「リモートワークは作業効率を上げる!」「リモートワークを導入することにはメリットが沢山ある!」という発信を聞いたことがありませんか?
「リモートワークは良いもの」という言葉はよく聞きますが、何故そのようなメリットがあるのか、についてはあまり知られていませんよね。
そこで今回は、リモートワークのメリットとその理由についてご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.pexels.com/photo/woman-wearing-tank-top-sitting-by-the-window-920381/)
リモートワーク(remote-work)とは

リモートワークとは、仕事場所を会社に捉われず、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、様々な場所で遠隔で仕事をする勤務形態のことを指します。
- リモート(remote)…遠隔で
- ワーク(work)…働く
リモートワークの類似語には、「テレワーク」や「ノマドワーク」などが存在し、会社やオフィスに捉われない働き方が注目を呼び、世界中で多くの企業が導入をしています。
日本語では「在宅勤務」と呼ばれている働き方と似ていますね。
そのため、リモートワークを導入している企業の多くは、IT系の企業だったり、クラウドやネットを用いた業務が多い企業だったりすることが多いです。
- テレワークとは…「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語。ICT(情報通信技術)を活用した時間と場所に捉われない働き方のこと。
- ノマドワークとは…「Nomad = 遊牧民」「work = 働く」をあわせた「遊牧民のように場所に捉われすに働く」という意味の造語。オフィスや自宅、カフェなど、移動しながら仕事をする働き方のこと。
リモートワークを導入することで得られるメリット

リモートワークについて理解を深めたところで、リモートワークのメリットについてご紹介していきます。
リモートワークを導入することは、雇用する企業側はもちろん、雇用される社員や従業員側にもメリットがあることです。
以下がリモートワークを導入する際に得られるメリットです。一つずつ詳しく説明していきますね。
- ストレスが溜まりにくい
- 作業効率が上がる
- 通勤時間を削減できる
- 経費を削減できる
- 地域を問わず人材を採用・確保できる
- 個人のワークライフバランスが整う
- 各種ハラスメントが減少する
リモートワークのメリット①ストレスが溜まりにくい

リモートワークが導入されると、様々な部分でストレスから開放されやすくなります。
例えば、通勤する必要が無いため、毎朝電車の通勤ラッシュで体力を消耗しなくて済みますし、相性の悪い上司や同僚と同じ空間にいる必要がありません。
小さなストレスの積み重ねにより、体調を崩すこともありますが、リモートワークを導入することで、そのような小さなストレスからも解消され、健康状態も良くなるとされています。
- 朝の満員電車を回避することが出来る
- 相性の悪い上司や同僚が視界に入らなくなる
- 1日のスケジュールを他人に邪魔されにくくなる
- 気が乗らない飲み会や接待に誘われなくなる など
リモートワークのメリット②作業効率が上がる

リモートワークが導入されると、リモートワークを導入する企業やその業務内容により度合いは異なりますが、作業効率が上がりやすくなります。
何故なら、前述したストレスからの開放から仕事に対する意欲が湧いたり、自分の体調に合ったスケジュールで仕事をしたりすることが可能になるからです。
会社やオフィスなどには上司や先輩なども居て緊張するかもしれませんが、リモートワークの場合、自身のリラックスできる空間で仕事ができるため、作業効率が上がりやすくなります。
- ストレスから開放されることで仕事に対する意欲が沸きやすくなる
- リラックスできる空間で仕事をすることができる
- 自分の体調に合ったスケジュールで動くことができる
- 通勤で体力を消耗することが無くなる
- 通勤時間が無くなるため、睡眠時間を多く取れるようになる など
リモートワークのメリット③通勤時間を削減できる

リモートワークが導入されると、出社する必要が無くなるため、通勤時間を削減することができます。
例えば、通勤に片道1時間かかっていた場合、リモートワークを導入すると、1日で2時間、5日間で10時間、1年間で約520時間を削減できることになります。
その時間を趣味に当てれば、リフレッシュすることができ、学びのための読書に当てれば、さらに作業効率を上げることが出来るかもしれません。
人生において、ストレスの多かった電車での通勤時間を減らすことは、メリットでしかないのです。
リモートワークのメリット④経費を削減できる

リモートワークを導入することで、社員やメンバー1人あたりに必要だった経費を大幅に削減することができます。
例えば、出社しないで済むことから、デスクのスペースやコピー代などの経費が削減されます。企業にもよりますが、他の経費と差し引いても大幅な経費削減になるでしょう。
ただ、リモートワークを導入することで、様々なツールに対し費用がかかります。
- デスクや棚などのスペース(事務所のテナント代)
- デスクや棚、PC、お茶などの備品
- 交通費
- 電気代 など
リモートワークのメリット⑤地域を問わず人材を採用・確保できる

リモートワークでは、各々が好きな場所で働くことができるので、人材の採用や確保にストレスがかかりません。
例えば、今までの出社する働き方の場合、優秀な人材を見つけた際に会社やオフィスから遠ければ採用することが出来ませんが、リモートワークであれば問題ありません。
また、今まで一緒に働いていた同僚が引っ越す場合や、結婚や妊娠などで退職する場合でも、自宅で仕事ができるため、人材を失う心配が無いのです。
- 会社やオフィスとは離れた地域に住む人材を採用できる
- 今まで教育してきた人材に、会社から遠い地域へ引っ越す場合でも退職されない
リモートワークのメリット⑥個人のワークライフバランスが整う

リモートワークを導入することで、社員やメンバーのワークライフバランスが整うことも、メリットの一つです。
OECD(経済協力開発機構)が公表した2018年度のデータから、日本人は年間約1680時間働いており、このデータから日本は22番目に労働時間が長い国であることが分かっています。
しかし、リモートで仕事ができるようになることで、通勤時間が削減され、今までよりも時間の自由度が増し、実生活に当てられる時間も長くなるため、ワークライフバランスが整うとされています。
- ワークライフバランスとは…「仕事と生活の調和」と訳され、仕事において責任を果たすと同時に、実生活の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できるという考え方。
参考:Average annual hours actually worked per workerーOECDー
リモートワークのメリット⑦各種ハラスメントが減少する

多くの社員が一同に顔を合わせる会社やオフィスでは、各種ハラスメントが発覚する可能性が高くなります。人間関係の問題の解決には、時間や労力がかかるので、対策を先送りにしている企業もあるでしょう。
しかし、リモートワークを導入するだけで、今まで度々ニュースなどに取り上げられたセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントなどが減少することが分かっています。
何故なら、社員やメンバーが出社することが無く、各々顔を合わせる機会もほとんど無くなるからです。
また、ハラスメントには含まれませんが、社員同士の無駄な雑談や余談が減ることで、人間関係のトラブルなども起きにくくなります。
まとめ リモートワークを導入する際のメリット

今回は、リモートワークを導入する際のメリットとその理由や例をご紹介しました。
今まで紙媒体で保存していたデータや資料なども、今では全てPCのクラウドやネットで管理できるようになり、社員やメンバーが出社する理由が少なくなってきました。
また、リモートで働くことのメリットも各国で認められています。今回ご紹介したメリットの中で惹かれるものがあれば、この記事を参考にリモートワークを導入してみてはいかがでしょうか。
そして、以下の記事ではリモートワークで働くことのデメリットをご紹介しています。メリットだけではなく、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
