参照・参考・引用・転載・出典のそれぞれの言葉の意味を解説します。

この記事では、「参照」「参考」「引用」「転載」「出典」について解説していきます。これらの項目・内容は、覚えていないと、最悪の場合著作権侵害であるとして違法になるケースがあります。

例えば副業のためにブログを始めた人や、著作権の知識がない人は注意が必要です。「まぁいいか!」「バレないでしょ!」と軽い気持ちでいると、いつか痛い目を見ることになるかもしれません。

自分自身の身を守るためにも非常に大切な内容ですので、必ず最後まで目を通してください。

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参照とは?

他のものと照らし合わせてみること。 「第一章を-せよ」 「 -項目」

引用:https://www.weblio.jp/content/%E5%8F%82%E7%85%A7

「参照」という言葉には、「他のものと照らし合わせてみること」という意味があります。

他の”もの”というのは文書や資料を指しており、照らし合わせることができる「目に見える」文書や資料を用いた場合に「参照」という言葉を使うのです。

例えば、本やインターネット上に存在する資料など、目に見えて照らし合わせることができる場合には「参照」を用います。

例文を見ながら紹介していくことにしますね。まずは以下の2つの文章をご覧ください。

  • web+の〇〇という記事を参照した。
  • 会社の上司の話を参照した。

例えば上述している2つの文章があった場合、どちらか正しいかわかりますか?判断基準は「目に見えるもの」に対して「参照」という言葉を使うんですよ。

もうわかりましたよね。この2つの文章で正しいのは前者の「web+の〇〇という記事を参照した。」となります。「web+」という媒体に掲載されている記事は「目に見えるもの」ですので、参照という言葉を用います。

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参考とは?

前章にて紹介した「参照」という言葉とよく似ており、なかなか区別しづらいのが「参考」です。では「参考」にはどんな意味があるのでしょうか?

① 考えをまとめたり、物事を決める際に、手がかりや助けとすること。また、その材料。 「前例を-にする」

引用:https://www.weblio.jp/content/%E5%8F%82%E8%80%83

「参考」という言葉は、「目に見えるもの」から「目に見えないもの」まで、全てを対象としています。

要は、目に見える本やインターネット上に存在する資料だけではなく、目に見えない人の意見なども、全て「参考」となるということですね。

「参考」という言葉は、「参照」に比べてカバーできる範囲が広いと覚えておきましょう。前章の繰り返しにはなりますが、「参照」は「目に見えるもの」でなければいけません。

もし「参考」と「参照」の使い方に困った際には、カバーできる範囲の広い「参考」を使用しましょう。

引用とは?

続いて「引用」について紹介していきますね。「引用」という言葉には、以下の意味があります。

① 古人の言や他人の文章、また他人の説や事例などを自分の文章の中に引いて説明に用いること。 「古典の例を-する」

引用:https://www.weblio.jp/content/%E5%BC%95%E7%94%A8

この記事の中でも度々登場していますが、「引用」は他人の文章や事例などを自分の文章の中に引いて紹介することを指しています。

特に「引用」を用いる際に注意して欲しいのは、以下の3点です。

  1. “絶対に”文章を改変しないこと
  2. 引用部分が多くなりすぎないこと
  3. 引用部分と自分の書いた文章との違いがはっきりとわかること

さらに詳しく紹介していきます。

“絶対に”文章を改変しないこと

「引用」を利用して自分自身のコンテンツなどに文章を掲載する場合には、”絶対に文章の内容を改変してはいけません。引用してくる文書や資料に書いてある文言を、そのまま掲載します。一字一句改変してはいけません。

目的があって文章を改変する場合には、「参考」あるいは「参照」を用いて、自分の言葉でまとめましょう。

引用部分が多くなりすぎないこと

「引用」を利用する場合には、引用した部分の割合が、記事やコンテンツを通じて多くなりすぎないように注意しましょう。

例えば1つの記事の文章の割合を100%とするならば、引用は全体の30%以下に抑えましょう。引用部分が多くなりすぎると「転載」と見なされる場合があります。

後ほど紹介しますが、「転載」は基本的に無断で行うことはできません。

なお、引用部分と自分自身が書いた文章とを、「主従」という言葉で表す場合もありますが、基本的には自分自身が書いた文章が「主」となり、引用部分が「従」となるようにしましょう。

引用部分と自分の書いた文章との違いがはっきりとわかること

「引用」を利用する場合には、引用部分と自分自身の書いた文章との違いがはっきりとわかるように区別をする必要があります。

例えばWordPress等を利用していれば「引用」の際に利用する四角い枠を利用すれば十分です。(この記事で引用している箇所は、WordPressにもともと内蔵されている機能を利用しています。)

引用部分と、自分自身の書いた文章との違いがはっきりとわからない場合や、「引用:〇〇」などの記載がない場合には著作権法違反になる可能性がありますので、注意しましょう。

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転載とは?

続いて、「転載」という言葉の意味についても見ていきましょう。

すでに刊行された書物・新聞などの記事や写真を、他の出版物にそのまま載せること。 「 -を禁ずる」 「月報から-した」

引用:https://www.weblio.jp/content/%E8%BB%A2%E8%BC%89

簡単に言うと、「引用」よりも自分自身が書いた文章の割合が少ない場合のことを指すのが「転載」です。

「主従」と言う言葉を用いて、「転載」と「引用」について紹介していきますね。

  • 転載:「主」→引用する文章、「従」→自分自身の書いた文章
  • 引用:「主」→自分自身の書いた文章、「従」→引用する文章

「転載」を用いる場合には、「主従」が引用とは逆となり、引用する文章の方が多くなると覚えておきましょう。

引用とは異なり、転載をするには、その著作権者の許諾が必要であり、「好きな作品だから」、「みんなに紹介したいから」という目的でも、無断で転載することはできません(複製権の侵害となります。正規品の販売元や著作者本人のホームページ等を紹介(リンク)するにとどめましょう)。

引用:https://www.biz-shikaku.com/mincho/column/227

また、「転載」を用いる場合には、基本的に著作権者の許可・許諾が必要となります。「無断転載禁止」と言う表記がなされている場合もありますが、「無断転載禁止」と書かれていないケースもあります。

ですが、「転載」をする場合には、著作権者の許可・許諾が必要であると覚えておきましょう。許可・許諾なく「転載」をしてはいけません。

なお、「転載」を行う場合であっても、「引用」のルールと同じように文章を改変してはいけませんし、「転載」をしている文章と自分自身の書いた文章の違いをはっきりとしておかなければなりません。

出典とは?

最後に「出典」と言う言葉について紹介していきます。

故事成語あるいは引用した語句などの出所である書物。典拠。 「用例の-を明らかにする」

引用:https://www.weblio.jp/content/%E5%87%BA%E5%85%B8

出典と言うのは、参考や引用として利用した文書や資料、写真のことを指しています。ですので、例えば上述している引用部分を例に紹介すると、URLの部分が「出典」に当たります。

今回の場合であれば「weblio」と言うインターネット上の辞書から引用をしていますが、「weblioから引用している」とわかるようにするために、出典=出どころを記載しています。

基本的に「参考」「参照」「引用」「転載」を利用する場合には、出典=出どころを記載することが必須と言えますので、頭の中に留めておきましょう。

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表記の仕方

ここまで紹介してきた「参考」「参照」「引用」「転載」は、必ず明記しなければなりません。どのように表記をすればいいのか簡単に紹介しましょう。

基本的には「〇〇の△△を参照した」や、「引用:https://~~~~」のように、「参照」「引用」したことを明記した上で、出どころとなる「出典」を記載しましょう。

まとめ

今や、インターネット上には誰でも自分のコンテンツや自分の言葉を発信することができるようになりました。

非常に便利になったとは言えますが、著作権に関するルールを守らずに何気なく他の人の文章やコンテンツをコピーしたり自身のコンテンツ上で発信していると、知らぬ間に法を犯してしまう可能性があります。

「知らなかった」では済まされないのが法律です。自分自身が活動している範囲で必要となってくる法律は、必ず頭に入れておきましょう。

今回紹介してきた「参照」「参考」「引用」「転載」のルールは、Web上で活動している人ならば必ず覚えておきたい内容です。「出典」の記載も忘れずに行い、法を犯さないための対策をしていきましょう。