生産性を34%高めるお昼の習慣、仮眠に隠された偉大な恩恵とは?

朝から頑張って仕事をしていても、お昼過ぎになるとどうしても眠くなる。このような悩みはありませんか?

眠気を抱えながら仕事をしても、生産性の高い仕事ができるはずがありません。

とはいえ、生理現象なので「眠くなるな!」と自分に言い聞かせても、パッチリ目が覚めるなんてことは不可能。

そんなあなたにお勧めなのが「昼寝」を、自分の生活に取り入れることです。仕事の生産性を高める上手な昼寝の方法をご紹介します。



頑張れ!眠気と戦うフリーランス

仕事の生産性は午前中が最も高くて、時間がたつごとにどんどん集中力が散漫になっていく。これが脳科学的に見た人間の一般的な生産性のパターンです。

とくに、ランチを貯めた後などは、耐え難い眠気に襲われて仕事どころではないという人も多いのではないでしょうか?

でも、仕事をしないと収入にならないので、眠い目をこすって眠気と戦いながら、頑張って仕事をする。

こんな生産性の低い仕事の仕方は今すぐやめましょう。眠い時はしっかり休息を取った方が、全体的な生産性が上がることが数々の研究で証明されています。

眠気を我慢して仕事をするのはやめなさい

元来、まじめな性格と言われる日本人の多くは、「昼寝=怠けている」という認識を持っている人が多いです。

しかし、近年は眠気を我慢して仕事をするという非効率的な働き方を改めて、昼寝を推奨する企業が増えています。

例えば、Google社では、オフィスの一角に仮眠用の酸素カプセルが設置されていることは有名です。

近年では、昼寝=生産性を意識した推奨されるべき働き方という認識が広まっています。逆に、眠気を我慢して仕事をする人は、「効率が悪い」と思われる世の中になりつつあるのです。

仕事にも健康にも良い昼寝の習慣

なぜ、Googleを始めとした大企業で、次々に昼寝を推奨する風潮が高まっているのでしょうか?

それは、昼寝がただの時間の無駄ではなく、その後の仕事の生産性を著しく高めることが分かって来たからです。

さらに、昼寝をすることでストレスなどの軽減にもつながり、病欠などによる仕事機会のロスを防ぐことにもつながります。

具体的に、昼寝がどれほど生産性を高めるかを知る上でインパクトのある、信頼性の高い研究を1つ紹介します。

NASAが発表した昼寝の恐るべきメリット

何と昼寝の効用を確かめる研究が、アメリカ航空宇宙局(NASA)で行われたことがあります。

この研究によると、26分間の仮眠を取った人たちの生産性が34%上昇、注意力が54%上昇したと報告されています。

これはつまり、昼寝をした後はより早くより正確に仕事をこなせるようになるという事を意味します。

おまけに、昼寝でしっかり眠気は解消されているので、すっきりした頭で仕事に取り掛かることが出来るのです。

状況に合わせた4つの昼寝

多くの研究によると、昼寝の時間は長くても30分以内に抑えることが重要とされています。

これ以上、長く昼寝をすると、ノンレム睡眠という深い睡眠レベルに入ってしまい、起きたときに倦怠感が残る為です。

とはいえ、実際には30分も昼寝なんてできないという人も多いはず。そこで、もう少し短い時間時間でできる昼寝を含めた4つの種類をご紹介します。

自分の仕事や生活リズムに合わせて、最適な昼寝を活用しましょう。

ナノナップ

ナノナップは、一瞬~数十秒の瞬間的な仮眠のことを言います。仮眠というよりは、少し目を瞑るだけになりますが、これでも脳が休息することが分かっています。

人が極度の睡眠不足に陥ると、「カクン」と一瞬寝落ちすることがあります。これは、脳が限界を感じて、強制的に体を休ませることから起こる現象です。

いわゆるマイクロスロープと言われるものですが、これを意図的に取ることで、脳を休ませて頭をさえわたらせることが出来ます。

ナノナップは一瞬で行うことが出来るので、基本的にはどんな場面でも行うことが出来る利点があります。

マイクロナップ

マイクロナップは、1分程度の軽い仮眠のことを言います。1分程度なので、本格的に横になるというより、椅子に座りながらパッとできる昼寝と言えます。

マイクロナップを行う際のポイントは、眠気がやってくる前に行うという事。つまり、この先眠くなりそうだなというタイミングで、先に行うのがベストです。

マイクロナップを行う際は、椅子に深く腰掛けて、顎を引いて首を安定させる。地面に足をしっかりとつけるなどの姿勢を取ると効果的です。

マイクロナップを行うと、脳の疲労感が解消されて、頭をスッキリさせることが出来ます。

ミニナップ

10分程度の仮眠のことを、ミニナップと言います。眠気や疲労感の解消に加えて、論理的思考力などの高度なパフォーマンスにも効果があることが分かっています。

アメリカの元大統領、ジョン・ケネディ大統領が、人の何倍もの仕事をこなせた理由は、こまめにミニナップを実践していたからと言われています。

10分ほどの仮眠となると、場所によっては難しいかもしれません。一人になれる場所に移動して行うなどの対策を取ると良いでしょう。

ミニナップほどの長さの昼寝になると、起きたときに気だるさを感じる場合があります。起床時には、背伸びをするなど体をゆっくり動かすと良いでしょう。

パワーナップ

一般的な昼寝のイメージに近いのが、20分程度の仮眠を取るパワーナップです。もしも時間が取れるのであれば、このパワーナップを習慣にするのがベストです。

その際のポイントは、20分程度でしっかり起きる事。30分程度の昼寝になると、寝起きに気だるさが残ってしまいます。

パワーナップに入る前に、コーヒーなどでカフェインを摂取しておくと、20分後の起床を覚醒効果によって手助けしてくれます。

また、夜の睡眠を妨げないためにも、パワーナップは15時までに行うようにしてください。

昼寝を活用して、生産性を高める

フリーランスのように、仕事の生産性が重要な働き方をする人こそ、昼寝をして仕事の効率を高めてください。

ただし、長時間の昼寝は、頭をぼーっとさせます。昼寝の時間を長くても、20分前後に抑えることが重要です。

どうしても、20分で起きられないという人は、そもそも睡眠不足の可能性があります。

昼寝と併せて、普段の睡眠時間についても、この際に振り返ってみてはいかがでしょうか?