D.カーネギーに学ぶ人を動かす6原則

D.カーネギーに学ぶ人を動かす6原則

ビジネスにおいて、特に人とのコミュニケーションは自分のスキル以上に使える武器になることがあります。

そんなコミュニケーションスキルを学ぶにあたって、多くの経営者が推薦しているのがD.カーネギーの「人を動かす」という本です。

自己啓発本の原点とも言われている本であり、非常に読みやすい上に示唆にとんだコミュニケーションの原則が解説されています。

今回は、「人を動かす」の中で紹介されている、好意的に相手を動かす6つの原則を要約してご紹介します。

信用がお金を生み出す時代

はい いいえ

ビジネスというと、真っ先に連想されるのは「お金」です。しかしよく考えてみると、そのお金を出しているのはお客さんという”人”であることが分かります。

つまり、本当の意味で長期的にビジネスを成功させていきたいのであれば、お金よりも「人からの信用」を蓄えることが大切なのです。

書店に行くと、コミュニケーションに関する本がたくさん置いてあり、中には心理学を応用して「相手を騙す方法」などを紹介している本もあります。

ですが、「人を動かす」はそのような小手先のコミュニケーションではなく、もっと人の根本に目を向けた”本質的”なコミュニケーションの原則を私たちに教えてくれます。

人を動かす6つの原則

人を動かす

「人を動かす」では、目から鱗が落ちるような高度なテクニックは1つとして紹介されていません。

その代わり、「当たり前すぎて誰もがおろそかにしていること」を大切にすることが重視されています。

つまり、意識していればどんなにコミュニケーションが苦手な人でも、使える方法ということです。

ぜひ、これからご紹介する6つの原則は、スケジュール帳などに書き写して常に持ち歩き、何回も読み返すのがが良いでしょう。

誠実な関心を寄せる

D.カーネギーは、「人は自分に関心を寄せてくれる人を好きになる」という点を強く強調しています。

「そんなこと言われなくてもわかっている」と、多くの人はそう思いますよね。

ですが、実際に人とコミュニケーションをとる際に、本当に「相手に関心を寄せている人」が一体どれだけいるでしょうか?

多くの人は、相手に関心を向けるよりも自分に関心を持って欲しいという気持ちの方が強い傾向にあります。

本当に相手と建設的な関係を築きたいのであれば、自分以上に相手に関心を寄せることが大切ということですね。

笑顔を忘れない

相手との関係性をよくするために、笑顔以上に強力な武器はありません。これまた、様々なビジネス書などで取り上げられている内容ですね。

ですが、仕事の商談をしている人の表情を覗いてみると、「この商談に失敗したら死ぬのでは?」というくらい顔を強張らせている人がなんと多いことか。

笑顔を向けられた相手は、「あなたといると楽しいですよ!」「あなたのことを信頼しています!」といったポジティブな印象を受けます。

加えて、笑顔は「自分自身にとってもポジティブな感情をもたらす」というメリットもあります。

ギスギスした相手と行うビジネスと、お互い笑顔で話しができる相手と行うビジネス、果たしてどちらの方が成功しやすいかはいうまでもないでしょう。

ちなみに、笑顔は無理やりにでも作ると、それに引っ張られる形で気持ちもだんだん前向きになってくることは心理学で明らかにされています。

笑顔を作るのが苦手な人こそ、無理やり笑顔を作る練習をしてみると、そのうち心からの笑顔を自然に出せるようになります。

名前を覚える

人にとって自分の名前以上に関心のある言葉はないでしょう。よって、相手の名前を覚えることは、相手と良質なコミュニケーションを取る上で必要不可欠です。

「人を動かす」の中で語られるエピソードの中には、人の名前を覚えることの重要性はもちろん、一度聞いた名前を忘れないための工夫などまで隙なく開設されています。

あなたも、何度か話した相手に「すみません、あなたの名前はなんでしたっけ?」なんて言われたら、良い気はしないでしょう。

基本中の基本である「相手の名前を覚える」ということは、同時にコミュニケーションの最も重要な要素の1つでもあるのです。

聞き手に回る

喋り上手は聞き上手というのは、どうやら真実のようです。

「人を動かす」の中で登場するカーネギー自身のエピソードがすごく面白いので引用してご紹介します。

あのとき、わたしは、ほとんど何もしゃべらなかったのである。しゃべろうにも、植物学に関してはまったくの無知で、話題を変えでもしないかぎり、わたしには話す材料がなかったのだ。

もっとも、しゃべるかわりに、聞くことだけは、たしかに一心になって聞いた。心からおもしろいと思って聞いていた。それが、相手にわかったのだ。したがって、相手はうれしくなったのである。こういう聞き方は、わたしたちがだれにでも与えることのできる最高の讃辞なのである。

カーネギーはこれに続いて、「いつの間にか自分は話し上手ということになっていた。ほとんど何もしゃべっていないのに」と書いている。

コミュニケーションは「自分のことをアピールすること」と思っている人も多いが、どうやら「相手の話にひたすら耳を傾けること」こそがコミュニケーションの本質のようです。

関心のありかを見抜く

相手の信頼を勝ち取る上で効果的な方法の1つとして、「相手の関心がどこにあるかを見抜く」というものがある。

人は自分の好きなことについては、相手に話を聞いて欲しいという欲求があります。

つまり、相手の関心のある話題を見抜き、その話を熱心に聞いてあげることで、相手から信頼されるようになるわけです。

ここで大事なのは「自分の得意な話題ではなく、相手にとって関心のある話題」を中心にするということでしょう。ここでも自分より相手を優先することの大切さを教わることができますね。

心から褒める

人には様々な欲求がありますが、その中でも最も強大な欲求は「承認欲求」です。

人は時に、お金以上に「自分を認めて欲しい」と望んでいます。しかし、給料などでお金を渡すことはあっても、最も重要な「褒める」という対価が支払われることはほとんどありません。

さらに褒めるという行為には、相手を喜ばせる効果に加えて「自分自身も満たされる」という恩恵まであります。

とはいえ、お世辞による褒め言葉は相手に一瞬で見抜かれます。常に相手に関心を寄せて、心からの賛辞を素直に相手に送ることが相手の信頼を得る最も効果的な手段の1つなのです。

当たり前のことを当たり前に行うことの難しさ

コミュニケーション 会話

人を動かす6つの原則をもう一度振り返りましょう。

  • 誠実な関心を寄せる
  • 笑顔を忘れない
  • 名前を覚える
  • 聞き手に回る
  • 関心のありかを見抜く
  • 心から褒める

言うまでもなく全ての原則が「当たり前」のことですよね。

何度も言うように、カーネギーは人との関係性を築く上で最も重要なのは「当たり前のことをどれだけ徹底するか」であると主張しています。

ビジネスの発展において、ますます「信用、信頼」が重要になってくる今だからこそ、改めて基本的なコミュニケーションの原則をもういちど思い出しておきたいところです。

 

あなたはこれら6つの原則を「全て守れている」と胸を張っていえますか?もしも、この中のどれか1つでも「意識していなかった」と言うものがあれば、明日からまた改めて意識してみてはいかがでしょうか?

「人を動かす」は自己啓発本の原点ですが、非常に読みやすく且つ当たり前のことを当たり前に行うことの大切さに気づかせてくれる良本です。

もしもまだ読んでいない人は、改めてあなた自身の目で「人を動かす」を読んでみて欲しいと思います。

 




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