自由な時間や場所で仕事ができるフリーランス。働き方に魅力を感じたり、所属していた会社の将来性に不安を感じていたりすることから、フリーランスになる人が増えてきています。
この記事をクリックしたあなたもきっと、フリーランスになりたいと思っているのではないでしょうか。
どのタイミングでフリーランスになれば良いのか分からず、今すぐに会社を辞めたいからと言って、すぐにフリーランスになるのは危険です!
この記事では、なぜすぐにフリーランスになってはいけないのか、フリーランスになるベストなタイミングはいつなのかを紹介するので、フリーランスになろうと考えている人は1度、最後までご覧ください。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/アップル-カレンダー-デスク-1867752/)
準備をせずにフリーランスになるのは危険!
業種にもよりますが基本的にフリーランスは仕事をする時間や場所を自由に決められます。一緒に仕事をする人をある程度自分で決めることも、できるので人間関係のいざこざが少ない点も特徴の1つです。
また、満員電車に乗らなくて済むので、フリーランスに魅力を感じている人も多いでしょう。
しかし、「フリーランスになりたい!」と思ってすぐに会社を辞めるのは危険です。
最悪の場合、仕事をもらえず生活ができなくなる可能性もあります。ですので、フリーランスになるタイミングを考えることが大切なのです。
フリーランスになるタイミングは?
フリーランスになるタイミングは、自分が生活するために必要な金額を稼げるようになった時がおすすめです。このタイミングでなれば、思ったより稼げず生活が困難になることもないでしょう。
生活をするために必要な金額は人それぞれですから、「20万円稼いでから!」という明確な基準はありません。周りに流されず、自分が必要な金額を確認してから目標額を決めると良いでしょう。
ただし、特定の1ヶ月だけ稼げたからすぐフリーランスになるのは危険です。フリーランスは会社員とは違い収入が不安定なので、1度稼げたからといって翌月も稼げるとは限りません。
最低でも3ヶ月連続で、生活をするために必要な金額を稼げている状態を作り、継続的に案件をくれる人を見つけてからフリーランスになるのがおすすめです。
当たり前ですが継続的に案件があった方が収入を安定させることができるので、フリーランスになった瞬間仕事がなくなるという事態を回避することができるでしょう。
フリーランスになる前に副業として活動するのがおすすめ
生活に必要な金額を稼げるようになるため、フリーランスになる前に副業として活動するようにしましょう。
独立後の生活費を確保するために、会社の給料を100万円貯めてからフリーランスになる人もいますが、副業をするのが断然おすすめです。
貯金をすることは大切ですが、稼ぐ能力がなければすぐに貯蓄は底をついてしまいます。ですので、副業をしながら稼ぐ能力を身につけた方が良いでしょう。
さらに、副業をするメリットは3つあります。次の章で詳しく説明していくので、読み進めてください。
フリーランスになる前に副業をするメリット
フリーランスになる前に副業をするメリットは実績・人脈ができること、スキルアップすることの3つです。
実績を作れる
副業として活動することによって、実績を作ることができます。
フリーランスは実力社会ですので、取引先にアピールできるようなスキルを持っていないと、仕事を受注することができないという点を頭に入れておきましょう。
実績があれば初めて取引する相手にも、自分のスキルを証明することができるので、仕事を受注しやすくなります。
実績がない最初のうちは取引先を見つけるのが難しいので、会社からの給料で生活費を賄える間に、実績を作っておいた方が良いでしょう。
人脈を作れる
副業として働くことによって、取引相手が増えてくると、人脈を作ることができます。
もしかしたら、「良い仕事をしてくれる人がいる」といった具合に、取引相手があなたを他の人に紹介してくれるかもしれません。
フリーランスは仕事を獲得する手段として、「人脈」が最も多いとのデータがあり、次いで「過去・現在の取引先」となっています。(参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 「フリーランス白書2020」)
ですので、ただ実績を作ったりスキルを身につけたりするだけではなく、人脈を作ることを1つの目的として副業をすることが大切です。
スキルアップする
副業として活動する場合、あなたが持っているスキルを繰り返し活用することでしょう。何度も経験を重ねていくうちに、あなたのスキルは磨かれていくので、スキルアップに繋がります。
また、クライアントによっては、あなたのスキルアップに役立つアドバイスをくれる可能性があります。いただいたアドバイスは、全てを吸収するつもりで今後の行動に活かしましょう。
様々な人のアドバイスを受けたり、意見を聞けたりするので、副業として活動をする場合には、特定の人とだけではなく多くの人と関わるようにしましょう。
スキルが高ければ高いほどフリーランスになったときに、仕事は受注しやすくなります。ですので、副業をしながらスキルアップをするのがおすすめです。
未経験ならスキルを会得することから始めよう!
いままでに紹介したものは、フリーランスになるためのスキルがすでにある状態を前提として説明していました。
もしスキルを持っていない未経験の分野でフリーランスになるなら、まずはスキルを会得することが大切です。
スキルがなく中途半端な仕事をする人に対して、再度仕事を振ってくれる取引先は基本的にありません。リピートしてくれないと常に仕事を探す羽目になります。
仕事を探すために営業をし続けるということは、収入が発生しない無駄な時間が増えるということです。その分、収入が減ってしまうので、再度仕事を振ってもらえるようにまずはスキルを身につけましょう。
スキルを会得するためにはどうすれば良いのか
スキルを身につける方法は、以下の3つです。
- ビジネススクールに通う
- セミナーに通う
- 独学で学ぶ
ビジネススクールに通う
仕事に必要なスキルを中心に教えてくれたり、疑問点があればすぐに聞けたりするので、最も効率よくスキルを身につけることができます。
最近ではオンラインスクールもあるので、会社に通いながらでもビジネススクールに通うことも可能です。
料金が高いところが多いですが、早くフリーランスになりたいのならビジネススクールが1番おすすめです。
セミナーに通う
セミナーでは、スキルの話や成功のノウハウを学ぶことができます。ビジネススクールよりも価格設定が低いため、参加するハードルは低いでしょう。
しかし、気軽に質問ができなかったり、自分のニーズにあったセミナーを探すのが大変だったりするので、注意が必要です。
ある程度1人で勉強ができる人にはおすすめですが、手取り足取り教えてもらいたいのならビジネススクールに通った方が良いでしょう。
独学で学ぶ
独学の場合は、書籍やインターネットから知識を学ぶ必要があります。
様々な書籍や媒体から学べばその分知識の幅は広がりますが、無意識のうちに興味のある分野の知識だけを得ようとしてしまい、知識が偏る可能性があるので注意が必要です。
また、分からない点があったときに聞くことができないので、他の学び方に比べてスキル取得までに時間が掛かる可能性が高いと言えます。
まとめ
フリーランスになるタイミングは、人それぞれです。法的に定められていたり、暗黙の了解として知られていたりする明確な基準はないので、自分のタイミングでフリーランスになる決断をしましょう。
いくら自由な形で仕事ができるとは言え、「仕事」ですので、生活をしていくだけの収入を得る必要があります。
これらの点を踏まえ、web+運営部は自分が生活できる金額を3ヶ月以上連続で稼げるようになったタイミングで、フリーランスになることをおすすめします。
さらに、継続して案件をくれる取引先が見つかっているとベストです。そうすれば、フリーランスになった途端、仕事がなくなり生活が苦しくなることもありません。
フリーランスになるまでは副業として活動を行い、実績や人脈を作ったり、スキルを磨いたりすると仕事の受注がしやすくなります。