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個人で起業するための準備として必要な5つのこと

「個人で起業をして収入を確保できるようにしたい。」「でも、起業というとどうしてもハードルが高く、準備が難しいものに感じられる。」

起業に向けての準備段階では、起業に対してイメージを持つことが出来ず、多くの人が悩んでいることと思います。

「起業の準備」と一言に言っても、具体的にどういったことを行えばいいのか、また、どういった点で起業をする際につまづくのかということには気づけない人がほとんどです。

この記事を読んでいるあなたも「起業の準備」が何を指すのかについて、5秒以内にぱっとアイデアを出すことは出来ないのではないでしょう。今回はそんなイメージしづらい起業の準備段階について紹介します。

person holding pencil and stick note beside table photo – Free Office Image on Unsplash

起業準備に必要な5ステップ

今回の記事では、実際にオンライン英語塾で個人起業を経験した私が、起業の準備段階についてイメージしやすいように5ステップで必要な要素についてまとめてみました。

私は以下の5つのステップを起業に向けての準備段階として紹介します。

起業に向けての5ステップ

  1. 自己分析を行い、強みを再確認する
  2. 準備した材料をもとに起業する業界を決定する
  3. 同じ業界で起業した競合他社を調査する
  4. 実際に行うサービスの詳細を決める
  5. 準備段階に起業経験者にアドバイスをもらう

なぜこの5つのステップが起業の準備をするために重要なのか、そしてそれぞれの段階で具体的にどのような行動をすればいいのかを、これから紹介していきます。

今回の記事ではあくまで「個人で行える初期費用のかからない事業の立ち上げ」を、起業として定義したうえで、準備段階で必要な行動を紹介します。

人によっては、「他にも行うべきことがあるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、個人で起業をした自分の主観が入っていることをご理解いただき、参考にしていただければと思います。

1.自己分析を行い、強みを再確認する

「自己分析」という言葉は、多くの人が就職活動や転職活動で耳にしたことのあるセリフだと思います。あなたも就職活動で自分の長所や短所、力を入れたことを振り返る目的で行ったことがあるのではないでしょうか。

自分で起業をする際にも、準備として改めて自分のこれまでの行動や性格について振り返ったうえで、強みを生かしたサービスを作ることが求められます。

実際に自分が起業する準備段階で振り返り、10個以上紙に書きだした項目が以下の通りです。

  • 自分のこれまで抱えてきた悩み
  • 自分がお金を多く投じてきたこと
  • 自分が昔から抱えているコンプレックス

改めて自分の強みや悩み、コンプレックスなどを把握したうえで、自分の特徴にあった事業内容を決定する材料をそろえていきましょう。

https://unsplash.com/photos/rH8O0FHFpfw

2.準備した材料をもとに起業する業界を決定する

自分の特徴について最初の段階で把握することが出来たあなたが、次に行うことが「特徴をもとにした業界選定」になります。

例えばあなたが抱えている強みでも、「事業として行うことのできるほど自信がある」というものがある一方で、「正直自分以上にもっと強い人はたくさんいる」と自信が無いものも存在していると思います。

そういった自信の無い、もしくは、サービスとして行うことが難しい分野で起業をする必要は全くありません。自分が自信を持っている分野、もしくは、一般的に起業しやすいとされている分野で大丈夫です。

このように強みや悩みについての仕分けを行うために「自分の強みのなかで自信があるもの」「悩みの中で人よりも悩んだ時間やが長かったもの」という基準で優先順位付けして、上位に来た業界を選定してください。

https://unsplash.com/photos/oXqn2CXC_9Q

3.同じ業界で起業した競合他社を調査する

業界選定まで終わったら、次に同じ業界のライバルにあたる「競合他社」を調査しましょう。

もし、あなたの強みが活かせる業界であっても、既に圧倒的な実績を残しており、個人のサービスで参入することが難しい業界であった場合、起業をしても収入が入らないという場合も多くあります。

自分の行うサービスの魅力、そして、みなさん自身の魅力を最大限活かせるようにするためにも、以下の項目を調べてください。

  • 業界のトップである会社の売上・実績
  • 業界のトップであるインフルエンサーのフォロワー
  • 競合他社サービスの価格、内容

4.実際に起業するサービスの詳細を準備する

競合他社について調査し、自分が起業する業界を決定したら、次は実際に自分が行うサービス内容の決定に移ります。

起業する際に曖昧なサービス内容であった場合、商品として多くの方に買っていただく機会を逃してしまう機会もあります。そのため、商品の内容について具体的にすることが必要です。

より一層、自分の商品内容を詳しく伝え、多くの人に買っていただけるようにするために以下の項目を決定しましょう。

  • 商品の対象となるターゲット
  • 商品プランと価格設定
  • 実際に自分が行う業務内容
  • 相手が自分の商品で得ることのできるゴール

これらについて決めることでみなさんの起業したあとのイメージもつくようになると思うので、なるべく具体的に商品内容を決めるようにしましょう。ここまで行えばいつでもサービスを開始することが出来ます。

5.準備段階から起業経験者にアドバイスをもらう

これまで紹介した4つのステップを踏むことによって、あなたが起業するサービスについては大よそ決まっており、すぐにでもスタートすることが出来る状態になっていることと思います。

しかしながら、あなたが起業した経験が無かった場合、いきなりサービスを始めたとしても「このままで実際に売れるのか?」「競合他社に負けないのか」といった点で不安になることと思います。

そのため、最終ステップとして「実際に起業をした人に意見をもらう」という項目を追加しました。

実際に起業をしている個人事業主、もしくは、社長から適切なフィードバックをもらうことの出来る環境を用意することであなたの事業もよりブラッシュアップされ、自分のサービスへの自信も生まれることと思います。

https://www.pexels.com/ja-jp/photo/7074/

起業の準備段階で注意すべきこと

ここまで起業の準備段階について5ステップで紹介することで、起業に向けての方向性が明確になってきたことと思います。しかしながら、起業をするというのは誰でも簡単にできるというわけではもちろんありません。

個人で初めて起業をする際には様々な危険な点があります。多くの人にとって想像することが難しい分野であるために、最初の起業で大きく損をする、また、精神的苦痛に追い込まれる人も後を絶ちません。

しかしながら起業することで「大きな富を築きたい」「時間や人間関係に縛られない生活をしたい」と希望を持っている多くの人は、こういったリスクについて見落としがちです。

あなたが最初から大きな失敗をしないためにも、起業に向けての準備段階に加えて、そういった「起業での失敗」の代表例について2つほど紹介したいと思います。

規模が大きいビジネスから始める

1つ目に、リスクの大きい大規模なビジネスから始めてしまうことによって、最初の段階から大きなリスクを負わなくてはならない状況になってしまうということです。

これまで他の企業で会社員として働いている皆さんが突然、数千万から数億といった大金を手にするために多くの初期投資を事業に行うと、経営不振に陥った際に多額の債務を背負う可能性が生まれます。

いきなり大きなリスクを取らず、自分が起業で成功するための経験値を貯めるという意味でも、初期費用の掛からないビジネスモデルでの企業をおススメします。

https://unsplash.com/photos/9j8k3l9afkc

完全な独学で起業準備をする

2つ目に、人からアドバイスをもらわずに、何の経験もないまま独学で起業することです。

それまで一定の分野で人並み外れた成果を残した人などの例外を除いて、最初の起業から成功することは非常に難しいです。

なぜなら、それまで自分で商品を制作し、人を集めて営業するという経験をしたことがある人はほとんどいないから。また、そういった経験のある人が周りにいないからです。

そのため最初の起業から小さな成功を掴むためにも、頼ることのできる起業経験者から自分に合ったフィードバックをもらうことのできる環境が必要とされているのではないでしょうか。

まとめ

今回は個人で初めて起業する方に向けて、起業準備に必要なことについて解説しました。

起業に必要な5ステップ
  1. 自己分析を行い、強みを再確認する
  2. 準備した材料をもとに起業する業界を決定する
  3. 同じ業界で起業した競合他社を調査する
  4. 実際に起業するサービスの詳細を準備する
  5. 準備段階から起業経験者にアドバイスをもらう
  • 規模が大きすぎるビジネスから始める
  • 完全な独学で起業準備する

おそらく今回の記事で起業準備についてのざっくりとしたイメージが掴めたことと思います。

あなたがもし、起業に向けて動き出したいと考えている場合は5ステップを実際に実践してみてはいかがでしょうか。