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記事執筆前のリサーチ7つのポイント【短時間で深いニーズを掴む】

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「ライティングにリサーチは欠かせない」という話は、あなたも何度も何度も聞いてきていることでしょう。

ですが「時間がかかる」「どこまでやればいいのか分からない」といった問題から、リサーチに苦手意識を持っている人も多いもの。

今回の記事では、リサーチの基本的なやり方に加えて、短時間で効率的にリサーチする方法や、リサーチの精度を高める方法などを、幅広い視点で解説しています。

この記事の内容に従えば、短時間で自信の持てるリサーチができるようになります。なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

前提:リサーチはどれだけ時間をかけても構わない

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「リサーチにすごく時間が取られる」と悩む人は多いですが、結論から言うとそれが普通なので、そこで悩む必要はありません。

むしろ、記事の質はリサーチで8割決まると言っても過言ではないので、リサーチに時間をかけるのはとても正しい判断です。

リサーチに時間をかければかけるほど、記事の執筆時に「何を書こう」と悩まなくなるので、スピーディーに執筆できるようになります。

なので、時間をかけてでもリサーチを丁寧に行った方が、総合的にみると、少ない執筆時間で記事が書けるのです。

リサーチをどこまでやればいいのか問題

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前述したように、リサーチに時間をかけるのは全く問題ありません。とはいえ、1記事のリサーチに何日もかけるわけにはいきませんよね。

そうなると次は「リサーチをどこまでやればいいのか」という問題が出てきます。

リサーチに終わりはないので、特に初心者のうちは「本当にこれでリサーチできたと言えるのだろうか?」という不安が残ります。

この問題の解決策としては「ここまでやればとりあえずはOK」というラインを自分で作ることです。

例えば、web+では以下の3つについてリサーチすれば、とりあえずOKとしています。

web+流リサーチ項目
  • 検索意図
  • 記事を読む前の読者の状態
  • 記事を読み終えた後の状態

実践例:この記事を書くにあたってのリサーチ

概要だけだとイメージが難しいので、実際に今あなたが読んでいるこの記事を書くにあたって、どのようなリサーチをしたのかをご紹介します。

結論から言うと、この記事のリサーチ結果は以下の通りです。ちなみにこの記事のキーワードは「リサーチ 方法」を想定しています。

検索意図
  • 記事を書くにあたって、どのようにリサーチをすればいいのかを知りたい
記事を読む前の読者の状態
  • リサーチにとても時間がかかってしまう
  • どこまでリサーチをすればいいのかがわからない
  • 効率的なリサーチの方法を知りたい
記事を読んだ後の読者の状態
  • 今までよりも短時間でリサーチができるようになる
  • 本当にこれで十分にリサーチできたのかな?という不安がなくなる

つまり、この記事を読むことで「読む前の状態」から「読んだ後の状態」まで読者を成長させることができれば、この記事の目的は達成ということ。

次からは、どのようなリサーチ方法を使って、上記のようなリサーチを行なったのかについて解説していきます。

リサーチ方法1:検索上位の記事を参考にする

検索意図などのリサーチをする最も基本的な方法は、検索上位の記事を参考にすることです。

たとえば「ライティング リサーチ 方法」で検索をして、一番上(検索順位1位)の記事のリード文には、以下のような内容が書かれています。

コンテンツマーケティングに欠かせないのが、Webライティングの手法です。

ただ、「Webライティングのリサーチ方法がイマイチわからない」「リサーチに時間がかかってしまい、フローが回らない」そういった方も多いのではないでしょうか?

引用:https://more-field.co.jp/web/web-writing-research/

このことから、この記事を読む読者は「リサーチのやり方」や「時間がかかること」に悩みを抱えていることが分かります。

この時点で、この記事の内容は「時間のかからないリサーチのやり方の紹介」をすればいいという道筋が立つわけです。

ただし、一つの記事だけだと検索意図がずれていたり、不明瞭だったりするので、できれば上位10個の記事に目を通すようにしてください。

リサーチ方法2:読者から直接話を聞く

実は筆者は、ライティングの添削や指導なども行っているのですが、その際に相手から「リサーチに時間がかかって困っている」という相談を受けたことがあります。

このように記事のターゲットに近い人から意見を聞くことも、素晴らしいリサーチ手段と言えるでしょう。

直接意見を聞くことができない場合でも、TwitterのつぶやきやYahoo!知恵袋など「読者の声」を拾う手段はいくつも考えられます。

自分が推測した検索意図と、実際に読者が抱えている検索意図は、意外とズレることも多いです。自分の頭だけではなく、読者に悩みを聞いてみると、意外なヒントが見つかることもありますよ。

リサーチ3:サジェストワード、関連ワードを調べる

Googleなどの検索エンジンは、サジェストワード・関連ワードといった機能が備わっています。

サジェストワード

サジェストワードとは、検索窓にキーワードを打ち込んだ時にでてくる候補キーワードのことです。

そのキーワードを含むよく検索されているキーワードが表示されます。

「記事 書き方」のサジェストキーワード
関連ワード

関連ワードは、検索ページの下部に表示される一連のキーワードのことを指します。

サジェストワードとの違いは、必ずしも検索したキーワードが含まれるとは限らないということです。

「ライティング リサーチ 方法」の関連ワード

このサジェストワード・関連ワードにも目を通しておくと、読者がどんな検索意図を持っているのかを探るヒントになりますよ。

記事の内容に関係するリサーチも併せて行う

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ここまでは、検索意図や読者の状況といった「読者に対してのリサーチ」の話をしてきました。一方で記事の内容に関係するリサーチというものも、併せて行う必要があります。

たとえば「株式会社A」についての記事を書く場合、その会社の設立年月日や社長の名前などを紹介する必要があるでしょう。

とはいえ、よほど自分に近しい会社でもない限り、このような情報を覚えていることはありません。つまり、記事を書くための情報もリサーチする必要があるのです。

記事に間違った情報を載せることは許されません。前述の株式会社Aについての記事であれば、その会社の公式HPから情報を探すなど、なるべく「一次情報」を探す意識が大切になります。

リサーチを効率化する方法1:自分の得意ジャンルを執筆する

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ここからは、リサーチを短時間で効率的に終わらせる方法を2つ紹介します。まず紹介するのは「自分の得意ジャンル」を執筆することです。

前述したように、記事を書く際に知らない情報をリサーチする必要があります。ですが、元からそのジャンルの知識を持っていれば、リサーチする時間も少なくて済みますよね。

あなたが今読んでいる記事も、多少のリサーチはしているものの、普段自分がやっている作業工程を思い返して言語化しているだけです。

逆に「記事を書く際のリサーチ方法」について、知識がない状態で記事を書かなければいけないとしたら、いったいどれだけの時間をリサーチに費やす必要があるでしょうか?

基本的に、自分が知識を持っているジャンルであればあるほど、リサーチをする必要がなくなる分、早くリサーチを終えることができます。

なので、自分の得意なジャンルを明確にして、そのジャンルのライティングをメインにしていくと、時間の短縮につながりますよ。

リサーチを効率化する方法2:リサーチ内容をメモにまとめる

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続いて紹介するリサーチの効率化は「リサーチ内容をメモにまとめる」です。

たとえば、あなたが今「投資 おすすめ」という記事を書いたとしましょう。仮にそこで「投資を始めたばかりの人は投資信託から始めるのがおすすめ」というリサーチ結果を得たとします。

そのリサーチ結果をメモに残しておけば、次に「初心者 投資」という記事を書く時に、そのリサーチメモを有効活用できますよね。

このように、リサーチ内容をメモに残しておくことで、次に似たようなキーワードの記事を書く際の時間短縮につながります。

リサーチの精度を高める方法1:「なぜ?」を繰り返す

リサーチの時間短縮は大事ですが、リサーチが雑になってしまっては意味がありません。そこでここからは、リサーチの精度を高める方法を2つご紹介します。

まず一つ目が「『なぜ?』を繰り返す」です。例として「ダイエット 短期間」というキーワードの検索意図を考えてみましょう。

もちろん、この記事の検索意図は「短期間に痩せたい」ですね。ただ、これはかなり表面的です。彼女は「なぜ短期間に痩せたい」と思っているのでしょうか?

夏が間近に迫ってきて、肌を見せる機会が多くなるので、その前に痩せたいと考えているのかもしれません。彼氏から「最近太った?」と言われて、早く痩せないと嫌われるかもと焦っているのかもしれません。

このように、同じキーワードでも検索意図に対して「なぜ?」を繰り返すことで、読者が抱える『より深い欲求』が見えるようになります。

より深い欲求に訴えかけた方が、より文章の説得力が強くなるのは言うまでもありません。一言で検索意図といっても「深い検索意図」を追求しましょう。

リサーチの精度を高める方法2:別の角度からのリサーチも行う

ライティング初心者がリサーチ時によくやる間違いが「キーワードにこだわりすぎる」ことです。例として「彼女 作り方」というキーワードを考えます。

リサーチの基本は検索上位の記事のチェックです。そこで多くの人は「彼女 作り方」と検索をかけるでしょう。それ自体は間違いではありませんが、それしかやらないのはリサーチ不足です。

優秀なライターであれば、そこから派生するキーワード。たとえば「女性 出会い方」「マッチングアプリ おすすめ」といったキーワードでもリサーチをかけます。

このように、キーワードにこだわらずに別の角度(キーワード)からのリサーチも行うことで、より多角的に読者の検索意図や記事に入れるべき内容を把握することができるのです。

まとめ

今回は、ライティングに欠かせないリサーチを効率的に行う方法についてご紹介してきました。少し話が長くなったので要点をまとめます。

リサーチの基本的な手法
  1. 検索上位の記事を参考にする
  2. 読者から直接話を聞く
  3. サジェストワード、関連ワードを調べる
リサーチを効率化する方法
  • 自分の得意ジャンルを執筆する
  • リサーチ内容をメモにまとめる
  • 「なぜ?」を繰り返す
  • 別の角度からのリサーチも行う

おそらく、リサーチの基本的な方法は、人によって大きく変わることはないでしょう。

ですが、効率化や精度を上げる方法について、ここまで考えてリサーチを行っている人は少ないです。

ぜひこの記事のに内容を参考にして、短時間で精度の高いリサーチを実践していきましょう。

ABOUT ME
伊津大輝(イヅダイキ)
活動歴4年のSEOライター。検索上位記事を多数執筆。自社が運営する2つのメディアの編集長として活動しつつ、web+に参加されたライターへSEOライティングの指導、添削などを行っています。実はSEOライティングよりもセールスコピーライティングが得意で、コピーライター歴は約6年。大学では心理学を専攻していました。