「Webライターとして記事執筆しているが、タイピングが遅くて収入を上げられない」と悩んでいませんか?
誰でも簡単に稼げると聞いてWebライターを始めたものの、記事執筆に思ったよりも時間がかかり、時給換算するとアルバイト以下だった方がほとんどなのが現状です。
そこで今回は、タイピング速度を上げる必要性について解説しながら、執筆文字数の増やし方を紹介します。
この記事を読むことで、Webライターとしての時給単価が上がり、今までより収入を上げられます。ぜひ最後までご覧ください。
Webライターの記事執筆にタイピング速度は必要?
Webライターとして稼ぐ上で、タイピング速度は重要な要素の一つです。
Webライターの報酬は文字単価や記事単価で決まるため、タイピング速度を上げて1記事あたりの執筆時間が短くなると、必然的に時給単価が上がります。
たとえば文字単価2円・1記事5,000文字の案件を受注した場合、1時間で書ける文字数の違いにより、Webライターの時給に差が出てきます。
タイピング速度 | 1記事あたりの報酬 | 1記事あたり執筆時間 | 時給換算 |
500文字/1時間 | 10,000円 | 10時間 | 1,000円 |
1,000文字/1時間 | 10,000円 | 5時間 | 2,000円 |
上表のようにタイピング速度が2倍になったとすると、1記事あたりの執筆時間が半分になり、Webライターとしての時給が2倍に跳ね上がります。
時給を上げて執筆記事数を増やせば、その分収入も上げられるため、Webライターにとってタイピングの上達は非常に重要なのです。
Webライターがタイピングを上達させるコツ
Webライターがタイピングを上達させるには、ブラインドタッチを習得するのが一番の近道です。
ブラインドタッチとは、キーボードを一切見ずに文字入力する方法です。
キーを押す瞬間を目で確認せず、指の感覚だけでタイピングするので一見難しそうですが、コツを掴めば誰でも身につけられます。
筆者も昔は苦手でしたが、下記の3つのコツを意識したおかげでブラインドタッチが習得できました。
- 指を置く場所・動かし方を覚える
- キーボードを見ない意識をする
- 毎日タイピングをする
指を置く場所と動かし方を覚える
ブラインドタッチを習得するには、まず指を置く場所と動かし方を覚えなければなりません。
そもそもパソコンの文字入力では「ホームポジション」と呼ばれる指の初期配置が存在します。両手指のそれぞれのホームポジションは、下表のとおりです。
右手 | 左手 | |
人差し指 | J | F |
中指 | K | D |
薬指 | L | S |
小指 | ; | A |
親指 | スペースキー | スペースキー |
上表のホームポジションを覚えてタイピングすると、文字入力の途中でも同じ位置に指が戻るようになるため、意識せずともブランドタッチが習得できます。
ちなみに指の動かし方を練習するには、進研ゼミで有名なベネッセが提供している「マナビジョン|無料タイピング教材」を利用すると良いです。
無料でタイピングの基礎を学べるため、ホームポジションがまだ身についていない方におすすめの教材です。
キーボードを見ない意識をする
ブラインドタッチを習得するには、普段からキーボードを見ない意識をすることです。
キーボードを見るクセが付いてしまうと、指の感触でキーの位置を覚えられず、いつまで経ってもブラインドタッチが習得できません。
またキーボードを見ながらタイピングすると、目線の移動によって時間のロスが発生し、どうしても文字入力が遅くなってしまいます。
初心者のうちはどれだけ間違えても良いので、文字入力の際は手元を見ないよう意識しましょう。
毎日タイピングをする
ブラインドタッチを習得するには、毎日タイピングすることが大切です。
執筆速度を上げるための勉強も確かに大切ですが、ブラインドタッチの場合は、とにかく指を動かさないと身につきません。
たとえば野球が上手くなりたい場合、書籍で理論をいくら勉強しても、バッティングやピッチングを毎日練習しないと上達しないのと一緒です。
したがってブラインドタッチを習得するには、記事を執筆しながら毎日タイピングする必要があるのです。
ちなみにブラインドタッチの練習には、良記事を写経したり、タイピング練習ツールを活用したりするのが良いでしょう。
Webライター必見!タイピング練習ができるツール
ブランドタッチが習得できるおすすめのタイピング練習ツールは、下記の2つです。どちらもネット環境があれば無料で利用できるので、記事執筆の合間に練習すると良いでしょう。
タイピング練習ツール①寿司打
寿司打はゲーム感覚でブラインドタッチが習得できるタイピング練習ツールです。
食べ放題の回転寿司をモチーフにしており、画面中央に表示される単語をタイピングしながら、流されていく寿司をひたすら食べる設定になっています。
制限時間内にどれだけの寿司を食べられたのか、食べた寿司の数によって合計金額が算出され、タイピングできた単語が多ければ多いほど得をするシステムです。
BGMや効果音、アニメーションが工夫されている寿司打は中毒性が高く、楽しみながらブラインドタッチが習得できるでしょう。
タイピング練習ツール②e-typing
e-typing(イータイピング)は、自分のタイピングレベルが計測できるタイピング練習ツールです
登録会員数が100万人以上(2020年5月時点)と、タイピング練習ツールとしては国内最多の登録数を誇っています。
企業の採用試験や派遣登録の適性テストなどで利用されており、タイピングスキルをチェックするツールとして、ビジネスの場面での認知度が高いです。
ちなみにスコアが200を超えると、一般的なオフィスワークで困らないレベルとされています。初心者の方はまずそこを目指して、ブラインドタッチを習得しましょう。
Webライターが1日に書く文字数は?
ブラインドタッチができるようになったとして、はたしてプロのWebライターは1日に何文字書けるのでしょうか?
一般的な文字入力の目安は1時間2,000文字と言われており、1日8時間稼働したとすると、単純計算で1日約16,000文字となります。
しかしこの文字数は現実的ではなく、実際の記事作成はリサーチ作業に時間を費やすことになるため、本文の執筆自体に費やせる時間は8時間よりも少なくなります。
本文以外の作業も考慮すると、専業Webライターが1日で書ける文字数は、7,000〜10,000文字が妥当です。
執筆文字数を増やすコツ
タイピングがある程度早くなった上で、Webライターがさらに執筆文字数を増やすには、下記のコツを意識すると良いです。
- まとまった文字数の案件を受注する
- 文字数のハードルを徐々に高くする
- 各ジャンルの知識を蓄積する
- ショートカットキーを使いこなす
まとまった文字数の案件を受注する
Webライターが執筆文字数を増やすには、必ずまとまった文字数の案件を受注しましょう。
指定文字数の少ない案件を数多く請け負うと、1件ごとのリサーチ時間が増え、肝心の本文執筆に時間が割けられなくなります。
たとえば1,000文字の記事を3本受注すると、3記事分のリサーチ業務が発生しますが、3,000文字の記事を1本受注すれば1記事分のリサーチ業務で済むのです。
記事数が少なくても、文字数の多い案件を受けたほうが効率よく執筆でき、結果的に収入が上がります。ですのでWebライターが仕事を請け負う際は、必ずまとまった文字数の案件を選びましょう
文字数のハードルを徐々に高くする
Webライターが執筆文字数を増やすには、文字数のハードルを徐々に高くしましょう
初めから焦って高い目標を設定してしまうと、目標達成できなかったときの精神的ダメージに耐えられず、途中でWebライターを挫折する危険性があります。
まずは始めたばかりでも達成感が感じられるよう、執筆文字数のハードルを低く設定し、経験を積むにつれて目標値を上げるのが良いです。
たとえばブライドタッチを覚えたての初心者でしたら、1日500文字や1,000文字ほどの低いハードルを設定し、先に成功体験が得られるよう工夫しましょう。
各ジャンルの知識を蓄積する
Webライターが執筆文字数を増やすには、各ジャンルの知識を蓄積しましょう。
早く執筆記事数を増やしたい気持ちは理解できますが、まずはリサーチの際の勉强に妥協せず、知識を深堀りするのが最優先です。
執筆するジャンルに関する前提知識が増えると、リサーチの時間が短くなるだけでなく、考えた内容を文章化するスピードが早くなります。
結果的に本文の執筆に費やせる時間が増えるため、1日の執筆文字数が増えるのです。
ショートカットキーを使いこなす
Webライターが執筆文字数を増やすには、ショートカットキーを使いこなしましょう
ショートカットキーとは、文章のコピーやペーストなどの操作を、マウスを使わずに完結させられるキーの組み合わせのことです。
ショートカットキーを覚えると、ホームポジションを保ったまま様々なパソコン操作が可能になり、マウスに手を移動させる作業ロスが格段に減らせます。
記事執筆の時間短縮に繋がるため、執筆文字数が多いWebライターは誰もがショートカットキーを活用しています。
記事執筆に役立つショートカットキーを紹介!
Webライターの記事執筆に役立つショートカットキーは、下記のとおりです。
windows | mac | |
コピー | Ctrl + C | command + C |
ペースト | Ctrl + V | command + V |
切り取り | Ctrl + X | command + X |
太字 | Ctrl + B | command + B |
すべてを選択 | Ctrl + A | command + A |
前に戻る | Ctrl + Z | command + Z |
新規画面を開く | Ctrl + N | command + N |
新規タブを開く | Ctrl + T | command + T |
一見すると覚えなければならないキーが多く、初めはマウス操作の方が効率良いと感じるでしょう。
しかし上記のショートカットキーを一旦覚えてしまえば、マウス操作しながら執筆するよりも断然速く記事が仕上がります。
ブラインドタッチとあわせて習得することで、執筆できる記事数が増え、今よりも収入を上げられる可能性が高くなります。
記事執筆するなら音声入力もアリ
ショートカットキーを覚えて長時間タイピングしていると、手が疲れて執筆スピードが落ちる場面に遭遇します。
そのような場合は、音声入力を用いるのも1つの手段です。特にGoogleドキュメントの音声入力は優秀で、高い精度で文字変換してくれます。
ちなみに音声入力のメリットは、下記の2点です。
- タイピングが苦手でも文字を速く入力できる
- 頭の中で文章を組み立てるスピードが上がる
音声入力のメリット
人が喋るスピードは1分間で300文字前後と言われており、これはe-typingの平均スコアの200文字よりも1.5倍ほど速いスピードです。
ですので音声入力を用いると、タイピング初心者でも執筆文字数を簡単に増やせます。
またタイピングだと頭だけでなく指にも意識を使いますが、音声入力の場合、意識をすべて文章を考えることに使えます。ブラインドタッチを意識する必要がないので、文章作成が速くなるのです。
一方で音声入力のデメリットとして、下記の点が挙げられます。
- 周りに人がいる環境では使いづらい
- まれに誤変換が発生する場合がある
音声入力のデメリット
カフェやコワーキングスペースといった環境では、周りの人に気を使ってしまうため、音声入力が使いづらいです。
またGoogleドキュメントの音声入力では、長時間入力していると精度が落ち、誤変換が発生する場合があります。
しかし誤変換の頻度はそこまで多くなく、初心者のタイピングミスの頻度と比べると少ない方でしょう。
音声入力中はとにかくアウトプットだけに集中し、あとで文章を整えれば良いのです。したがってWebライターが音声入力を導入する価値は十分あります。
良質な記事執筆を行うテクニック
ここまでタイピングを上達させる重要性について解説しましたが、Webライターにはやはり良質な記事を納品することが求められます。
良質な記事を書くには、執筆の際に下記の点を押さえる必要があります。
- 結論を先に述べる
- 根拠を明示する
- オリジナリティを出す
- 読者にイメージさせる工夫をする
回りくどい表現で結論を後回しにすると、読者は途中で読む気がなくなり、他の記事で結論を知りたがります。ですので記事執筆の際は必ず結論を先に述べて、読者を引き止める必要があります。
また結論を裏付けるデータとして、具体的な根拠を明示するのも重要です。
公的機関が発表している数値や海外の論文などの資料を提示することで、記事に対する信憑性が高まり、オリジナリティが感じられる記事に仕上がるでしょう。
ちなみに文字だけで記事を構成すると、内容がイメージできずに、最後まで読まれない記事に仕上がる恐れがあります。
記事執筆の際は見出しの合間に画像を挿入し、読者にイメージさせる工夫を施すことも大事です。
まとめ
今回は、Webライターが記事執筆の際に感じるタイピングの悩みについて解説しました。
エンジニアのようにタイピング速度は速くなくても、Webライターの仕事を進める事自体は可能です。
しかしタイピングが遅いと、執筆できる記事数がいつまで経っても増えず、収入を上げるのは難しいでしょう。
今回ご紹介したツールを活用し、執筆文字数を増やすコツを実践すれば、タイピング速度は必ず速くなります。
この記事を参考に、あなたも稼げるWebライターになれると幸いです。