あのウワサは嘘?本当?風邪にまつわる”都市伝説”の真実

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誰もが時には経験する風邪という病気。人によってだったり、家庭によって、それぞれ「こうすれば風邪は治る」と言った独自の対処法を持っていることでしょう。

とはいえ、「本当にその方法、風邪にいいの?」と疑いたくなるようなウワサもたくさん聞くことがあります。

そこで今回は、一般的に信じられている(?)風邪に関する”都市伝説”は、果たして科学的に正しいのかという点についてご紹介していこうと思います。

あなたが信じている「風邪の治し方」は、本当に効果があるのでしょうか?その真実は、あなた自身の目で確かめてみてください。



風邪はお酒によるアルコール消毒で治る

お酒 ビール アルコール

風邪をひいた時に、「お酒を飲めばアルコールでウイルスをやっつけられるから、風邪が早く治る!」と豪語する人がいます。

確かに、病院などでもアルコール消毒液などが置かれていることを考えると、風邪にアルコール消毒は有効なようにも思えます。ですが、結論から言うと、風邪をひいた時の飲酒は、風邪を治すどころか症状を悪化させかねないので絶対に避けるべきです。

お酒は風邪薬の効果を減少させてしまう上に、体が火照ることで薄着になりたくなったりしてしまうことがあります。さらに、利尿作用によって、ただでさえ熱などで脱水気味の体から、さらに水分を排出してしまうのです。

残念ながら、風邪をひいた時の飲酒は、お酒好きな人の「言い訳」でしかないと言うのが現実です。体調が悪い時の飲酒は極力避けるようにしましょう。

人に移せば、風邪は治る

大勢 人

風邪は人に移せば早く治る。これも風邪に関してよく囁かれるウワサの1つですね。理屈としては、体のウイルスが人に移るのだから風邪も治りやすいと言うことでしょう。

ですが、科学的にはこれは間違いであることがわかっています。実際は、風邪の発症期間にある程度の幅があり、自分が治りかけのタイミングで、別の人が最も体調が悪くなったというだけのこと。本当に風邪が人に移ったわけではありません。

このウワサを信じて、風邪をひいた時にあえて人混みに行くのは、自分の症状が悪化するばかりか、より多くの人に風邪のウイルスをばらまくだけの最悪の行為です。

風邪を人に移してもあなたの症状が良くなることはありません。風邪が治るまで、おとなしく寝ていてください。

熱いお風呂に入れば風邪は治る

浴室 お風呂

風邪をひた時は、熱いお風呂に入って体を温めなさいと言われたことのある人もいるかと思います。実は、この熱いお風呂に入るという行為は、いくつかの条件を満たしていれば効果的とされています。

まず、風邪の時に熱いお風呂に入る際は、絶対に「湯冷め」をしない環境を整えることが鉄則です。

特に脱衣所や寝室など、お風呂上がりに使う部屋に関しては、あらかじめヒーターなどであらかじめ暖かくしておく必要があるでしょう。

このような湯冷め対策さえしていれば、風邪の時に熱いお風呂に入ること自体は、風邪の早期回復に効果的であると言えるでしょう。

いうまでもないですが、高熱時にお風呂に入るのはNGです。また、お風呂上がりはダラダラぜずに、すぐに布団に入って体を休めてください。

風邪にはビタミンCの摂取が有効

ビタミンc みかん

風邪をひいたらビタミンCを取りなさい。これは、多くの人が信じているウワサなのではないでしょうか?

しかし、いまのところ、医学的には風邪をひいた時にビタミンCをとることで回復を早めるような効果はないとされているのです。

ビタミンに関しては、風邪をひいた時に取るのではなく、日頃から定期的に摂取することが大切とされています。

ただし、肉体的な疲れに関しては、ビタミンCは効果があるという研究があるので、体を酷使するような仕事をしている人であれば、少しだけ意識をしてみても良いかもしれません。

うがい薬で風邪は予防できる

うがい薬

うがいによる風邪予防の効果については、「一度覚えたら一生物!風邪を引く確率を36%減少させる「正しいうがいの方法」」という記事で詳しく紹介しています。

結論から言うと、うがい薬を使ったからといって風邪をひきにくくなることはないと言うのが実験から得られた結果です。

逆に、1日3回のうがいで風邪のリスクを36%減らすことができると言うこともわかっているので、こまめにうがいをすること自体は、風邪対策に効果的です。

空間除去グッズで風邪を予防できる

自然 マイナスイオン

ドラッグストアなどでよく売られている「空間除去グッズ」ですが、実際その効果のほどはどれくらいあるのか気になるかと思います。

残念ながら、これらの効果のほどに関して、科学的な根拠のある商品はほとんど無いというのが現状です。

消費者庁からも、公式にこれらのグッズに関しての警告・説明文の表記指導などがなされていることもあります。

全く効果がないとはいえないですが、これらはあくまでも「気持ち」程度に考えておくのが賢明でしょう。

風邪をひいたら、厚着をする

セーター 厚着

風邪をひいた場合、体を冷やさないようにすることが非常に大切です。なので、風邪をひいた時に、いつもより厚着をして体を温めるというのは正しいこととされています。

ただし、厚着をすると言うことはその分、汗などをかきやすいと言うことでもあります。

汗をそのままにしていると、体内の熱をどんどん下げてしまうので、厚木をするときはこまめに着替えを行うことを必ず意識してください。

風邪に関する都市伝説は”嘘”も多い

噂 都市伝説

今回ご説明したように、多くの人が信じている風邪に関するウワサは、意外と科学的には間違っているものも多いというのが事実です。

ただし、たとえ嘘であっても、「これをやったら風邪が早く治るはずだ!」と言う思い込みによって、自己免疫力などが高まり、結果的に風邪を早く治すきっかけになることもあるかもしれません。

明らかに「風邪を悪化させる」ようなものは徹底してやめるべきですが、対して悪影響のない噂であれば、プラシーポ効果として実践するものいいかもしれません。

何はともあれ、風邪を治す最良の方法はゆっくりと寝ることです。間違った都市伝説に惑わされずに、ゆっくりと休んで早く風邪を治すのが一番ですね!

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