インフルエンサーと呼ばれる人たちが増えてきました。今では企業が自社のプロモーションのために一般人であるインフルエンサーを起用しています。
ネットが普及したことによって生まれたインフルエンサー。その基準はどのように決められているのでしょうか。
今回は、インフルエンサーの基準やフSNS上のフォロワー数について解説します。
インフルエンサーとは「ある業界である程度の影響力を持つ人」
インフルエンサーはただ「影響力がある」だったり「SNSのフォロワーが多い」というわけではなく、厳密には『特定の業界』で影響力を持っている人というのが正しい意味合いです。
例えば、IT業界であればホリエモンの愛称で呼ばれている「堀江貴文」氏は言わずもがなのインフルエンサーです。
しかし、他の業界では、IT業界ほどのそこまでの影響力や発言力は持っていないでしょう。
このように『自身の活動の業界範囲で影響力を持っている人』がその業界のインフルエンサーと呼ばれるようになるのです。
インフルエンサーは影響力によって細分化されている
インフルエンサーと呼ばれる人も多くなり、それによりそれぞれ業界によって細分化され、自身のポジショニングをする人達が増えてきました。
例えば、YouTuberとして活躍されている「HIKAKIN」氏はYouTuberの中でも「商品紹介系YouTuber」とカテゴリー分けされています。
また、同じくYouTuberで活躍されている「キヨ」氏は「ゲーム実況系」と呼ばれています。
つまり、1つの業界の中でもいくつも細分化することができ、その中で競合が少ない分野で影響力を持つインフルエンサーがいるという事です。
フォロワーの多い人がインフルエンサー…というわけではない
インフルエンサーと呼ばれるか否かの基準として『フォロワー』というものがあります。
しかし、影響力という言葉を国語辞典で引いてみると以下のような意味が出てきます。
影響力…他に働きかけ、考えや動きを変えさせるような力
つまり影響力があるという判断は、ただ「見られている」「フォロワーが多い」というのでは成立せず、『いかに閲覧した人が考えや動きを変えるのか』ということで判断されているのです。
フォロワーはあくまで目安
しかし、フォロワーが多くいた方が良いことに変わりはありません。より多くの人から自身の投稿が閲覧される可能性が大きいほど影響を与えやすくなります。
Twitterでは基本的に以下の画像のような名称がそれぞれ付けられているようです。
一般的にフォロワー数が多くなるに連れてインフルエンサーの人数は減っていきます。
YouTubeでチャンネルの総登録者が日本一の「HIKAKIN」氏や日本の内閣総理大臣を務める「安倍晋三」氏などがトップインフルエンサーに属しています。
インフルエンサーになりたいならば、まずフォロワー数
「フォロワー数だけが影響力ではない」という説明は前項でしてきました。
しかし、インフルエンサーになりたいと思うのであれば、まず取り掛かるべきは『フォロワーを集める』ということでしょう。
フォロワーはあくまでも「そのアカウントの投稿を閲覧したい!」と思った人のことです。つまり、自身のアカウントに興味を持ってもらわなければフォロワーは増えません。
フォロワーを集めたいのであれば、自身がフォローされたいと思う人がどのような投稿に対して反応するのかを調査し、実行しなければなりません。
ただのフォロワーからファンへ成長させるためには
実際にフォロワーが集まった後は「ただのフォロワー」から『あなたのファン』にまで成長させ、あなたの発言で影響を受けるようにします。(もちろん、洗脳などではありません。)
フォロワーからしてもあなたはいくつもフォローしているアカウントの中の1つでしかありません。
そこからファンに成長させるためには、フォロワーとコミュニケーションを取ることが重要です。
利用するSNS内でコメントを返したり、反応してくれたフォロワーに対して何かしらのお返しをするとフォロワーもあなたのことを『フォローしているアカウントの中でも特別なアカウント』と認識してくれます。
注目を集めるマイクロインフルエンサーとは
察しの通り、100万人フォロワーは有名人やTVなどで活躍する芸能人がほとんどです。
近頃は1,000~1万人程度のフォロワー数をかかえ、自身のスモールビジネスに生かしている人もいます。もちろん、一般人で1万人のフォロワーを集めることができる人は中々いません。
中には自身が持っている知識やノウハウをSNS内で投稿し、それに興味のあるアカウントを集め、低価格でコンサルティングなどを行うというビジネスをする人もいます。
フォロワーを集めることで無料でPR出来る
また、SNS内で1万人のフォロワーに対して投稿が出来るという事は『無料で1万インプレッションが見込める広告を打つことができる』という事です。
現在では、ベンチャー企業の社長や作家、音楽アーティストなどもTwitter運用に励み、フォロワーを集め、SNS内で広告に代わる投稿をしています。
現代社会ではTVの視聴率も年々低下しているので、SNS内での告知の閲覧率の方が高水準を見込めるようです。
自身の商品を持っている人であれば、このようなSNSの利用の仕方も良いかもしれませんね。
友人からオススメされる感覚で購入する
インフルエンサーマーケティングというものが注目を受けた理由として以下のことを挙げられます。
- 企業が自社の商品を好評するのは当たり前だが、一般人がオススメしているとついつい気になってしまう。
- 好きな芸能人が私服で身に着けているものに興味が湧く感覚と似てる。
自社広告ではなく、より身近に感じることができるインフルエンサーからのオススメの方がより広告としての効果があるようです。
インフルエンサーにとってフォロワーは『お客さん』ではない
今回は、「インフルエンサーとフォロワー数の関係」について解説しました。
ただフォロワーを集めればインフルエンサーと呼ばれるわけではなく、自身の投稿がより多くの人に影響を与えることができる人をインフルエンサーと呼びます。
しかしそのせいで、フォロワーやファンはインフルエンサーの言葉を鵜呑みにしがちです。良い情報や悪い情報もしっかり精査した後に投稿しなければ多くの人が間違った判断をしてしまいます。
もしあなたがインフルエンサーになりたいとお考えなのであれば、ぜひ正しい情報を伝えて頂ければと思います。