「ブログをやる場合は、Googleアナリティクスを使ってデータの分析をしましょう」という話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
確かに、ブログ記事を書いてアナリティクスで分析をし、工夫改善を経てよりブログのアクセスを伸ばす。すごく良いことを言っているように聞こえます。
ですが、ブログ初心者にとっては「Googleアナリティクスが敵になる」ということを教えてくれる人は誰もいません。
断言します。ブログ初心者はGoogleアナリティクスに手を出すと、高確率で挫折します。
この記事ではその原因と、アナリティクスを見始めるべきベストなタイミングを解説します。最速でブログで結果を出したい人は、必ずこの記事を読んで「間違い」を犯さないようにしてください。
ブログ初心者がアナリティクスを見てはいけない2つの理由
ブログを始めたばかりの人は、Googleアナリティクスを意識する必要はありません。
それどころか、アナリティクスを見ることはブログでの成功を阻害することになりかねないのです。その理由は以下の2つです。
- ブログのモチベーションが下がってしまうから
- アクセス数などの分析をしても意味がない
それぞれの理由について、もう少し詳しく解説していきます。
理由1:ブログのモチベーションが下がってしまうから
ブログ初心者がアナリティクスを見てはいけない一つ目の理由は「ブログのモチベーションが下がってしまうから」です。
ブログを始めたばかりの頃は、どうしてもアクセス数が伸びません。日によってはアクセス0の日があることも少なくないでしょう。
そんな時期に、アナリティクスを見続けてしまうとどうなるでしょうか?「記事を書いても全然アクセスが伸びない…」とだんだん嫌な気持ちになってきますよね。
その結果「このままブログを書いてても、成果が出ないのでは…?」と不安になり、ブログ自体へのモチベーションが下がってしまうのです。
理由2:アクセス数の分析をする意味がない
最初のうちはアナティクスを見てはいけないもう一つの理由は、そもそも「アクセス数の分析をしても意味がないから」です。
例えば、一日の平均が20PVのブログがあったとしましょう。それが例えば10%上下したところでそこにどんな意味があるでしょうか?
- 2021年4月1日:20PV
- 2021年4月2日:18PV
- 2021年4月3日:22PV
この程度の数字の場合、アクセス数が増えた減ったというのは「ブログの施策」ではなく、ただの偶然でしかありません。
でもこれが、20万PVのブログだったらどうなると思いますか?
- 2021年4月1日:20万PV
- 2021年4月2日:18万PV
- 2021年4月3日:22万PV
これくらいアクセス数が多くなると、たった10%が2万PVに相当します。
偶然で2万PVも増減することは少ないので、この場合1日に投稿した記事はあまりヒットせず、2日に投稿した記事はヒットしたということができますね。(書いた記事の反響が次の日の数字として現れると仮定。)
このように、元々のアクセス数が伸びてくると、アナリティクスの数字を見て、施策がよかったのかどうかをチェックすることができます。
つまり、アナリティクスを見てデータ分析をするのは、それなりの母数があって初めて意味があるのです。
ブログを始めたばかりで月間のPVが数百しかない場合は、データ分析よりもブログ記事を増やすといった「母数を増やすこと」を優先すべきでしょう。
アナリティクスを意識すべきタイミングは?
ここまでブログ初心者はアナリティクスを見るべきではないという話をしてきました。では、どのタイミングでアナリティクスをチェックし始めれば良いのでしょうか?
結論としては、以下の2つのタイミングでアナリティクスをチェックし始めるのがおすすめです。
- 記事を書き始めて半年たったタイミング
- 記事数が100に達したタイミング
記事を書き始めて半年たったタイミング
アナリティクスを意識し始めるべきタイミングは、記事を書き始めて半年たったときです。
一般的に、自分が書いた記事の検索順位が定まるのは、3〜6ヶ月後と言われています。つまり、記事を書いてから半年ほど経ってやっと、その記事の検索順位が明らかになるということです。
そのため、記事を書き始めてから半年経ったタイミングでアナリティクスを確認し、自分の記事が検索から読まれているかどうかをチェックするのが良いでしょう。
半年間記事を書き続けても、全くアクセスが伸びない場合は、ブログのジャンルや記事の書き方など、何かしらこれまでと違う施策をする必要があることが分かります。
記事数が100に達したタイミング
アナリティクスを確認するもう一つのタイミング。それが「記事数が100に達したとき」です。
さすがに100記事も書けば、それなりにアクセス数が集まってくるものです。そのため、100記事を書いた時点でアナリティクスを確認し、自分のブログの反響をチェックしてみましょう。
たとえば、100記事の中の特定の1記事が、ブログのアクセス数全体の80%程度を占めていることはよくあります。その場合、その記事を中心に内部リンクを貼るなどして、他の記事も見てもらう施策を取るのも良いでしょう。
逆に、100記事書いてもアクセス数がほとんど無い場合は、記事の質に問題があると推測できます。その場合は、ライティングやSEOの勉強をして記事の質を上げる施策を取るべきです。
重要:ブログ初心者でも、アナリティクスの設定だけはしておくべし
前述したように、ブログ初心者はアナリティクスを見るのではなく、地道に記事数を増やす方向に力を入れた方が早く成果が出ます。
ただし、ブログを立ち上げた段階で「アナリティクスの設定」だけはしておきましょう。
というのも、ブログを始めてから半年たったタイミングでアナリティクスを設定すると、それまでのアクセス数を確認することができないからです。
ブログ立ち上げと同時にアナリティクスを設定しておけば、ブログを始めてから半年間のアクセスの伸びを後からでもチェックすることができます。
まとめ:ブログ初心者はアナリティクスに手を出すな!
今回は、ブログ初心者がアナリティクスを見てはいけない理由について解説しました。要点をもう一度おさらいしておきましょう。
- アクセスの少ない現実を目の当たりにして、ブログのモチベーションが下がるから
- 最初のうちは、数字をチェックしてもそれを改善に繋げることができないから
※ただし、後から数値を確認できるようにするためにも、アナリティクスの設定だけはやっておくべし。
- 記事を書き始めて、半年たったタイミング
- ブログの記事数が100に達したタイミング
僕も初めてブログを立ち上げた時は、書いた記事の反応が気になって1日に何回も(ときには10回以上も)アナリティクスを眺めていたことがあります。
でも、いくらアナリティクスを眺めていても、ブログのアクセス自体が増えるわけではないんですよね。
一般的には、ブログをやる=同時並行でデータの分析もするべきという風潮がありますが、実はそれが逆にブログの成長の妨げになるということを、一人でも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。
ブロガーが一番注力すべきなのは、あくまでブログを書くことなのですから。