにできますよ。
記事のCTR(クリック率)を上げたい場合のリライト方法
ここまでの内容を踏まえることで、リライトの手順は理解できたでしょう!
ただ、手順を紹介していく中で「目的別のリライト方法」について詳しく解説できなかったので、ここからは「記事のCTR(クリック率)を上げたい場合」と「記事の検索順位を上げたい場合」とで、リライトの方法について紹介します。
まずは記事のCTRを上げたい場合のリライト方法です。
記事のクリック率というのは、検索結果ページ上で表示された回数のうち、何回クリックされたのかを割合で示した数値です。
例えば、こちらの画像の1番下にあるweb+の記事の、CTRを上げるとしましょう。さて、ここで考えてみて欲しいのは、「読者がクリックするかどうかを判断するのはどの要素なのか」です。
まずは「記事タイトル」であることは言わずもがな、ですね。もう1つは、本記事中でも何度か登場している「スニペット」です。
スニペットは記事タイトルの下に表示されている文章のことで、いわばその記事の説明文であると考えてください。この2つをリライトしていくことでCTRを高めていきます。
記事タイトルのリライト
当然ながら、記事のクリック率を高めるために1番重要な部分となるのが記事タイトルです。
検索結果ページ上では、おおよそ28~32文字ほどしかタイトルは表示されないので、すでに十分に考えた上でタイトルを決めたものと思います。ただ、リライトをする場合にはもう1度頭を捻って考えましょう!
リライトのポイントは「読者の検索意図に合っている言葉を使いつつ、インパクトがあるタイトルにする」ことです。
読者の検索意図に合っていることは大前提ですが、インパクトがあって印象に残るタイトルにすれば、読者を惹きつけることができるでしょう。
- 【】や『』などの記号を使う
- 「増える」を「爆増」としたり、「おすすめ」を「推奨」と書き換えたりする
- 「1ヶ月で〇〇%PV増!」のように、根拠のある数字を出す
上述した例のように、読者の目に止まってしまうような要素を追加したり、同じ意味合いでも強い印象がある言葉に書き換えたりして、読者にクリックしてもらえるタイトルになるよう工夫しましょう。
タイトルは28~32文字の制限の中で、「他の記事ではなくこの記事をクリックして!」とアピールするための部分です。
「これでいいや」という気持ちでタイトルを作るのではなく、「これがベストだ!」と思えるタイトルを作ることを意識していきましょう。
スニペットのリライト
スニペットは、いわば記事の説明文です。記事タイトルと比較すると文字サイズが小さいためあまり目立たないかもしれませんが、検索キーワードが太字になるという特徴があります。
こちらの画像は、「プロダクトローンチ」と調べた際のweb+の記事なのですが、「プロダクトローンチ」が太字になっていることが分かりますよね。
スニペット内に検索キーワードが複数あれば、該当箇所は全て太文字になり、それによって「あなたが求めている内容はここに書いてありますよ。」と読者に教えることができるんです。
だからと言って、狙っているキーワードばかりをスニペットに書けば良いというわけではありません。
また、スニペットは記事にどんなことが書いてあるのかを読者に知らせる役割があり、記事の概要を100文字ほどで端的に紹介する必要があるんです。この点に注意をしながらリライトしていきましょう!
特別な設定をしていなければ、記事の冒頭の文章(リード文)がスニペットに当たります。
記事の検索順位を上げたい場合のリライト方法
続いては記事の検索順位を上げたい場合のリライト方法です。検索順位を上げるために大事なことは、読者の検索意図を満たしている記事になっているかどうかです。
20位以上の記事は既にある程度検索エンジンからの評価を獲得している状態ですが、さらに上位を目指すためにはさらなる評価を獲得しなければなりません。
そのためにも、読者の検索意図に合う内容で、なおかつ記事には書いていない内容を追記していきましょう!再度検索意図の把握から入り、上位記事をリサーチして自分の記事の中に書き入れられる情報がないかを調べてみてください。
検索順位を上げたい場合には、情報の削除をするのではなく追記を行うのが基本と心得てください。
まとめ
記事のリライトを実際に行うにあたっては、事前の準備が大切です。闇雲にやれば良いというわけではないので、記事を選んで何を目的としてリライトをするのか決めなければなりません。
リライトはブログのアクセス数を伸ばしてくれる、有効な手段の1つです。とは言え、「リライトはやった方がいい!」と言っている人の多くは様々な検証を重ねた上で導き出した答えです。
その人たちと同じように、記事を選んで目的を持ってリライトをしなければ、リライトをやったとしてもあなたが同じように恩恵を受けられるとは限りません。
この記事で紹介してきた内容を実践すれば、難しいことはありません!今すぐリライトの記事選びから始めていきましょう!