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フリーランスとして独立する前に必ず済ませておきたい11の事前準備

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近年、フリーランスという働き方に注目が集まってきています。このサイトを見ているということは、あなたもそういった仕事に興味を持っていて、フリーランスとして独立することを目指していることと思います。

今回は、会社員からフリーランスとして独立する場合に、やっておくべき内容を中心に解説します。

フリーランスになった後に、「先にやっておけばよかった」と後悔したり、思わぬトラブルで余計な時間を取られないためにも、フリーランスになる前の準備は念入りにしておくことはとても重要です。

フリーランスとして独立する前に済ませておくべき手続き

フリーランスとして仕事をするに当たってやっておくべき事務手続きが数多くあります。

事務的な内容に関する具体的な手続きは

手続き一覧
  • 健康保険の切り替え
  • 年金の切り替え
  • 各種審査の必要なモノ
  • 開業届の提出

これらです。一つ一つ解説していきます。

健康保険の切り替え

会社員からフリーランスに移行する際には、健康保険の切り替えをするかどうかを決めなければなりません。

具体的には、国民健康保険への切り替えをするか、会社員時代の健康保険を任意継続するかを決めることになります。また、親族や配偶者が健康保険に加入している場合は、その被扶養者になることも可能です。

健康保険のもう一つの選択肢として、最近注目され始めている国民健康保険組合というフリーランスの人に適したものもあります。

健康保険に関してはかなり複雑でありながら、非常に大事な項目なので、フリーランスになる前に必ず検討しておきましょう。

年金の切り替え

健康保険と並んで、絶対に検討しておきたいもう1つの手続きが年金に関する手続きです。

会社員であれば厚生年金というものに加入していますが、フリーランスは国民年金に加入します。つまり、加入する年金の種類が異なるのです。

話が複雑なので当記事では詳しい内容は省きますが、一般的にフリーランスは会社員よりも年金の負担が大きくなると思っておきましょう。そこで検討するのが、国民年金基金です。

国民年金基金とは、国民年金に加えて任意で加入できる年金です。これを活用することで、節税や将来的な年金額を増やすなどのメリットを受けることが出来ます。

各種審査の必要なモノ

フリーランスは会社員に比べて、社会的信用が圧倒的に低くなります。そのため、クレジットカードなどの審査が必要なモノに関しては、必ず会社員のうちに済ませておくことが鉄則です。

特に、クレジットカードの審査やローンの審査、不動産の契約の予定がある場合は、フリーランスになってからでは申請が通りにくくなることを覚えておきましょう。

同じような理由で、独立をしてからは銀行などの融資を受けることも難しくなります。長期的なローンなどの計画は必ず独立前に立てておきましょう。

開業届の提出

フリーランスとして独立をする際にやっておきたいことに開業届の提出があります。こちらは必須ではないものの、確定申告や小規模企業共済への加入などの点からもやっておいた方が良い手続きです。

また、屋号を取得できることで、仕事用の銀行口座が開設できるようになったり、事業の信頼性が増すといった点も開業届を出すメリットです。

開業届の書式に関しては、国税庁のHPからPDFをダウンロードすることが出来ます。

青色申告の承認申請

会社員の場合は、会社の方で確定申告の手続きを行ってくれましたが、フリーランスの場合は自分で確定申告を行う必要があります。

確定申告には白色申告・青色申告(単式簿記)・青色申告(複式簿記)という3種類があり、形式によって控除額が異なります。一般的に、複雑な確定申告ほど控除額も多くなります。

こちらも開業届と同じく、国税庁のHPから書式をダウンロードすることが出来ます。

フリーランスとして独立する前に用意しておくべきモノ

ここからは、フリーランスとして仕事をするときに用意しておくと便利なモノについて解説します。税務関係の整理が楽になったり、仕事の幅を広げることにもつながるので、しっかり確認しておきましょう。

あると便利なモノ
  • 事業用の銀行口座
  • 事業用のメールアドレス
  • 各種の備品

以上3点はあると便利です。それでは次の章から、それぞれについて紹介をしていきます。

事業用の銀行口座

フリーランスとして仕事をしていく場合は、個人的な銀行口座と事業用の銀行口座を分けましょう。そうすることによって、事業による収支が明確になり、金銭面の管理や資金の流れを把握することが出来ます。

そのためには前述した開業届をしっかり提出して、屋号を取得しておくことが必要になります。

フリーランスとして仕事をするなら、自己管理は会社員時代以上に重要です。特に金銭面に関しては、常に現状を把握できるようにしておきましょう。

事業用のメールアドレス

個人で仕事をする上で、クライアントとのやり取りは欠かせません。そのためにも、事業専用のメールアドレスを作成しておきましょう。

その際、gmailやyahoomailといったフリーアドレスを使ってしまうと、信頼性が低くなってしまいかねません。出来れば、独自ドメインによるメールアドレスを取得しておくとよいでしょう。

各種の備品

フリーランスとして独立していくにあたって、様々な備品が必要になります。例えば、印鑑や名刺・仕事用のパソコンやスマホなどがこれに当たります。

上記に挙げた備品に限らず、仕事をしていく上で必要になりそうだと思うものは、今のうちに準備しておくことをオススメします。

フリーランスとして仕事を始めたばかりの忙しい時期に、これらの雑務に追われるのは得策ではありません。落ち着いて準備ができる独立前にある程度揃えておくことが望ましいでしょう。

フリーランスとして独立する前のマインドセット

上記では必要な書類の提出や用意しておくべきモノといった物理的な内容についてご紹介しました。最後に、フリーランスとして独立する前に持っておきたいマインドセット、心構えを頭に入れておきましょう。

独立前に持っておきたいマインドセット
  • フリーランスは自己責任
  • 安定するまでに時間がかかる
  • 自分は社長である

以上3点です。これらについて、次の章から紹介します。

フリーランスは自己責任

フリーランスは会社員と違って、自由に仕事をする権利があります。しかし、その反面どのような事態に陥ったとしても自分で何とかしなければなりません。

今までのように誰が守ってくれたり、助けてくれることはありません。時には仕事が無くなったり、トラブルに巻き込まれることもあるでしょう。

しかし、それでも自分で何とかするという覚悟が無いのであれば、フリーランスとして仕事をするのは難しいです。自己責任という言葉は常に頭の中に入れておきたいですね。

安定するまでに時間がかかる

フリーランスとして仕事を始めたとしても、いきなり会社員時代よりも収入が増え自由な時間が増えることはありません。

会社名に頼らず自分の力で仕事をしていく以上、実績を積む間はむしろ会社員時代よりも収入が減り、仕事量が増えることもあり得るのが現実です。

「フリーランスになる=すぐに理想の生活が送れるようになる」わけではないと覚えておきましょう。しかし、それでもコツコツと実績を積むことで、長期的にはより自分の理想のライフスタイルを送れるようになります。

自分は社長である

個人で仕事をするということは、あなたはあなたの事業の社長であるということを意味します。前述した自己責任という点でもそうですが、すべてはあなたの判断によって仕事の質や収入が決まります。

会社員だったら、上司に言われた仕事をこなしていれば収入が入ってきました。しかし、フリーランスとして仕事をするなら自分から積極的に行動する必要があります。

あなたは社長であるという認識を強く持つことで、より自己管理の能力を高めることにもつながります。自分という会社を生かすも殺すもあなた次第なのです。

まとめ

今回はフリーランスとして独立する前にやっておくべきこととして、大きく分けて3つの分類をしました。

独立前にやっておくべきこと
  1. 事務手続き
  2. 用意しておくべきモノ
  3. マインドセット

もちろん、初めてフリーランスとして仕事をする以上、どれだけ準備をしていても足りないものは出てくるでしょう。そういったものに関しては、その都度用意をしていけば問題ありません。

しかし、今回紹介した内容の中でも特に、手続きに関する準備だけは先に済ませておくべきです。フリーランスになったばかりの人にとって、このような手続きにはかなりの時間と労力を要します。

しかも、これらの手続きは先延ばしにすればするほど、面倒くさいという気持ちが強くなると同時に、税金を多く支払わなければならないといった現実的な損失を被ることになります。

今のうちから独立後の準備をすることで、いざフリーランスになった時に仕事だけに集中できる環境を作ることが出来るようになります。面倒なことほど先に済ませてしまうのが得策です。

ABOUT ME
伊津大輝(イヅダイキ)
活動歴4年のSEOライター。検索上位記事を多数執筆。自社が運営する2つのメディアの編集長として活動しつつ、web+に参加されたライターへSEOライティングの指導、添削などを行っています。実はSEOライティングよりもセールスコピーライティングが得意で、コピーライター歴は約6年。大学では心理学を専攻していました。